子どもたちの「分かった」ときの嬉しそうな、楽しそうな表情

青葉山の面々 - Message from Aobayama.

鈴木 元気さん
天文学専攻
博士課程前期
2年

1.
現在、どんな研究をしていますか?

「補償光学」と言われる、望遠鏡の装置について研究をしています。望遠鏡を使って観測する際、天体からの光は大気ゆらぎにより乱されてしまい、星像がぼやけてしまいます。補償光学装置は、この大気ゆらぎによってぼやけてしまった星像をシャープな像に復元させる装置で、すばる望遠鏡などの大型望遠鏡で搭載されています。僕が所属する研究室では、2020年以降に運用が開始される30メートル望遠鏡(Thirty Meter Telescope, TMT)の補償光学装置に向けた研究開発を行っており、僕は東北大の51cm望遠鏡用の補償光学装置を作り、星空の下で実験を行っています。

2.
興味をもったきっかけは?

きっかけは、学部時代の卒業研究でした。卒業研究では、フェムト秒(1/1000兆 秒)の物理現象を測定する超短パルスレーザーについて研究をし、高速現象を測定できる装置を開発しました。その中で、「速いものを見れる装置を作ったら、次は遠くを見れる装置がつくりたい!」と思うようになり、望遠鏡の装置開発に興味を持ちました。そして、天文学の装置を調べているうちに、補償光学装置を使うことでより遠くの天体を観測することができると知り、「これだ!」と思いました。

3.
メッセージ

僕は、大学生活の傍らで子どもたちへの科学教育の活動を積極的に行っています。科学教育の活動で嬉しい場面は、子どもたちの「分かった」ときの嬉しそうな、楽しそうな表情を見たときです。その度に、「分かる」ということはとても楽しい事なんだなと気付かせてくれます。大学は、みなさんの知的好奇心を満たすことができる絶好の環境です。是非、食わず嫌いをせずにいろんな分野について学んでみてください。そして、大学生活の中でとことん夢中になれることを見つけてください。「好きこそ物の上手なれ」です。

名前:
鈴木 元気(すずき げんき)
所属:
天文学専攻 博士課程前期2年
研究室:
秋山研究室
出身地:
宮城県仙台市
最近読んでいる本:
「最速123キロ、僕は40歳でプロ野球選手に挑戦した。」そうすけ(360°モンキーズ)、「人はなぜ星を見上げるのか―星と人をつなぐ仕事」髙橋 真理子
研究分野:
天体観測装置開発
掲載日:
2017.3.17
JAEN