東北大学 大学院 理学研究科・理学部|アウトリーチ支援室

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2017年9月 8日レポート

9月2日(土)サイエンスリンク in 山形

 2017年9月2日(土)、山形大学体育館にて「サイエンスリンク in 山形」が山形大学SCITAセンターが主催となり、開催されました。今回は8団体が参加し、2団体によるサイエンスショーも行われました。東北大学からは、広報サポーターが参加しました。たくさんのご来場者があり、どのブースも盛況でした。子どもたちや地域のみなさんに科学のおもしろさをお伝えできたと思います。
 さて、このサイエンスリンクですが、2018年2月25日(日)サイエンスリンク in 仙台 の開催が決定しました。今回、広報サポーターとして参加した学生が サイエンスリンク in 仙台実行委員 として準備を進めています。詳細が決まり次第、こちらでもお知らせ致します。お楽しみに!

【広報サポーター「ふしぎなシートでキラキラ光の万華鏡」】
 「分光シート」を使用した万華鏡は、通常とはちょっと違う見え方でキラキラ光ります。「どうしてこう見えるの?」と言う疑問に答えながら楽しく製作を進めます。穴の大きさ・数・デザインによって光の見え方が変わります。自分だけのオリジナル万華鏡が完成しました。整理券を配布したくさんの方々に参加いただきましたが、早々に整理券が無くなりご迷惑をお掛けしました。また機会があればぜひご参加ください。

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2017年9月 1日レポート

8月19日(土) 東北大学科学シンポジウム「ニュートリノ研究に夢をのせて」

 8月19日(土)、仙台勝山館において東北大学多元物質科学研究所、研究推進・支援機構知の創出センター主催の東北大学科学シンポジウム「ニュートリノ研究に夢をのせて」が開催されました。本シンポジウムでは、「ニュートリノが質量を持つ事を示す、ニュートリノ振動現象の発見」により2015年ノーベル物理学賞を受賞された東京大学宇宙線研究所長の梶田隆章先生、京都大学理学研究科教授の中家剛先生、本学ニュートリノ科学研究センター長の井上邦雄先生が最先端のニュートリノの研究についてそれぞれ分かりやすくご講演されました。
 後半の高校生とのトークセッションでは、「カミオカンデはなぜ円柱型なのか?」や「研究の方針や論文作成時に他グループを意識しているか?」、「昔の研究環境と比べて今はどうか?」など鋭い質問が次々飛び出し、大変盛況な会となりました。

プログラム
講演1「神岡での研究の30年」
 梶田 隆章 先生(東京大学 宇宙線研究所長、2015年ノーベル物理学賞受賞)
講演2「神岡に向けてニュートリノビーム発射」
 中家 剛 先生(京都大学 理学研究科 教授)
講演3「ニュートリノで解き明かす宇宙の謎」
 井上 邦雄 先生(東北大学 ニュートリノ科学研究センター長)
高校生とのトークセッション「科学研究の夢」
 ファシリテーター 渡辺 寛子 先生(東北大学 ニュートリノ科学研究センタ- 助教)

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2017年8月22日レポート

8月19日(土)仙台市天文台×東北大学大学院理学研究科 公開サイエンス講座 巨大惑星をめぐる旅ー地球物理学専攻・地学専攻編ー

 2017年7月1日に東北大学大学院理学研究科と仙台市天文台は連携協力協定を締結し、今年度のコラボレーション企画として全4回の公開サイエンス講座を行います。
 その第1回目のイベントとして、8月19日(土)仙台市天文台にて「巨大惑星をめぐる旅ー地球物理学専攻・地学専攻編ー」が開催されました。
 当日は、[1]ラジオ工作、[2]人工衛星折り紙、[3]ミニ講演、[4]小惑星サンプル展示の4つのイベントで構成され、たくさんの方々にご来場いただきました。小学生や未就学児が楽しめる工夫が会場の随所に見られ、お子さんたちが気に入ったブースに何度も足を運ぶ姿が印象的でした。

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  世話人 地球物理学専攻 中川広務先生のコメント  
 今年度の公開サイエンス講座の第1回を8月19日に実施しました。仙台市天文台岩﨑さんらの宣伝のおかげで、企画展・講演会含めて392名のたくさんの方にご来場いただきました。夏休みということもあり、たくさんの子供たちに来ていただけたのはとても嬉しいことです。
 今回は、東北大学の地球物理学専攻Cグループと地学専攻中村研とで、専攻を横断して初めてタッグを組み、木星探査機JUNOから小惑星探査はやぶさ2まで、バラエティに富んだイベントを企画できました。学生たちが主体的に動いて積極的にアイデアを出してくれたおかげで、子供たちにいろんな体験をしてもらえたと思っています。
 一方で、「人は、宇宙があるのをどうして知ることができたの?」など子供たちの素朴なギモンにこちらがハッとする場面もあり、各ブースでの子供や大人たちの反応も十人十色、研究者たちや学生たちにも刺激的な1日になったと感じています。
 ラジオ工作に奮闘してくださった三澤先生、折り紙を考案してくださった秋葉さん、顕微鏡で小惑星の世界を紹介してくださった小長谷さん、そしてお互いにとって意義のあるイベントの機会を与えてくださった天文台の岩﨑さんに感謝したいと思います。
2017年8月 7日レポート

8月4日(金)夏休み大学探検2017「マグマのふしぎ」

 8月4日(金)、理学研究科合同C棟多目的室にて「夏休み大学探検2017」が開催されました。「夏休み大学探検」とは、夏休みに仙台市内の中学生を対象に、世界トップレベルにある東北大学の研究者から「科学」についての話を聞くというもので、本学出身の田中耕一先生がノーベル化学賞受を受賞したのを記念して始まり、今年で16回目を迎えました。
 講師は 地学専攻 鈴木昭夫先生。「マグマのふしぎ」と題して、最初に講義を、その後、大学内にある実験機器見学が行われました。
 鈴木先生は、身近なものをマグマに見立てたり、普段中学校で使用してる教科書を材料に、且つ、大学の授業に近い形で講義を進めました。中学生の皆さんの、授業が進むにつれ内容に興味深く引き込まれる様子が印象的でした。
※実験ではマグマ中の粘り気の素(二酸化ケイ素)の代用品として、「キサンタンガム(増粘多糖類)」を使用しています。厳密には、マグマ中におけるSiO4四面体の連結構造と粘液中のキサンタンガムの構造は異なります。

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  鈴木昭夫先生のコメント  
 8月4日に行われた夏休み大学探検では、「マグマのふしぎ」というタイトルで講義を行いました。参加者は8名で、仙台市内の中学1年生と2年生でした。
 さて、中学校の理科では1年生の後半で火山の形や溶岩について学習します。
 2年生は既に学習済みでしたが、1年生はこれからですので、中学理科の教科書に沿って基礎的なところから解説していきました。
 溶岩について、中学校では「黒っぽい溶岩は粘りけが弱く、白っぽい溶岩は粘りけが強い」と教わります。しかしながら、なぜ粘りけに違いがあるのか、また、粘りけはどの程度違うのかについては学習しません。今回の講義では、その辺りの専門的なところに少しだけ踏み込んで解説しました。
 「全ての現象には必ず理由がある」は、あるドラマ中の名セリフですが、中学生の皆さんには、色々な現象に「なぜなのか」と興味を持ち、「実に面白い」「実に興味深い」と思ってくれることを私は願っています。
2017年8月 4日レポート

【広報サポーターレポート】7月19日(水)ぶらりがく「数学はお医者さん?-数学とがん治療の関わり-」

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今回は7月19日(水)開催「ぶらりがく」の様子を土田星奈(理学研究科地学専攻修士1年)がお伝えします!

 7月19日(水)、東北大学理学研究科合同C棟多目的室にてぶらりがくが開催されました。今回は一般の方を対象に、「数学はお医者さん?-数学とがん治療の関わり-」と題し、数学専攻の岡部真也准教授から前立腺がんの治療法に関わる数学の取り組みについてお話していただきました。当日は小中学生とその親御さんたちが、暑い中、足を運んでくださり、約30名の方々が、熱心に先生のお話に耳を傾けていらっしゃいました(図1)。


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図1:岡部准教授による講演の様子

 講演では「間欠的ホルモン療法」というテーマのもと、数理モデルを用いた前立腺がんの治療法について詳しく教えていただきました。間欠的ホルモン療法とは、投薬の中断と再開を繰り返すことによって、がんの再燃を防いだり、進行を遅らせたりすることを目指す副作用の少ない治療法のことです。小学生にもわかるように、がん細胞の栄養源になるホルモンを"ご飯"と称し、がん細胞が大きくなったり、小さくなったり・・・という現象を、数式やグラフを使ってご説明いただきました(図2)。微分の数式が出てきたときは、難しいなという表情をされていたお子さん達もいましたが、その数式が表す意味を簡単なものに置き換えてお話してくださり、大変分かりやすかったです。


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図2:グラフを使ったご説明の様子

 小学生にとっては少々難しい内容だったかもしれませんが、親御さんたちのフォローを受けながら最後までしっかりと聞いてくれました。中高校生にとっては、普段学校で頭を悩ませながら一生懸命勉強している数学が、こんな風に誰かのためになっているんだ!と、実感することができるいい機会だったのではないでしょうか?今回のぶらりがくを通して、私たちが日常生活では感じられない数学の新たな一面を体験していただけていたら嬉しいです。


2017年7月24日レポート

7月16日 学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2017が開催されました

 7月16日、東北大学川内北キャンパス他にて学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2017が開催されました。本イベントは、「科学の"プロセス"を子どもから大人まで五感で感じられる日」をコンセプトに、「学都」として知られる「仙台・宮城」において、2007年度から毎年7月に開催している体験型・対話型の科学イベントで、今年で11年目を迎えました。
 当日は雨が降ったり止んだりの空模様でとても蒸し暑い日となりましたが、多くの親子連れで賑わいました。理学研究科所属の研究室でもブースを出展しており、大盛況のうちに終了しました。
学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ

『もしも地球が立方体だったら?』
東北大学大学院理学研究科地球環境物理学講座(須賀研究室)・公益財団法人日本科学協会
2017071601.jpg▲地球が立方体だったらどんな環境になるのか。SF動画を見ながら解説していきます。

2017071602.jpg▲受講した皆さんは、地球が "球" であることの意味を感じ取って頂けたかと思います!

『惑星(わくせい)ってなんだろう?』
東北大学大学院理学研究科太陽惑星空間系領域
2017071603.jpg▲自分たちでラジオを作り、それを使って惑星と電波について調べます。

2017071604.jpg▲こちらは磁力線を可視化するブースです。

  理学研究科地球物理学専攻太陽惑星空間講座 中川広務助教より感想を頂きました  
 あいにくの雨でしたが、太陽惑星空間講座のブースだけで800人を超える来場者があり、とても盛況でした。学生たちが自ら考え製作した展示品を使って、オーロラや惑星について子供たちに丁寧に解説をし、子供たちも熱心に聞いていました。子供たちは、ラジオ製作や折り紙にも挑戦して、惑星探査に触れることができました。
2017年7月10日レポート

7月8日(土) 数学専攻 大学院入試説明会

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 7月8日(土)、数学専攻の大学院入試説明会が青葉山キャンパス数理記念会館(川井ホール)で行われました。今年は43名の出席者があり、内11名は学外からの参加となりました。
 司会進行を務められた 石毛 和弘 先生は、数学教室の紹介、大学院入試の説明などをお話しされました。数学教室の紹介では、数学専門誌「東北数学雑誌」出版のこと、教育プログラム、就職状況から仙台暮らし事情まで、とても幅広い情報をご説明されました。
 また、それぞれの分野の説明は、山内 卓也 先生(代数学/数学基礎論)、石毛 和弘 先生(解析学/数理科学連携研究センター)、石田 政司 先生(幾何学/AIMR)が行いました。その後、在学生の春原 将人 さん(修士課程1年/幾何学)、伊東 邦大 さん(博士課程1年/代数学)、三宅 庸仁 さん(修士課程2年/解析学)の紹介があり、懇談会ではざっくばらんに質問が飛び交いました。
 今回は用意した募集要項が足りなくなる程の盛会となりました。実際にキャンパスに足を運んでいただくことで大学の雰囲気、そして先生や先輩との距離感などを体感出来たのではないでしょうか。
 
2017年7月 7日レポート

6月30日(金)物理系2年生のための物理学科オープンラボが開催されました。

 6月30日(金)、物理系2年生のための物理学科オープンラボが開催されました。
 最初に全員が集まり全体説明、その後6班に分かれて3つの研究室を回るラボツアーがあります。その後、再び集まり座談会、最後に自由見学です。物理学科の先生や先輩の話を直接聞くことができる貴重な機会です。今回は53名の参加者がありました。

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  平成29年度物理学専攻広報委員長 高橋史宜先生のコメント  
 物理学科ではさまざまな分野において最新の研究が行われています。一方で、研究の最先端の様子であったり、どのような研究分野があるのか、といったことに関してなかなか知る機会がなかったりするのも事実です。そのため実際に研究室を見学する機会を設けることで、自分の興味や視野を広げるとともに将来の進路選択の参考になればと、オープンラボを毎年実施しております。
 今年も多くの参加者があり、また見学後の座談会における大学院生との交流もたくさんの方に参加していただき、有益な情報交換になったのではと思います。余談ですが去年の倍以上用意したお茶やお菓子も全てなくなりましたし、大変な盛況でした。
2017年7月 5日レポート

【広報サポーターレポート】6月17日 (土) ぶらりがく「光を操る・光で操る -時間分解分光の世界-」

nakao.png広報サポーターレポート
今回は6月17日(土)開催「ぶらりがく」の様子を中尾美紗子(理学研究科地学専攻修士1年)がお伝えします!

 6月17日(土)、東北大学理学研究科合同C棟2階青葉サイエンスホールにて、ぶらりがくが開催されました。今回は一般の方を対象に「光を操る・光で操る -時間分解分光の世界-」と題し、物理学専攻の吉澤雅幸教授より分光学の最先端研究についてわかりやすく紹介していただきました。分光学とは、スペクトル(色)から物質の電子状態を調べる学問です。当日は幼稚園生から大人まで幅広い年齢の約50名の方が足を運んでくださり、回折格子を用いた実験等を通して、光を操る方法やその利用法について学びました(図1)。


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図1:講演の様子

 まず始めに今回のテーマである「時間分解分光」についてわかりやすく教えていただきました。「時間分解分光」と言うと少し難しく聞こえますが、一口で言うならば「スペクトル(色)を用いて物質の時間変化を測定する」ということです。最近は、分子の振動周期とほぼ同じ時間スケールに相当するフェムト秒(1000兆分の1秒)領域の時間変化を測定することができるそうです。時間分解して観測するメカニズムは、中学校で習ったストロボ写真を撮るのと同じ仕組みだというお話を聞き(図2)、大人の皆さんは、昔学校で習った分光学が最先端研究で応用されていることに懐かしさ半分、驚き半分の様子でした。


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図2:ストロボ写真の仕組みを紹介する装置

 次に「光を操る」ということで、色を取り出すために、回折格子を用いて白熱電球やLED電球のスペクトルの違いを見る実験を行いました(図3)。参加者には1人1つ回折格子が配られ、照明を暗くした部屋で回折格子を覗きながら実際にスペクトルを確認していました。実験中にスペクトルの違いがよくわからなかった子も、講演後再び電球の光を回折格子で覗きながら「ああ、本当にちがう!」とその違いを確認し、自分なりに納得しているようでした。実際の研究では、コンピュータでスペクトルを読み込み、物質の電子状態を見ているそうです。また、身の回りで光を操る例としてレーザーを取り上げ、光を強める仕組みや、色を変える非線形光学に関するお話もありました。


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図3:回折格子で電球のスペクトルを見る様子

 最後に、「光で操る」ということで、光の熱や運動量、エネルギーが産業的に利用されていることを教えていただきました。また、最先端の研究である光合成初期過程に関するお話も紹介していただきました。小学校で習うような誰もが知っている光合成の効率的な仕組みが研究対象としてとても奥深いことを教えていただき、子どもから大人まで深く考えさせられる濃い内容でした。講演後には待ち時間が出るほど、吉澤教授に多くの人が質問を寄せていました。
 講演の最後、吉澤教授より「光と物質の多彩な関わり合いは無限の広がりをもつ」というお話がありました。家に帰ってからも蛍光灯やイルミネーションを回折格子で覗きながら、光の無限な可能性について考えてみてはいかがでしょうか。


2017年6月29日レポート

「社会にインパクトある研究」第1回シンポジウム〜理念を共有する〜

 6月23日(金)、青葉山コモンズにおいて、「社会にインパクトある研究」第1回シンポジウム〜理念を共有する〜が開催されました。
 東北大学は、2016年、現在社会の抱える諸問題を解決し、人類が融和的に共存できる心豊かな未来を創造するため、「社会にインパクトある研究」を立ち上げました。解決すべき社会的課題からAからGの7つのグループテーマを抽出し、30のプロジェクトが研究を推進しております。このシンポジウムは、プロジェクトの理念を共有し、プロジェクト間の相互理解を深め、連携を促し、「持続可能で心豊かな社会」の創造を目指すものとして開催されました。
 プロジェクトは7つのグループテーマを抽出し、それぞれのテーマに合致する研究者を集結して30のプロジェクトを構築しています。これらのプロジェクトの推進を通じて、長期的かつ組織的に課題解決に取り組みます。

リンク:社会にインパクトある研究

 理学研究科・理学部からは、以下、4つのプロジェクトに参加しております。
 A-1.地球温暖化の緩和と適応への貢献 【詳細
  (地球物理学専攻:早坂忠裕先生、須賀利雄先生)
 C-4.放射線リスク理解の深化と放射性廃棄物の安全化 【詳細(web準備中)】
  (物理学専攻:田村裕和先生)
 F-2.太陽系の激動を探り、宇宙に拡がる文明を拓く 【詳細(web準備中)】
  (地球物理学専攻:笠羽康正先生、小原隆博先生)
 G-1.持続可能で心豊かな社会創造に気概をもつ人の育成 【詳細
  (物理学専攻:田村裕和先生)

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プロジェクト概要を説明する須賀利雄先生
2017年6月 9日レポート

JpGU-AGU Joint Meeting 2017

 5月20日(土)〜25日(木)、JpGU-AGU Joint Meeting 2017が幕張メッセで開催されました。2017年度の日本地球惑星科学連合大会(以下、JpGU)はアメリカ地球物理学連合大会(以下、AGU)との初めての共同主催です。例年よりもセッション数の増加、会場の広さ、開催日の増加などイベント全体が拡張され、参加人数は過去最大の8,100人でした。
 理学研究科からは、地球物理学専攻、地学専攻のほとんどの教員、学生が参加し、国際共同大学院プログラムのブースも出展されました。参加されている教員や学生はもちろん、OBOGの方々も取材させていただきました。
 
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OBの西村幸敏先生(2009年博士卒、現:米国ボストン大学 Research Associate Professor(特任准教授))。現在、米国でご活躍の西村先生から海外で研究することについてお話を伺いました。

 学生の時からミネソタ大学に留学しました。オーロラの研究をするためです。環境の違いは大きな刺激となり、海外で研究することは大事だと感じました。当時の指導教官である小野高幸先生が快く送り出し、サポートして下さったという背景もあります。

 東北大学理学研究科は研究環境が整っていると思います。それは物理的なもののみならず、「緩く」ディスカッションが出来る環境ということであり、緩いと言っても決して放任ではなく「主体的」に研究や方法を決めることが出来る、ということです。

 米国での研究は、膨大な衛星データを使わせてもらい研究の幅が広がり、第一線の研究者とディスカッションが出来ます。海外に行くことは不安があるかも知れない。まずは言葉の壁だったり、短時間で結果を出すことだったり。でも様々な経験ができるところに飛び込む、自分で確かめる、ということが出来るのが海外なのです。


