大学の一員として関わっていることに遣り甲斐を感じています

青葉山の面々 - Message from Aobayama.

村岡 利光

1.現在、どんな仕事をしていますか?

大学の経営目標や、理学研究科の目標を計画的・効率的に達成するため、事務的側面からの寺田研究科長の補佐及び協働。併せて部下の育成(人材育成)等を行っています。

2.興味をもったきっかけは?

当時は、国立大学の職員は国家公務員であったこと、田舎では公務員は、安定した職業という認識と若干の尊敬の対象であったこと、また、東北大学=「帝大」というブランドは、憧れの対象でもあったことから、大学で行われている業務等をまったく知らないまま就職してしまいました。今は、知の創造と継承の中心である大学において創造される新しい「知」が社会で活用され、様々な価値を生み出し、社会の活力を創出していることに、大学の一員として関わっていることに遣り甲斐を感じています。

3.メッセージ

採用当時、大学が事務職員に求める人材・能力等は、国(文部省)等や大学が定めた法律や規程等に精通し、順守して業務を適正かつ的確に行うことが最優先でした。
平成16年度に自主・自律を目的に国立大学法人となり、既に14年が経過した現在、大学を取り巻く環境は激変しました。そして、近い将来、AⅠの進化やICTの普及等による大学における事務等の管理業務は更に変貌することが予想されます。現在は、求められる人材・能力等も、これまでのような法律や規程等に照らし「出来ません」「駄目(無理)です」といった楽で簡単な対応ではなく、ルールを守り(法令順守)つつ、大学の教育、研究、社会貢献活動における多種多様な課題等について、どうしたら「解決できるか」「(実現)出来るか」を常に考え、取り組む(チャレンジ・行動力等)ことが求められています。
理学研究科の先生(研究者)方が自由な発想と独創性をもって、自然の真理の探究と創造的研究に取り組む姿に接している私たち事務職員が、先生方に事務的側面から「どうしたら出来るか」を常に意識し対応、取り組んだ延長線上に、いつか理学研究科の先生方の中からノーベル賞受賞者が誕生し、その慶びに立ち会えることができればと思う今日この頃です。そういった夢を一緒に見ませんか・・・。