美濃川拓哉 美濃川拓哉 美濃川拓哉 美濃川拓哉

目の前の海から発生と進化の謎をとく鍵が見つかると信じています。

青葉山の面々 - Message from Aobayama.

美濃川 拓哉先生
浅虫海洋生物学
教育研究センター
准教授

1.
現在、どんな研究をしていますか?

動物の個体発生(体づくり)のしくみがどのように進化してきたのかを、顕微手術や分子発生学の手法で研究しています。研究対象はさまざまな種類のウニ。特に発生初期に形成される「小割球」という特殊な細胞の機能と進化に興味があります。ウニの小割球の起源を探っているうちに他の動物と比較したくなり、最近ギボシムシやクラゲの観察も始めました。

2.
興味をもったきっかけは?

「発生」に興味をもったのは小学生のころ。飼っていた金魚の産んだ卵が発生していく様子を見て、体づくりの不思議に惹かれました。「進化」との出会いは大学で。臨海実習で知った海産動物の多様性と、講義で取り上げられたドーキンスの本(「生物=生存機械論」紀伊国屋書店)が新鮮な驚きでした。「発生」と「進化」の両方を研究テーマに決める段階では大学、大学院、ポスドク時代に巡り合った先生方から大きな影響を受けました。

3.
メッセージ

私の研究室は青森県の陸奥湾に面した浅虫海洋生物学教育研究センターにあります。陸奥湾に生きる様々な動物が研究対象です。いろいろな海産動物の発生を観察すれば、体づくりの方法の豊富なバリエーションにきっと驚かされるはず。体づくりのしくみの進化についてはわからないことだらけ。目の前の海から発生と進化の謎をとく鍵が見つかると信じています。

名前:
美濃川 拓哉(みのかわ たくや)
所属:
生命科学研究科附属浅虫海洋生物学教育研究センター 准教授
研究室:
海洋生物学講座・発生生物学分野
出身県:
東京都
趣味:
読書。散歩しながらの考え事。最近はご無沙汰ですがスキューバダイビングも。
最近読んでいる本:
そろそろ冬なので「中谷宇吉郎随筆集」(岩波文庫)を読み返しています。人工雪や貝鍋の話がいまの季節にぴったりです。
研究分野:
進化発生学・実験発生学
掲載日:
2012.10.31
JAEN