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西村幸敏先生

2017年6月 6日レポート

5月29日-30日 第2回地球・海・空: 環境・地球科学国際共同大学院ワークショップが開催されました

 5月29日、30日、理学研究科合同C棟2階青葉サイエンスホールにて「第2回地球・海・空: 環境・地球科学国際共同大学院ワークショップ」が開催されました。本ワークショップは、本学の環境・地球科学国際共同大学院プログラムと日本学術振興会の日独共同大学院プログラム「地球深部揮発性元素循環研究に関する日独共同大学院プログラム」(東北大学―バイロイト大学)が共同で開催したもので、本研究科、環境科学研究科に加え、バイロイト大学、ハワイ大学、アメリカ地質調査所(USGS)からも研究者が参加されました。バイロイト大学、ハワイ大学とは、学生の共同指導に関する覚書を交わしています。29日には、環境・地球科学国際共同大学院プログラムの学生を対象としたQE (Qualifying Examination)も行われ、海外の研究者の方々にも審査に加わっていただきました。口頭発表や面接を全て英語で行うため、受験者の緊張がこちらにも伝わってきました。
 2日間を通して固体地球科学(火山・地震・地球内部など)から海洋・大気科学まで様々な分野の発表が行われ、分野の垣根を越えて活発な議論や交流がなされました。

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▲29日:口頭発表の様子

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▲30日:ポスター発表の様子

環境・地球科学国際共同大学院プログラム(GP-EES)
地球深部揮発性元素循環研究に関する日独共同大学院プログラム
2017年6月 1日レポート

3月18日(土)〜20日(月)地球の教室2017〜時間スケールで見る環境変動〜 開催報告

2017年3月18日(土)〜20日(月)に行われた「地球の教室2017〜時間スケールで見る環境変動〜」の開催報告を、地球の教室実行委員会 吉田奈央さん(理学部宇宙地球物理学科4年)より頂きましたのでご紹介いたします。

 3月18日(土)、19日(日)、20(月)の3日間、オーエンス泉岳自然ふれあい館にて「地球の教室2017」を開催しました。「地球の教室」とは、昨年度まで「海洋と地球の学校」という名称で行われてきた、地球科学を学んでいる大学生が主催する、地球科学に関する分野横断型の勉強会です。地球科学に興味のある人なら誰でも参加することができ、今年度は大学1年生から社会人まで29名の方が全国から参加してくださいました。「時間スケールで見る環境変動」をテーマに、講義・ディスカッション・巡検を通じて理解を深めました。

 1日目、3日目は東北大学・上智大学・海洋研究開発機構から6名の先生をお呼びし、古環境・大気・海洋・地球温暖化についての講義を行いました。これまでに地球上で起こった環境変動について、現在行われている研究を交えながら、わかりやすく教えていただきました。また、講義の間にはグループディスカッションを行い、私たちの社会と環境変動との関係について見つめ直しました。

20170318-20001.jpg▲グループディスカッションでワークショップを行っている様子です。活発な議論が交わされていました。

20170318-20002.jpg▲講義の様子です。とても興味深い内容の講義をしていただきました。

 2日目は仙台市内へ巡検に行いました。仙台の地形を作り出した、火山噴火や海水準の変動の記録を見ることのできる露頭を観察し、過去の地球環境について理解を深めました。

20170318-20003.jpgのサムネイル画像▲磊々峡で火砕流堆積岩について説明を受けている様子です。他の場所で化石を見つけることもでき、盛り上がりました。

 実行委員会では今後も継続してこの活動を行っていきたいと考えており、新しいスタッフを募集しています。興味のある方は「地球の教室2017」ホームページ(https://chikyuunokyoushitsu2017.jimdo.com/)をご覧ください。

地球の教室実行委員会 吉田奈央(理学部宇宙地球物理学科4年)
2017年5月26日レポート

5月20日(土)化学専攻 大学院自己推薦入試説明会

 5月22日(土)、化学専攻の大学院自己推薦入試説明会及び研究室見学が青葉山キャンパス、片平キャンパスで行われました。初めに専攻長の豊田耕三先生より入試の詳細説明、理学部概要、化学専攻の組織など全体説明、次に5人の先生方より研究室紹介が行われました。その後、青葉山キャンパスは5研究室、片平キャンパスは6研究室の見学が行われ、広報室は上田研究室(有機化学第一研究室)、寺田研究室(反応有機化学研究室研究室)、岩本研究室(合成・構造有機化学)の3つに同行させていただきました。
 参加した学生からは「研究室設備が整っていることに驚きました。」「来年は教育実習の予定なので今年参加しました。(学部3年生)」「地下鉄で来たのですが仙台駅からとても近いですね。」などの声がありました。

 

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2017年5月25日レポート

物理学専攻 2017年度大学院入試説明会・研究室見学(仙台会場)が行われました

 5月13日(土)、物理学専攻の大学院入試説明会および研究室見学が青葉山北キャンパスで行われました。今年はあいにくの悪天候となりましたが、多くの志望者が参加されました。最初の説明会では、物理学専攻の概要やカリキュラム、修了後の就職・進学状況、入学試験日程などの全体説明、そして、自己推薦志望者の入試説明が行われました。その後の研究室見学は、青葉山地区、片平地区、三神峯地区から構成された9つの見学コースのうち、参加者が2コース選択して見学できるようになっています。各コースの教員から研究に関するより詳細な説明を受け、研究室の雰囲気を体感したことで、進学へのモチベーションを一層高められたのではないでしょうか?

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【参考リンク】
東北大学大学院理学研究科物理学専攻 http://www.phys.tohoku.ac.jp/index.html
東北大学金属材料研究所 http://www.imr.tohoku.ac.jp/
東北大学多元物質科学研究所 http://www.tagen.tohoku.ac.jp/
2017年5月 9日レポート

3月9日 GP-PUセミナー "「Research Status of PBP - CMU - Linac Group」について" が開催されました

 3月9日、電子光理学研究センターにて開催されたGP-PUセミナー "「Research Status of PBP - CMU - Linac Group」について" の模様について、招聘者の柏木先生よりレポートをご提供頂きましたのでご紹介いたします。

 2017年3月9日にタイのチェンマイ大学よりJatuporn Saisut博士をお招きし、電子光理学研究センターでGP-PUセミナーを開催した。博士が所属するプラズマ・ビーム物理研究施設では、自由電子レーザー(FEL)をはじめ小型の電子加速器を使ったビーム利用研究が盛んに行なわれており、本セミナーでは施設のステータスを中心にご講演頂いた。中でも、最近スタートした天然ゴムに低エネルギーの電子ビームを照射し高品質化する研究プロジェクトは、世界一の天然ゴム産出国であるタイならではのユニークな研究テーマであり大変興味深いものであった。

(電⼦光理学研究センター 准教授 柏木茂)


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Dr. Jatuporn Saisut
(Plasma and beam Physics Research Facility, Chiang Mai Univ.)

宇宙創成物理学国際共同大学院(GP-PU)
2017年5月 2日レポート

東北大学大学院理学研究科 合同入試説明会2017が開催されました

 4月29日(土)、東北大学東京分室(サピアタワー10階)にて東北大学大学院理学研究科合同入試説明会が開催されました。 平成22年から8回目を迎えた今年度の合同入試説明会の参加者数は最多の129名となりました。たくさんのご参加ありがとうございました。
 実行委員長の高橋史宜先生による全体のスケジュール説明、教務委員長の日笠健一先生による理学研究科の紹介の後、各専攻にわかれて入試、各研究室の紹介となります。教員による説明だけでなく、過去に他大学から東北大学に進学した学生から直接話を聞ける貴重な機会となったようです。
説明会参加者数推移
  H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29
参加者数 60 60 45 76 75 92 93 129

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2017年4月27日お知らせ

広報サポーター 応募フォーム

理学研究科・理学部の広報活動のお手伝いをしてくれる在学生(登録制サポーター)を募集します!広報サポーターの活動に興味がある方は、ぜひぜひご応募ください!
説明会(5月29日開催)の詳細はこちらから

採用条件
下記のすべての条件を満たす者。
①理学部・理学研究科に所属する学生であること。
(学部2年次以上/学科・専攻は不問)
②広報やアウトリーチ活動に興味があること。
③説明会に参加すること。
給与
規程により謝金(時給890〜1,050円)
*時給は在籍課程及び学年等により異なる。
お問合せ
理学研究科・理学部広報・アウトリーチ支援室
TEL: 022-795-6708
Email: sci-pr[at]mail.sci.tohoku.ac.jp
*[at]を@に置き換えてください。

広報サポーターへの応募は、以下応募フォームをご利用ください。
折り返し、広報室よりご連絡いたします。

氏名 (必須)
メールアドレス (必須)
学科・専攻 (必須)
学年 (必須)
研究室
特記事項

2017年4月25日レポート

平成29年度 新入生オリエンテーションが実施されました

 入学式翌日の4月6日(木)、青葉山北キャンパス理学部内にて平成29年度理学部新入生オリエンテーションが実施され、新入生、教員、引率学生など約400名が参加しました。
 このオリエンテーションは、全学教育科目及び理学部カリキュラムの履修方法やサークル活動など、大学におけるあらゆる活動のアドバイスなどが行われ、新入生にそれを参考にして充実した学生生活を送ってもらうことを目的としています。午前中は少し緊張が見られた新入生でしたが、自己紹介や時間割作り、懇親会を通して新しい友達と打ち解けあい、笑顔が増えていったのが印象的でした。
 新入生のみなさん、ようこそ東北大学理学部へ!!

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2017年4月24日レポート

4月22日(土)仙台市天文台 アースデイ講演会 花輪 公雄 教授「海は泣いているー地球温暖化と海洋ー」

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 2017年4月22日(土)、仙台市天文台 加藤・小坂ホールにて、地球物理学専攻 教授 花輪 公雄 先生のアースデイ講演会が開催されました。仙台市天文台では、2010年から毎年、ユネスコが定めた地球環境について考える日「アースデイ」にちなんだ講演会を行っており、今年で7回目となります(2011年は震災のため休止)。花輪先生は初回より毎年欠かさずご講演されております。
 今回は「海は泣いているー地球温暖化と海洋ー」と題し、地球温暖化と海の関係、そして海洋のごみ問題についてご講演されました。
 最初に、海洋のごみ問題について、最近の報道(テレビやプレスリリース、新聞など)を用いてお話しされました。中でも国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)の公開した「深海デブリデータベース」では衝撃的な光景が広がります。本来は研究目的の調査船や探査機等の撮影画像にたくさんの「デブリ(=ごみ)」が映っています。注目すべきは水深約10900m付近でもデブリ見つかっていることです。この水深約10900mとは世界の海洋の最深部に匹敵する深さとなります。
 次に、地球温暖化と海洋について、お話しされました。地球温暖化における海の役割は、大きく3つ挙げられます。(1)大きな海の熱容量:海水は熱を吸収し、地球温暖化を遅らせています。しかし、熱を吸収すると海洋は膨張し水位も上昇します。更に、高水温で生態系の破壊に繋がります。(2)温室効果気体の吸収:海は30%のCO2を吸収し、地球温暖化を遅らせています。しかし、それは海の酸性化をもたらし、海洋生態系の破壊に繋がります。(3)生物の存在:海は多様な生物の宝庫です。「生物ポンプ」により、炭素を深海に急激に落としています。しかし、海洋生態系の破壊が進行すると、生物ポンプが現在のように働かなくなり、CO2吸収量の減少をもたらします。
 では、温暖化について我々はどのように臨むべきなのか?花輪先生は、「温暖化問題は、極めてグローバルな問題である。」と前置きした上で、「このような状況を作り出したのが私たちであれば、解決するのも私たちであり解決できるのも私たちしかいないのだ。」と結ばれました。講演後は、質疑応答が行われ、中には鋭い意見もあり、地球温暖化への関心の高さが伺えました。


2017年4月24日レポート

4月22日(土)大西卓哉宇宙飛行士 ミッション報告会 in 宮城県仙台市 −国際宇宙ステーションから考える地球と生命のフロンティア−

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 2017年4月22日(土)、仙台市若林区文化センターにて「大西卓哉宇宙飛行士 ミッション報告会 in 宮城県仙台市−国際宇宙ステーションから考える地球と生命のフロンティア−」が行われました。会場はたくさんの聴講者で埋め尽くされました。


 イベントは、「第1部:大西宇宙飛行士によるミッション報告&質問コーナー」「第2部:学ぼう!宇宙に浮かぶ実験室「きぼう」の実験」「第3部:ココでしか聞けない!宇宙のお仕事トークショー」「第4部:東北大学国際宇宙ステーション」の4部構成で進められました。また会場前には、JAXA「大西宇宙飛行士活動紹介パネル」「VR体験コーナー」、東北大学「宇宙関連研究紹介パネル」などの展示も行われました。


 大西宇宙飛行士は、新世代宇宙飛行士として油井宇宙飛行士に続き、平成28年7月から10月までの約4ヶ月間ISSに長期滞在し、小動物飼育ミッションやタンパク質結晶生成実験など日本にしかできないミッションや、日本人宇宙飛行士として初めて米国補給船「シグナス」のキャプチャなどを行い、日本の有人宇宙活動の前進に貢献しました。

 第1部では、大西宇宙飛行士がISS長期滞在で実際に行った活動の様子を写真や映像により紹介。

 第2部では、宇宙に浮かぶ実験室「きぼう」の実験について、JAXA主任研究開発員 芝大氏と大西宇宙飛行士が、特に小動物飼育ミッションについて詳細にお話しくださいました。また、ISSでこれから予定されているミッションには、東北大学東北メディカル・メガバンク機構の「宇宙ストレスにおける環境応答型転写因子Nrf2の役割」が予定されています。第2部の最後には、実際にこのミッションに携わっておられる山本雅之教授(東北大学東北メディカル・メガバンク機構長)が登場し、世界初となる山本教授の作られたストレスに敏感なマウスを用いた宇宙ミッションについてお話しされました。

 第3部では、大西宇宙飛行士のISS長期滞在を地上から支えた運用管制員(フライトディレクタ)佐孝大地氏と大西宇宙飛行士が、ココでしか聞けない話を交えながら、ミッションを振り返りました。ここで新世代宇宙飛行士の3人目である金井宣茂宇宙飛行士がサプライズ登場!会場からは大きなどよめきと共に盛大な拍手が送られました。

 第4部では、東北大学が今まで進めてきた国際宇宙ステーション関連の実験について2つの講演がありました。

 まずは、東谷篤志教授(東北大学大学院生命科学研究科)が「国際宇宙ステーションでのモデル生物を利用した宇宙実験」と題し、モデル生物線虫やキュウリの芽生えを用いた宇宙実験についてお話しされました。一例を挙げると、重力のない宇宙空間では、キュウリの芽生えは重力方向(下)に向かうのではなく、より湿度の高い方に向かって行くことが分かりました。また、宇宙実験で使用された3Dクリノスタット(三次元的に回転させることで、地上の重力方向をかく乱して疑似微少重力環境を提供する機器)も展示されました。

 本研究科からは 坂野井健准教授(東北大学大学院理学研究科附属惑星プラズマ・大気研究センター)が「国際宇宙ステーションからの地球大気発光現象の観測」と題し、講演を行いました。大気圏と宇宙空間の両方がせめぎあう高度百km付近の領域には、未解明の複雑な現象が多く残されています。そこで、坂野井准教授らは、ISSきぼう船外実験プラットフォームに搭載される地球超高層大気撮像観測装置(IMAP)の開発を行いました。観測の結果、赤道領域で発生した台風が生んだ重力波が、はるか数千キロはなれた場所まで伝わるなど、超高層領域にて、いくつもの発見がありました。


 全体を通して、会場からたくさんの質問があり、それらついて丁寧に回答する大西宇宙飛行士の姿が印象的でした。同時に、東北大学の国際宇宙ステーションを用いた数々の活動を知っていただける良い機会となりました。



2017年4月18日レポート

2月27日(月) 天文学専攻 市川隆教授 最終講義

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 2月27日(月)、理学研究科青葉サイエンスホールにて、天文学専攻 市川隆教授の最終講義「南極天文学の展望」が行われました。
 当日は学内の研究者、学生はもちろん、一般の方々も来校され、講義室はほぼ満席となりました。市川先生と言えば「南極天文学」。南極での天文観測のために長い間大変ご尽力され、そして現在もそれは続いています。様々な課題に奮闘する市川先生の姿がこれからも見られることでしょう。
 そして広報・アウトリーチ支援室では、キャンパスツアーぶらりがく「市川隆先生の観望会(全8回開催)」で大変お世話になりました。毎回たくさんの応募があり人気のテーマとなっています。市川先生は、子供達に夢を持ってもらうこと、親子で宇宙について興味を持ってもらうこと、第一に考えアウトリーチを行って下さいました。長い間、本当にありがとうございました。
 
市川隆先生よりメッセージをいただきました

 この度は最終講義の機会を与えて頂きありがとうございました。タイトルに「展望」とあるように、南極での天文学は道半ばであり、5年や10年では難しい、まだまだ時間がかかるプロジェクトです。銀河の広域探査と銀河進化の研究、系外惑星の大気成分の研究、宇宙背景放射の研究などなど、南極での天文学にはたくさんの可能性が期待されます。南極は地球上で最も天文観測に向いた場所ですが、最も、アクセスが難しい所でもあります。しかし、そんなプロジェクトの推進に理解をし、協力して頂いた関係者の皆さんには大変感謝しています。
 また、学生の皆さんにも改めて感謝いたします。学生の皆さんの力なくして今日まで研究を続けてくることはできませんでした。大学で教育と研究を行うことの喜びのひとつに、学生との出会いがあります。東北大学には20年余り在職しましたが、毎年、何人かの学生が私の研究室の扉をたたいてくれました。そんな皆さんと観測装置を開発し、すばる望遠鏡に取り付けて果ての宇宙にある銀河の観測に成功した時の喜びは忘れられません。南極隊員として内陸に遠征した学生が、氷点下40度の現地からドームふじ基地天体観測所設営の様子を伝えてくれました。南極の真ん中にいる学生から私の携帯電話に状況が伝えられて来ることに不思議な感じでした。研究室を巣立っていった皆さんの活躍を期待しています。

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  天文学専攻の秋山正幸先生より
市川先生へのメッセージをいただきました  

 市川先生には私が東北大学に赴任する以前、国立天文台ハワイ観測所で研究員をしているころから赤外線カメラプロジェクトに関わらせていただくなどお世話になりました。南極望遠鏡をはじめ、市川先生の推進してきた開発の着眼点のユニークさには刺激を受けてきました。
 市川先生とはゼミを一緒に開催させて頂きました。私が院生の論文発表の意外な内容に感心する中、「その研究は私も以前にやったことがあるんだけどねぇ、」とコメントされる市川先生の研究範囲の幅広さにはいつも驚かされていました。退職記念研究会でも南極での風力発電を含めて、様々な内容の発表があり、研究者として幅広く関心を持ち、挑戦することの大切さを再認識させられました。
 また日本天文学会の会長として組織の更新にも取り組まれるなど、さまざまな方向から研究・職場環境を整えることにも尽力されました。これからも幅広く活躍され、引き続きさまざまな場面でご指導いただければと願っております。



2017年4月14日レポート

【広報サポーターレポート】4月5日 (水) ぶらりがく「市川隆先生の観望会」

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今回は4月5日(水)開催「ぶらりがく」の様子を中尾美紗子(理学研究科地学専攻修士1年)がお伝えします!月の写真提供は、同じく広報サポーターの木村勇貴(理学研究科天文学専攻博士2年)さんです。

