東北大学 大学院 理学研究科・理学部|アウトリーチ支援室

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2012年2月 9日取材

天文学専攻の沖田博文さん、南極へ行く。

 天文学専攻博士課程後期2年(*)の沖田博文さんが、第52次南極観測隊(夏隊)の一員として南極に向かったのは2010年11月のことでした。
 目的は、沖田さんが大学生の頃から研究開発に取り組んできた南極40センチメートル赤外線望遠鏡の試験観測です。
 気温が低く、内陸部ではほぼ無風+高い確率で快晴+そして1年の半分はずーっと夜・・・地上から赤外線で天体を観測をするために世界で一番適しているといわれているのが実は南極なのです。
 この望遠鏡を壊さずに南極まで運ぶこと、マイナス40℃という条件下で望遠鏡をきちんと作動させること...乗り越えなければいけない壁はたくさんありますが、今回の試験観測が将来の南極2メートル赤外線望遠鏡の建設に向けての、大きな第一歩になります。

 平成22年11月24日~平成23年3月20日の約4カ月間、沖田さんが体験した南極の日々を写真とともに振り返っていただきました。

*観測隊参加時は博士課程後期1年



★沖田さんよりコメントをいただきました★
IMG_1305.jpg 南極での観測は観測装置の不調によって予定していなかった現場での調整作業等困難を極めましたが、何とかすべての観測を実施することが出来、いまはそのデータ解析を行っている最中です。 また、南極で見てきた厳しくも美しい自然、そこで観測を続ける観測隊の意志と情熱を肌で感じることも出来ました。

★参考リンク★
東北大学大学院理学研究科天文学専攻
南極観測のホームページ

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