第4回6専攻合同シンポジウム「ヤングブレインズの連携による学際的研究の展開」

日時:2011年2月22日(火)9:20~18:00
場所:理学総合棟2F 203講義室(講演会)   205講義室、エントランスホール(ポスターセッション)

top.jpgポスターセッション6専攻合同シンポジウムは、普段専攻内でのみ行っている研究成果発表を研究科全体に解放し、互いに相手の学問分野を理解するとともに、各々の現場に持ち帰って、より広汎な理学研究へと発展させ、それにより、新たな学問分野や急速な技術革新に対応できる幅広い応用力を持ったフロンティア・サイエンティストを生み出すことを目的として「大学院GP継続運営委員会」が企画したものです。平成18年度以来毎年実施しており、今回で4回目の開催となりました。広域的学際性養成を目標として、「異分野融合」、「新研究分野開発」をキーワードに、大学院生の発表を中心とした理学研究科内の学問的交流を行っています。

学生企画委員長 石田章純(地学専攻博士課程後期2年) “第4回6専攻合同シンポジウムを終えての感想”

top2.jpg石田さん“企画委員長”と大それた役職をいただいたのですが、委員長だから特別に、という仕事はあまりなくて、委員会の先生方や学生の皆さんと一緒に準備に奔走していたというのが正直なところです.実はこの感想文の執筆作業が、企画委員長として行う唯一かつ最後の仕事だったりします.シンポジウムの準備期間中は、プログラムやポスターの作成から発表順の決定、軽食や懇親会の段取りなど、いかに混乱なくわかりやすいシンポジウムにするかの議論を何度も行いました.シンポジウム当日は、口頭発表もさることながらポスター発表会場もかなりの盛況ぶりで、実はポスター発表企画委員も兼任していた私にとってはそれだけでも嬉しいことでした.ですので、あれやこれやと必死に立ち回っているうちになんとか無事に終えることができた、というのが私の率直な感想です.
このシンポジウムは理学研究科の6つの専攻を一堂に集め、他専攻向けの発表を、しかも学生に行ってもらうという、大変画期的な取り組みです.私も過去、このシンポジウムで発表した経験があるのですが、他専攻の研究者に自身の専門分野の発表をするというのは、思ったより困難で神経を使う作業です.通常の学会発表とは全く雰囲気が異なります.しかし、こうした経験は、広く科学の中における自分の研究の立ち位置や意味を考える絶好の機会になります.言い換えれば、自身の研究に対してより俯瞰的な視点を持つきっかけを与えられる貴重な場である、とも言えます.他分野の研究者との議論の中で普段得られないような発見や示唆を受けることもあります.実際に参加者に話を聞いてみると、“予想もしない質問をされて困惑したが、おもしろかった”とか“○○分野の知識を得ることができて良かった”といった声が多くあがりました.
私を含め、自身の専門分野を突き詰めようとすればするほど、いつしか科学に対してストイックになりすぎてしまい、純粋な興味や好奇心から生じるサイエンスの根源的な面白さを忘れてしまいがちです.こうした気持ちを再認識することもこのシンポジウムの大きな目的の一つであるのではないかと感じました.
来年度以降も、このようなシンポジウムを継続して(むしろどんどん拡大して)開催していけたらと切に願う次第です.

p1.jpg設営準備のミーティングp2.jpgポスターの掲示板設置p3.jpg受付準備OK?p5.jpg司会:川勝先生
p6.jpg委員長の小薗先生の挨拶p7.jpg会場の様子p8.jpg講演は15分ですp9.jpg質疑応答
p13.jpgサブリーマン多様体?p12.jpg分野が違う人にも理解できるように説明p10.jpgKEKからもらった三連四極電磁石を使って装置開発p11.jpg散乱陽子検出システムというのがキモらしい
p17.jpg質疑応答p16.jpg座長より質問p15.jpg懇親会にて花輪研究科長の挨拶p14.jpg学生企画委員のみなさんお疲れ様でした