In U.S., Expert Witnesses Are Partisan
New York Times誌 (American Exceptionシリーズより)
対審構造による専門家証人尋問の問題点を鋭く指摘している

Hot tubbing
コンカレント・エヴィデンスを始めたマクレラン判事へのインタビューを含め,幾つかの情報が入手できる(オーストラリア放送協会, ABCのサイト).

弁護のゴールデンルール(キース・エヴァンス著,現代人文社, 2000年)
法廷における証人尋問の教科書.対審構造を持つ法廷において,弁護士の多くがこの教科書で説かれる方法を用いている.
この手法が専門家証人に適用されたときの問題点は,上記 "
In U.S. Expert Witnesses Are Partisan" (NY Times)でも指摘されている.
また,NSW州最高裁のマクレラン判事がコンカレント・エヴィデンスを始めた理由は,「弁護のゴールデンルール」で説かれている方法に重大な問題を見出したためである.

コンカレント・エヴィデンスの教育用DVD
裁判官・弁護士・専門家証人などがコンカレント・エヴデンスを理解し,慣れるために,
NSW州 Judicial Commissionによって製作されたDVD.
Youtube で全編が見られるようになっています.
NSW州司法委員会のWebページからどうぞ

Environmental Defender's Office
政府などの公的支援を受けながら,環境問題に関係する法律問題も扱う組織
オーストラリア各州にある.
NSW州は
こちら

Reseau Droit, Science & Techniques (RDST)
フランスの法学者らによる,法と科学・技術に関するネットワーク
活発な活動が行われている.
2011年3月に行われた
シンポジウムプログラムの日本語訳はこちら

UCLA Law School の
PULSE (Program on Understanding Law, Science & Evidence)
シンポジウムは公開で行われ,現役の裁判官なども参加し,法と科学に関する活発かつ率直な議論が行われている.
PULSEプログラムの責任者は,Expert Evidenceを専門とする法科大学院の教員たちである.

日本機械学会内の
法工学専門会議

Sussex大学の
Andrew Stirlingさんのページ
科学的不確実性を議論するなら必見

Nature論文(2010)やEMBO reports論文(2007)の切れ味は感動的ですらある.
ありがちな科学論や,適用範囲をわきまえないリスク論とは一線を画し,科学という営みの本質を,広い視点から深く理解した上で議論がなされている.一線の科学者なら,議論の科学的妥当性が,すんなり理解できるだろう.