現場のフロンティアサイエンス

大学院院生にとって、自身の将来を描くことは、極めて重要ですが、とても難しい
のが実状です。

地学専攻では、5月からのセメスターに、
グローバルCOE「変動地球惑星学の統合教育研究拠点」プログラム事業の⼀環として、
地球科学特別講義Ⅰ、先端 地球科学Ⅳ「現場のフロンティアサイエンス」を開講いたします。
この講義では、大学以外の現場で活躍している本学地学専攻の卒業生らに、
それぞれの分野、業界における「現場のフロンティアサイエンス」を講義して頂きます。
これにより、 大学院生の方々に、キャリアパスの可能性をより広く、また、具体的に捉えて頂くとともに、
各自の研究に対しても、現場のフロンティアサイエンスからのフィードバックが得られること を期待しています。

多くの院生の方々の履修をお願い致します。
また、学部生の方々にも、興味のある講義について、自由に聴講して頂くことを歓迎致します。

講義概要

○地学専攻 博士課程前期・後期大学院生対象
○履修登録時の講義名:地球科学特別講義I(博⼠課程前期)、先端地球科学V(博⼠課程後期)
○毎週水曜日午後4講時(14:40~16:10)
○理学総合研究棟2階 第3共通講義室(205号室)
○第1学期(2011年5月11日~2011年8月3日)
○講義担当者:吉田武義、西弘嗣、今泉俊文、中村美千彦、高嶋礼詩、本学卒業生他
履修登録をしていない学生、他専攻の学生も参加できます。

○授業の目的と概要
本講義は、社会の最前線で活躍している本学卒業生を主とする方々に、 様々な分野で進められている地球惑星科学関連の最前線の基礎研究に関する講義をして頂き、 大学における研究にフィードバックを得るととも博士課程前・後期院生に、キャリアパスの可能性をより広く、 また具体的に、捉えて頂くことを目的とする。現場のフロンティアサイエンス(I)では 特に、各種研究所、独立行政法人等に所属する先輩から学ぶ。

○学習の到達目標
地球惑星科学関連業界の様々な業態における、フロンティアサイエンスの拡がりとその可能性を学ぶ。

講義日程(前期)

  • ●05/11 千葉政典(東北大学キャリア支援センター)
  • 「東北大学のキャリア支援体制と現状の雇用環境」*終了*
  • ●05/18 鎌谷紀子(気象大学校)
  • 「災害予知のサイエンス」*終了*
  • ●05/25 (連合大会のため、休講)
  • ●06/01 鈴木淳(産業技術総合研究所)
  • 「海洋環境とサンゴ礁の過去と未来」*終了*
  • ●06/08 小俣珠乃(海洋研究開発機構)
  • 「深海調査から地球深部探査までの最前線」*終了*
  • ●06/15 大竹真紀子(宇宙航空研究開発機構)
  • 「惑星科学の最前線」*終了*
  • ●06/22 野田芳和(福井県立恐竜博物館)
  • 「自然史科学のフロンティア」*終了*
  • ●06/29 佐野亜沙美(日本原子力研究開発機構)
  • 「高強度パルス中性子源J-PARC・MLFで広 がる地球深部科学」*終了*
  • ●07/06 林 歳彦(石油天然ガ ス・金属鉱物資源機構)
  • 「JOGMECの役割 金属鉱床と探査」*終了*
  • *講師が変更しています
  • ●07/13 小原将嵩(石油天然ガス・金属鉱物資源機構)
  • 「金属資源開発技術のフロンティア(仮題)」*終了*
  • ●07/20 中島秀敏(国土地理院)
  • 「地理空間情報活用の最前線」*終了*
  • ●08/03 太田岳洋(鉄道総合技術研究所)
  • 「地圏環境保全のサイエンス」*終了*

講義日程(後期)

  • ●10/04 山田亮一(山田技術士事務所)
  • 「金属資源関連業界の最近の動向」*終了*
  • ●10/11 鈴木奏致(計量計画研究所)
  • 「地球環境問題と都市計画のサイエンス」*終了*
  • ●10/18 畠田健太朗(マリン・ワーク・ジャパン)
  • 「深海掘削研究の現場と技術支援」*終了*
  • ●10/25 宮嶋 敏(埼玉県立深谷第一高校)
  • 「高校地学教育の現状と課題-地球人の科学リテラシー育成を目指して-」
  • ●11/01 佐藤克典(国際石油開発帝石)
  • 「石油・天然ガスを求めて-石油システムと石油探鉱-」
  • ●11/15 北川嘉彦(秋田市)
  • 「地方公共団体(秋田市役所)の現場」
  • ●11/22 福田英一(住友金属鉱山ポゴ社)
  • 「金属資源探査の最前線」
  • ●11/29 三浦大助(電力中央研究所)
  • 「電力施設の火山防災について」
  • ●12/06 千葉達朗(アジア航測)
  • 「防災コンサルのフロンティア-赤色立体地図の発明とその応用-」
  • ●12/13 白鳥寿一(DOWAエコシステム)
  • 「地圏環境保全、汚染土壌対策のサイエンス」
  • ●12/20 明石 勤(太平洋セメント)
  • 「セメント産業における地質調査の重要性」
  • ●01/10 佐藤俊二(JX日鉱日石開発)
  • 「石油資源開発のサイエンス」
  • ●01/17 井須紀文(LIXIL(INAX))
  • 「自然に学ぶもの作り-2050年のCO 2 削減80%を目指して-」
  • ●01/24 麻木孝郎(日鉄鉱業)
  • 「金属資源開発のサイエンス」