東北が支える宇宙惑星科学

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写真提供:JAXA

東北が支える宇宙惑星科学

小惑星探査機「はやぶさ」が帰還し、回収した試料が小惑星イトカワのものであることが確認されて、人々に感動と希望を与えています。はやぶさ計画では東北大学の研究者も重要な役割を担っており、その経緯から今年10 月上旬に、はやぶさの実物大模型を展示する企画を開催して、多くの市民の来場を得ました。今回の展示会はそのはやぶさの展示会につづくものです。

「はやぶさ」に限らず日本の宇宙関連の研究、技術開発には日本全国の研究者、技術者たちが参画しています。その中でも東北地域の大学や企業の貢献度もおおきく今回の展示では、スプライト観測衛星「雷神」、月周回衛星「かぐや」、小惑星探査機「はやぶさ」、金星探査機「あかつき」などに活用された研究、技術開発とその成果の一端をパネルを使って紹介するほか、「はやぶさ」の1/10 スケール模型や「雷神」に搭載された高感度広視野カメラ、マスト伸展機構などの展示品をご覧いただき、宇宙に関する最先端の研究が身近なところでおこなわれているということを、東北地域の市民のみなさま、将来を担う高校生の方々に是非とも知っていただきたいため、下記のとおり開催するものです。

東北大学片平キャンパス エクステンション教育研究棟広報展示スペース
2010年12月2日(木)~2011年3月下旬予定

3月下旬まで展示予定でしたが、この度の東北関東大震災によりとりやめいたします。ご来場いただきました皆さまありがとうございました。

はやぶさ模型(1/10)、かぐや模型(1/10)、JAXA角田宇宙センターパネル他

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LinkIcon東北大学川内萩ホール1F展示ギャラリー
2010年12月2日(木)~1月28日(金)9:30-17:00 

※ご来場ありがとうございました。おかげさまで無事終了しました。

雷神模型、月レーダサウンダ用受信機のデジタル信号処理基板、かぐや模型(1/50)、はやぶさ模型(1/32)等、イトカワ模型(会津大学コンピューター理工学部製作)、パネル

【ガイドボランティアによる解説】

12月23日(木)10:00~13:00 萩ホール展示ギャラリー
久利美和(理学研究科 助教)、佐藤由佳(惑星プラズマ・大気研究センター 特任助教) 、衣川 昌宏(情報科学研究科 博士課程)


主催:東北大学総合学術博物館
協力:東北大学理学研究科、東北大学工学研究科、東北大学ナノテク融合技術支援センター、会津大学、JAXA、JAXA 角田宇宙センター、ワテック株式会社(山形県鶴岡市)、株式会社システム計測(宮城県仙台市)、株式会社スター精機(福島県相馬市)、NEC 東北

問い合わせ先:東北大学総合学術博物館 ℡022-795-6767

東北大学・読売新聞共同プロジェクト市民のためのサイエンス講座2010
 「はやぶさ」の奇跡の物語
日時:12月23日(木) 13:00-17:00(12:30開場)
場所:LinkIcon東北大学川内萩ホールLinkIconチラシ

※ご来場ありがとうございました。おかげさまで無事終了しました。

「はやぶさ」奇跡の生還に日本中が湧きました。今、日本中が注目するこのプロジェクトについて、リーダーの川口教授をはじめとして、開発初期から回収サンプルの分析に至るまで各分野で関わってきた研究者が一堂に会し、語ります。奇跡の物語の裏側に迫る講演です。

講演:川口淳一郎教授(JAXA「はやぶさ」プロジェクト・マネージャー)、出村裕英准教授(会津大学コンピュータ理工学部)、吉田和哉教授(東北大学 大学院工学研究科)、 中村智樹准教授(東北大学大学院理学研究科)
パネルディスカッション
 コーディネーター:山根一眞(著書「小惑星探査機はやぶさの大冒険」ほか)

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