東北大学 大学院 理学研究科・理学部|アウトリーチ支援室

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2015年10月 8日写真日記

青葉山の秋

 青葉山の秋を撮影しようと、薬用植物園にお邪魔しました。今回は、川内キャンパスに通じる観察路へも足を延ばしてみました。いちじく、栗、柿、アケビ、...実りの秋を迎えていました!なんておいしそう...
 ところでアケビには、アケビ、ミツバアケビ、ゴヨウアケビの3種類あるのをご存知でしたか?葉で見分けるのですが、小葉が3枚あるのがミツバアケビ(今回見たのはこちらのアケビでした)で、アケビは小葉5枚。じゃあ、ゴヨウアケビは?というと小葉3枚だったり5枚だったりしますが、鋸歯(のこぎりの葉のようなギザギザ)が見られるのが特徴だとか。味はほぼ一緒だそうです。山形県ではアケビの皮を食べる地域もあるそうですよ。











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2014年11月28日写真日記

平成26年度東北大学理研究科火災訓練を実施しました

10月1日(水)、東北大学理研究科火災訓練を実施しました。毎年、化学専攻では火災訓練を行っていますが、理学研究科としての火災訓練は初めての実施となります。
震災時に発生した火災を踏まえ 、「防火扉が適切に使用できるかの確認、防火扉を閉鎖した状態での避難方法検証を行う。専攻等が混在する建物増加している現状から、 同じ建物の他研究室の火災リスクを確認する。各人においては、火災時の避難方法確認、初期消火の方法や消火器についての確認、119番通報の方法を検証する。」という目的で行いました。
今年度は化学系研究棟と化学系学生実験室が火災の想定場所ということで化学を中心に行いました。来年度は理学研究科合同C棟での訓練を実施する予定です。
いつどこで火災が起きても自分が対応できるように、消火器の使い方、119番への通報方法などきちんと知っておきたいですね。


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2014年11月26日写真日記

第8回ガラス工作技術シンポジウムが開催されました

10月16日(木)、17日(金)、第8回ガラス工作技術シンポジウムが開催されました。「ガラス工作技術シンポジウム」は、益々高度になる研究の要求に応えるべく、技術者の知識の伝承及び研究者への技術支援体制を向上させることを目的として、全国国公立機関ガラス技術者の会(CONNECT)が主催しています。日頃のガラス工作業務の成果はもとより、日常業務から生まれた創意工夫、失敗の解決方法、他の製作方法などをお互いに報告し合い、知識の共有を図っています。
今回のシンポジウムは、東北大学理学研究科の硝子技術者である扇 充さん、澤田修太さん、佐藤由佳さんを中心に東北大学の硝子技術者が実行委員となって、理学研究科の技術職員の方々の協力を得て開催されました。



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2014年11月10日写真日記

第8回 地球気候系の診断に関わるバーチャルラボラトリーの形成 講演会「気候を変える二酸化炭素と大気粒子」が開催されました

9月18日(木)、19日(金)、第8回 地球気候系の診断に関わるバーチャルラボラトリーの形成 講演会「気候を変える二酸化炭素と大気粒子」が開催されました。「地球気候系の診断に関わるバーチャルラボラトリーの形成」は、地球温暖化などの地球環境と気候変動の問題を総合的に診断すること、基礎研究基盤の充実と次世代の育成を目的に、地球表層系の研究に関わる大学附置研究センターである東京大学大気海洋研究所、名古屋大学地球水循環研究センター、東北大学大気海洋変動観測研究センター、千葉大学環境リモートセンシング研究センターが連携して行っているプロジェクトです。気象予測、エアロゾルと微量気体の動態、雲と降水現象、古気候に関わるデータ取得と解析、モデル比較についての連携講習会を全国の学生に向けて開講しています。
今回の参加者は22名。森本真司先生と岩渕弘信先生の講義の後、CO2と関連要素(酸素濃度やCO2の炭素同位体比)の測定法の実習を行い、さらにこれまでに得られたデータを解析して大気中のCO2濃度増加の原因を推定すること、日射計、放射計、スカイラジオメーターの測定法を学び、地上観測データや衛星観測データを用いて日射・放射フラックスの収支を求めるとという2つのグループに分かれて、課題に取り組みました。私はCO2班に同行したのですが、皆さん慣れない手つきでサンプル採集や測定を行っていた中、発表ではAPOの算出データが最新のデータとほぼ合致するという、中澤先生も感心する分析内容でした。今後も、ここで習得した技術を使ってwebsiteに掲載されている様々なデータを解析して欲しいですね。



