素晴らしいアイデアや声が飛び交うグローバルな世界の一員であることに気づく

青葉山の面々 - Message from Aobayama.

西村 シボン

1.現在、どんな研究・業務をしていますか?

理学研究科に所属してスピントロニクス国際共同大学院プログラムの必修科目でもある、「グローバルコミュニケーション特別(特殊)研修」を担当しています。このプログラムでは世界各地の有力機関と連携し、学生に海外研究インターンシップに参加してもらっています。私は、学生のコミュニケーション能力と英語を使う自信を養い、身近な視点だけでなくグローバルな視点を身につけさせることを目標にしています。また、「科学者のための倫理」コースの実施やコンテンツ開発にも興味を持っています。

2.興味を持ったきっかけは?

大学時代、他言語を学習した経験があります。その際、言語学習が強力な動機付けになることを実感しました。まず、効果的なコミュニケーションスキルの構築に役立ちます。次に、他言語を学ぶことは感情的な知性を養い、そのことは個別に寄り添った方法で他者を理解できることになります。第三に、言語を習得することはディスカッションでの表現や異なる視点を表すのに役立ち、その人の人間性を高めることができます。私は、学生たちが将来のキャリアのためだけでなく、これら3つのレベルを探求する手助けができればと願っています。

3.メッセージ

東北大学は、皆さんの将来の良い足がかりになります。皆さんには、自分の研究上の興味を発展させる機会があります。しかし最も重要なことは、大学での時間は、自分の専門分野以外の様々なことに興味を広げられる時期であるということです。新しい友人ができ、新しい趣味を見つけることができます。そして、多くの素晴らしいアイデアや声が飛び交うグローバルな世界の一員であることに気づくことでしょう。