東北大学 大学院 理学研究科・理学部|アウトリーチ支援室

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2017年11月28日レポート

11月21日(火)物理学専攻キャリアパス・シンポジウムが開催されました

 11月21日(火)、理学研究科合同A棟203号室にて「物理学専攻キャリアパス・シンポジウム」が開催されました。
 本シンポジウムは、物理学科・専攻を修了し、さまざまな方面で活躍されている方々にその経験を語っていただくことで、学生たちに物理学科・専攻を修了後の未来について考えてもらおうと、毎年物理学専攻が開催・運営しているシンポジウムです。今年は5名の講師をお招きし、学生時代の体験談や現在の仕事内容などを語って頂きました。

45c1d3b7a56b643d31ca4191f59c52bcb48e03ab.jpg「企業が求める博士と修士の違い(NTT研究所の場合)」 熊田 倫雄
(NTT物性科学基礎研究所 2003D 物性実験)
 NTT研究所の場合、修士入社は大学のテーマとは異なる分野でも活躍できるような人材として開発職に、博士入社は専門家として活躍できる研究職に携わる例が多い。後悔しない選択をしてください。


9f9fe53582243ff550b09cc39c3310b93510f16f.jpg「素粒子と自分のやりたいこと」 石渡 弘治
(金沢大学 2010D 素核理論)
 修士時代はとにかくわからないことだらけで、就活も考えた。しかし、博士に進学してからは少しずつできることが増え、突きつめていくことの大事さ、楽しさに気づいた。ある程度の冒険心をもって自分の道を進んでほしい。苦しいときは立ち止まって、周りの人に話してみては。


a907d5f65f72b01098a4ee39b67b258f70249a7b.jpg「博士課程から技術者へのキャリアパス事例」中野 浩至
(富士通インターコネクトテクノロジーズ 2014D 素核実験)
 生きているうちにやりたいと思っていたことが、博士に進学したことにより実現できた。また、現在の業務は研究してきたことと異なるが、博士課程を通じて身につけたスキルが役立っている。やりたいことをとことんやって後悔のない人生を!


04.jpg「駆け出しの研究者が学生時代を振り返ってみた」 浦田 隆広
(名古屋大学 2016D 物性実験)
 学部時代はボート部に入部し、青春を注いだ。友達もでき、「組織」を学ぶことができた。ただ、正直勉強をしなくなったことを一番後悔している...。学生に伝えたいことは「視野を広く、自由を認識しよう!」


4ac6d51fe3c16bf13580174e268b30a5ab2f2434.jpg「企業のハカセのお仕事」 早川 純一朗
(富士ゼロックス 2012D 物性実験)
 学生時代は自分の力で研究を1つ仕上げたいという思いがあり、独自の装置開発に打ち込んでいた。就職活動では、推薦は使わず、研究活動で得たスキルや経験などもPR。博士入社の場合、基本的には入社が4年上の修士卒以上の業務レベルが期待される。



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