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2014年10月28日写真日記

自修会コンサートが開催されました

10月27日(月)、理学部・理学研究科自修会主催のコンサートが開催されました。自修会では年に数回、プロの方をお招きしてコンサートを開催しています。プロの方と学生の共演は、その成長ぶりを確認できるのもあって毎回楽しみです。今回は宮城教育大学音楽科の学生も加わって、更に音に厚みがでたのではないでしょうか。
このような楽しい企画を運営してくれているスタッフの学生さん、いつもありがとうございます。




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2014年8月25日写真日記

『化学グランプリ2014』二次選考を東北大学で開催

8月22日(金)~23日(土)、一次選考を通過した74名の中高校生が川内北キャンパスの学生実験棟に集結して、『化学グランプリ2014』の二次選考に挑戦しました。これまで関東と関西地区で開催されてきた化学グランプリの実技試験。昨年度、被災地の高校生にも化学の夢を届けたいとの願いを込めて、初めて東北地区(東北大学)で開催。見事に東北地区の受験生が大賞を受賞しました。今年も東北地区の受験生に期待が集まりました。果たして東北勢の結果は...
宮城県仙台第二高等学校の石垣貴史さんと福島高校の小山田健太さんが金賞を受賞しました。おめでとうございました。今年度で二次選考の東北大学開催は終わりましたが、2回とも東北地区から入賞者が出るという明るいニュースをお届けできて良かったです。


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DSC_0343.JPG 二次選考は「金属錯体の合成と構造」という大学生レベルの実験・考察でした。


化学グランプリ公式サイト

2014年4月18日写真日記

川内萩ホール前にて

川内萩ホールの庭は花見のメッカ。今日も、いくつかの団体がお花見をしておりました。見頃は今週までですかね。


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2014年4月16日写真日記

桜満開

春ですね。理学研究科がある青葉山でも桜が満開になりました。みなさんの研究室ではもうお花見やりました?


1-DSC_2999.jpg 北青葉山憩い公園

【おまけ】

今は「ナルコユリ」の旬だそうです。食べるとアスパラガスのような味とのこと。薬用植物園の大場さんに少しお裾分けしていただきました。塩少々のお湯でさっとゆがいてマヨネーズで食べるらしい。

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2014年4月14日写真日記

第8号ラジウム副原器

東北大学サイクロトロン・ラジオアイソトープセンターに、第8号ラジウム副原器があることをご存知でしょうか?

1895年にウィルヘルム・レントゲンが放電管を使った実験でX 線を発見、1896年にはアンリ・ベクレルがウラン鉱石から放射線がでていることを発見しました。
ウラン鉱石(ピッチブレンド、瀝青ウラン鉱)を使って放射線の研究をはじめたマリー・キューリーは、そのなかにウランとは違う放射線源が含まれていることに気がつきました。彼女は夫のピエール・キューリーとともにピッチブレンドの精製に明け暮れ、1898年にポロニウムとラジウムを取り出すことに成功しました。
放射線は発見されてすぐに生物学的作用が認められたため、医療に使われるようになりました。特にラジウムはガン治療などに盛んに使われるようになったこともあり、放射線量の標準化が必要とされるようになりました。1910 年、1g のラジウムと平衡状態にあるラドンの放射能量の単位をキュリー(Ci) と定められました。翌年、ブリュッセルで開催された第1回ソルベー物理学国際会議でマリー・キュリーとアーネスト・ラザフォードは国際ラジウム原器と副原器の設定を提案しました。
1912年にマリー・キューリーが精製した21.99mg のラジウムを使ったラジウム原器が作られ、パリにある国際標準度量衡局に設置されました。同時に作られたラジウム副原器が世界各国に送られることになり、ラジウムの国際標準が確立しました。そして、1913年に塩化ラジウム9.8mg の第8号ラジウム副原器が東北大学理学部に到着したのです。
この第8号ラジウム副原器には証明書が付されており、アーネスト・ラザフォード、パリでの測定に対してマリー・キューリー、ウィーンでの測定に対してステファン・マイヤーの3名が内容を保証する署名をしています。東北大学に到着した後、証明書の訳文を愛知敬一が作成しました。残念ながら、これら証明書の所在が不明になっており、コピーだけが現存しています。