 4月5日(水)18:00から、東北大学青葉山北キャンパスにある天体ドームにて、子どもから大人までを対象とした観望会が行われました。観望会とは、市川隆先生と一緒に天体望遠鏡を覗き、青葉山から見える星空を眺めるイベントです。この観望会はぶらりがくの恒例行事として、多くの方に慣れ親しまれたイベントですが、当日の天気や雲の状況に左右され、星を観察できない日も過去にはあったようです。参加者の中には、「前回は星が見れなかったんです」と今回改めて星を見るべくリベンジしに来てくださった方もいました。実際、当日は天気に恵まれ、星空を眺めるにはもってこいのきれいな夜空であり、観望会に初めて参加された方もそうでない方も満足していただけたようでした(図1)。


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図1:当日、天体望遠鏡で観察した月の様子

 今回覗かせていただいた望遠鏡のある天体ドームは、地下鉄青葉山駅の出入り口からすぐそばにある理学研究科合同C棟の8階にあります。地下鉄で青葉山キャンパスに来たことのある方ならば誰もが一度は銀色のドームを見たことがあるのではないでしょうか。天体ドームの入り口へは、合同C棟の7階から天井の低い階段を数十段昇っていくとたどり着きます。天体ドームの中は30人入るといっぱいでしたが、ドームを開くとその隙間から夜空が広がっており、遠くの星空を眺めていると開放感に溢れ、とても気持ちがよかったです。市川先生がドームを開けた瞬間、参加者の皆さんからも思わず「おお~」と歓声があがりました。ドームを開けると言っても360℃開くわけではなく、ちょうど茹でたじゃがいもの皮を両端から引っ張りツルンと剥くときのように、ドームの頂上から少しだけ隙間の開いた様子になります(図2)。そのため、望遠鏡の向きを変える時には、望遠鏡の向きに合うように、開いたドームも一緒に回転します。天体ドームの中にいながらドームが回転するのを見ていると、まるで自分が回っているのではないかと錯覚するような不思議な感覚になり、この感覚を面白がっている子どもたちもいました。普段滅多に入る機会のない天体ドームの中を見てみるというのは、大学生の私でもなかなか面白い体験でした。望遠鏡には直径51cmの鏡が付いています。参加者の方は1人ずつ鏡を覗かせてもらい、望遠鏡の仕組みを改めて確認し、「へえ、こんな風になっているんだ」と感心していました。


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図2:天体望遠鏡とドームを開いた様子

 当日は火星と月を眺めました。火星は肉眼で見ても赤っぽく見えますが、望遠鏡を覗いてもやはり赤く見えました。「ではなぜ火星は赤い?」と市川先生が子どもたちへ質問を投げかけると、小学生がその理由をきちんと説明していた姿には私も驚きました。また、この日はちょうど頭上に明るい月を見ることも出来ました。望遠鏡で月を見ると、クレーターがはっきりと見えました(図3)。クレーターは小惑星との衝突の跡であり、月には空気がないため風化せずにその形がきれいに残っているそうです。私たちが眺めた月のクレーターの大きさから、年代を測定する研究が行われていることも教えていただきました。「どんな質問でもしてくださいね」と市川先生がおっしゃると、子どもたちからは「宇宙でできた最初の星はどれですか?」「月はどうやって出来たのですか?」と最先端の研究に関わるような疑問や質問が沢山出てきました。

 今回の観望会では、参加者の皆さんへお土産として、望遠鏡から見た月を自分の携帯やスマートフォンのカメラで撮影してもらうという市川先生からの気の利いたプレゼント企画も行われました。望遠鏡をカメラで覗くことは意外と難しく、特にこの日の月はとても明るかったため、光の量を調整することに皆さん苦戦しているようでした。アシスタントをしてくれた大学生からも「撮影のポイントは根気よく撮ることです(笑)」と、直接望遠鏡を覗いた画と同じものを写真に収めるには、何度も繰り返しシャッターを押す必要があるというアドバイスをもらいました。上手く写真を撮ることのできた参加者の方々は、一緒に来た家族や友人に嬉しそうにその写真を見せていました。コツを掴んだ参加者同士で写真の撮り方を教え合う場面も見られました。私も月の写真を自分のスマートフォンで撮影してみましたが、やっぱり良い写真を撮ることができると嬉しいものですね。

 これからの時期は暖かくなり、夜も冷え込むこともなく、星を眺めるのには良い季節です。皆さんもこれをきっかけに星空を眺めてみてはいかがでしょうか。宇宙について、新たな疑問が生まれてくるかもしれません。


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図3:天体望遠鏡から見た月のクレーター

2017年4月 6日レポート

【フォトアルバム】「環境・地球科学国際共同大学院プログラム」ハワイ大学調印式

 理学研究科が2016年10月に立ち上げた「環境・地球科学国際共同大学院プログラム」では、2017年3月28日 ハワイ大学の海洋地球科学技術学部と、博士課程学生の共同指導にかかわる覚書を調印しました【詳細はこちら】。同行された広報・アウトリーチ支援室長の小原隆博教授、庄司欽也大学院教務係長から写真を提供いただきましたのでご紹介します!


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2017年4月 6日レポート

【広報サポーターレポート】4月1日 (土) ぶらりがく「鉱物の見かけのフシギ ~似ていないのに同じ石って??~」

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今回は4月1日(土)開催「ぶらりがく」の様子を中尾美紗子(理学研究科地学専攻修士1年)がお伝えします!

 4月1日(土)、東北大学理学研究科合同C棟2階多目的室にてぶらりがくが開催されました。「ぶらりがく」とは、普段より東北大学理学部で行われている研究の一場面を一般の方々に知っていただく科学イベントです。ぶらりと気軽に参加でき、自然の不思議を紐解くサイエンスの世界について、研究者や大学生と直接お話できるのが大きな特徴となっています。

 今回は今年度第一回目の開催ということで、小中学生を対象に「鉱物の見かけのフシギ ~似ていないのに同じ石って??~」と題し、地学専攻の栗林貴弘准教授より鉱物のカタチとその面白さについて紹介していただきました(図1)。当日は約40名の小学生とその親御さんが足を運んで下さり、熱心な先生のお話に耳を傾けていました。中には、一生懸命メモを取りながら話を聴いている小学生たちもいました。


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図1:栗林准教授によるお話

 まず始めに「鉱物のカタチが何によって決まるのか?」というテーマをメインに、鉱物のもつ対称性やその種類について詳しく教えていただきました。私たちが見ている鉱物の外形はミクロな原子の配列が反映されており、その外形を見て特長を探すことで、鉱物のミクロな情報を引き出すことが出来るそうです。話の途中、「むずかしいよ~」と声を上げる子もいましたが、最後には情熱的な栗林准教授の説明にすっかり聞き入っているようでした。

 その後、黄鉄鉱などの鉱物模型を組み立て(図2)、模型を手にとって眺めながら対称性を探したり、実際の結晶との比較を行ったりしました(図3)。天然のきれいな結晶を観察すると、組み立てた模型と全く同じ形の鉱物が実際に産出していることに気づき、驚いている方が沢山いました。自然界の法則の美しさには誰もが心惹かれる魅力があるのではないでしょうか。特に子どもたちはきれいな鉱物に興味津々で、先生を囲んで鉱物の成因や色、形について沢山質問をしていました。"鉱物"と聞くと馴染みのないように感じますが、化粧品の原料として鉱物が利用されていることを栗林准教授が口にすると、子どもたちよりもその親御さんが目を光らせた姿も印象的でした。

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図2:鉱物模型を組み立てる様子

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図3:鉱物標本を熱心に観察します

 結晶観察の後には、パソコンのソフトを用いて鉱物の外形を描きました(図4)。パソコンの操作は少し難しいようでしたが、栗林准教授や大学生が親身に教えていただき、様々な形の結晶を自由に描いて楽しんでいました。

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図4:パソコンのソフトで鉱物の外形を描きます

 今回お話をしてくださった栗林准教授は、自身が小学生の時に観たNHKの科学番組がきっかけで鉱物に興味をもったそうです。当日参加してくれた小学生の中には、自分の家の周りのきれいな石を拾ってコレクションしている子もおり、栗林准教授に詳しいお話を聞いている姿も見受けられました。このぶらりがくをきっかけに、子どもから大人まで多くの人がサイエンスに対してより深い興味を持ってくれるようになると嬉しいですね。

2017年3月31日レポート

3月18日(土) 地学専攻 境田清隆教授 最終講義

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 3月18日(土)、理学研究科青葉サイエンスホールにて、地学専攻 境田清隆教授の最終講義「気候学40年」が行われました。
 境田先生は、学生時代に起こった冷夏を機に都市気候やヤマセに関する気候学の研究に取り組んでこられました。さらには中国内蒙古の砂漠化の研究など様々なスケールの大気現象の解明にご尽力されました。
 講義では、境田先生の生い立ちからこれまでの研究の成果など、たくさんの思い出の写真をスライドで映しながら振り返りました。また、学友会男声合唱部部長も長年務めておられ、次年度からは理学部の広報室長でもある小原先生に引き継がれたこともお話されました。
 会場は同窓生やご家族などで満席となり、長年にわたる研究・教育に対する敬意と感謝の思いを込めて、惜しみない拍手が送られました。
2017年3月24日レポート

3月7日(火) 電子光理学研究センター 清水肇教授 最終講義

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 3月7日(火)、電子光理学研究センター三神峯ホールにて、清水肇教授の最終講義「カイラル相転移前駆現象探索の道程」が行われました。
 清水先生は核物理(クォーク核物理)の研究に従事され、また、理学部附属原子核理学研究施設(核理研)が独立部局として電子光理学研究センターに改組した2009年12月から2015年3月まで、初代センター長を務められました。
 講義では、清水先生の生い立ちや、核物理研究の道に進むことになった学部生時代のエピソード、これまでの研究成果などをお話されました。冒頭で「たくさんの人たちに支えられ、大変感謝している」と清水先生がご挨拶され、さらに発表スライドやお話の中で清水先生とこれまでご縁があった方々のお名前がたくさん登場していたことがとても印象的でした。軽妙な語り口であっという間の90分でした。
 清水先生の今後のご健勝とますますのご活躍をお祈りいたします。

清水先生よりメッセージをいただきました
 
電磁カロリメータBGOegg建設の想い出

 私は、学位取得後から今日までに幾つもの大学を渡り歩きながら研究・教育に携わってきました。アメリカ合衆国Argonne National Laboratoryに研究員として3年、東工大の助手を4年、山形大では助教授・教授として10年、阪大核物理研究センターに2年、そして東北大で15年の年月を過ごしました。この間、クォーク核物理という比較的新しい研究分野の開拓に身を投じてきました。
 研究対象は、クォークで構成される粒子ハドロンと、そこに働く強い相互作用に関わる現象です。それは、量子色力学(QCD)で記述される世界ですが、非摂動領域のQCD現象が研究対象であり、難解な研究分野です。非摂動的に決められたQCD真空の励起状態としてハドロンを捉えると、ハドロン構造の研究とQCD真空の研究とは相互規定的だということになります。このような非摂動領域の研究の突破口は正に実験によって拓かれるという想いを強くして、そのための実験の立案と準備を進め、今日に至りました。そう簡単には結果は得られないであろうことは覚悟の上で、この分野の研究を進めてきましたが、案の定、ここまでに大した成果を挙げるに至っておりません。長い歳月を費やして、今ようやく光が見えてきたところなのです。しかし、悔いは全くありません。すぐに結果が得られる研究もあれば、なかなか結果が出ない研究もあります。学術的研究には色々なパターンがあって然る可なのです。
 QCD真空の研究に必要な4π電磁カロリメータ(後にBGOeggと命名)の建設を決意したのは20年ほど前のことです。それ以来、コツコツと準備を進めて参りました。このカロリメータは、一本1~2kg程度の大きさのシンチレーション単結晶1000本以上で構成されるために、非常に大きな予算が必要となりました。ちょうど今から10年前の2007年に運良く建設のための予算を獲得し、建設準備を開始しました。そこに至るまで、苦節10年。この大型予算獲得には、多くの方々の力添えがあったことを後で知りました。物理学の分野で強力に後押ししていただいたのみならず、化学や地球物理学など、他の研究分野の人々からの支援もあり、そのお陰で採択されました。関連の皆様に改めて御礼申し上げると共に、そのような後ろ盾を得られたことは誠に運が良かったと言う他はありません。
 当初、BSO単結晶による4π電磁カロリメータ建設を目指しました。BSOとは、Bismuth Silicate (Bi4Si3O12)のことで、既にシンチレーション単結晶として開発されていましたが、20年前には大型の単結晶を造る技術はまだありませんでした。結晶育成の専門家と共に約5年の歳月を費やして2002年に世界最大のBSO単結晶の育成に成功し、BSO大型化の技術を確立しました。電磁カロリメータ建設に際し、この技術を中国とロシアに持ち込み、大型BSO単結晶の大量生産を試みましたが、これが時間切れ失敗に終わり、BSO単結晶を用いることを断念しました。こうして、BSOに代わり、大型結晶大量生産の手法が確立しているBGO(Bismuth Germanate Bi4Ge3O12)単結晶1320本による4π電磁カロリメータBGOegg建設に向けた準備が開始されたのです。当初の計画から遅れること2年。
 5年間の研究の区切りの中で、最終年度を迎える直前に遭遇した東日本大震災は正に青天の霹靂であり、これによってあらゆる実験装置が破壊されました。就中、加速器が破壊されたために、その一部撤去・放射化物分別と復旧には約2年の歳月を要しました。山積みにしてあった鉛ガラス検出器が大部分破損するという状況の中で、組み込み直前であった1320本のBGO単結晶は不幸中の幸いなことに奇跡的に無傷でした。こうして、BGOeggは、震災復旧作業の最中、震災半年後から建設が再開され、それから約1年後に完成しました。
 BGOeggは数GeV領域のγ線検出器として世界最高のエネルギー分解能を示しています。現時点で、核媒質中でγ崩壊するη'メソンを世界最高の質量分解能を以て捉えており、核媒質中を伝播するη'メソンのスペクトル函数の直接測定が可能となっています。これにより、QCD真空の構造を知る突破口が開かれるものと期待しています。誰も知らない、BGOeggでしか測れない事象を発見する度に、研究者としての喜びを感じる今日この頃です。ここまで、苦節20年。定年を迎えましたが、私の研究は正にこれからが本番です。

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電子光理学研究センターの村松憲仁先生より
清水先生へのメッセージをいただきました  

 清水先生は、長年にわたり、クォーク核物理とその関連分野の研究を続けられ、ハドロン・原子核物理学の発展に大きく貢献されてきました。核物理コミュニティの活動においても数々の委員を務めてこられ、長年の研究活動を通して多数の人材を育成されてきました。電子光理学研究センターでは、初代センター長として、大学の枠を超えた共同利用・共同研究拠点の構築に御尽力され、震災後のセンターの復興に強いリーダーシップを発揮されたことは記憶に新しいところです。
 私自身は、先生が立ち上げられた電子光理学研究センターやSPring-8における共同研究プロジェクトを通して一緒に研究活動をさせていただき、多くのことを学ばせていただきました。実験装置の製作や実験の計画・進行における先生の情熱とこだわりは後進の誰もが強く感じるところで、細部や将来性に対して理を持って考え尽くすことの大切さを教えていただきました。最終講義では、長年の研究生活の中で我々の想像以上に数多くの実験装置を各所に残してこられたことをお聞きし、先生の研究姿勢のルーツについて納得しました。また、共同研究プロジェクトを進める上で生じた数々の問題を一緒に議論させていただいた経験は、私にとっていい思い出であり財産です。
 これまでも物理のアイデアを楽しそうに語られる先生のお姿が印象的でしたが、今後はいっそう悠々自適に研究活動を続けていきたいという強い御意思をお聞きしています。感謝の気持ちとともに、今後ともよろしくお願い致します。


2017年3月23日レポート

3月10日(金) 物理学専攻 高橋隆教授 最終講義

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 3月10日(金)、理学研究科青葉サイエンスホールにて、物理学専攻 高橋隆教授の最終講義「私と光電子分光との歩み」が行われました。
 青葉サイエンスホールがあっという間に満席になり、追加の席を用意してスタートとなりました。初めに落合先生より高橋先生の紹介がされました。高橋先生は、角度分解光電子分光、いわゆるARPES、の第一人者であり、ARPESによる物性研究を牽引されてきました。40年に亘るご研究で出版された論文は431編、総被引用数が15,000以上、h-indexが64となり世界中からその成果が大きく注目されております。講演中には記念すべき第1号の論文も紹介されました。
 
高橋隆先生よりメッセージをいただきました

 1981年に、理学部物理学教室に助手として赴任して来ました。新幹線の開業する1年前です。建設中の仙台駅に降り立った時に、頬をなでるヒンヤリとした早春の東北の風を心地よく感じた事を覚えています。以来36年間、理学部で研究・教育に従事できた事は、私自身の大きな喜びと満足となっています。
 この36年間の研究の中で最も印象に残っているのは、1980年代後半に出現した高温超伝導体です。疾風怒濤のような"高温超伝導フィーバー"の中で、研究室の学生や共同研究者らと一緒になって、無我夢中で研究を押し進めました。そのなかで得た信念のようなものがあります。
 それは、「自分のデータを持つ」と言うことです。自分でセットした実験装置で、自分で作製した試料を用いて測定したデータは"非常に強い"からです。自分がすべてを見ているからこそ、そのデータの"弱み"も、またそれを上回る"強み"も知っています。「自分の顔になるデータを持つ」と言うことは、自分の研究結果に確信とそして責任を持つということです。学生諸君や若い研究者の皆さんには、是非「自分のデータ」を持ち、そこから得た自分の結論を大きな声で主張して頂きたいと思います。それを支持する結果は、必ず現れます。

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  物理学専攻の佐藤宇史先生より
高橋先生へのメッセージをいただきました  

 高橋先生とは、学部4年生の時に研究室に配属されたときに初めてお会いしました。当時の私に、高橋先生は「光電子分光による高温超伝導機構の解明」という、大変やりがいのあるテーマを紹介して頂きました。それ以来、光電子分光の奥深さに惹かれ、あっという間に20年が過ぎてしまいました。高橋先生にはその間、研究者としての心構え、論文の書き方、学生の指導についてなど、研究・教育に関わるあらゆることをご教授いただきました。私が研究者の道を進んで来られたのも、高橋先生の研究に対する情熱に引き込まれ、先生に一歩でも近づきたいという思いで頑張れたからと思います。これまで熱心にご指導いただいたこと、大変感謝しております。これからは少し自由な立場になられて、より一層研究に集中されることと思います。益々のご健康とご活躍をお祈りいたします。

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佐藤宇史先生がM1の頃(1998年)、光電子分光装置の前で。
(右から2番目が高橋先生、1番目が佐藤先生)

2017年3月22日レポート

3月3日(金) 化学専攻 十川和博教授 最終講義

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 3月3日(金)、理学研究科大講義室にて、化学専攻 十川和博教授の最終講義「転写抑制と神経細胞死」が行われました。
 十川先生は生命科学研究科所属ですが、化学専攻の生物化学研究室を担当し、神経疾患の発症メカニズムの研究に従事されました。
 生命科学研究科長の東谷先生より「常に研究に没頭しており、生涯現役の先生」とご紹介があり、多くの方が聴講されるなか、大阪大学理学部化学科で学んでいた頃からこれまでの研究成果、当時経験した出来事、さらには趣味のエレキギターを演奏している映像など、多岐にわたるご活躍についてお話されました。
 十川先生の今後のご健勝とますますのご活躍をお祈りいたします。
2017年3月22日レポート

