理系分野で研究業績をあげ、その将来を期待できる女性研究者に授与される日本女性科学者の会奨励賞受賞者に、高橋まさえ東北大学大学院農学研究科准教授が選ばれました。高機能性ケイ素π電子材料創成に向けて、理論的計算により理想的な化合物を提案し、将来のナノ材料の本格的実用化への貢献が評価され今回の受賞となりました。同賞は、日本女性科学者の会が１９９６年から毎年贈呈しているものです。これまで２９人の方々が受賞され、東北大学からは、栗原和枝教授（１９９７ 年）、松島紀佐教授（２００３ 年）に続き３人目です。６ 月２７日アルカディア市ヶ谷（東京）において授賞式ならびに受賞者記念講演が行われました。
　高橋まさえ准教授は、１９８０年に理学部物理学科を卒業。１９８５年に理学研究科物理学専攻博士課程を修了。その後、理化学研究所フォトダイナミクス研究センターで研究員、２００３年から２００１０年まで金属材料研究所で助手・准教授として務められ、２０１０年３月からは、農学研究科准教授としてご活躍されています。

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