3月7日(火)、第5回平間賞授賞式が行われ、化学の有機化学系、物理化学系、無機化学系の3系から1名ずつ、計3名の学生が平間名誉教授から直接記念品を授与されました。
「平間賞」は、「第一歩」の持つ重みと無限の可能性を知る平間正博名誉教授の篤志により設立されました。「卒業生は、受賞者とともに、副賞のベンゼンに託された思いを感じて欲しい。現代の物質科学を支えているベンゼンの構造化学は、ケクレの見た『夢』で始まったとも言う。未来のロールモデルたる卒業生たちが、これから見るであろう「夢」には、果てる事の無い可能性が秘められている。」という化学教室教員一同の思いが込められています。
授賞式において平間先生から「勝負はこれからです。今はスタートライン、油断しないで精進して下さい。何回失敗してもあきらめないで。」とのお言葉をいただきました。
なお受賞者の村杉さん、藤田さんは、3月4日(土)〜5日(日)に行われた第6回サイエンス・インカレにてポスター発表を行いました。その結果、藤田 祐輝さんがサイエンス・インカレ奨励表彰を受賞しました。(授賞式の様子はこちらから)
森 真依子(合成・構造有機化学研究室)
「安定シリレンの環化付加による新規シリル化フラーレンの合成、構造および性質」
村杉 英昭(錯体化学研究室)
「低次元金属錯体におけるバンドフィリング制御と熱電特性の評価」
藤田 祐輝(有機物理化学研究室)
「光環境変化に応答した光合成アンテナタンパク質の膜内移動の検証」
Posted on:2017年3月 8日