3月3日(金) 化学専攻 福村裕史教授 最終講義

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 3月3日(金)、理学研究科大講義室にて、化学専攻 福村裕史教授の最終講義「凝集系物理化学の新天地を求めて ~Like a rolling stone~」が行われました。
 福村先生は、1998年に東北大学大学院理学研究科教授として着任し、有機物理化学の研究に従事されました。また、2011年から3年間理学研究科長を務められました。2016年3月にご退職後、現在は仙台高等専門学校長を務められています。
 当日は学生、教職員、福村研OBなど多くの方が聴講するなか、これまでの研究成果を当時の写真もスライドに入れながらお話しされました。途中、次期研究科長の寺田先生に激励のメッセージを送る場面も見られました。
 福村先生のご健康とますますのご活躍を祈念いたします。

化学専攻の柴田穣先生より
福村先生へのメッセージをいただきました  

 福村先生、ご退職おめでとうございます。
 私が福村研究室の准教授として、名古屋大から異動して5年半が経ちました。  その間、自由に好きな研究をさせていただく環境を与えられ、本当に充実した年月を過ごすことができました。本当に、感謝しかありません。
 この5年間、夢のある研究がしたい、との福村先生の思いを間近で見てきて、その見る夢のスケールの大きさにいつも感服しておりました。私などは、ともすれば目先の成果に走りがちとなる訳ですが、福村先生の「夢のない研究をしてどうするんだ」という言葉を常に噛みしめて、これからの研究生活を送りたいと思っております。いつかは、スケールの大きな夢をつかむところをお見せしたいですね。

 東北大学は退職されましたが、まだまだ仙台高等専門学校の長としてのお忙しい日々がこれからも続くのだと思います。お体にお気をつけて、益々のご健康とご活躍をお祈りします。

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▲2015年3月のスキー旅行にて。
前列左:柴田先生、前列中央:福村先生

2017年3月17日レポート

3月14日 GP-PU一般講演会「地上における初の重力波観測について」が開催されました

 3/14(火)夕方5時より物理系講義棟3階講義室にてGPPUプログラムのセミナーを開催致しました。講師は一般相対性理論の世界的権威であるカナダ・ブリティッシュコロンビア大学のWilliam G.Unruh教授をお招きし地上における初の重力波観測について講演していただきました。
 2015年9月米国の観測グループLIGOが初めて重力波の観測に成功し、13億年前に合体した2つのブラックホールから出た重力波のデータが採れたという重大な意義を分かりやすく解説していただきました。会場はほぼ満席となり、終了後もサインを求める列ができるほど盛大なセミナーとなりました。
宇宙創成物理学国際共同大学院(GP-PU)

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カナダ・ブリティッシュコロンビア大学のWilliam G.Unruh教授による講演

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会場はほぼ満席となりました

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サインに応じるWilliam G.Unruh教授


2017年3月17日レポート

3月1日 GP-PUセミナー「The proton radius puzzle」が開催されました

 3月1日(水)午後5時に物理系講義棟3階の301講義室において、ドイツ、マインツ大学Patrick Achenbach教授を講師としてお招きし、国際共同大学院宇宙創成物理学(GP-PU)プログラム主催の特別セミナーを開催致しました。中世の欧州では宇宙とはどういう風に考えられていたか宗教画を通しての興味深いお話から始まり、マインツ大学において行われた電子散乱による陽子半径測定実験に関して講演していただきました。後半は学生との質疑応答が行われ、終了後も各々で議論が続く熱気のあるセミナーとなりました。
宇宙創成物理学国際共同大学院(GP-PU)

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マインツ大学(ドイツ)Patrick Achenbach教授による講演

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学生との質疑応答

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熱気のある議論が続きました


2017年3月13日レポート

2月20日(月) 物理学専攻 前田和茂教授 最終講義

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 2月20日(月)、理学研究科合同A棟203号室にて、物理学専攻 前田和茂教授の最終講義「原子核を彷徨する」が行われました。
 前田先生はこれまでの研究の推移を社会情勢、そしてたくさんの思い出の写真と共にお話されました。核理研実験準備中に患った網膜剥離手術で人生が大きく変わったと回想されている姿が印象的でした。
 講演タイトルの「彷徨する」は歩き回ること、さまようことを意味しています。学生時代からの趣味である野山を彷徨し、研究では原子核を彷徨した前田先生。最後は「もう過ぎ去ってしまった過去とまだ来ない未来の狭間を彷徨する」という言葉で締め括られました。
 
前田和茂先生よりメッセージをいただきました

 使い慣れた理学研究科の教室で2月20日に最終講義をするの機会を与えていただき、大変ありがとうございました。1979年10月に教養部物理学科着任して以来、理学部、理学研究科を経て東北大学には37年間在職し、2017年の春に退職することになりました。
 「原子核を彷徨する」というタイトルで、大学院生のとき以来取り組んできた原子核の実験的研究とその周辺で彷徨した物語をお話ししました。原子核の謎に迫ることができたこともあります。チャレンジし続けたにもかかわらずやり遂げられなかった課題もあります。今後も原子核物理学研究の裾野を彷徨し、その進展を見つめてゆきたいと思っています。
 在職中は文字通り寝食を共にして研究に取り組んで来た学生や同僚の皆さんと有意義な時間を過ごさせていただきました。これからも素粒子・原子核から宇宙の果てにいたる謎の探求にご活躍されることを大いに期待いたします。

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  物理学専攻の神田浩樹先生より
前田先生へのメッセージをいただきました  

 前田先生とは私が東北大学に赴任して以来17年のおつきあいになります。颯爽と自転車に乗って青葉山の坂道を駆け上がる様子は大学生にも引けをとらない若々しさで、17年前と雰囲気はほとんど変わっておられません。
 この期間、前田先生にはメンターとして大変御世話になりました。私が東北大学で従事してきた研究や教育の多くのことに前田先生のアイデアとアドバイスがありました。前田先生への感謝の言葉は書き尽くせません。
 学生に対して前田先生はいつもフランクで、実験中や実験準備中の学生にも気軽に声を掛け、適切なアドバイスをなさっていました。場合によっては禅問答とも思えるアドバイスで、これには学生が面食らうことも多かったのですが、結果的には正しいアドバイスであることから、前田先生の考え方やものの見方の深さに気付かされることが多かったようです。打ち合わせ等では厳しい質問をされることもありましたが、研究に対する真摯な取り組みの結果であり、研究室は和気藹々とした雰囲気で満ちていました。
 英語に"young at heart"という成句がありますが、前田先生にこそ似つかわしい言葉です。何時までも若々しくお元気で、ますますのご活躍をお祈りしております。


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左から3番目が神田先生、4番目が前田先生。(2017年2月13日夕食会にて)

2017年3月 6日レポート

物理学専攻 平成28年度新博士講演会・祝賀会が開催されました

 2月23日(木)、理学研究科青葉サイエンスホールにて物理学専攻「新博士講演会・祝賀会」が開催されました。
 まずはじめに、新博士を代表して松田さゆりさん、川本絵里奈さん、世永公輝さんによる新博士講演会が開かれました。異なる分野の聴講者にも解りやすく発表され、その後の質疑応答でも、さまざまな質問に対し臆することなく説明する姿がとても印象的でした。

94f6080c85afae4a4a8337cf8994e038eed9744a.jpg▲松田さゆりさん「徹底したバックグラウンド低減後のKamLAND-Zenにおける136Xeでのニュートリノを伴わない二重ベータ崩壊の探索」

80798fcad4545dfe56fbefdc8dae648c5e562356.jpg▲川本絵里奈さん「水素終端Si(110)表面の非線形エッチング過程の解明:ミクロからマクロへ」

03.jpg▲世永公輝さん「ディラック粒子系における分数量子ホール状態の質量項依存性」

 その後、博士・修士修了生への各賞授賞式が行われました。物理学専攻賞は、博士論文、修士論文が特に優秀だった学生を表彰するために設立された賞で、受賞者には、落合明物理学専攻長より賞状と記念のオリジナルメダル(博士の受賞者はゴールド、修士の受賞者はシルバー)が授与されました。また、1名が総長賞候補者として推薦されました。
[関連記事]2016年度物理学専攻賞、総長賞候補者が決定(理学研究科HP)

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 授賞式終了後は、合同C棟多目的室にて祝賀会が開かれました。こちらの祝賀会は博士修了生全員参加型となっており、前田先生の乾杯の音頭を皮切りに盛大に行われました。研究室を超え、教員や学生が研究の思い出話に花を咲かせていました。

12.jpg▲前田先生の音頭で乾杯するみなさん
2017年2月27日レポート

2月26日(日)科学で東北を盛り上げ隊!@石巻

 2017年2月26日(日)、石巻市の遊学館にて「科学で東北を盛り上げ隊!@石巻」が開催されました。
 このイベントは、やまがた『科学の花咲く』プロジェクト(山形大学)が、子どもたちに科学に親しんでもらおうと企画した科学実験イベントで、理学研究科からは、地学専攻の学生たちがつくったミュージアム支援団体「みちのく博物楽団」と、「理学部天文学教室」の2団体が参加させて頂きました。
 今回は12団体が参加し、3団体によるサイエンスショーも行われました。会場は市街地からは少し離れた場所となりますが1日を通してたくさんのご来場者がありました。来場者数(延べ人数)は2,574名でした。全ブースを回った子供達も多く、たくさんの科学工作を手に楽しんでいました。アンケートでは、「科学が好きになれました。」「「実際に やってみる」のを子どもはすごく喜びました。」などの感想をいただきました。また次回をおたのしみに!

【みちのく博物楽団「プニプニ化石のレプリカを作ろう!」】
 石巻からはどんな生きものの化石が見つかっているのかを知ることを通して、地域の地質や成り立ちなどの「身の回りの地学」に関心を向けてもらうことを目的としたワークショップ。特に石巻は三葉虫の化石が日本で初めて発見された場所として知られています。このことから今回のモチーフは「三葉虫」です。レプリカが出来上がって行く様子を見ながら化石の勉強。学生達の説明に耳を傾ける子供達でした。

【理学部天文学教室「(1)プラ板 de プラネタリウム」】
 プラスチック板に星座を描いてクレパスやマジックで色を塗り、オーブントースターで熱を加え、キラキラパーツを乗せると、自分だけのオリジナルキーホルダーが完成します!12時には最終回の整理券配布が終了する程の盛況ぶり。細かい作業が続きますが、星座や天体に興味を持って取り組む子供達。完成品を嬉しそうに受け取る姿が印象的でした。

【理学部天文学教室「(2)紙コップスピーカー」】
 紙コップと電線、磁石を使ってスピーカーを作ります。身近な品々で簡単に作るスピーカー。完成後は、紙コップを耳に当てながら「変な音がする!」「聞こえる!」と喜ぶ子供達。お子さんの様子を見守るお父さんやおじいちゃんもとても楽しそうでした。

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2017年2月20日レポート

2月17日(金)東北大学大学院 理学・生命科学 2研究科合同シンポジウム2017 〜新学術領域における学生・若手研究者の連携〜

 2月17日(金)、理学研究科合同C棟2階にて、東北大学大学院 理学・生命科学 2研究科合同シンポジウム2017 〜新学術領域における学生・若手研究者の連携〜が開催されました。
 理学研究科及び生命科学研究科では、新学術領域における学生・若手研究者の連携による学際的研究の創出・創生・創造・展開を目標に、教育研究活動の一環として、異分野間の交流を図るため、2007年度から東北大学大学院理学研究科の6つの専攻(数学専攻、物理学専攻、天文学専攻、地球物理学専攻、化学専攻、地学専攻)が、また第10回目となる今年度は新たに生命科学研究科を加え、合同シンポジウムを開催しています。この合同シンポジウムでは、学生・若手研究者が主体になり、研究成果を発表し意見交換を行うほか、広く学外に情報発信も行っています。
 今年度からの新しい取り組みとして、ポスター発表者の方々全員に一分間のショートプレゼンテーションをしていただきました。聴講者は優秀なショートプレゼンテーションに投票し、その結果、今年度は3名の方々に「ショートプレゼンテーション賞」が授賞されました。

*リンク:東北大学大学院生命科学研究科 関連ページ

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  学生企画委員長 奥津 賢一(化学専攻 博士課程後期2年)  
 この度、理学・生命科学2研究科合同シンポジウム2017の学生企画委員長を拝命しました奥津賢一です。当シンポジウムの前身にあたる6専攻合同シンポジウムから数えますと第10回目にあたる今シンポジウムでは新たに生命科学研究科を迎えての開催となりました。もともと理学部時代は生物学科として同じ学部でしたが、大学院では理学研究科とは別の研究科として独立していたため、これまで当合同シンポジウムに参画しておりませんでした。
 さて、当シンポジウムは普段まず会うことがない異なる専攻が一同に介して口頭発表とポスター発表を通じて議論を深め、交流する場として開催されてきました。私自身第7回6専攻合同シンポジウムで化学専攻の1学生として参加させていただきました。このシンポジウムの難しさは自身と異なる専攻の方に、いかに自分の研究内容を噛み砕いて伝えるか、になります。「そういう研究もあるんだ」といった形で少しでも興味を持ってもらえた時がこのシンポジウムの醍醐味と言えるかもしれません。
 今回のシンポジウムでは実行委員長の石原先生のご提案で新たに「ショートプレゼンテーション」を、ポスター発表者を対象に発表していただきました。これは一部の学会ですでに取り入れられているものですが、今回のシンポジウムでは1人1分という、極めて限られた時間でポスターセッションの前に全ポスター発表者が口頭で説明するというものでした。最大の目的は限られたポスターセッションの時間で興味のあるポスターを探す手助けになればというものでしたが、前項の目的はおおよそ達成できたかと周囲の反応から感じております。ショートプレゼンテーションの新設に伴い従来のポスター賞に代わってショートプレゼンテーション賞を新設いたしまして、本年度は3名の方が受賞されました。
 なんとか無事に開催しましたシンポジウムですが、様々な点で課題も浮き彫りになり、関係者の皆様にはご迷惑をおかけいたしました。これらについてはこれまで以上にフィードバックを強化して来年度以降へバトンを渡せるようにして参ります。
 最後になりますが、シンポジウムを開催するにあたってお世話になりました、実行委員長の石原先生をはじめ、教員委員の皆様、大学院教務の皆様、学生企画委員の皆様への感謝を持ちまして、私のコメントとさせていただきます。
2017年2月17日レポート

2月11日(土)TMT×東北大学サイエンスカフェ「次世代超大型望遠鏡がつなぐハワイと宇宙」

 2月11日(土)、仙台市天文台 加藤・小坂ホールにて、TMT×東北大学サイエンスカフェ「次世代超大型望遠鏡がつなぐハワイと宇宙」が開催されました。
 第1部は、青木 和光 先生(国立天文台TMT推進室 准教授)による講演、第2部は「TMTへの期待と計画の課題」というテーマで、青木 和光 先生、千葉 柾司 先生(東北大学大学院理学研究科天文学専攻 教授)、秋山 正幸 先生(東北大学大学院理学研究科天文学専攻 准教授)の3講師と一般市民の皆様でパネルディスカッションを行いました。司会は、田中 幹人 先生(東北大学学際科学フロンティア研究所 助教)です。
 第1部は、青木先生による「ハワイ島マウナケア山に建設が予定されている次世代超大型望遠鏡(TMT)計画」についての講演が行われました。青木先生はTMTについてはもちろん、現在ハワイで起こっているTMT建設に置ける問題点についても触れられました。
 第2部はパネルディスカッション。東北大学展開ゼミの学生達がファシリテータとなり、皆さんのご意見をまとめ、最後に各テーブル毎に講師の方々に質問を投げかけました。今回の講演、ディスカッションを通し、ハワイのマウナケア山に建設されるかもしれないTMTに想いを馳せ、謎多き宇宙について考えるきっかけとなったのではないでしょうか。
リンク
 *動画:【TMT×東北大学サイエンスカフェ】次世代超大型望遠鏡がつなぐハワイと宇宙(youtube)

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 同日10:00-16:45の時間帯で、宇宙とハワイの関係をより深く学べる、東北大学展開ゼミ「君が宇宙と社会のコミュニケーションをデザインするセメスター」の学生達による体験型イベント「東北大生がつなぐハワイと宇宙」を同会場にて開催しました。楽しみながら、より深く、宇宙とハワイの関係を学んでもらいます。お子さんから大人までたくさんの方々にご来場いただきました。

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2017年2月14日レポート

2月11日(土)次世代火山研究者育成プログラム開校式開催

 2月11日(土)本研究科合同C棟青葉サイエンスホールにて、次世代火山研究者育成プログラム開校式が開催されました。本プログラムは2014年に起こった御嶽山噴火災害を受けて構想されたもので、東北大や北海道大、山形大、東京大などの大学が参加・協力し、大学院修士課程学生を中心に、火山学の広範な知識と専門性、研究成果を社会へ還元する力、社会防災的な知識を有する次世代火山研究者を育成することを目指しています。(代表機関、東北大学)
 2016年度プログラム受講生は10大学36名で、認定証を授与された受講生たちは、期待と緊張を胸に次世代火山研究者への第一歩を踏み出しました。
リンク:次世代火山研究・人材育成総合プロジェクト
    火山研究人材育成コンソーシアム構築事業

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2017年2月 3日レポート

1月22日(日)第7回 気象サイエンスカフェ東北「スーパーエルニーニョの次はラニーニャが心配!天気はどうなる!?」

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 1月22日(日)、エル・ソーラ仙台 大研修室にて、第7回 気象サイエンスカフェ東北「スーパーエルニーニョの次はラニーニャが心配!天気はどうなる!?」(主催:日本気象学会東北支部、日本気象予報士会東北支部)が開催されました。
 講師は理学研究科 地球物理学専攻の須賀 利雄 教授。先月、東北大学サイエンスカフェで講師を務められたばかりですが(その時の模様はこちらから)、今回は気象にクローズアップした「エルニーニョ」をテーマにお話しされました。参加者は50数名。会場は満席となりました。
 エルニーニョとラニーニョは、ともに熱帯太平洋(赤道付近)の海と大気がお互いに影響を与え合って発達する現象です。赤道付近では通常は東風が吹いていて、海の表面付近の暖かい水を西部に吹き寄せています。このため赤道域西部では海面の温度が高く、大気の対流活動が活発です。何らかの原因で東風が弱まると、西部にたまった暖水を支えきれなくなり、暖水が中部・東部に流れ出します。その為、中部・東部の海面の温度が上昇し、中部で対流活動が活発になります。この現象が「エルニーニョ」です。反対に、東風が強まると「ラニーニョ」となります。
 須賀先生は、これらの現象を「だるまストーブ」に例え、説明されました。「エルニーニョ現象=赤道域西部にあっただるまストーブが中部に動くようなもので、ストーブの置き場所を変えると部屋の空気の流れが変わるように、エルニーニョ時には世界中の空気の流れが変わると考えると、日本の天候に与える影響を考察出来ます。」まとめとして、エルニーニョ時には、太平洋高気圧の北への張り出しが弱まり(冷夏)、冬型気圧配置が弱まる(暖冬)傾向がある。ラニーニョ時には、太平洋高気圧の北への張り出しが強まり(暑夏)、冬型気圧配置が強まる(寒冬)傾向がある。とのこと。
 須賀先生の講演を受けて、各テーブルでディスカッションを行います。ファシリテータは、須賀研究室の学生が担当しました。最後に各テーブルで出された質問に須賀先生が回答します。たくさんの質問が出て、この講演会への関心の高さが伺えました。