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2014年4月 9日写真日記

ガイダンスが行われました。

新年度がスタートしました。理学研究科でも、各専攻でガイダンスが行われ、皆さん身の引き締まる思いになったのではないでしょうか?とにかく体に気をつけて新学期を乗り切ろう。


||数学科 4月3日|| 1-DSC_2868.JPG 1-DSC_2886.JPG

||物理学専攻 4月4日||
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||天文学専攻 4月4日|| 1-DSC_2907.JPG 1-DSC_2911.JPG

||地球物理学専攻 4月4日|| 1-DSC_2919.JPG 1-DSC_1630.JPG
||化学専攻 4月4日|| 1-DSC_2898.JPG 1-DSC_2900.JPG
||地学専攻 4月7日|| 1-DSC_0035.jpg 1-DSC_0022.jpg
2014年3月11日写真日記

レーゲンスブルク大学(ドイツ)のオリバー・ライザー教授が来校されました

2014年3月10日(月)11日(火)、レーゲンスブルク大学のオリバー・ライザー教授が本学を来校されました。ライザー教授は、東日本大震災直後にドイツの大学研究者、フンボルト財団、ドイツ化学会、化学工業財団などへ働きかけ、日本人学生が短期留学をするにあたっての渡航費、滞在費、受け入れ先などの支援体制を整えてくださった先生です。東北大学では、その支援を受けて理学研究科の松野太輔さん(磯部寛之教授指導)、薬学研究科の市川拓哉さん(山口雅彦教授指導)、百井雄一さん(徳山英利教授指導)の3名がドイツへ短期留学を果たしました。

■■3月10日■■
DSC_1854-1.jpg 薬学研究科大講義室にてライザー教授の講演会が開催されました。冒頭で薬学研究科の山口雅彦先生は「本当に困った時こそ助け合うのが真の国際交流」と挨拶しました。

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DSC_0235-1.jpg 講演後に、東北大学化学系の教員一同より感謝の意を込めてライザー教授に記念品を贈呈しました。

■■3月11日■■
DSC_2152-1.jpg 福村裕史理学研究科長より記念品を贈呈。

DSC_0258-1.jpg 有機化学第二研究室の松野太輔さん(D2)はレーゲンスブルク大学ライザー教授の研究室で「光レドックス触媒反応の開発」を研究、その成果が Chem.Eur.J誌に掲載されました。

2014年2月24日写真日記

明日から一般入試前期日程です

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明日から一般入試(前期日程)です。準備万端。

2014年1月29日写真日記

Aoba Scientia No.20製作中

3月発行予定のAoba Scientia No.20。学位記授与の時に配布しますので、少々お待ちください。

 本日は新任教員紹介ページのための写真を撮影しました。

   数学専攻の前川先生です。神戸大学からいらしたそうです。

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2014年1月 9日写真日記

オーロラ講演会2013

12月23日(月)、仙台市天文台にて、全国オーロラ講演会2013が開催されました。オーロラ3Dプロジェクト主催のイベントで毎年、オーロラに関連する科学をテーマにした講演会を、クリスマス前後の週末などに全国各地で一斉に開催しています。
今年は今年は11年に1度の「当たり年」、アラスカと昭和基地から届いたばかりの貴重な映像をたくさん見せて頂きました。プログラム は1回約20分の講演を3回。第1回目のプログラムは、理学研究科ご出身の片岡龍峰先生(極地研・准教授)が解説をしてくださいました。中川広務先生は、自分でワッペンを付けたという宇宙飛行士のブルースーツにサンタの赤い帽子を着用という完璧な装い。幻想的な音楽とオーロラに参加者の方も12月の慌ただしさも吹き飛んだのではないでしょうか?合計約250人来場者がありました。



