第46回JAXAタウンミーティングin仙台

第46回JAXAタウンミーティングin仙台

宮城県で初めてのJAXAタウンミーティングが開催!


◆1月9日(土) 13:00~15:30
◆仙台市天文台 加藤・小坂ホール 

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と仙台市天文台の共催により「きぼう」で何を探るのか!「第46回JAXAタウンミーティング」in仙台が開催されました。このミーティングはJAXAと市民が今後の宇宙航空研究開発について一緒に議論をしていく、新しい形の意見交換会です。
 参加したみなさんからはデブリ(宇宙ごみ)の危険性や宇宙飛行士の訓練についてなどの素朴な疑問から専門的な話題まで次々と質問があがっていました。

会場の様子会場の様子

宇宙航空開発に「ラッキーはあっても、アンラッキーはない」
失敗には必ず理由があるのです

JAXAの長谷川秀夫執行役JAXAの長谷川秀夫執行役
◆第1部 
「安全な国際宇宙ステーションのシステム構築に向けて」 
宇宙航空研究開発機構(JAXA) 長谷川秀夫執行役

 宇宙航空開発をする上で”安全”であることは最重要ポイントのひとつです。過去に何度も大きな事故が発生し幾人もの人命が失われてきました。そういった事故を未然に防ぐためには何が大切なのでしょうか?
 JAXAの長谷川さんは事故の原因のひとつとされるヒューマンエラーについて「ヒューマンエラーは失敗ではなく“結果”」と捉え、その失敗の原因は人間にあるのではなくシステムやエラーが起こる過程の中にあると語ってくださいました。

国際宇宙ステーションへの滞在が決定!

◆第2部 
「日本の有人宇宙活動」 古川聡宇宙飛行士

 2011年春頃から約6か月間、国際宇宙ステーションに滞在する予定の古川さん。そこでは医師であった経験を生かし生命科学に貢献する実験に挑戦したいと語ってくださいました。以前、宇宙で行われたタンパク質の実験がインフルエンザ薬の開発に役立ったこともあるそうで、今回も医学に効果的な実験ができたらと考えていらっしゃいました。
古川聡宇宙飛行士古川聡宇宙飛行士

理学研究科出身の先輩もJAXAで活躍されています!地球物理学専攻出身の佐藤拓恵さんは現在H2BOロケットのプロジェクトに携わっていらっしゃるそうです。