2017年1月19日レポート

12月14日(水)東北大学サイエンスカフェ「Cubic Earth~もしも地球が立方体だったら~」

 12月14日(水)、せんだいメディアテーク1階オープンスクエアにて、第135回東北大学サイエンスカフェ「Cubic Earth~もしも地球が立方体だったら~」が開催されました。講師は理学研究科 地球物理学専攻の須賀 利雄 教授。通常サイエンスカフェは金曜日に開催しているのですが、この回は水曜日開催且つ光のページェントで賑わう定禅寺通に面した会場ということもあり、開始前は参加人数が心許なく感じましたが、最終的に大勢の方々にご参加いただきました。
 地球環境の成り立ちをより深く理解するために、仮想的な立方体地球の上の大気や海洋の状態をCG映像も使って考察します。地球が文字通り球体であるという当たり前の事実がもたらす「特徴」を一緒に考えました。須賀先生の講演後は、各テーブル毎にディスカッションを行います。須賀研の学生達、理学研究科・理学部広報サポーターがファシリテータとなり、皆さんのご意見をまとめ、最後に各テーブル毎に須賀先生に質問を投げかけます。
 参加者からは「丸い地球を理解する上で逆に勉強となりました。」「他の参加者の方の話を聞く、というとても貴重な経験ができてよかったです。」などの感想をいただきました。
 今回教材として使用した日本科学協会制作のCG映像の続きは「Cubic Earth~もしも地球が立方体だったら~」よりご覧になれます。

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写真:寺尾 佳修(理学部 宇宙地球物理学科・地球物理学コース 学部4年)


  理学研究科 地球物理学専攻 地球環境物理学講座 杉本周作助教  
 私たちが暮らしているこの地球の形をご存知ですか? そうです、「丸い」形をしています。では、丸い地球が、私たちの暮らしに与える影響はご存知ですか? 日々の生活のなかではなかなか感じにくいですよね。そこで、須賀先生の講演を通して、現実からあえて離れて「地球が立方体だったら?」について皆様に考えてもらいました。聴講者の方からは、「台風はどうなるのか?」「遠心力は?」「生命の存在可能エリアは?」といった多岐にわたる質問が寄せられ、大いに盛り上がりをみせた講演会になりました。講演会を通して、地球が丸いことがいかに素敵で素晴らしいことかを感じていただけたのであれば幸いです。
2017年1月17日レポート

2016年度 もしも君が杜の都で天文学者になったら。。。

 今年で6年目を迎える、高校生向けのイベント「もしも君が杜の都で天文学者になったら。。。(以下、もし天)」を、12月22日(木)〜12月28日(水)に開催致しました。
 東北大学大学院理学研究科天文学専攻と学際科学フロンティア研究所では、アウトリーチ活動の一環として高校生向けのイベント「もし天」を、仙台市天文台・宮城教育大学との共催で開催する、高校生向け天文学者職業体験実習です。全国から集った高校生達が、1週間合宿をし、高校生自らが研究テーマと研究計画を立案して天文台の望遠鏡で観測し、そのデータを解析して宇宙の謎の解明をするプログラムです。
 今年は、全国から16名の高校生が集まり、宇宙の謎に挑みました。高校生と(高校生の数よりも多い)SLAらは、日を追う毎にチーム内が団結し強い絆が生まれて行くのを感じます。今年は運良く、全ての班が観測に成功!自ら観測したデータを使用し解析を進めます。最終日の12月28日(水)には、1週間かけて研究した成果をまとめ、一般市民の皆様に解りやすく伝える、研究成果発表会を理学研究科青葉サイエンスホールで行いました。

 発表は、次の通りです。

【チーム名】 sora.png
「銀河系内における恒星の位置と年齢の考察」

【チーム名】 EXTRA
「あたしたち 系外惑星 調べます」

【チーム名】 ダークマターコスモロギー(仮:ジンギスカン)
「ジンギスカン、宇宙を語るーダークマターからインフレーションまでー」

【チーム名】 RAKKI☆
「銀河と大質量ブラックホール 〜杜の都のひとみから〜」


リンク
 *「もしも君が杜の都で天文学者になったら」ウェブサイト
 *「科学者の卵養成講座」活動ブログ
 「もし天2016!Part1.~もし天って何?~」「もし天2016!Part2.~もし天修了証書~
 今回参加の宮城県仙台第三高等学校理数科 鈴木智寛さんは、科学者の卵養成講座の受講生でもあります。今回のもし天の様子を「科学者の卵養成講座」活動ブログ内で紹介して頂きました。

12月22日(木)開校式

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12月28日(水)研究発表会

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2017年1月17日レポート

1月10日 一般雑誌会講演会 伊藤光男先生「私のラマン」

  1月10日(火)理学部大講義室にて、一般雑誌会講演会が開催されました。講師は、本学名誉教授の伊藤光男先生。1970年から東北大学理学部教授に赴任され、1992年に定年退官されるまでの約22年間、化学教室で分子分光学の世界的な拠点研究室をつくり、多くの弟子を輩出されました。
 本講演会では「私のラマン」と題し、若い頃に独力で研究を進めてこられた頃のエピソードや、ラマン分光の理解の深まりや研究テーマの変遷、その後の仲間など研究人生を振り返ってお話されました。時代をリードする研究の実体験からくる迫力があり、学生も教員も目を輝かせて聞き入りました。
また、伊藤先生はご趣味の水彩画を40年近く続けておられ、世界中の景色をスケッチにおさめています。素晴らしい作品も数点ご紹介頂き、和やかな講演会となりました。

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講師の伊藤光男先生


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化学科の教授の先生方と名誉教授の先生方
2017年1月 5日レポート

宇宙地球物理学科 天文学コース 濱谷 由布 さんが「第24代青葉城ミス福娘」に選ばれました。

 東北大学理学部 宇宙地球物理学科 天文学コース4年 濱谷 由布 さんが、宮城縣護国神社の「第24代青葉城ミス福娘」に選ばれました。平成28年の年末より翌29年のお正月までを中心に、参拝した方々に幸せを分け与えるお手伝いをする「福娘」として活動されます。
 また、濱谷さんはこの1年、理学部・理学研究科の広報サポーターとしてもご活躍中です。今後の濱谷さんのご活躍、広報・アウトリーチ支援室でも追って参ります。お楽しみに!


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宇宙地球物理学科 天文学コース 濱谷 由布 さん

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着物の上に「ちはや」というものを着ています。

  濱谷 由布 さんのコメント  
 12月10日に選考会があり、28日には宮城県知事、仙台市長、企業の方々を表敬訪問させて頂きました。年始には宮城縣護国神社にて「福矢、福的」をお分かちしました。一生に一度の体験ができて、非常に充実した年末年始でした。

【2017/02/02追記】

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節分祭追儺式(豆まき)

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節分には開運招福・厄難消除・家内安全・商売繁盛の願いをこめ
"悪しきもの" を祓う意味があります。


2016年12月13日レポート

12月10日(土)東北大学大学院理学研究科・公開サイエンス講座「日本で発見!113番新元素−ニホニウム−」を開催しました

 理学研究科の新しい企画として、東北大学大学院理学研究科・公開サイエンス講座をスタートさせました。第一回目は「日本で発見!113番新元素ーニホニウム−」と題し、アジアで初めて元素命名権を獲得した113番新元素について理化学研究所仁科加速器研究センター超重元素分析装置チームの森本幸司チームリーダー、本学理学研究科の萩野浩一准教授にわかりやすく説明して頂きました。
 公開サイエンス講座では、今後も科学にまつわるホットな話題を市民の皆様に提供していきます。
乞うご期待!!

2016年12月10日(土) 13:30-16:00 東北大学文科系総合講義棟2階大講義室にて

  • 開 会 (東北大学大学院理学研究科長 教授 早坂忠裕)
  • [講演] ニホニウムみたいなとても重たい元素の話
      (東北大学大学院理学研究科 准教授 萩野浩一)
  • [講演] ニホニウム発見物語 
      (仁科加速器研究センター超重元素分析装置チーム チームリーダー 森本幸司)
  • 質疑応答
  • 閉 会 (東北大学電子光理学研究センター長 教授 濱広幸)

  須田利美 先生のコメント  
 12月10日(土)に公開サイエンス講座「日本で発見!113番新元素ーニホニウム−」を開催しました。一週間前(11月30日)には、113番新元素の元素名が「ニホニウム」、元素記号は「Nh」に決定というビッグニュースが入り、また前日には来年度の理科の教科書にニホニウム記載が間に合うという知らせも飛び込む大変タイムリーな講演会となりました。
 あいにく雪のちらつく寒い日でしたが、会場となった川内の東北大学文科系総合講義棟には遠方(青森、秋田、山形、茨城)からの参加者、また多数の小中高校生を含む150名の方に参加していただきました。
 新しい元素名が付いたばかりの113番新元素に関するわくわくする話をその発見者である理化学研究所の森本幸司先生から、そしてそもそも元素とは何か、またどのように作られてきたのか、について本学の萩野浩一先生にお話しいただき、参加者の皆さんは大変熱心にお二人の先生の話しに聞き入っていました。講演会終了後も多くの中高生達が質問の列をつくり、皆さんが大変高い関心を持っていることがうかがえました。

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2016年12月 2日レポート

11月10日(木)KamLAND職員研修

kamland2.jpg 2016年11月10日(木)、岐阜県神岡町にあるニュートリノ観測施設「KamLAND」にて職員視察が行われました。KamLANDは液体シンチレーターを使った世界の最先端を行くニュートリノ検出実験施設です。自然界のあらゆるニュートリノを捕え、ニュートリノと自然の謎に迫ります。カムランド実験グループは東北大学ニュートリノ科学研究センターが中心となり米国からの多数の研究者の協力を得て総勢80名余りのスタッフ、研究者、 大学院生から構成されています。2002年1月から実験が始まり、24時間体制で ニュートリノの検出実験が続けられています。(右画像:直径18メートルのステンレス球形タンク)

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2016年12月 1日レポート

11月19日(土)サイエンスリンク IN 山形

 2016年11月19日(土)、山形大学体育館にて「サイエンスリンク IN 山形」が開催されました。日本科学未来館(東京)で毎年開催される大学生主催の大規模科学イベント「サイエンスリンク」が関東圏を飛び出し、山形大学体育館を会場に初の地方開催を致しました。今回は12団体が参加し、2団体によるサイエンスショーも行われました。東北大学からは、理学研究科天文学教室の学生グループ、サイエンスカフェ学生ボランティア「S-Cafe Sugars」が参加しました。当日は朝から冷たい雨の降る中、たくさんのご来場者があり、どのブースも盛況でした。子どもたちや地域のみなさんに科学のおもしろさをお伝えできたと思います。

【理学研究科天文学教室「アンドロメダファイト」】
 「アンドロメダファイト」とは、天文学教室の学生が企画・製作した天体カードを使ったカードゲームで、天体の種類等によって強さの異なるカードを使い、2人で対戦を行います。小学生以上の方々にはこの正式ルールで、小さなお子さんにはカードを使い、じゃんけんを行う簡単ルールで、楽しみながら天文学を感じてもらいます。最後におみやげとして自分たちで作るトレーディングカードキットをお渡ししました。
リンク:アンドロメダファイト〜宇宙に触れるカードゲーム〜

【サイエンスカフェ学生ボランティア S-Cafe Sugars「サイエンスカフェ・ミニ 雪の結晶を作ろう」】
ペットボトルやドライアイス、糸などを使って雪の結晶を作ります。どんな糸に結晶が出来やすいのか?初めて雪を研究しようと思った人は、何に気づいてどうやって雪の謎を解こうとしたのだろうか?そんな疑問にSugarsの学生が答えます。自分の結晶はどんな形なんだろう?とワクワクしながらルーペで覗き込む姿に、学生達も手応えを感じていたようです。
リンク:サイエンスカフェ学生ボランティア S-Cafe Sugars

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2016年11月14日レポート

11月11日 第42回環境フォーラム 第11回SFTEEセミナー「地球温暖化と気象」にて早坂忠裕先生が講演を行いました

 11月11日(金)、仙台ガーデンパレスで開催された第42回環境フォーラム・第11回SFTEEセミナー「地球温暖化と気象」(主催:東北大学大学院環境科学研究科、NPO法人環境エネルギー技術研究所)にて、早坂忠裕理学研究科長が「地球温暖化問題リテラシー」の講演をされました。
 本フォーラムでは、早坂研究科長の他、気象予報士の星野誠氏(東北放送株式会社)、福山博己氏(一般財団法人日本気象協会東北支局)がそれぞれ、「地球温暖化 宮城への影響は?」、「近年の日本の大雨について」の題目で講演されました。気象を専門とする講師の先生方の分かりやすいご講演に、一般参加者の方々も興味深い様子で耳を傾けておられました。

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2016年11月 8日レポート

10月25日(火)〜27日(木)International Workshops:Neutrino Research and Thermal Evolution of the Earth

10月25日(火)〜27日(木)International Workshops:Neutrino Research and Thermal Evolution of the Earth

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10月26日(木)ラボツアー
地球科学系及びニュートリノ科学研究センターのラボツアーが行われました。最初に地球科学系を鹿山 雅裕 先生よりご説明いただきました。追って、ニュートリノ科学研究センターを渡辺 寛子 先生から説明がありました。

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  世話人 渡辺 寛子 先生のコメント  
 10月25日~27日に青葉サイエンスホールにて、知のフォーラム主催の国際ワークショップ「Neutrino Research and Thermal Evolution of the Earth」が開催されました。素粒子ニュートリノを地球内部を知るツールとして利用するという学際的分野について、国内外の素粒子物理・地球科学分野から研究者が集まり、最新結果の発表と活発な議論を行いました。互いの分野に共通な科学的興味や将来展望を共有する場として大変有意義なワークショップとなりました。ご協力頂きました知のフォーラムの皆様と参加者の皆様に感謝致します。

The international workshop "Neutrino Research and Thermal Evolution of the Earth" sponsored by the Tohoku Forum for Creativity (TFC), took place on 25-27 October 2016 at Aoba Science Hall, Tohoku University.
Neutrinos bring unique and direct information about the power to drive the Earth's engine. Our interdisciplinary workshop brought together participants from particle physics and geoscience communities inside and outside of the country to exchange the latest achievements and have fruitful discussions. The workshop provided a significant forum to further an understanding of shared science interests and future prospects of both communities. We thank TFC supports and all who participated.

2016年10月 7日レポート

10月3日 (月)環境・地球科学国際共同大学院の認定式が行われました。

 10月3日(月)、理学研究科合同C棟にて環境・地球科学国際共同大学院の認定式が行われ、12名の学生が第1期プログラム生として認定されました。
 環境・地球科学国際共同大学院は、今秋からスタートしたプログラムで、『地球を丸ごと理解する』意欲と能力を持った人材を育成します。ドイツのバイロイト大学やハワイ大学など環境・地球科学分野で世界をリードしている欧米の大学、大学院学生の研究を指導している研究機関と連携しながら、リーダーシップを持つ国際性豊かな研究者の育成を目指します。
環境・地球科学国際共同大学院プログラム(GP-EES)

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2016年10月 6日レポート

平成28年9月学位記交付式が開催されました

9月26日(月)、北青葉山厚生会館2階レストランAOSISにて学位記交付式が開催されました。卒業生及び修了生は43名。家族や仲間、指導教員とともに思い出話に花を咲かせていました。卒業者・修了者の皆さま、誠におめでとうございます!さらなるご活躍を心から祈念いたします。

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2016年9月29日レポート

9月24日~25日 きのこ展で木野康志先生が講演を行いました

 9月24日(土)~25日(日)の2日間、スリーエム仙台市科学館にてきのこ展が開催されました。会場には仙台近郊のキノコ255種が展示され、多くの来場者がおなじみの食用キノコや毒キノコ、珍しいキノコを熱心に観察していました。
 また、化学専攻の木野康志先生が「キノコの放射能汚染」と題して講演を行い、そちらも大勢の方が聴講していました。きのこの生態や放射能汚染の現状について詳しくお話されていました。

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2016年9月29日レポート

9月24日 田村宏治教授とココリコの田中直樹さんが対談を行いました

 9月24日(土)東北大学川内キャンパスのマルチメディアホールで「ナショジオ オープンキャンパス2016~ココリコ田中の動物これ知ってた?~トークショー」が開催され、 終了後、生物学科の田村宏治教授とココリコの田中直樹さんが対談を行いました。
□参考リンク:ナショジオ オープンキャンパス2016~ココリコ田中の動物これ知ってた?~トークショー

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生き物の「発生」について盛り上がる田村教授(右)とココリコの田中さん
2016年9月28日レポート

9月27日(火)東北大学藤野先生記念奨励賞授与式が行われました。

 9月27日(火)「東北大学藤野先生記念奨励賞授与式」が行われ、化学専攻博士課程後期3年の李 静さんが、東北大学藤野先生記念奨励賞を受賞しました。
 本学では、毎年度本学に在籍する優秀な中国からの大学院留学生であって、今後飛躍的な活躍が期待される者に「藤野先生記念奨励賞」を授与しております。この賞は、本学医学部の前身である仙台医学専門学校に1904年から1906年にかけて留学した、中国の偉大な文豪魯迅の短編小説「藤野先生」のモデルである藤野厳九郎教授のお名前に因むものです。本年度も魯迅が学んだ階段教室において授与式が開催されました。
 李 静さんは、生体内で重要な働きをするアミド結合は、従来カルボン酸とアミンとの脱水縮合法で合成されており、これに対し、ニトロ化合物とアミンと酸素を用いる従来法とは全く異なる酸化的手法により構築するという画期的な手法を見出したことを高く評価され、今回の受賞となりました。

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2016年9月 9日レポート

9月5日(月)〜13日(火)化学科学部3年対象 研究室配属に係る研究室説明会・見学会

 9月5日(月)〜13日(火)、化学科学部3年生を対象に、研究室配属に係る研究室説明会・見学会が行われました。
 各研究室毎に、初め30分程度研究室の紹介が行われ、その後、実際に研究室に移動し研究室内見学が行われました。研究室配属前と言うことで、複数の研究室見学に参加する学生がほとんどです。先生や先輩方に直接質問の出来る貴重な機会にたくさんの質問が寄せられました。

有機化学講座:合成・構造有機化学研究室

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物理化学講座:数理化学研究室

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無機・分析化学講座:無機化学研究室

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先端理化学講座:放射化学研究室

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境界領域化学講座:反応有機化学研究室

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2016年9月 5日レポート

9月3日(土)市民のためのサイエンス講座2016「火山噴火の謎に迫る~巨大地震と東北の噴火予知~」

 東北大学と読売新聞社の共同主催による、市民のためのサイエンス講座「火山噴火の謎に迫る~巨大地震と東北の噴火予知~」が、9月3日(土)午後、東北大学文科系総合講義棟にて220名の参加者のもと、盛況に行われました。講演は、東北大学理学研究科の西村太志教授、三浦哲教授、早坂忠裕教授の3先生により行われました。また、国内の火山活動を紹介する企画展「日本の火山噴火と火山災害」も併せて開催されました。
 西村先生は「巨大地震は噴火を誘発するか」という題名で、火山爆発のメカニズムについて話された後、地震発生による地下の応力の変化が、マグマが地表に出やすい条件を作る事になり、その結果、火山噴火の可能性が増す事を、事例を示しながら説明しました。そして、火山爆発にとって、水が非常に大切な役割を果たすことを話され、基礎過程の研究の重要性を指摘しました。
 三浦先生は、「東北地方の火山は今」という題名で、蔵王山、吾妻山、秋田駒ヶ岳など、東北の幾つかの火山を例にしながら、火山活動・地震活動の観測手法を総合的に説明しました。そして、詳細な観測から得られる火山活動の今後の推移、更には、火山噴火予測の可能性について、話しました。
 早坂先生は「噴火がもたらす気候への影響」という題名で、19世紀と20世紀に起こった2つの大規模な火山爆発を例に、噴火の後の、気温変化や降水量に代表される環境変化について、詳しく説明しました。また、火山噴火の影響は、海洋や成層圏にも及ぶ事を示し、特に成層圏に侵入したエアロゾルが太陽光を反射し、その後の地表気温の低下に大きく寄与していることを指摘しました。
 参加の方々から数件の質問が寄せられ、火山噴火とその影響、そして火山噴火予知に対する参加者の関心の高さがうかがえました。東北大学と読売新聞社は、来年度も共同で、市民のためのサイエンス講座の開催を計画しています。
 