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2013年12月27日写真日記

2013年がもうすぐ終わってしまいますが...。

今日で御用納め、2013年も残すところもうちょっと。そんな訳で今年を振りかってみました。取材でいろんな所に行かせていただきましたが、特に印象に残っているのはKavli IPMU-カブリ数物連携宇宙研究機構です。なんといっても建物がおしゃれで素敵でした。サバティカルでちょうどIPMUに滞在中の二間瀬先生にお願いして、案内していただきました。
もう、建物内には黒板が至る所に置いてあり、研究するための施設ですね。だからといって、冷たい雰囲気があるわけでなく、黄色い壁や木目調のインテリアでぬくもりのある佇まいになっているあたりがさすがです。機会があったらもう一度行きたいな。



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【おまけ】
DSC_5350.JPG お仕事中の二間瀬先生
2013年11月26日写真日記

クランツ標本

東北帝国大学理科大学設立当初に、ドイツから購入したクランツ標本があるとうかがって、地学専攻 長瀬敏郎先生のところにお邪魔しました。クランツ標本と呼ばれている標本は、世界的に有名な鉱物・岩石・化石標本の取り扱い商、クランツ商会から1912年に購入したもので、岩石標本、鉱物標本、化石標本、薄片標本、結晶模型からなります。世界中の有名な資料から構成されており、X線科学分析などの標準試料として用いられました。


■岩石標本■

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■手に持っているのはトパーズ■

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■手書きのラベル■

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■標本台帳■
カード式になっており、アルファベット順に並べられ、木箱に保管されています。

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■結晶形態模型■
鉱物の対称性を学ぶときに用いられる木製の結晶形態模型。個々の鉱物模型には、番号、形態名、ナウマンの面記号、ミラーの面指数、この形態を示す鉱物名、文献が記載されています。

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■アフリカの星「カナリン」(レプリカ)■
1905年1月26日南アフリカのプレミア鉱山に長さ101mm×幅50.8×高さ63.5mm、重さ621.2gの巨大なダイヤモンドが発掘されました。現在では世界第2位になってしまいましたが、それまでは世界最大のカットダイヤモンドとして有名。

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■化石標本■

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2013年11月21日写真日記

物理学科・物理学専攻 進学・就職ガイダンスの模様

10月30日(水)、物理学科・物理学専攻 進学・就職ガイダンスが行われました。このガイダンスは、第一部が進学ガイダンス、第二部が就職ガイダンスの二部構成となっています。専攻長の前田和茂先生より、「みなさんは物理学の勉学に励み、スキルをUPして、能力を磨いてこられたのだから、もう少し極めたいと思ったのならできる限り進学を真剣に考えて欲しい。先輩たちの話、就職担当の先生の話を参考に社会に向けてしっかりと目を開いて歩んで行ってって欲しい。」と挨拶がありました。
実体験に則した先輩方の話は、博士課程に進むメリット、デメリットや就活での失敗談も全部お話してくれたので、とても参考になったのではないでしょうか?


【第一部】
 ▪ 学科委員 落合明先生の説明
 ▪ 核放射線物理学講座 早水友洋(D2)さん
 ▪ 表面物理研究室 松下 ステファン悠(D2)さん

【第二部】
 ▪ 就職担当 倉本義夫先生 今年度の就職状況について
 ▪ 就職担当 田村裕和先生 注意事項説明
 ▪ 物性理論研究室 山崎智史(D3)さん
 ▪ 素粒子・宇宙理論研究室 岡本 昂(M2)さん




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2013年11月19日写真日記

自然史標本館のガチャガチャ

自然史標本館にガチャガチャが設置されてました。「地球のたからもの」という展示品をモチーフにしたオリジナル缶バッチです。根本さんによると学生さんがデザインしたものらしい。1回100円で5種類あります。ちなみに、今回、わたしがとったのは、『黄鉄鉱・電気石』、『大型6枚サンゴ骨格標本』、『ステゴサウルス全身骨格(レプリカ)』の3種類でした。

