東北大学 大学院 理学研究科・理学部|アウトリーチ支援室

ホーム > お知らせ > レポート > 9月17日(日)仙台市天文台×東北大学大学院理学研究科 公開サイエンス講座 星はすばる、銀河はすばるー天文学専攻編ー
2017年9月25日レポート

9月17日(日)仙台市天文台×東北大学大学院理学研究科 公開サイエンス講座 星はすばる、銀河はすばるー天文学専攻編ー

20170917_20.jpg  2017年7月1日に東北大学大学院理学研究科と仙台市天文台は連携協力協定を締結し、今年度のコラボレーション企画として全4回の公開サイエンス講座を行います。
 その第2回目のイベントとして、9月17日(日)仙台市天文台にて、天文学専攻 兒玉 忠恭 教授が「星はすばる、銀河はすばるー天文学専攻編ー」と題して講演されました。当日はたくさんの聴講者に来場いただき、とても活気のある会となりました。

20170917_10.jpg
  天文学専攻 兒玉忠恭先生のコメント  
 9月17日の公開講座では、台風が迫り来る足元の悪い中、老若男女の多くの方にご来場いただきありがとうございました。
 多くのスタッフの方(東北大学のOB/OGも多い!)やボランティアの方々にも支えられていて、地元に根付いた素晴らしい天文台でした。展示やプラネタリウムなども大変充実していましたし、仙台や近隣の市民の方々に大変愛されていますね。講演後の質問コーナーでも、既にこれまでに天文関係の話をたくさん聞いて耳の肥えてらっしゃる方が多い印象を受けました。
 講演では、枕草子の「星はすばる」の一節からスタートして、他の望遠鏡にはないすばる望遠鏡の独特な特長や、銀河団と呼ばれる、宇宙で銀河が集団をなす(統る=すばる)様子などを準備としてお話し、その上ですばる望遠鏡が写し出した過去130億年に渡る、銀河や銀河団が生まれ進化する姿を解説しました。銀河も人間のように群れ集まりながら、周りに翻弄されながら成長してくる様を「銀生(ぎんせい)」(ぎんなま、ではありません。笑)と呼んで人生と対比したりもしました。みなさん遠い銀河の世界が少しでも身近に感じられるようになったとしたら、それが本望です。今後も秋の夜長にひょいと夜空を見上げて、しばし星や銀河の過去に思いを馳せていただければきっと楽しいことと思います。

カテゴリー

最新の記事

アーカイヴ

ページの先頭へ