地球の内部(地殻やマントルの浅いところ)では、岩石の隙間が熱水で満たされていて、それが地震を起こしたり、マグマを発生させるのに大きな役割を担っています。本プログラムは、実際の研究で使われている装置を用いて実験を行い、そこから得られたデータを基に、地球内部の高温高圧状態における水の存在状態について考察します。
　プログラムの最初と実験・実習の後に講義を行い、実験・実習の背景・目的と、実験結果の解説を行うとともに、大学の講義の雰囲気を体験してもらいます。体験学習として、次の4種類の課題を行ってもらう予定です。

１、鉱物や火山ガラスに含まれている水を、光の吸収を使って分析します。
２、地球深部から直接もたらされた岩石の粒間に含まれていた流体(水)の形を、X線CTで観察します。
３、結晶構造の中に水をたくさん含む鉱物を加熱・分解して、水を取り出してみます。
４、岩石を熱水と一緒に熔かして、マグマを作ってみます。

■代表者：地学専攻　中村 美千彦　教授
■日　程：８月３日（土）
■対　象：高校生
■締　切：８月１日（木）
■詳　細：こちら
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＊ひらめき☆ときめきサイエンス KAKENHIとは？
研究機関で行っている最先端の科研費の研究成果について、小学校５・６年生、中学生、高校生の皆さんが、直に見る、聞く、ふれることで、科学のおもしろさを感じてもらうプログラムです。日本学術振興会が主催しています。