地震災害復興状況説明会

(2011年3月29日、火、14時から15時50分、理学部大講義室、約350名参加)



1.開催趣旨

地震による建物の被災状況や復旧の状況に関する情報を共有し、その他最新の情報をより正確に伝えること。
3月23日(水)開催の教授会でも同様の趣旨で説明したが、その後復旧が急速に進んでいるので、本部局所属の教職員・学生,全員を対象に紹介したい。


2.黙祷

亡くなられた方のために、黙祷をささげた。


3.今回の地震,原子力発電所事故,気象,海洋等に関する見方

今回の地震(地球物理学専攻 松澤教授)、放射能汚染関係(物理学専攻 田村教授)、気象関係(地球物理学専攻 岩崎教授)、
海洋関係(地球物理学専攻 研究科長)の解説が行われた。


4.安否確認状況

・対象学生数 2268名(留学生を含む):全員無事(引き続き確認を)
・対象教職員数 512名:全員無事(なお、帰国した外国人教員数は3名)
化学棟で火災が発生し、大型装置等が移動・転倒したりしたものの、怪我人はまったく出ていない。


5.施設関係(建物等)の被災状況

 「応急危険度判定」(地震直後の判断。余震に耐えられるかなど。物理的判定+主観的判定)が、14日(月)と15日(火)、本部施設部により行われた。

・危険(赤紙):2 棟(風洞実験施設と理学部車庫)。付近に地割れ起こっているため。北西側が市道であるので、崩落が心配。今後、施設部と対応を協議したい。
・要注意(黄紙):4棟。物理A棟、化学棟、合同棟、総合棟。
・比較的安全(白・緑紙):その他の建物。

本判定は、(応急)処置すれば、立ち入り禁止から要注意へ、要注意から比較的安全へと、変わる。
その後22日(火)、施設部の依頼により施工会社が化学棟と物理A棟を、地球物理学専攻の教授の依頼により工学研究科建築系のコンクリート建築物の耐震工学を専門としている研究室のグループ(工学系グループ)が、総合棟・合同棟・化学棟・物理A棟をより精密にそれぞれ検査。

工学系グループの結論は、合同棟と総合棟は、両棟の接合部と外壁以外は問題なし、物理A棟は地震前の90%、化学棟は80%の耐震性を保持しており、今後も使用に耐える、との判断。
施工業者の判断は、物理A棟は「軽微」な損傷、化学棟はやや損傷は大きく、今後構造解析をしたい、とのこと。
両グループとも、レポートを施設部に提出するので、施設部にそのコピーを送ってもらうよう依頼(29日現在、未着)。

この間、2回の視察。
24日(木)午後、本学執行部が、化学棟、地割れ、総合棟の外壁などを、27日(日)午後、文部科学省高等教育局長と企画官が、本学執行部とともに化学棟などを視察。その後、電子光理学研究センターで意見交換会を開催。


6.ライフラインの復旧状況(資料参照

電気:ほとんどの建物に通電済み。化学棟も2階・5階のサーバーの置いている部屋に通電予定(通電は30日になる見込)。
水道:井水系は復旧済み。市水系は29日以降。本日29日に体育館脇の受水槽へ給水となる見込。満水後順次理学部キャンパス内へ給水作業を行う予定であるが30日(水)になる可能性大。各建物とも、漏水に注意して開栓。
ガス:29日(火)から供給開始。専攻事務室で立ち会うよう依頼済み。ただし、化学は研究室単位で立ち会う。
エレベーター:物理A棟は運転開始にむけ業者へ依頼中。合同棟は異音が発生するものの安全は確認済み。化学棟はしばらく運転休止。


7.建物関係の復旧工程

化学棟:破損部のモルタル剥がしと応急修繕は、28日(月)から3日間。ただし、来週も行う予定。
物理A棟:破損部のモルタル剥がしと応急修繕は、30日(水)から3日間。
地学棟・生物棟:28日(月)から佐藤工業が調査。応急処置なしで済む見込み。
数学棟:応急処置なしで済む見込み。
総合棟・合同棟:熊谷組に調査を依頼中。外壁も応急処置をするかは要検討。渡り廊下は本格補修の要あり。
渡り廊下は当面使用禁止。北側の両棟間を結ぶ居室は使用可。ただし、1、2階の総合棟から合同棟への往来は可だが、3階以上のジョイント部分は通行禁止。

以上は近々の対応。
施設部では、長期的には、4−5月に精密調査、補修等の計画策定、6月以降に補修工事開始を目標。
処分するガラス、什器、電気機器(パソコン等)の置き場(一時保管場所)は3か所(地学棟南側、生物棟西側(駐車場内)、物理A棟東側)に設置。
電子機器類と什器類などは分ける。薬品などが付着したガラス器具類に関しては別途指示。この旨、当該場所に指示する。明日30日(水)から使用可。運ぶための一輪車、リアカーなどは23台を準備。管理棟、中庭に面したところに設置。自由に使用できるが、確実に返却を。
薬品を使用していたビンやガラス器具の処分については、従前の手順により処理し、これまで通りの指定の置き場(生物棟西側駐車場の道路の西側)へ廃棄。二次被害を防止するため3か所の置き場とは別。


8.今後の建物の出入りに関する措置

4月4日(月)から、化学棟を除き、通常運営に移る(建物への立ち入りの制限はなし)。
化学棟は、応急処置をしておらず、研究室の片付けも終わっていないのでまだ危険との判断。また、ライフラインも、通勤の足も未だ十分に確保されていないとの理由。しかし、今までのように、制限時間内に専攻長の許可を得て、学生は教員と一緒に、複数名で建物に立ち入ることは可。


9.備品等の被害調査について

設備第2次被害調査の本部締め切りは30日(水)の12時。
本部局では、本日(29日)夕方まで。60万円以上の物品。可能な限り提出願いたい。
取得金額60万円以上の物品のリストは送付済み。教員からの申請が重要。


10.今後の教務関係日程(本学・本部局)

学位記の処理:郵送か本人が出頭して手渡し。専攻事務室に連絡すること。仙台市に在住している人は手渡しが原則。ウェッブサイトでアナウンス済み。
入学式など:全学の入学式は中止。仙台市体育館が被災したため。本部の指示では、学年歴の開始日は4月25日(月)。この日、部局で新入生オリエンテーションなどを開催。全学教育科目は5月9日(月)から授業の予定。
以上は、4月4日(月)の学務審議会で正式決定の予定。
新幹線や在来線の運行状況で大きく変わる可能性有り。
今後、正式決定次第、速やかに知らせたい。


11.教職員勤務の考え方(石井総務課長より説明)

教職員は通常勤務体制に移ったことの通知あり(3月25日(金)付、担当理事から部局長へ)。





12.学生保険について

4月4日(月)から1か月間、後片付け等の作業に従事する学生(最大60名)を対象とし、保健に加入。
毎日、作業に従事する学生を各専攻の教務係に申請。
それらを合わせて名簿を作成。
学生は1日ごとに交代して可。


13.その他
  1. 理学部大講義室は現在のように毎日開放。
    自由に使ってよい。
    無線LANも使える。
    最新情報も掲示する。
  2. 部局のウェッブサイトに最新情報を掲載するので、注意されたい。
  3. 地震災害対策本部を、管理棟2階のミーティングルームに設置し、常時研究科執行部が複数名、詰めている。
    何か相談ごとなどがあれば、来てほしい。
    今度の土・日(4/2・4/3)も詰める予定。

© 2011 Graduate School of Science, Tohoku University