雲と放射の関係を調べるという研究です。
雲と放射の関係を調べるという研究です。
南極に行けるような研究者になりたいと思って東北大学物理系に入学しました。雲関係をやることになったのは4年生時の雑誌会(※)のときに南極の雲量に関係した論文を扱ったのがきっかけです。雑誌会発表後の質疑応答でお隣の研究室のKくんに突っ込まれて反論できませんでした。悔しくて卒業研究も雑誌会で扱ったテーマに似た雲の研究を扱いましたが、またKくんに突っ込まれました。次は突っ込まれまいとして雲の研究を継続しています。
『収入少なくして酷寒、暗黒の数ヶ月。危険は絶えず、生還の保証なし。成功時にのみ栄誉あり』という募集広告が出されたのは百と十年ちょっと前のことです。出した男の名はアーネスト・シャックルトン。彼は探検によって騎士勲章を得たほどの英雄ですが、彼の探検の原動力は富と名誉だったといわれています。世の中好奇心だけで探検家になる人もいれば、金と地位を求めての人もいる。探究心だけで大学院生になる人もいれば、そうでない人もいる。わたしは自分の欲に従って頑張りたいです。あなたも頑張ってください。