たいへん悲しいお知らせをしなければなりません。以前より闘病なさっていた、橋本治先生が２月３日にお亡くなりになりました。

橋本先生は、東京大学理学部物理学科を卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程を修了し、理学博士の学位を授与されました。ただちに東京大学原子核研究所助手に採用され、６１年４月に東京大学原子核研究所助教授となり、平成７年６月に教授として東北大学大学院理学研究科に来られました。その後１７年近くにわたり東北大学において原子核物理学の実験研究と物理学の教育に活躍されました。特に中間子ビーム、電子ビームを用いたハイパー核分光を開拓したことは先生の大きな業績です。また副学長・理学研究科長をはじめとする東北大学の管理運営業務や、学会や社会への貢献活動を精力的に行ってこられましたが、この３月の退職まであと２ヶ月というときに旅立たれてしまいました。
お通夜と告別式は以下のように行われます。心からご冥福をお祈りいたします。