東北大学 大学院理学研究科・理学部

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12月1日(土)一般講演会「加速する宇宙とダーク成分」のご案内

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12月1日(土)に理学研究科青葉サイエンスホールにて、一般講演会「加速する宇宙とダーク成分」を開催いたします。加速膨張する宇宙とすばる望遠鏡で探る宇宙の研究について、わかりやすくお話し致します。多くの皆様のご来聴をお待ちしております。

■日 時:2018年12月1日(土)13:00-16:00 開場:12:30
■会 場:理学部キャンパス 合同C棟2階 青葉サイエンスホール(*H-04の建物です。)
     仙台市青葉区荒巻字青葉6-3 青葉山駅(地下鉄東西線)徒歩5分
■主 催:東北大学大学院理学研究科
■共 催:新学術領域研究「なぜ宇宙は加速するのか? - 徹底的究明と将来への挑戦 -」
■参加費:無料
■定 員:117名(応募者多数の場合は抽選となります。)
■申 込:応募フォーム(締め切り:11月15日(木))
■通 知:決定の通知は11月下旬頃にご連絡いたします。


講師

高橋 史宜(東北大学大学院理学研究科教授 専門:素粒子論的宇宙論)
高田 昌広(東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構 教授 専門:宇宙論)


プログラム

13:00-14:05 高橋 史宜「宇宙の始まりと終わり」
宇宙はどのように始まって現在まで進化してきたのでしょうか。 宇宙は時間とともに大きくなっていますから、昔の宇宙はとても小さかったことになります。そこに、現在の宇宙にある光や星などを構成する物質、そしてダークマターなどがぎゅっと押し込められていたわけですから、とても高いエネルギーを持った熱い宇宙であったはずです。その熱い宇宙はどこでもほぼ同じような状態であった事もわかっています。このような空間的に一様でかつ平坦な宇宙が生まれたのは、宇宙のごく初期にインフレーションと呼ばれる急激な加速膨張が起きたためであると考えられています。その後、宇宙膨張はゆっくりになってきましたが、不思議なことに最近はまた加速に転じているということがわかってきました。今回のお話では宇宙の始まり、そして未来をつかさどる加速膨張について説明する予定です。

14:20-15:25 高田 昌広「すばるで探る宇宙のダーク成分」
宇宙はすごく大きく、広い!何千億個の星が住む銀河、さらに宇宙空間に存在する何千億個もの銀河。しかし、これら銀河の間の漆黒の宇宙空間が、目に見えない、謎の物質・エネルギー、「ダークマターとダークエネルギー」、で満たされていることが分かってきています。最新の宇宙論観測から、星、銀河だけでなく、地球、我々の体を作っている通常の物質は、宇宙全体の質量の約4%ほどしかなく、残りの96%の大部分がこのダーク成分であることが分かってきました。また、重力波の観測で明らかになったように宇宙には沢山のブラックホールが存在することも分かってきました。この講演では、宇宙のダーク成分について、特にすばる望遠鏡の超広視野カメラHyperSuprime-Cam(ハイパースプリームカム)を使って探る宇宙の研究を紹介したいと思います。

15:25-16:00 講師とのティータイム
お菓子をつまみ飲み物片手に一息いれたあとは、疑問に思ったこと、聞いてみたいこと、講師に直接聞いてみませんか?


お問合せ

E-mail: conference[at]tuhep.phys.tohoku.ac.jp (*[at]を@に置き換えてください)



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