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2016年8月 9日レポート

8月6日 たまきさんサロン講座 上田 実 教授『動く植物にさわってみよう「ねむる」植物とハエトリソウの「記憶」』

 8月6日、仙台環境学習館たまきさんサロン(東北大学青葉山新キャンパス環境科学研究科本館)にて、化学専攻の上田実先生が『動く植物にさわってみよう「ねむる」植物とハエトリソウの「記憶」』と題し、小学生向けに講座を行いました。
 参加者は約60組の応募の中から抽選で選ばれた14組の親子。この日用意していたハエトリソウやオジギソウに実際に触れながら、動く植物のしくみについて熱心に学んでいました。子どもたちだけでなく保護者の方々も動く植物に興味津々で、講座が終わってからも上田先生に質問をしている様子がとても印象的でした。

当日の様子は「たまきさんブログ」にも公開されています。
仙台市環境Webサイトたまきさん「動く?眠る?植物にさわってみよう【サロン講座】」

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2016年8月 5日レポート

2016年7〜10月開催「Earth and Planetary Dynamics」

20160703.png  東北大学知のフォーラム(Tohoku Forum for Creativity)では、2016年7〜10月開催テーマプログラムとして「Earth and Planetary Dynamics」を開催しました。「Earth and Planetary Dynamics」は、4つのワークショップ、サマースクール、2つの講演会で構成され、プログラムの世話人として、理学研究科地学専攻 大谷 栄治 先生、中村 美千彦 先生、中村 智樹 先生、地球物理学専攻 須賀 利雄 先生、ニュートリノ科学研究センター井上 邦雄 先生が参加されています。

 それぞれの詳細は下記リンク先よりご覧下さい。
International Workshops:
□ New Challenges in Volatile Cycling in the Deep Earth
□ Planetary Science and Space Exploration
□ Dynamics and Interactions of the Ocean and Atmosphere
□ Neutrino Research and Thermal Evolution of the Earth

Outreach for the public
□ Advances in Space Planetary Exploration
□ Ocean and Atmosphere Interactions, and Global Warming


  プログラム代表 大谷栄治先生のコメント  
 「知のフォーラムEarth and Planetary Dynamics」として、以下のような3つのシンポジウムと夏の学校、そしてアウトリーチの活動が行われました。3つのシンポジウムは「地球深部の揮発性物質循環研究の新展開」「惑星科学と惑星探査の新展開」「大気・海洋の相互作用とダイナミクス」という地球と惑星科学の幅広い分野をカバーするもので、国内外から多くの著名な研究者が参加し、熱心な討論が行われました。10月には、さらに「ニュートリノ研究とその地球の熱進化への適用」というシンポジウムが予定され、これは物理学と地球科学の共同の新たな研究分野として、海外からも注目されています。7月7日~12日に開催された夏の学校では、4つのシンポジウムをカバーする講義が行われ、大学院生は著名な講師の講義から幅広い地球科学とニュートリノ研究の入門と専門の興味深い講義を堪能しました。また、仙台市科学館や理学部で開催された市民講演会には多くの市民学生が著名な海外の研究者の講演を楽しみました。

We have made three symposia covering three important areas in earth and planetary dynamics, a summer school, and two outreach lectures. Titles of three symposia were "New Challenges in Volatile Cycling in the Deep Earth", "Planetary science and planetary exploration", and "Dynamics and Interactions of the Ocean and Atmosphere". These symposia cover very broad area of earth and planetary science, and many active scientists participated and made intimate discussions in these symposia. Another symposium on "Neutrino Research and Thermal Evolution of the Earth", which is a newly developing area covering physics and earth science will be held in next October. Summer school "Frontiers in Earth and Planetary Sciences" was held on July 7 to 12 and it covered the above four areas, with introductory lectures for beginners and advance lectures for the specialists. Graduate students enjoyed the lectures made by the world reading scientists in each area. Two public lectures were made on "Advances in Space Planetary Exploration" and "Ocean and Atmosphere Interactions, and Global Warming" on July 10, and July 18 in Sendai Science Museum and Graduate School of Science of our university. Many of people and high school students enjoyed the lectures.
2016年8月 4日レポート

7月10日(日):Advances in Space Planetary Exploration、7月18日(月・祝):Ocean and Atmosphere Interactions, and Global Warming

7月10日(日):Advances in Space Planetary Exploration

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  世話人 中村 智樹 先生のコメント  
 7月10日にスリーエム仙台市科学館にて、NASAのMichael Zolensky博士をお招きして、市民向けの(小・中・高生を対象とした)宇宙科学講演会を開催致しました。Michael Zolensky博士には、地球外サンプルリターンミッションについて、今までの歴史や、これからのサンプルリターンミッションでの課題や目的などを詳しく解説して頂きました。彗星や小惑星から持ち帰るサンプルを研究するというお話に、参加者も大変興味を持っている様子でした。夢のある内容に加えて、現実的な実情についてもお話し頂けたことで、サンプルリターンミッションについて、一般の方々の理解も大変深まったのではないかと思います。講演後も、Zolensky博士の講演に興味を持った子供たちからの質疑がたくさん寄せられ、大いに盛り上がりを見せた講演会となりました。ご協力賜りました仙台市科学館の皆さま、主催の東北大学知のフォーラム関係者の皆様には深く感謝申し上げます。

We held public lecture meeting about planetary science at Sendai City Science Museum and invited Dr. Michael Zolensky belonging to NASA Johnson space center. Dr. Michael Zolensky lectured about "Astromaterial Sample Returns mission". He talked about history and future problem and purpose of Astromaterial Sample Returns mission. The participants were very interested in his lecture and asked him many questions. This public lecture meeting was huge success.We had the office staff of Sendai City Science Museum and Tohoku Forum for Creativity at Tohoku University supported for the public lecture meeting. We sincerely appreciate everyone's support.

7月18日(月・祝):Ocean and Atmosphere Interactions, and Global Warming

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  世話人 須賀 利雄 先生のコメント  
 7月18日に、東北大学理学研究科青葉サイエンスホールにおいて、東北大学知の創出センター主催の「知のフォーラム市民講演:スーパーエルニーニョと異常気象」を開催しました。参加者は50名を超え、県外からの参加もありました。気候研究で世界をリードするShang-Ping Xie教授(米国カリフォルニア大学サンディエゴ校スクリプス海洋研究所)に、エルニーニョのしくみ、2014年から2016年にかけて発生したスーパーエルニーニョの特徴、このエルニーニョと日本を含む東アジアの異常気象の関係をわかりやすく解説してもらいました。その後、小グループごとの講演内容に関する自由討論の時間をはさんで、活発な質疑応答が行われました。

"Public Lecture - Super El Nino and Extreme Weather," sponsored by the Tohoku Forum for Creativity at Tohoku University, was held at Aoba Science Hall, Graduate School of Science, Tohoku University on July 18. We had more than 50 participants, including those from outside Miyagi Prefecture. Prof. Shang-Ping Xie, a leading scientist in the field of climate research, at Scripps Institution of Oceanography, UCSD, gave plain explanation on mechanism of El Nino, characteristics of the super El Nino event from 2014 to 2016 and its influence on extreme weather in East Asia including Japan. After free small group discussion, all participants enjoyed a plenary lively question-and-answer session.

2016年8月 4日レポート

7月13日(水)〜15日(金)International Workshops:Dynamics and Interactions of the Ocean and Atmosphere

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  Dynamics and Interactions of the Ocean and Atmosphere代表
須賀 利雄 先生のコメント  
 7月13日~15日に、東北大学理学研究科青葉サイエンスホールにおいて、東北大学知の創出センター主催の「知のフォーラムワークショップDynamics and Interactions of the Ocean and the Atmosphere」を開催しました。日ごろ一緒に議論する機会が少ない海洋と大気、それぞれの専門家を国内外から集め、その力学的共通性や大気海洋相互作用に着目した活発な議論を行いました。気候変動の理解に不可欠な大気と海洋の力学および相互作用に関する新たな研究の方向性について多くの示唆が得られました。

"International Workshop - Dynamics and Interactions of the Ocean and the Atmosphere," sponsored by the Tohoku Forum for Creativity at Tohoku University, took place from July 13 to 15 at Aoba Science Hall, Graduate School of Science, Tohoku University. Atmospheric/oceanic scientists usually working on their own domains gathered from home and abroad and had lively discussion on analogies and commonalities in atmosphere/ocean dynamics and their interactions, yielding various useful suggestions for future directions of atmosphere/ocean research, which is essential for understanding of climate change and variability.
2016年8月 4日レポート

7月4日(月)〜6日(水)International Workshops:Planetary Science and Space Exploration

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  Planetary Science and Space Exploration代表 中村 智樹 先生のコメント  
 7月4日~6日の3日間にわたり、東北大学理学部青葉サイエンスホールにて、東北大学知の創出センター主催の「知のフォーラムワークショップEarth and Planetary Dynamics:Planetary Science and Space Exploration」を開催致しました。国内外から、惑星科学分野の最前線でご活躍されている先生方をお招きして、はやぶさ、スターダスト等のサンプルリターンミッションに関して研究成果等をご講演頂きました。現状理解の整理と今後の研究展開を模索することのできた、大変有意義なワークショップとなりました。

We held the " International Workshop - Earth and Planetary Dynamics: Planetary Science and Space Exploration" sponsored by the Tohoku Forum for Creativity at Tohoku University, from 4th July to 6th July, at Tohoku University Faculty of Science Aoba Science Hall. We invited researchers who are active in planetary science and space exploration research fields. And we had them give a speech about research results related to the "Hayabusa" and "Stardust" sample return missions.
We were able to explore the current state of understanding and future research plans about planetary science through this workshop.
2016年8月 4日レポート

7月3日(日)〜6日(水)International Workshops:New Challenges in Volatile Cycling in the Deep Earth

7月3日(日)津波サイトエクスカーション
プログラムに先駆けまして津波サイトエクスカーションが行われました。参加者は36名。理学研究科地学専攻の大谷栄治先生、鈴木昭夫先生が世話人として参加されました。ガイドは、東北大学災害科学国際研究所 災害リスク研究部門 津波工学研究分野 サッパシー アナワット 准教授です。アナワット准教授は津波工学研究を専門とされています。エクスカーションでは、専門的な見方から震災当時の様子等、詳細な解説があり、参加者からも様々な意見が飛び交っていました。あいにくの空模様の中、宮城県仙台市から山元町の津波サイトを見学しながらバスで移動していきます。参加者から「仙台市から程近い場所で津波が起こった事に驚いた」などの声がありました。

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7月3日(日)〜6日(水)International Workshops:New Challenges in Volatile Cycling in the Deep Earth Register Now

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2016年7月22日レポート

7月17日 学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2016が開催されました

 7月17日、東北大学川内北キャンパス他にて学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2016が開催されました。本イベントは、「科学の"プロセス"を子どもから大人まで五感で感じられる日」をコンセプトに、「学都」として知られる「仙台・宮城」において、2007年度から毎年7月に開催している体験型・対話型の科学イベントで、今年で10周年を迎えました。
 理学部・理学研究科からも講演や体験プログラムで出展し、多くの参加者で賑わいました。
学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ

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最先端技術で探る果ての宇宙~宇宙の果てはどうなっているの?~/
南極望遠鏡計画と第2の地球探査~第2の地球を探せ!~

東北大学理学研究科天文学専攻

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オーロラふしぎ発見!
東北大学理学研究科太陽惑星空間系領域

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謎の化石ティラコセファラの正体を探れ!
みちのく博物楽団・東北大学総合学術博物館(自然史標本館)


2016年7月20日レポート

7月6日(水)東北大学サイエンスカフェ「取説「カガクブッシツ」~正しく知ろう化学物質~」

 7月6日(水)、せんだいメディアテーク1階オープンスクエアにて、第130回東北大学サイエンスカフェ「取説「カガクブッシツ」~正しく知ろう化学物質~」が開催されました。講師は理学研究科化学専攻の寺田 眞浩 教授。当日は、サイエンスカフェ始まって以来の初の水曜開催、そしてあいにくの大雨の中、大勢の方々にご参加いただきました。
 化学物質(カガクブッシツ)は、分野や文脈に応じて様々な意味で用いられている言葉ですが、メディアで扱われる場合は「人工的(工業的)に合成した物質。天然物に相対する概念として用いられる」ことが多く、得てして悪者扱いです。寺田先生のご講演の中で、化学物質の本来の姿を読み解いていきます。講演後は、各テーブル毎にディスカッションです。寺田研の学生達がファシリテータとなり、皆さんのご意見をまとめ、最後に各テーブル毎に寺田先生に質問を投げかけます。
 参加者からは「難しい課題については、分かりやすく具体的に説明があり、また、参加者の意見、ファシリテータのまとめ、引き出し方もよかった」「講演をとても楽しむことが出来ました。ありがとうございました。」などの感想をいただきました。

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  理学研究科化学専攻反応有機化学研究室 M1 赤平史織さん  
 一般の市民の方々に対して自分の研究分野の専門的な知識をお伝えするという機会は初めてだったので、分かりやすく、興味を持てるような構成を考える事がとても新鮮でした。本番では、市民の方々が一つ一つの話に頷いたり驚いたりといった生のリアクションを見ることができ、やりがいを感じました。ディスカッションでは同じテーブルで互いに意見を積極的に交し合いながら、非常に近い距離で問題に向き合うことで、普段は思いつかないような鋭いご意見をいただけたりと、貴重な経験になりました。
2016年7月20日レポート

7月9日 OLIS-東北大学理学研究科保険フォーラムが開催されました

 7月9日、理学部数理科学記念館(川井ホール)にて「OLIS-東北大学理学研究科保険フォーラム」が開催されました。本フォーラムは、多くの学生に保険の知見を深めてもらうことを目的に全国の各大学と連携して開催されており、東北大学では2014年に続いて2回目です。今回のテーマは、「保険業界におけるキャリアパス~アクチュアリー資格と使命~」と題し、3名の東北大OBが講演されました。
 アクチュアリーとは、確率論・統計学などの数理的手法を用いてビジネスにおける将来のリスクや不確実性の分析・評価などを行う人や資格のことで、日本では現在約4,000人の会員がおり、生命保険会社や損害保険会社、信託銀行などをはじめ多彩な分野で活躍しています。参加した学生からは「学生時代どんなことを身につけたか」「英語力についてはどの程度必要か」など質問が相次ぎ、アクチュアリーや保険業界を目指すきっかけになった人もいるのではないでしょうか。

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講演1「アクチュアリー業務の広がり」 
第一生命保険(株)監査役室部長 宮澤仁司氏

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講演2「生保アクチュアリーのキャリアパス」 
ジブラルタ生命保険(株)米国会計数理チームリーダー 夏井芳樹氏

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講演3「損害保険とアクチュアリー」 
損保ジャパン日本興亜(株)経理部副長 相馬直樹氏


2016年7月19日レポート

7月11~15日 木星探査機JUICE 電波・プラズマ波動観測装置 RPWI チーム会議 が開催されました

 7月11~15日に「木星探査機JUICE 電波・プラズマ波動観測装置 RPWI チーム会議」が理学研究科合同C棟で開催されました。
 「JUICE」 は「JUpiter Icy Moon Explorer」の略で、木星の4つのガリレオ衛星のうち、氷の地殻を持つと考えられている3つの衛星、エウロパ、ガニメデ、カリストを主な観測対象とした探査機です。JUICE計画はESA(欧州宇宙機関)が主導し、日本と米国も参加し科学搭載機器の開発が進められています。JUICEは2022年に打上げられ、2029年に木星系に到着、その後、約4年に渡り木星を周回し、ガリレオ衛星を巡りながら観測を行う予定です。JUICEには各種撮像装置やレーザー高度計等の衛星表面を計測する機器に加えて、プラズマ計測器や磁場計測器等、木星や衛星周囲の電磁現象・環境を計測する10を越える科学計測器の搭載が予定されています。「RPWI」はその一つで、名称は「Radio and Plasma Wave Investigation」(電波・プラズマ波動探査装置)の略、0~1.6MHzの電場、80KHz~45MHzの電磁波を計測する装置です。RPWIの開発にはヨーロッパの5カ国と日本が関わっており、開発責任者はスウェーデン宇宙物理研究所のJ.-E.Wahlund博士がつとめています。日本は、本学理学研究科地球物理学専攻の笠羽康正教授が共同開発責任者を担い、学内外の研究者・技術者とともにRPWIの高周波数電波受信部の開発を行っています。RPWI開発は2019年までの完成を目標に進められており、現在は、試作機の特性確認に基づき開発要素の洗い出しと改良に向けた策定を行っている段階です。
 今回の会合は、ヨーロッパ、日本のチームメンバー30余名が一堂に会し、進捗状況や開発に関わる情報を確認・共有するとともに、互いの機器の接続方法や共通部分の仕様について議論し、今後の開発に向けた諸仕様の決定や課題の整理・明確化のために行われたものです。

#木星探査機JUICEについては以下もご参照下さい。
https://juice.stp.isas.jaxa.jp/
http://sci.esa.int/juice/

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開発責任者J.-E.Wahlund博士による研究対象に関する議論の一コマ

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装置開発に関わる議論の一コマ


2016年7月 2日レポート

数学専攻 大学院入試説明会

 7月2日(土)、数学専攻の大学院入試説明会が青葉山キャンパス数理記念会館(川井ホール)で行われました。今年は42名の出席者があり、内3割は学外からの参加となりました。
 司会進行を務められた 大野 泰生 先生は、数学教室の紹介、分野の説明(代数学及びWPI)、大学院入試の説明などをお話しされました。数学教室の紹介では、数学専門誌「東北数学雑誌」出版のこと、教育プログラム、就職状況から仙台暮らし事情まで、とても幅広い情報をご説明されました。
 また、それぞれの分野の説明は、坂東 重稔 先生(幾何学)、瀬片 純市 先生(解析学)、博士課程3年の 沖坂 祥平 さん(数学基礎論)が行いました。その後、修士課程2年の瀬楽 健斗 さん、窪田 隆弘 さんら、在学生からの挨拶があり、懇談会ではざっくばらんに質問が飛び交いました。
今回は学内での説明会となり、実際に理学部キャンパスに足を運んでいただくことで大学の雰囲気、そして先生や先輩との距離感などなどを体感出来たのではないでしょうか。
 

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2016年7月 2日レポート

仙台市天文台トワイライトサロン
6月18日 津村耕司先生、6月25日 板由房先生

 6月18日、25日、仙台市天文台「トワイライトサロン」にて理学研究科天文学専攻からお二人の先生がお話をされました。
 2週ともたくさんの参観者があり大盛況でした。

□ 仙台市天文台

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▲津村 耕司 先生(天文学専攻 助教)
タイトル:小さなロケット望遠鏡で宇宙の一番星を探る

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▲板 由房 先生(天文学専攻 助教)
タイトル:星までの距離はどうやってはかるの?
2016年6月30日レポート

6月24日 平成28年度物理系2年生のための物理学科オープンラボが開催されました

 6月24日(金)、物理系2年生のための物理学科オープンラボが開催されました。
 このイベントでは、研究室見学ツアー、座談会、自由見学で物理学科の先生や先輩の話を直接聞くことができ、今年は昨年よりも大幅に多く約70名の参加がありました。
 4年生や院生が引率し、6つのコースに分かれてツアーを開始。移動時間も含め各箇所30分ずつまわるので少し駆け足でしたが、その後の座談会や自由見学で興味のある分野についてより深く知ることができたのではないでしょうか。

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2016年6月 1日レポート

平成27年度 物理学のフロンティア 原子核実験「反粒子の対消滅を使ってアインシュタインの法則を確かめよう 〜ガンマ線で測定する陽電子の対消滅〜」

☐ テーマ:「反粒子の対消滅を使ってアインシュタインの法則を確かめよう 〜ガンマ線で測定する陽電子の対消滅〜」
☐ 講 師:中村 哲 先生, 田村 裕和 先生, 藤井 優 先生(原子核実験)
☐ 流 れ:ゼミ(11/19, 12/10, 1/14), 実験(2/22-26, 3/14-18), 発表会・修了式(5/13)
☐ 備 考:物理学のフロンティア(詳細はこちら)

 原子核実験研究室コースを密着取材させて頂きました。ゼミ(輪読)3回の後は4グループに分かれて1週間程実験を行い(前半組が2/22-26、後半組が3/14-18)、最後に発表・修了式を行います。
 高度な内容に加え、実験の際に測定方法や考察を自分たちで行うのは受講したほとんどの学生は今まで経験がなく、とてもいい機会になったようです。最初はおとなしかった学生も、回数を重ねるにつれ活発に意見を交換するようになりました。実験では様々な課題が発生したようですが、各グループに工夫が見られ、発表会のときには自信をもって発表している姿が印象的でした。みなさんお疲れさまでした!

