「どうしてだろう?」「仕組みが知りたい」と思えたならば、あなたはすでに理学の世界の入り口に立っています。

青葉山の面々 - Message from Aobayama.

木村 智樹先生
地球物理学専攻
助教

1.
現在、どんな研究をしていますか?

探査機や宇宙望遠鏡を用いた木星のオーロラ観測や理論を通して、木星周囲の宇宙空間に満ちているプラズマの加速や加熱過程の解明に取り組んでいます。木星の氷衛星エウロパやガニメデに、プラズマが吹き付けられて発生する、衛星の表層物質の物理化学変化を実験室で再現し、表層や内部の「地下海」の進化の解明にも取り組んでいます。欧州の宇宙機関などと協力して、木星や氷衛星を探査する探査機の開発にも参加しています。2030年以降、私達の取り組んでいる課題が、私達の探査機で解決できるかもしれません。

2.
興味をもったきっかけは?

1990年代、小学生の頃に、日本人の宇宙飛行士が次々と宇宙で活動を始めた事を知り、宇宙に興味を持ちました。その後、色々と興味の変遷はあったのですが、中高生の頃には、宇宙で起きている現象を観測し、その仕組みを数学で表現するというアプローチに惹かれ、宇宙物理学や素粒子物理学に一番強い興味をもっていました。東北大に進学したのも、物理を専攻するためです。学部の頃に、探査機や人工衛星を用いて高精度で直接測定し、惑星環境を実証的に明らかにする地球物理に出会って感銘を受け、現在の専門分野である惑星圏物理学を専門にするに至りました。

3.
メッセージ

どんなささいなことでも良いので、自然や人間社会に興味を持ち、その背後にある仕組みに思いをはせてみると良いと思います。「どうしてだろう?」「仕組みが知りたい」と思えたならば、あなたはすでに理学の世界の入り口に立っています。ぜひ私達と一緒にその世界を楽しみましょう。

名前:
木村 智樹(きむら ともき)
所属:
学際科学フロンティア研究所(兼)地球物理学専攻 助教
研究室:
宇宙地球電磁気学教室
出身地:
栃木県
最近読んでいる本:
翔ぶが如く(司馬遼太郎)、ワールドトリガー(葦原大介)
研究分野:
惑星圏物理学
掲載日:
2019.6.20
JAEN