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2013年11月18日写真日記

かりんの実

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はじめて実物を見ました。のど飴でおなじみのかりんの実です。評価分析・研究戦略室の阿部さんのお庭に実ったものです。なしのような良い香りがします。こんなにおいしそうなのに、しぶくてそのままでは食べられないそうです。砂糖漬け、果実酒にするのが一般的のようです。

2013年11月12日写真日記

貴重な岩石関連試料のデータベース化

先日、理学研究科合同A棟別館の吉田武義先生がおられる岩石試料保管室にお邪魔しました。吉田先生は、一昨年理学研究科を退職されて、現在はリーディング大学院で「火山学」の講義を担当されています。
ゆったりとした研究生活を送っているものと思いきや、膨大な岩石関連試料に囲まれて、そのデータベース化で、大変お忙しい毎日を過ごしてらっしゃいます。


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明治以来、採取されてきた岩石試料の多くは、今では土木工事によりコンクリートに覆われて、もう採取することができなかったり、研究された後、天然記念物となって採取そのものができなくなったり、国立公園内に分布するために、今では、採取のために特別な許可がいる場所の試料であったりします。また、これらは、海外を含むさまざまな地質環境から採取されたものであり、それらをデータベース化し、互いに比較しながら、一望できるようにすることは、とても重要なことになります。また、一部の試料については、東北大学と他機関との間の共同研究の材料としても活用されています。


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吉田先生の前にあるのは、「一ノ目潟ゼノリス」。一ノ目潟は、男鹿半島先端付近に多数あるマール(噴火の後の爆裂火口に水がたまり形成された湖)の一つです。そこには、火山活動で放出された軽石などの火山岩と一緒に、マグマが地球深部のマントルから上昇して地表に至る過程で、火道の壁から取り込んだ、さまざまなマントル岩や地殻岩が発見されており、島弧のマントルと地殻を貫く天然のボーリングコア試料として世界的にも有名です。東北大学の地学専攻では、これまでにも、また今も、多くの研究者が一ノ目潟のゼノリスを研究し、多数の論文が公表されていますが、そこで用いられた試料の多くがここに集約され、吉田先生のもとで、岩石薄片・分析用粉末試料、各種資料などとともに、整理され、データベース化されています。


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2013年11月 8日写真日記

カカオの花

DSC_6620.JPG秋の花を掲載しようと、薬用植物園にりんどうを撮影しに行きました。ところが、10日ほど遅かったらしく、りんどうは茶色くしなびたようになっておりました。うーん、残念。しかし、大場さんと早坂さんに「カカオの花」が咲いているとうかががいハウスの中へお邪魔して撮影。幹から直接咲いているんですね。

2013年10月11日写真日記

卒業生訪問 その1 高田昌広特任教授(東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構)

東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構の高田昌弘先生は天文学専攻の二間瀬敏史先生の研究室出身です。現在、お二人が所属する国際研究チームが進めているすばる望遠鏡の新しい超広視野主焦点カメラ Hyper Suprime-Cam(HSC、ハイパー・シュプリーム・カム)を用いての人類史上最大の銀河探査観測についてお話をうかがいました。

 

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Kavli IPMU にて


約 80 年前に天文学の研究から暗黒物質の存在の証拠が指摘されて以来、その存在を疑う天文学者は今ではほとんどいないと考えられます。しかしながら、天文学者は宇宙の暗黒物質を直接見ることはできません。また、素粒子物理学者も暗黒物質の候補である未知の素粒子を地上実験で未だ発見できていません。宇宙の物質の約 85 % が暗黒物質であるという強い証拠があるにも関わらず、「暗黒物質とは何か?」という問題は、天文学者および素粒子物理学者が直面している未解決の大問題の一つです。
すばる望遠鏡に新たに搭載されたHSCは、満月9個分の広さの天域を一度に撮影できる世界最高性能の超広視野カメラです。独自に開発した116個のCCD素子を配置し、計8億7000万画素を持つまさに巨大なデジタルカメラです。
我々は、このHSC宇宙探査の準備研究として、現在のすばる望遠鏡のカメラであるシュプーリムカム(Suprime-Cam)で撮影した50個の銀河団の観測データを用いて、宇宙を満たす、光を発しない謎の暗黒物質の密度分布を宇宙空間のひずみ「重力レンズ」効果を通して求め、暗黒物質の分布が "冷たい暗黒物質" (Cold Dark Matter, CDM) モデルの予言する特徴と一致する新たな証拠を発見しました。