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  中村先生のコメント  
 物理学のフロンティアでは大学初年度の座学だけでは物足りない意欲的な学生を研究室に招き、ゼミや本格的な実験を経験してもらい学習のモティべーションを高めてもらうことを目指しています。
 我々、原子核物理研究室では、陽電子(電子の反粒子)の対消滅を使ってアインシュタインの有名なE=mc^2を確かめました。まず、予備知識として反粒子の存在を理論的に予言しノーベル賞を受賞したDiracの論文と陽電子を発見したアンダーソンの論文を原論文で読みました。
 その後、Na22線源から生じる陽電子を電子と対消滅させ、そこから生じる2本のγ線をシンチレーション検出器で測定し、γ線のエネルギーが電子の質量と等しいことからエネルギーと質量の等価性を確認する実験を行いました。高校生でも知っている有名なE=mc^2の公式ですが、おそらく自分で実際に確認した事のある人はほとんどいないと思います。
 論文を読む際には、出来るだけ予習をしなくても論文が理解できるように必要な知識はゼミの中で講義しました。一方、春休みに1週間かけて行う実験の方は基本原理、装置の基本的な使い方は指導しましたが、実際にどうやって測定するのかはグループ毎に任せました。そのため「予め全ての装置が完璧な状態で準備されている学生実験」とは違い、自分達で工夫しないと良いデータが取れず、必ずしも全てのグループが満足なデータを取得できたわけではありませんでした。しかし、精度の悪いデータであっても、その精度の範囲内ではきちんとした議論ができること、測定には必ず誤差が伴うもので教科書にあるような完璧なデータは決して得ることができないことを学生達は体験から学んでいったようです。データ取得の後も一ヶ月以上に渡り、データ解析、レポート執筆をグループ毎に相談して行い、ゴールデンウィーク後に行った発表会では分担を決めて立派な発表ができたと思います。
 物理学のフロンティアのゼミでコーヒーとお菓子を楽しみながら1年生と議論するのは、指導する私にとっても、とても楽しい時間でした。受け身ではない学習、グループで能動的に行動しないとうまくいかない実験を経験することで、実験物理学の面白さ、グループで研究を進める楽しさを感じ取ってもらえたら幸いです。

  参加学生のコメント①  
 今回は原子核物理実験という貴重な機会を設けていただき、誠にありがとうございました。ゼミが始まった当初は、アインシュタインの提唱した質量とエネルギーの等価性(E=mc2)が成り立つことを示すという最終目標を聞いて、原子核物理に関して素人同然の自分にできるだろうかと不安でしたが、最終的には満足のいく結果が出てうれしく思います。
 実験に関しては、検出器を置く台が一つなかったり、線源台がなかったりしたので、前の班が作ってくれた線源台を使って高さを調節したり、発泡スチロールを使って線源台を作ったりなど、設備に関していろいろと工夫をしながら実験を進めたのが大変でした。しかし、角度相関を測定し終わってグラフをかいて、180°のところにピークが出ていることを確認したときはとても感動しました。5日間という(少なくとも私たちにとっては)長期にわたる実験でしたが、とても楽しかったです。
 レポートの作成に関しては、グループで長期にわたって1つのレポートを作るということがはじめての経験だったので、多くのことを学べました。1ヶ月ほどの期間をかけてメンバー全員で知恵を出し合ってデータを解析、考察し、文章を推敲しながらレポートを作るのは大変な作業でしたが、楽しくもありました。
 今回のゼミでは、実験原理や技術だけでなく多くのことを学ぶことができました。長期間にわたるプログラムでしたが、最後までやり遂げることができてよかったです。

  参加学生のコメント②  
 今回、この物理学のフロンティアを通して現状の普段の講義では到底体験できないことに取り組むことができ、物理学科としての新鮮な感覚を味わうだけでなく、今後の生活において糧となるようなことを多く得ることができたと思います。
 まず、第一として今回取り組んだ実験そのものについてです。今まで中学・高校、または大学入学後の自然科学総合実験等、「実験」と名のつくものは様々行ってきましたが、今回の対消滅実験ではそれらと異なる点が多くありました。例えば、どれも追実験であることにかわりはなかったですが、準備から測定、解析と格段に長い時間をかけ、かつ比較的高度で厳密な実験をしたことは無かったので、戸惑いも多かったですが、実験を遂行できたことはうれしかったです。
 また、実験を一人でなくチームの数人で取り組んだことも新鮮でした。一人だけで実験をするのではなく、チームで協力して役割分担をしつつ行うことで作業を効率的に進めるだけでなく、結果の考察をするときや実験中に問題が発生した際に、全員の知恵を出し合い完成・解決させていくのは非常に楽しかったです。
 また、実験そのものだけではなく、その準備においても新鮮な感覚を得ることができました。実験に必要な知識を簡単に身につけるためのゼミ形式の講義や、実際にDiracやAndersonの論文を輪読するなど初めてのことが多く、興味深い事項を楽しく身につけることができました。さらに、実験に必要な回路の簡単な仕組みや、対消滅反応の回数をカウントし、かつそこで得られたデータをどのように評価するのかについても知ることができました。このことから、ガンマ線計測だけでなく、ある量を検出・評価する際の一つの考え方と道筋を得ることができたと思います。
 今回の物理学のフロンティアで学び、身につけたことを今後の学生生活で十分に発揮できるように尽力していきたいと思います。また、最後になりましたが、お忙しい身であるにも関わらず、実験の原理や方法などを丁寧に指導してくださった中村先生や藤井先生に深く感謝申し上げます。
2016年5月23日レポート

化学専攻 大学院自己推薦入試説明会

 5月21日(土)、化学専攻の大学院自己推薦入試説明会及び研究室見学が青葉山キャンパス、片平キャンパスで行われました。初めに専攻長の寺田眞浩先生より入試の詳細説明、理学部概要、化学専攻の組織など全体説明、次に5人の先生方より研究室紹介が行われました。その後、青葉山キャンパスは4研究室、片平キャンパスは2研究室の見学が行われ、広報室は林研究室(有機分析化学研究室)と寺田研究室(反応有機化学研究室)の2つに同行させていただきました。
参加した学生からは「東京会場で先生にお声掛けいただき、研究室見学に来ました。(学部3年生)」「実際に研究室内を拝見し先生や先輩方の話を聞けて良かった。研究室選びで迷っていたので良い判断材料となりました。」などの声がありました。
 

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2016年5月20日レポート

5月17日(火)学際研究重点拠点:新奇ナノカーボン誘導分子系基盤研究開発センター第1回国際ワークショップ

20160517_10.jpg 20160517_20.jpg  2016年5月17日(火)、理学研究科大講義棟にて、新奇ナノカーボン誘導分子系の研究に関する国際ワークショップ(ボトムアップ型ナノテクノロジー時代を見据えて!)が開催されました。
 本ワークショップの主催は、内包フラーレンの大量合成技術を生かした研究開発を進めるために、全学から認定された「学際研究重点拠点」です。
 ワークショップでは、ナノカーボンの研究分野で著名なEleanor Campbell先生、Mats Jonson先生、大澤映二先生を始め、国内外のオピニオンリーダーが興味深いご講演を行い、活発な議論が展開されました。


2016年5月18日レポート

平成27年度 物理学のフロンティア 物性理論「仮想空間で探る物理学」

☐ テーマ:「仮想空間で探る物理学」テーマに量子力学が支配する世界を計算機の中に再現する。
☐ 講 師:柴田 尚和 先生(物性理論)
☐ 流 れ:ゼミ2回、自習、発表会
☐ 備 考:物理学のフロンティア(詳細はこちら)

 物性理論「仮想空間で探る物理学」コースを密着取材させて頂きました。自分のPCで、gncplot(数式グラフやデータ集計グラフを描画するための科学技術系グラフ描画ツール)を使用し、量子力学が支配する世界を再現していきます。2回のゼミ後は各々が自習し、最後に発表を行います。
 今年度のゼミはスケジュール調整の結果、日曜開催となりましたが皆さんの意欲がここにも表れていますね。ほとんどの学生がgncplotの使用は初めてですが、柴田先生のご指導やゼミ中の質疑応答などで技術習得しながら、最後には堂々と発表に臨んでいる姿が印象的でした。

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  柴田先生のコメント  
 物理学フロンティア「仮想空間で探る物理学」では、不思議な量子力学の世界を実感するために、数値計算を利用して物理法則をシミュレートする実習を行いました。
 1回目は量子力学の基本概念である物質の波動性とそれによって説明される多彩な現象を紹介し、そのシミュレーションのための数値計算法の講義を行いました。2回目は量子力学で扱う波動関数を可視化する方法を紹介し、簡単な数値計算のプログラムを作成して各自のノートPCを使って実際に計算を行いました。そして、3回目は、各自が自由に課題を設定して、数値計算によって解いた結果を発表しました。
 春休み中の三日間だけの実習でしたが、参加した全員が数値計算を実際に行えるようになりました。解析的に解ける演習問題も、数値的に計算を行うことで、より深く正しい結果をイメージできるようになります。これから取り組む講義や演習の課題でも、たまには数値的に解いてその答えを検証してみると、意外な面白さがそこに存在することに気付くかもしれません。現象を理解するための新しい解析法として、数値計算があることを覚えていてほしいと思っています。


  参加学生のコメント  
 この物理学のフロンティアに参加して、楽しくプログラミングを学ぶことができました。自分でプログラミングを作成する作業はとても面白かったです。柴田先生には、プログラミングのことだけではなく、コンピュータの構造など、大変興味深い話をたくさん聞くことができました。初めはプログラミングについて詳しくなかった私も、最終的には自分でプログラミングを作成して発表することができるようになり、本当に有意義な実習ができたと実感しています。

2016年5月18日レポート

物理学専攻 2016年度大学院入試説明会・研究室見学(仙台会場)が行われました

 5月14日(土)、物理学専攻の大学院入試説明会と研究室見学が青葉山キャンパスで行われました。最初の説明会では、物理学専攻の概要やカリキュラム、修了後の就職・進学状況、入学試験日程などの全体説明、そして、自己推薦入試説明が行われました。その後の研究室見学は、青葉山地区、片平地区、三神峯地区から構成された9つの見学コースのうち、参加者が2コース選択して見学できるようになっています。(広報室は今回、素・核実験コースに同行しました。)先日東京で開催された理学研究科合同入試説明会の参加者も何名かおり、実際に青葉山キャンパスの研究室を見ながら話を聞くことで、自分の進路をよりイメージできる機会になったのではないでしょうか?
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【参考リンク】
東北大学大学院理学研究科物理学専攻 http://www.phys.tohoku.ac.jp/index.html
東北大学金属材料研究所 http://www.imr.tohoku.ac.jp/
東北大学多元物質科学研究所 http://www.tagen.tohoku.ac.jp/
東北大学原子分子材料科学高等研究機構(AIMR)
http://www.wpi-aimr.tohoku.ac.jp/jp/index.html
2016年5月12日レポート

5月5日(木・祝)仙台市天文台 アンドロメダファイト〜スペースコロシアムルール〜

5月5日(木・祝)、仙台市天文台で行われた「アンドロメダファイト〜スペースコロシアムルール〜」の開催報告を、東北大学天文学教室 福島徹也さん(理学部宇宙地球物理学科 天文学コース4年)よりいただきましたのでご紹介致します。

20160505_10.jpg 20160505_20.jpg  5月5日(木・祝)、子供の日に仙台市天文台でイベントを行いました。
 開館と同時に駆けつけるお子さん、何回も挑戦するお子さんがいたりと、とても楽しいイベントとなりました。また、自宅でもアンドロメダファイトで遊んでいる、などうれしい声も聞かせていただきました。
 終日開催と言うこともあり、時間に余裕を持ってじっくりと楽しんでいただけたように思います。子供から大人まで幅広い世代の方に楽しんでいただきました。
 今後もアンドロメダファイトの活動にご期待ください。

参考:アンドロメダファイト〜宇宙に触れるカードゲーム〜 ウェブサイト

東北大学天文学教室 福島徹也(理学部宇宙地球物理学科 天文学コース4年)
2016年5月12日レポート

東北大学大学院理学研究科 合同入試説明会2016が開催されました

 5月7日(土)、東北大学東京分室(サピアタワー10階)にて東北大学大学院理学研究科合同入試説明会が開催されました。 2009年から7回目を迎えた今年度の合同入試説明会は、参加者数は93名となりました。
 実行委員長の大野泰生先生による全体のスケジュール説明、教務委員長の日笠健一先生による理学研究科の紹介の後、各専攻にわかれて入試、各研究室の紹介となります。今年は教員による説明だけでなく、過去に他大学から東北大学に進学した学生さんのお話もありました。
参加者93名
【内訳】 数学 16名(前年度13名), 物理学 31名(前年度46名), 天文学 20名(前年度12名), 地球物理学 6名(前年度9名), 化学 14名(前年度6名), 地学 6名(前年度6名)

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2016年4月28日レポート

4月6日(水)物理系学科 新入生研究室見学会

 4月6日(水)入学式の日の午後、物理系学科の新入生研究室見学会が開催されました。
 新入生は入学してしばらくの間、全学教育科目を行う川内キャンパスがメインとなり、物理系研究室がある青葉山キャンパスに来ることはそれほど多くありません。そのため、物理系では新入生が入学手続きで青葉山に来る機会を活用して研究室見学会を行っています。
 先輩や先生方と直接話をし、実験装置や研究室を見学することで、将来の研究室選びの材料に出来たのではないでしょうか。また、この日見学できなかった研究室でも気になっているところがあれば、先生方に連絡をとって見学の相談をしてみましょう。

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物理学科ホームページ
宇宙地球物理学科地球物理学コースホームページ
宇宙地球物理学科天文学コースホームページ
ニュートリノ科学研究センターホームページ


2016年4月27日レポート

4月23日(土)仙台市天文台 アースデイ講演会 花輪 公雄 教授「エルニーニョと日本の天候」

20160423_10.jpg 20160423_20.jpg  2016年4月23日(土)、仙台市天文台 加藤・小坂ホールにて、地球物理学専攻 教授 花輪 公雄 先生のアースデイ講演会が開催されました。仙台市天文台では、2010年から毎年、ユネスコが定めた地球環境について考える日「アースデイ」にちなんだ講演会を行っており、今年で6回目となります(2011年は震災のため休止)。花輪先生は初回より毎年欠かさずご講演されております。
 今回は「エルニーニョと日本の天候」と題し、詳細に且つ最新のデータを用いてご講演されました。エルニーニョとは実は2種類の意味を持ち、(1)毎年起こる季節的な現象、(2)数年毎に起こり半年から1・2年程度持続する現象、があります。今回のエルニーニョは(2)のことを示しています。
 エルニーニョとは、太平洋西部赤道域の暖水が東部に移動する現象で、それは大気を暖める熱源の移動とみなすことが出来ます。これは従来から知られていた大気の南方振動現象と一体のものであることが分かったため、El Nino/Southern Oscillation(ENSO、エンソ)現象(イベント)と呼ぶこともあります。またエルニーニョはおおよそ4年に1度の周期で現れ、異常なものではなくよく見られる現象と言えます。
 花輪先生は所々に「ちょっと一息」と題してエルニーニョに関連した楽しい話題を提供され、終止和やかな雰囲気のなか進められました。さて、今年の夏季はラニーニャ(エルニーニョと逆に海面水温が平年より低い状態が続く現象)と予測されており、その時は「暑夏」になることが多いとのことです。実際はどうなるでしょう?最後は花輪先生の「来年もお会いしましょう!」との言葉で締め括られました。
2016年4月21日レポート

平成27年度 物理学のフロンティア サイクロトロン・RIセンター、電子光理学研究センター

<サイクロトロン・RIセンター>
☐ テーマ:「サイクロトロンとレーザーを用いて冷たい不安定原子を生成しよう」
☐ 講 師:酒見 泰寛 先生、原田 健一 先生
☐ 流 れ:加速器施設見学、ゼミ2回、核反応実験見学1回、レーザー冷却実験2回

<電子光理学研究センター>
☐ テーマ:「電子加速器で拓く極微の世界」
☐ 講 師:須田 利美 先生、村松 憲仁 先生
☐ 流 れ:大型電子加速器見学

☐ 備 考:物理学のフロンティア(詳細はこちら)

 「サイクロトロン・RIセンター、電子光理学研究センター」コースを密着取材させて頂きました。「冷たい不安定原子を作ろう」というタイトルで、(1)学内の加速器施設(サイクロトロン・ラジオアイソトープセンターと電子光理学研究センター)、(2)ゼミ、(3)研究の一端に触れる実験実習の3段階で実施しました。
 行程が進むにつれ、参加学生の緊張も解れ指導教員との距離も縮まります。通常気になっていることを質問したり、実験がどのような方法で進められているのかを体感しながら学んでいきます。また(おそらく)生涯初のプレゼンテーションを経験し、教員から細やかなアドバイスを受けることが出来ます。物理学のフロンティアは学術的なことはもちろんですが、研究室の雰囲気に触れ、自分の将来を具体的に考える材料の一つとして、大変有意義だったのではないでしょうか。

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  酒見 泰寛 先生のコメント  
 東北大学では、様々な加速器施設・量子ビームを用いたサイエンスが展開されていますが、比較的、コンパクトな学内共同利用施設であるサイクロトロンを用いて、自然界には存在しない不安定な原子・放射性同位元素(RI)を人工的に生成し、レーザー光を照射することで、急速に生成RIを冷却・真空中にトラップすることが可能になります。この極端に冷たいRIは、実は、未知の素粒子の存在や質量を探索できる顕微鏡の役割を果たすことが可能となり、現在、この極端に冷たいRIを生成する実験が、国際的にも注目されているところです。
 この物理学のフロンティアでは、実験の心臓部であるサイクロトロンやレーザー実験装置等を見学し、次に、冷たいRIを用いて、どのように未知の素粒子を観測することができるのか、ゼミを行って理解を深め、最後に、実際にルビジウムという安定原子を用いてレーザーで冷却・トラップする実験を行いました。
 加速器、レーザーという、物理分野では異なる研究領域の実験技術を融合した、新しい加速器科学の展開を紹介することで、若手が、この実験分野に広く視野を持ち、関心が深まったと、アンケートや、ゼミの途中で、印象を聞いているところです。今後に向けてどのように物理学のフロンティアを進めるべきか、今回の活動で大いに勉強になりました。


  参加学生のコメント  
 今回の活動は自分の知らなかった事に多くふれることができ、とてもいい経験になりました。また、気になっていることを質問することができて良かったです。ただ、自分の知識やど忘れなどでたまにつっかかる部分があったので、一回自分の知っていることを確認してから参加すれば良かったと反省しています。
 実験に関しては実際の実験の現場を見て、その一つの実験でも役割が多様化していることが実感できて良かったです。また実際に使っている実験機器に触れることができ楽しかったです。しかし、電圧を変えた場所が詳細にはわからなかったので、最適化をやりにくかったです。

