未来を創り時代を動かすことができる科学者に魅力を感じるようになりました。

青葉山の面々 - Message from Aobayama.

松原 正和

1.現在、どんな研究をしていますか?

光と物質の相互作用に起因した物理現象を研究対象としています。これは大きく分けて、①光により物質を制御する、②物質の性質により光を制御する、③光を探針として物質の電子的・磁気的・電気的性質を明らかにする、の3つから成ります。これらを興味深い性質を持つ物質を対象に研究することで、新たな原理・原則に基づいた光エレクトロニクスや超高速の情報処理、透明マントなどに代表される高機能光制御技術など、次世代テクノロジーの元となる「光-物質機能の開拓」を目指しています。

2.興味をもったきっかけは?

私自身は元々物理がそんなに好きだったわけではありません。大学生になって本格的に物理を勉強するようになって、その面白さや奥深さ、また、様々な科学技術が物理的基礎により成り立っていることを知り、次第に、未来を創り時代を動かすことができる科学者に魅力を感じるようになりました。その中で特に興味を持ち、可能性を感じた対象が「光」だったというわけです。「21世紀は光の時代」と言われています。今後ますます、新しい物理原理に基づいた光-物質機能が私たちの身の回りの至る所で活躍することでしょう。

3.メッセージ

科学者って面白い!科学技術が高度に発達した現在の21世紀ですら、私たちが知らない原理・原則が未だにゴロゴロ眠っています。誰も知らない新しい扉を開け、眠っている金鉱脈を発見するときの感動をぜひ味わってみて下さい(私も味わいたい)。