本研究成果は、5月17日、米国の天文学専門誌『アストロフィジカル・ジャーナル・レター』(2013年6月1日号)に掲載され(Okabe et al. 2013, "LoCuSS: The Mass Density Profile of Massive Galaxy Clusters at z=0.2", The Astrophysical Journal Letters, 769, 35)、2013年3月7日、日本天文学会欧文報告論文賞を受賞。
【研究チーム】

岡部信広 (東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構)、Graham Smith (イギリス・バーミンガム大学)、梅津敬一 (台湾中央研究院)、高田昌広 (東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構)、二間瀬敏史 (東北大学大学院理学研究科)。
※Graham Smith氏以外は二間瀬先生の研究室出身です。

2013年9月20日写真日記

中秋の名月

DSC_4300.jpg昨日はお月見びよりでしたね。雲も無く、ばっちり「中秋の名月」が見られました。満月の「中秋の名月」、次は8年後ということなので撮影しました。

2013年9月20日写真日記

夏休み大学探検2013「極小の世界をみる巨大な顕微鏡、加速器」

7月25日(木)、電子光理学研究センターにて物理学専攻 金田雅司先生の夏休み大学探検2013「極小の世界をみる巨大な顕微鏡、加速器」が実施されました。夏休み大学探検は、夏休みに仙台市立中学校、仙台青陵中等教育学校(前期課程)の生徒を対象に、世界トップレベルにある東北大学の研究者から「科学」についての話を聞くというもので、本学出身の田中耕一先生がノーベル化学賞受を受賞したのを記念して始まり、今年で12回目を迎えました。金田先生のプログラムの他に12個のプログラムがあるのですが、全体で昨年より2割多い140~150名の参加申込みがあったとのこと。
電子光理学研究センターでの体験活動ということで、金田先生による「加速器とは何か」、「原子核・素粒子」についての講義を受けて基礎知識を学んだ後、施設内にある加速器、検出器の見学をしました。分かりやすく説明をするといっても限界があるので難しいキーワード満載だったと思いますが、金田先生によると「今後学んでいく中でいつか分かるときが来る、それまで、この時の疑問を持ち続けることが大切」ということです。



DSC_1520.JPG加速器の原理から量子力学、ILCの話題など

DSC_1577.JPG60MeV 高繰繰り返し線形加速器

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DSC_1638.JPG第二実験室

DSC_1652.JPGNKS2 を撮影中

2013年8月26日写真日記

『化学グランプリ2013』 講演会&表彰式

8月24日(土)、二次選考の2日目が理学研究科でおこなわれました。ラジオ・アイソトープセンターの見学、理学研究科 平間正博先生「シガテラ(世界最大の海産物中毒)への化学の挑戦」、工学研究科 附属超臨界溶媒工学研究センター 小野巧 先生「人力飛行機製作で学んだこと」の講演会が開催され、表彰式が行われました。『化学グランプリ』上位の成績を収めた高校2年生以下の生徒約20名が2014年にベトナムで開催される第46回国際化学オリンピックの代表候補に推薦されます。

今回、喜ばしいことに古川学園高等学校の鈴木陽之君が大賞を受賞しました。今年の二次選考運営責任者を務めた河野裕彦先生は、「東北地区の高校生が受賞したことが励みになって、来年もっと多くの東北の高校生が化学グランプリにチャレンジしてくれることを期待している。」と言っておりました。

 ◆大賞受賞者:重田 太郎(浅野高等学校)、久保田 祐貴(麻布高等学校)、岡本 浩一(大阪教育大学附属高天王寺校舎)、正田 浩一朗(白陵高等学校)、鈴木 陽之(古川学園高等学校)


DSC_3033.JPG二次選考は1泊2日の合宿形式。起床時間は6時でした。

DSC_3189.JPG平間先生

DSC_3262.JPG小野先生

DSC_3630.JPG金賞受賞者のみなさん

DSC_3856.JPG大賞受賞のみなさん

※『化学クランプリ2013』の各受賞者はこちらをご覧下さい。

2013年8月23日写真日記

『化学グランプリ』二次選考を東北大学で開催

8月23日(金)、一次選考を通過した77名の高校生が川内北キャンパスの学生実験棟に集結して、『化学グランプリ2013』の二次選考に挑戦しました。今回で15回目となる『化学グランプリ 二次選考』、初の東北開催です。

