東北大学 大学院 理学研究科・理学部|アウトリーチ支援室

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2019年4月 3日レポート

3月22日(金)東北大学サイエンスカフェ「合成化学で機能を創る」

3月22日(金)、せんだいメディアテーク1階オープンスクエアにて、第162回東北大学サイエンスカフェ「合成化学で機能を創る」が開催されました。講師は理学研究科 化学専攻の 瀧宮 和男 教授。当日は56名の方々にご参加いただきました。たくさんのご来場ありがとうございました。
20世紀に大きく発展した有機合成化学は、21世紀に入り、従来対象としていなかったエレクトロニクス分野にも重要な役割を果たすようになっています。講演で瀧宮先生の研究室で生み出された化合物を例に、エレクトロニクスへの応用について紹介されました。
参加者からは「身近なところに活用されているものがあり、興味を覚えた。」「有機でできたデバイスを体内に入れても機能するのか疑問に思った。」などの感想をいただきました。

↑ 写真をクリックするとスライドショーになります。


  理学研究科 化学専攻 博士課程前期1年 田中 俊一  
有機合成と聞くと、薬や染料を連想する方々が多いと思いますが、21世紀に入り、従来対象としていなかったエレクトロニクス分野にも重要な役割を果たすようになっています。本講演会では、我々の研究室で作製した液晶セルのモデルを使って、エレクトロニクスへの応用について市民の方々に知って頂きました。
テーブルディスカッションでは、「液晶ってどうやって作るの?」「液晶テレビってどのような原理?」「有機 EL との住み分けは?」などといった多岐にわたる質問が寄せられ、大いに盛り上がりをみせた講演会となりました。我々も分からないような鋭い質問もたくさん寄せられ、刺激を感じた一日でした。
この講演会を通して、有機合成の面白さ、素晴らしさを感じていただけたのであれば非常に嬉しく思います。

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