時には日々の生活の手を止めて立ち止まり、自然の声に耳を傾ける

青葉山の面々 - Message from Aobayama.

宇野 裕美先生
生物学科、
生命科学研究科
准教授

1.
現在、どんな研究をしていますか?

自然本来の河川では降雨降雪などに応じて流量が大きく変化し、土砂や倒木とも相互作用して河川の地形も刻々と変化しています。また、魚や昆虫・甲殻類など多くの動物も季節や生活史に応じて流域の森・川・海の間をダイナミックに移動して生きています。私は原生の自然がもつこれらの物理環境および生物のダイナミズム(時間的変化や空間的移動)が生態系の維持において果たす役割について、野外調査や自然のダイナミズムを部分的に阻害又は復元して生態系の応答を見る野外大規模操作実験により研究しています。

2.
興味を持ったきっかけは?

子供の頃に川で魚をとって飼育することにはまり、それが長じて川の研究者になりました。川は森や海ともかかわりが深く、川を研究することでいろんな研究者と共同研究していろんな生態系について考える機会が得られるのも私にとっての魅力です。

3.
メッセージ

大自然のダイナミックな生態系。都会での普段の生活ではなかなか想像もつかないかもしれません。しかし、私たちが生きているこの場所にも昔は大自然が広がっていて、生き物はその自然に適応して進化してきました。時には日々の生活の手を止めて立ち止まり、自然の声に耳を傾けていただけましたら幸いです。

名前:
宇野 裕美(うの ひろみ)
所属:
生物学科、生命科学研究科 准教授
研究室:
流域生態研究室
出身地:
兵庫県
最近読んでいる本:
こころの処方箋「河合隼雄」
研究分野:
河川渓畔林生態学
掲載日:
2026.3.2
JAEN