東北大学 大学院理学研究科・理学部

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サイエンスチャレンジャープロジェクト ぶらりがく for ハイスクールの開催 東北大学初のクラウドファンディングに挑戦

東北大学理学部・大学院理学研究科では、人々の心に科学の火を灯す「サイエンスチャレンジャープロジェクト」を展開中です。このプロジェクトは、自然の謎を解き明かす喜びや楽しさを国内外のあらゆる立場の人たちと共有し、世界中の人々を「サイエンスチャレンジャー」に変身させていくプロジェクトです。

今回、このプロジェクトの一つとして次世代のサイエンスチャレンジャーとなる高校生を対象としたサイエンスイベント「ぶらりがく for ハイスクール」を開催いたします。また、このイベントの開催にあたり、社会の皆様から応援いただくクラウドファンディングにも挑戦しています。

「サイエンスチャレンジャープロジェクト」へのお力添えをどうぞよろしくお願いいたします。

詳細はこちらから
クラウドファンディング
「サイエンスチャレンジャープロジェクト
ぶらりがく for ハイスクールの開催」



サイエンスチャレンジャープロジェクト ぶらりがく for ハイスクールの開催

■開催日時:2019年8月11日(日)10時~15時
■開催場所:東北大学理学部・大学院理学研究科 合同C棟2階 青葉サイエンスホール
■講師:大野泰生教授(数学専攻)
    小園誠史准教授(地球物理学専攻)
    田村宏治教授(生物学科)
■クラウドファンディング目標金額と形態:
    600,000円、All or Nothing型、寄附型(税金控除の対象となります。)
■ご寄附受付期間:2019年7月3日9時~2019年8月9日23時)
■ホームページ:
イベント「ぶらりがく for ハイスクール」
クラウドファンディング「サイエンスチャレンジャープロジェクト ぶらりがく for ハイスクールの開催」



背景

科学は、科学者だけでなく人々にとっての「未来への希望」そのものです。

医療や情報通信技術、エネルギーをはじめ、現代のあらゆる産業・経済・社会活動は科学と密接に結びついています。地球環境と調和しながら社会がさらに発展するためには、科学をより深く理解し新しい技術を創造することが不可欠であり、科学への強い好奇心と社会への高い志を胸に、目を輝かせながらこの難問に挑戦する若者を育むことが何よりも重要です。しかしながら、細かい数字や抽象的な概念への苦手意識からか、子どもたちが科学の喜びを知る前に「理科離れ」してしまっている現状をとても憂いています。

一方で、インターネットによる検索やスマートフォンの普及により、多くの人にとって科学・技術に関する「情報」にふれる機会は格段に増加しました。しかしながら、それらの中にはでたらめな数字や空虚な理論を用いた「エセ科学」も混在しており、これらの間違った情報は科学の発展の妨げとなるのみならず、時として私たちの社会に大きな問題をもたらします。

私たちが未来への希望を描くためには、あらゆる年代の人が本物の科学を通して、科学に興味を持ち、科学的な思考を深めるとともに、それぞれの立場から、科学の進歩とその活用にチャレンジしていく必要があります。

東北大学理学部・大学院理学研究科では、あらゆる人々の心に科学の火を灯し、科学に挑戦する若者を力強く応援したいという想いから、「サイエンスチャレンジャープロジェクト」を立ち上げました。このプロジェクトは、自然の謎を解き明かす喜びや楽しさを国内外のあらゆる立場の人たちと共有し、世界中の人々を「サイエンスチャレンジャー」に変身させていくプロジェクトです。これまでに、様々な形で、人々の科学に対する興味・関心を高める活動を展開しています。


■これまでのサイエンスチャレンジャープロジェクト
第1弾:世界トップレベル研究者紹介プロモーションビデオ「SCIENCE CHALLENGERS」
第2弾:「学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2018」へのブース出展
第3弾:「ぶらりがく for ハイスクール」の開催(2018年)



詳細な説明

「サイエンスチャレンジャープロジェクト」の第4弾として、8月11日(日)に「ぶらりがく for ハイスクール」を開催いたします。

「ぶらりがく」は、東北大学理学部・大学院理学研究科が企画・運営している公開講座・キャンパスツアー等の名称です。「ぶらりがく」では、科学に関する様々なトピックを学んでもらい、さらに普段は入れない研究室にも足を運んでもらいます。これによって科学を身近に感じてもらいたいというのが「ぶらりがく」の狙いです。理学部・大学院理学研究科では、2016年より、この「ぶらりがく」を、一般の方を対象に30回以上開催してきました。

「ぶらりがく for ハイスクール」は、「ぶらりがく」の対象を高校生に絞り、内容を高度化したものです。東北大学理学部・大学院理学研究科が推進している世界最先端の理学研究に深く触れてもらい、中学生・高校生の理学分野への興味・関心を高め、未来の科学の発展を担う科学者を目指すきっかけを与えることを目的としています。

今回企画している「ぶらりがく for ハイスクール」では、数学分野、地球物理学分野、生物学分野の3つの分野について東北大学の教員が講義を行います。この3つの講義をただ聴くだけではなく、参加者の高校生に体験的に学んでいただく内容も含まれています。参加者は100名程度で、内容も高校生にとっては高度なものになっていますので、講師だけでは参加者一人一人の理解度を完全に把握することができません。したがって、このイベントでは東北大学理学部・大学院理学研究科の学生がチューター(ティーチングアシスタント)を担当します。チューターの学生は、イベント全体を通じて運営にも参加し、参加高校生をきめ細やかにサポートします。

チューターを担当する彼らもまた次世代のサイエンスチャレンジャーです。このチューターの学生は、サイエンスイベントの運営経験をとおして、科学を教える・伝える力の向上、科学を通じたコミュニケーションスキルを向上させることができます。このような能力は、研究室で一人で研究をしているだけでは決して身に付けることができません。

皆様からいただいたご支援で、チューター数を充実いたします。これにより、参加した高校生全員の理解を促進し、参加者が安心してイベントに集中できるサポート体制を整えることができます。また、チューターの学生に対しては、このサイエンスイベントの運営を通し、貴重な成長の場を与えることができます。約8000円で1名のチューターを雇用することができます。

参加高校生には、イベント中に課題を出し、後日レポートとして提出していただきます。レポートの内容が優れている高校生に対しては、将来の自然科学探究の励みにしていただけるよう奨励賞を授与したいと考えています。皆様からいただいたご支援で、この奨励賞(賞状等)を授与します。

自然科学を学び・研究をするのに優れた環境である学都・仙台で、日本各地から集まる次世代のサイエンスチャレンジャーの挑戦を応援していきます。みなさまのお力添えを心よりお待ちしております。



問い合わせ先


東北大学大学院理学研究科広報・アウトリーチ支援室
電話:022-795-6708
E-mail:sci-pr[at]mail.sci.tohoku.ac.jp
*[at]を@に置き換えてください



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