『化学グランプリ』は、全国の中高生に科学への興味・関心を喚起し、意欲・能力を高め、世界に通用する化学者を育成することを目的に、1999年より開催しています。

主催は「夢・化学―21」委員会と日本化学会。二次選考の今回は東北大学の理学研究科、工学研究科、高等教育推進センターも共催になっており、各部局の担当の先生が運営に加わっております。

明日は、サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター見学会と平間正博名誉教授の講演会の後、表彰式が行われる予定です。

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着ている白衣には化学グランプリのロゴマークが入っています。実技試験は知識だけではなく、応用力を問う試験になっているとのこと。3つの飲用水を水道水、ペットボトルのミネラルウォーター軟水、ペットボトルのミネラルウォーター硬水に分けてもらうという問題です。

2013年7月27日写真日記

二間瀬先生の写真だより-その3-

二間瀬敏史先生の写真だよりです。アムステルダム大学でセミナーを行ったそうです。二間瀬先生曰く「北大のように広々としていますが、風情がない」とのことです(身も蓋もない(;´∀`)・・・うわぁ・・・)。来週、日本に帰ってくるそうです。ちゃんと、大学のメールもチェックしているようで、熊が出没していることもご存じでした。
大学と街並みとチーズ屋さんの写真です。チーズのパッケージがおしゃれですね。


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2013年7月22日写真日記

自然史標本館にフクイラプトルが仲間入り

7月22日(月)、自然史標本館にフクイラプトル全身骨格(レプリカ)新しくが展示されました。以前から展示されていたステゴサウルスは大型の草食恐竜ですが、肉食恐竜のラプトルは小型で、鋭い爪と牙、俊敏そうな長い脚を持っていて、骨なのに狡猾そうな顔をしています。


DSC_6750.JPG3つに分けて運搬されてきました。これは頭部と尾が無い胴体部分。

DSC_1486.JPG台座があるので、以外に大きい。

DSC_1508.JPG頭部をねじで留めます。

DSC_6768.JPG 左:フクイラプトル・キタダエニシンス(肉食恐竜としては日本で初めて全身骨格が復元されました。

DSC_1518.JPG 白亜紀前期 体長4.2m 福井県勝山市北谷
2013年7月 9日写真日記

「全国同時七夕講演会」についての記者会見を行いました。(2013年7月4日)

7月4日(木)、理学研究科合同A棟第3共通講義室(205号)において、「全国同時七夕講演会2013」についての記者会見を行いました。

 

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 [出席者]

  • 桜井 隆氏(日本天文学会会長、国立天文台)
  • 土佐 誠氏(仙台市天文台長、七夕講演会実行委員)
  • 山田 亨(東北大学大学院理学研究科、日本天文学会副会長、七夕講演会実行委員長)
  • 田中 幹人(東北大学大学院理学研究科、七夕講演会事務局)

配付資料(761MB) 

 

2013年7月 8日写真日記

二間瀬先生の写真だより-その2-

7月末までポツダムに滞在中の二間瀬敏史先生より写真が届きました。その間、ブレーメン、ボン、ヘルシンキに行くことになっているそうです。

今回はブレーメン編です☻

 

DSC00654.JPGブレーメン市庁舎の前にある『ブレーメンの音楽隊』の像

 

DSC00692.JPGネコの看板がカワイイ

2013年5月30日お知らせ

二間瀬先生の写真だより

ドイツに出張中の二間瀬敏史先生より写真が届きました。
アインシュタイン研究所(正式名称はマックス・プランク重力物理学研究所、通称アルバート・アインシュタイン研究所)とここの図書室にあるアインシュタイン人形です。
「連日、雨や曇天でどこにもいっていません。」とのこと。
-----確かに空が暗いですね。それにしても、あのアインシュタイン人形の髪はスゴイことになってますがいいんでしょうか?


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