東北大学 大学院理学研究科・理学部

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災害科学キックオフシンポジウム「災害科学の学際研究の推進と国際社会への貢献─指定国立大学法人の指定を受けて」

 世界的に自然災害の脅威は続いており、人類の脅威ともなっています。東北大学では、災害対応サイクル理論を適用することで4つの科学分野を融合させ、学内での学際連携を基盤とした「災害科学」の学問研究領域を創成するための研究拠点を形成しました。これは、指定国立大学の中の「災害科学研究拠点」の活動の一環として行なうものであり、本研究科の地球物理学専攻、地学専攻が深く関わっています。
 今後、APRU(環太平洋大学機構)組織などで始まりつつある災害科学に関する研究ネットワークを発展させ、国際共同研究の強化や国際学術会議の開催を通じて「災害科学」の体系化を図るため、以下の通り、キックオフシンポジウムを開催します。
 このキックオフシンポジウムは、世界防災フォーラム/防災ダボス会議@仙台2017の1プログラムとして開催されます。


イベント内容(予定)

日 時:2017年11月27日(月)13:45〜15:15

会 場:仙台国際センター(桜1)


プログラム
■ ご挨拶
 里見進(東北大学総長)
 文部科学省
 クリストファー・トレメワン(APRU 事務局長)
 今村文彦(世界防災フォーラム 実行委員長、東北大学災害科学国際研究所長、教授)

■ パネルディスカッション
モデレーター:Christina Schoenleber(APRU事務局)
パネリスト:
-David Alexander(ロンドン大学、教授)
-Fatma Lestari(インドネシア大学、教授)
-高倉 浩樹(東北大学 東北アジアセンター長、教授)


■ 閉会式
 早坂忠裕(東北大学大学院理学研究科、教授)



災害科学キックオフシンポジウム 主な組織団体

世界防災フォーラム
第3回国連防災世界会議の成果文書として、国際的な防災枠組である「仙台防災枠組」が策定され、今後、国際連携を深めつつ、この枠組を強力に牽引していくことが求められています。今回、スイスの防災ダボス会議と連携し、隔年で仙台に国内外から産・官・学・民の防災関係者が集まり、東日本大震災に関する知見を世界発信するため「世界防災フォーラム/防災ダボス会議@仙台」が開催されます。フォーラムで防災の具体的な解決策を創出し、BOSAIという言葉を災害リスク軽減から復興・再生までを包括する概念として世界へ浸透させることも目指します。


APRU(環太平洋大学協会)
環太平洋地域の16か国(地域)42大学が加盟する国際大学連合です。環太平洋圏の主要大学間の相互理解を深めることにより、環太平洋地域社会にとって重要な諸問題(たとえば経済発展、都市化、防災、技術移転、地球温暖化、高齢化社会等)に対し、教育・研究の分野から協力・貢献することを目的として、1997年に設立されました。


災害科学研究拠点
指定国立大学における世界トップレベル研究拠点の1つ。学内での学際連携を基盤とした「災害科学」の学問研究領域を創成し、APRU組織などで始まりつつある災害科学研究ネットワークを発展させ、国際共同研究の強化や国際学術会議の開催を通じて「災害科学」の体系化を図ります。特に、世界防災フォーラム等で国連機関や国際社会と議論し、数値指標による評価を通じたレジリエンス社会の構築を先導します。


問い合わせ先

東北大学大学院理学研究科
早坂 忠裕
電話:022-795-6741
E-mail:tadahiro[at]m.tohoku.ac.jp
*[at]を@に置き換えてください



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