 今回の物理学のフロンティアでは、光子の運動量を使って原子をトラップする技術を実験を通じて学ぶことが出来ました。
 学部1年生の段階から研究室の雰囲気を知る機会を得られたことは、自身の将来を考える上で非常に参考になりました。そして、普段の勉強を進める上でモチベーションを保つ助けにもなりました。
 協力していただいた先生方にはとても感謝しています。ありがとうございました。

  原田 健一 先生の実験解説  
 今回のタイトルにある「不安定原子」は加速器を用いて生成され、その生成された不安定原子は、電場によってイオンとして引き出されます。イオンのままではレーザー光によって「冷たく」することができないため、冷却する前にイオンを中性化する必要があります。
 物理学フロンティアの実験では、安定であるルビジウムイオンを用いて中性化を行い、レーザー光で冷却・トラップする実験を行いました。具体的には図1に示されているように、ルビジウムイオンビームを生成・供給するイオン銃から、ルビジウムイオンをイットリウムで作られた標的に照射します。この時、2か所の電極によってビームの集束や位置の調整を行うことで、イットリウム標的にイオンが最大数照射されるように調整します。まずはイオン銃からの加速電圧を変えた時の最適な電場のパラメータを探索しました。
 その後、電子をイットリウム標的表面から受け取って、中性ルビジウム原子として放出された原子集団を、6方向からのレーザー光と四重極磁場を用いて冷却・トラップする実験を行いました。レーザー光の光子が持つ運動量を原子が受け取ることで急速に減速され、磁場によって作られたポテンシャルによって真空中に局所的にトラップされます。これは磁気光学トラップと呼ばれています。
 イットリウム標的は90°回転することができるため、十分にイオンが蓄積された後、ガラスセルの方向に回転します。回転後、標的を加熱することで、中性化されたルビジウムがガラスセルに放出され磁気光学トラップによってトラップされます。トラップされたルビジウム原子は光の吸収・散乱を繰り返し、蛍光を放出し続けているのでCCDカメラによって観測することが可能になります。実験では、実際に中性化されたルビジウム原子の観測に成功することに成功しました。

20160420.png図1.イオン銃から生成されたルビジウムイオンを中性化し、レーザー光によってトラップする実験装置

2016年4月11日レポート

平成28年度 新入生オリエンテーション

 入学式直後の4月8日(金)〜9日(土)、国立岩手山青少年交流の家にて平成28年度理学部新入生オリエンテーションが実施され、新入生、教員、引率学生など約370名が参加しました。
 このオリエンテーションは、全学教育科目及び理学部カリキュラムの履修方法やサークル活動など、大学におけるあらゆる活動のアドバイスなどが行われ、新入生にそれを参考にして充実した学生生活を送ってもらうことを目的としています。全ての学科が一同に集まることはオリエンテーション以外はあまりありません。今年は学年全体で宮城県出身者は7%、東北出身者は25%とのことで、全国各地から320名の新入生が入学しました。初対面の皆さんがこの2日間で交流を図り、引率の先生方、先輩方とも直接話をすることにより、今後の共に過ごす仲間を作れたのではないでしょうか。充実した時間を過ごせたようです。

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2016年4月 5日レポート

3月26日(土)〜28日(月) 海洋と地球の学校2016〜災害を見つめ、明日の地球科学を考える〜

3月26日(土)〜28日(月)に行われた「海洋と地球の学校2016〜災害を見つめ、明日の地球科学を考える〜」の開催報告を、海洋と地球の学校実行委員会 中尾美紗子さん(理学部地球惑星物質科学科4年)よりいただきましたのでご紹介致します。

 3月26日(土)、27日(日)、28日(月)の3日間、オーエンス泉岳自然ふれあい館にて「海洋と地球の学校2016」を開催しました。「海洋と地球の学校」とは、昨年度東北大学と山形大学で地球科学を学んでいる大学生・大学院生が中心となって立ち上げた地球科学に関する分野横断型の勉強会です。地球科学に興味のある人なら誰でも参加することができ、今年度は高校3年生から社会人まで幅広い年代の人が参加し、「災害を見つめ、明日の地球科学を考える」をテーマに講義・ディスカッション・巡検を通じて理解を深めました。

 1日目、2日目は東北大学と産業技術総合研究所から6名の先生をお呼びし、地震・津波・水災害・土砂災害・火山など災害にまつわる自然現象について講義を行いました。2011年の東北地方太平洋沖地震や2013年のフィリピンの台風による高潮災害など...そのメカニズムや被害についてわかりやすく教えていただきました。また、講義の間にはグループディスカッションとして地図を用いた「DIG (災害図上訓練)」などを行い、防災・減災について議論を交わしました。
20160326_10.png 20160326_20.png
 3日目は仙台平野沿岸部へ巡検に行きました。2011年3月11日から5年経った被災地の復興状況や震災遺構、津波堆積物などを直接見ながら、机上では体験できないことを学びました。
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 実行委員会では今後も継続してこの活動を行っていきたいと考えており、新しいスタッフを募集しています。興味のある方は「海洋と地球の学校2016」ホームページ(http://kaiyotochikyunogakko-2016.jimdo.com/)をご覧ください。

海洋と地球の学校実行委員会 中尾美紗子(理学部地球惑星物質科学科4年)
2016年3月29日レポート

3月4日(金) 地学専攻 大谷栄治教授 最終講義

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 3月4日(金)、理学研究科大講義室にて、地学専攻 大谷栄治教授の最終講義「地球惑星内部の教育研究:その過去・現在・未来(Research and Education of the Earth's Interior in the past, present and future)」が行われました。
 愛媛大学やANUで過ごされた時の青春・修行時代のお話や、その後、東北大学に異動されてからの研究内容の推移など、幅広くお話をしてくださいました。時には笑いを交えながら終止温かい雰囲気の中、講演は進められました。在学生や教職員の他、卒業生、他大学に異動された先生方などが全国各地から来てくださり、会場は沢山の人々で賑わいました。

大谷栄治先生よりメッセージをいただきました

 このたびは、最終講義の機会をくださりどうもありがとうございました。愛媛大学に奉職してから35年、東北大学には在職25年となり、退職の日を迎えました。
 最終講義では、これまで私が夢中になって取り組んできました地球内部研究について、裏話を加えてお話ししました。35年間の教育研究生活では、多くの課題の解明に学生の皆さんと精一杯努力してきました。しかし、そのような教育研究の努力にも関わらず、地球内部には、まだまだ重要問題が山積していることもお話ししました。
 同僚・後輩の教員の皆さん、学生・大学院生のもなさん、さらに地球内部研究が進展するように頑張ってください。もちろん私も今後も同様、地球の謎の解明にむけて努力したいと考えています。皆さんの今後のご活躍をご期待いたします。

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  学際科学フロンティア研究所の柴﨑裕樹先生より
大谷先生へのメッセージをいただきました  

 大谷先生との出会いは、私が学部4年生の時でした。当時私は、東北大学の別の学科に所属していたのですが、大学院進学の際に所属学科の先生に紹介して頂いたのが初めてでした。初めての面談の際、私が大学院で惑星の研究をしたいと伝えると、大谷先生は、「それならばこんな研究がある」と、すぐに火星の内部に関するテーマを紹介して頂きました。それが私の修士のテーマとなり、将来はこの道で研究者に進もうと決意した思い出深い研究となりました。
 私の時もそうでしたが、学生の興味を第一優先にして研究テーマを決める大谷先生のスタイルは、幅広い見識と垣根のない興味、そして底の知れない知識欲があってはじめて成せるものだと思います。指導する側となった今、その難しさを痛感し、大谷先生の人並み外れたバイタリティに改めて感銘を受けるとともに、その姿に、私も負けていられないと鼓舞して頂いてもおります。
 これからは自由な立場になられ、より一層研究に没頭されることと思います。いつまでも我々の前に立ちはだかる偉大な存在であられることをお願いするとともに、その経験を後進にご教授頂けますようお願い申し上げます。これまで大変お世話になりました。益々のご健康とご活躍をお祈りいたします。

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▲2011年9月(博士課程学位記授与時)
右:柴崎先生、中央:大谷先生、
左:小澤信先生(リーディング大学院G-Safety、同大谷研卒業生)

2016年3月22日レポート

3月19日(土)東北みらいプロジェクトレクチャーシリーズ「地球と宇宙の「謎」に挑む」

20160319_10.jpg 20160319_20.jpg  2016年3月19日(土)、東北大学川内キャンパス 文科系総合講義棟2階大講義室にて、東北みらいプロジェクトレクチャーシリーズ「地球と宇宙の「謎」に挑む」が開催されました。会場はほぼ満員となり宇宙に対する関心の高さが窺えました。
 理学研究科より地学専攻の中村智樹先生が「小惑星探査機『はやぶさ』の贈り物 -太陽系の惑星はどのように誕生したか」と題して講演されました。中村先生は探査機『はやぶさ』が持ち帰った帰還カプセルの初期分析チームに参加されました。
 密封された帰還カプセルは「クリーンチャンバー」で開封しました。チャンバー内部はクリーンな窒素を充填しています。もっとも地球上で変質しにくい状態で分析を行うためです。チャンバーに直結した手袋に手を入れ中腰のまま慎重に作業を進めます。作業に関わった中村先生を含む分析員はひどい腰痛に悩まされたそうです。1日10時間で微粒子たった5粒の分析しかできません。限られたサンプルの分析方法として、初めに非破壊分析を行い、その後、破壊分析を行います。
 ハヤブサが戻ってから5ヶ月、3000粒のサンプル解析を終えました。いろんな形状、素材の微粒子を分析し「S型小惑星は原始天体であった」「イトカワ微粒子は天体内部で加熱されたものとそうでないものがある」「多くのイトカワの微粒子は強い衝撃を受けている」と言う結論を導きだしました。サンプルの一部は、将来高度な分析方法が開発された時のために分離保管しています。近い将来新たな結論が増えるかもしれませんね。

*参考 理学研究科 小惑星探査機『はやぶさ』特設ホームページ

2016年3月 7日レポート

3月5日(日)科学で東北を盛り上げ隊!@石巻

 2016年3月5日(日)、石巻市の遊学館にて「科学で東北を盛り上げ隊!@石巻」が開催されました。
 このイベントは、やまがた『科学の花咲く』プロジェクト(山形大学)が、子どもたちに科学に親しんでもらおうと企画した科学実験イベントで、今回、理学研究科からは地学専攻の学生たちがつくったミュージアム支援団体「みちのく博物楽団」と「広報・アウトリーチ支援室」の2団体が参加させて頂きました。
 今回は11団体が参加し、3団体によるサイエンスショーも行われました。会場は市街地からは少し離れた場所となりますが1日を通してたくさんのご来場者がありました。来場者数(延べ人数)は1,868名でした。全ブースを回った子供達も多く、たくさんのお土産を手に楽しんでいました。また次回をおたのしみに!

【みちのく博物楽団「化石プニプニレプリカを作ろう!」】
 石巻からはどんな生きものの化石が見つかっているのかを知ることを通して、地域の地質や成り立ちなどの「身の回りの地学」に関心を向けてもらうことを目的としたワークショップ「化石プニプニレプリカを作ろう!」。特に石巻は三葉虫の化石が日本で初めて発見された場所として知られています。このことから今回のモチーフは新作「三葉虫」です。レプリカが出来上がって行く様子を見ながら化石の勉強。学生達の説明に耳を傾ける子供達でした。
【リンク】 *みちのく博物楽団「科学で東北を盛り上げ隊!@石巻 201603

【広報・アウトリーチ支援室「ふしぎなシートでキラキラ光の万華鏡」】
 「分光シート」を使用した万華鏡は、通常とはちょっと違う見え方でキラキラ光ります。見本の万華鏡を覗き込んだ時の子供達の「わー!すごい!」「きれい!」と言う歓声にご父兄の方々も興味津々でした。「どうしてこう見えるの?」と言う疑問に答えながら楽しく製作を進めます。穴の大きさ・数・デザインによって光の見え方が変わります。自分だけのオリジナル万華鏡が完成しました。

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2016年2月24日レポート

2月17日(水)〜18日(木)東北大学名誉博士号授与式、記念シンポジウム Mildred. S. Dresselhaus教授 (MIT)

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 2月17日(水)ウェスティンホテル仙台にて、Mildred. S. Dresselhaus教授に対する東北大学名誉博士号授与式・祝賀会が行われました。また翌2月18日(木)には理学部キャンパス合同c棟青葉サイエンスホールにて記念シンポジウムを開催しました。

研究経歴と推薦理由
 Mildred. S. Dresselhaus教授は、ナノサイエンス特にナノカーボン材料(グラファイト、ナノチューブ、グラフィン)また熱電材料研究の世界の第一人者であり、85歳にして現役女性研究者として華々しい研究活動を半世紀以上にわたって続けています。その世界的な評価は非常に高く、世界中から著名な賞を受賞、名誉博士号、レクシャーシップ、名誉会員など多く受賞されています。特にカーボンナノチューブの研究においてはノーベル賞受賞候補者に挙げられる業績を挙げており、物理学および材料科学の世界的に著名な賞である、カブリ賞、ロレアルユネスコ賞、他、米国内の文化勲章に相当する米国自由メダルの授与、さらには学会などの活動でも米国物理学会、米国科学会AAAS(雑誌SCIENCEの母体)などの米国主要学会の会長等を歴任するなど、各学会の最高栄誉賞を受賞されています。最近の科学雑誌では、"Queen of Carbon(炭素の女王)"と呼ばれています。
 また、女性研究者の草分け的な研究者であり、4人のお子様とご主人(Gene Dresselhaus教授、MIT)とともに女性研究者の地位向上にも重要な役割を果たして来ております。

東北大学における教育・研究への貢献
 Dresselhaus教授は、東北大学の理学研究科の21世紀のCOEプログラムにおいて、国際評価委員としてCOEシンポジウムに参加(2007年)し、COEプロジェクト運営評価に関する貴重なコメントをいただくなど、東北大学のプロジェクトに大きな貢献をしています。また21世紀COEに続くグローバルCOEプログラムでも、本学の教員との共著者として多くの論文を発表しています。また、Dresselhaus教授は東北大学において直接共同研究も進めており、理学研究科の大学院生の多くと共著の論文を書いています。共著論文を発表している大学院生は、学位取得後、日本国内で研究職に就いているのはもちろんのこと、アメリカやドイツなど海外で教授職に就いている者も多く、国際的に活躍しており、相互の教育研究活動は大変活発に行われ、本学のアクティビティに多大な貢献をしています。
 また、Dresselhaus教授は、東北大学に来た時に、研究以外でも女性研究者の研究環境の改善として理学研究科において男女共同参画の講演を行い、女性研究者との多くの議論をしていただきました。このことは、開学以来門戸開放を理念として掲げ、初めて女子学生を受け入れた本学の精神に合致し、本学における男女共同参画事業に大きな影響を与えており、その貢献度は多大なものとなっています。

【リンク】
*東北大学英語サイト
Tohoku University Honors Queen of Carbon Mildred S. Dresselhaus
2016年2月16日レポート

2月6日(土)、7日(日)天文台まつり2016

 2016年2月6日(土)、7日(日)、仙台市天文台にて「天文台まつり2016」が開催されました。理学研究科、東北大学からは3つのブースが出展しました。

【アンドロメダファイト】
 天文学専攻の学生達によるカードゲームが終日行われました。今回はカードでじゃんけんを行う簡単ルールで、小さなお子さんから小学生まで幅広い層に楽しんで頂きました。会場のあちこちから「アンドロメダーファイっ!」と言う掛け声が飛び交いました。また館内に配置されたクイズを解きパスワードを手に入れると、アンドロメダファイトホームページから全てのカードをダウンロード出来る「パスワードゲットクイズ」も行われました。楽しみながら天文学に触れられる企画に子供達も興味津々でした。

【立体映像で宇宙旅行体験☆】
 国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクトが提供するMitakaの立体上映が行われました。解説は天文学専攻の津村耕司先生。3Dメガネをかけて立体映像を見ながら宇宙の果てまで大冒険!映像は星同士の距離感、数なども精密に再現されています。1日4講演行われ、午前中の早い時間には既に整理券配布が終了し人気のコーナーとなりました。たくさんのご参加ありがとうございました。

【東北大学ゼミ企画「留学生と日本を感じよう」】
 君が宇宙と社会のコミュニケーションをデザインするセメスター通称「きみせめ」が、日本文化×国際交流×宇宙と言う壮大なテーマで、留学生と日本体験しました。俳句、書道、華道、茶道、折り紙を使用し交流を図ります。定員いっぱいのお申込みがあり、立ち見の方々もたくさん訪れました。折り紙では「星」や「スペースシャトル」が人気!書道では初めて筆を持つ方や漢字を書く方がほとんどでしたが、素敵な作品が多く生まれました。

【天文台:東北大学関連展示】
 天文台の館内には理学研究科関連の展示(地球物理学コーナー、ニュートリノ科学研究センターコーナー、天文コーナー)も複数ありますでのご紹介致します。

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2016年2月 5日レポート

12月17日(木)天文学専攻 山田亨先生 最終講義

 2015年12月17日(木)、12月で東北大学を去られる天文学専攻の山田亨先生の最終講義が行われました。山田先生は8年間、東北大学で研究と教育に携わってこられました。また2014年からは当支援室の室長として、広報・アウトリーチ活動にもご尽力いただきました。山田先生の関連する広報室イベントを下段にまとめましたので併せてご覧下さい。常に笑顔を忘れず、場を和ませていただきました。最終講義の様子(スライドショーをご覧下さい。)も山田先生のお人柄が出ていますね。新天地でのご活躍をお祈り致します。

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  天文学専攻 山田亨研究室所属 木村勇貴さんのコメント  
 山田先生はこの東北大学での8年間、天文学分野のみならず多方面の分野において数多くの業績を残されました。海外出張が多い中(フライト記録によると飛行距離は地球から月までおよそ3往復もしているそうです)、常に複数の大学院生を指導しており、全く疲れを見せない先生を見て、我々、大学院生も負けてられないと感じることが多く、研究面ではもちろんのこと研究者としての姿勢においても学ぶべき点が多々ありました。
 また私個人としても、東北大屋上望遠鏡や岡山望遠鏡、さらにハワイにあるすばる望遠鏡に至るまで、山田先生と共に天体観測を行えたことが今となっては非常に貴重な経験だったように感じます。
 今回は他大学への移動のため、山田先生の研究生活がこれで終わったわけではありません。新任地での山田先生のさらなるご活躍が東北大学まで轟きますよう、我々スタッフ一同お祈りいたしております。

【山田先生関連イベント】
*2010年12月4日:
小・中学生のためのサイエンス講座 講師山田亨先生「宇宙の果てのいちばん星」
*2013年7月19日:
夜カフェ+天文学 七夕に願いをー動き始めた30m超巨大望遠鏡TMT計画:第2の地球、そして宇宙の夜明けを求めて-
*2014年11月15日:
講演会「すばる望遠鏡、宇宙へのまなざし。」
*2015年8月20日:
小中学生のためのキャンパスツアー「夏休み!いちにち大学生」特別授業「巨大(きょだい)ブラックホールの謎(なぞ)」
*2015年9月4日:
全国同時七夕講演会 シュリ・クルカルニ博士 一般講演会「躍動する夜空 宇宙の花火」
2016年2月 3日レポート

1月24日(日)仙台市天文台 × 東北大学 特別講演会「ニュートリノって何がすごいの!?~この物質世界をつくったのは、ニュートリノかもしれない~」

 2016年1月24日(日)、仙台市天文台にて、仙台市天文台 × 東北大学 特別講演会「ニュートリノって何がすごいの!?~この物質世界をつくったのは、ニュートリノかもしれない~」が開催されました。

20160124_10.jpg  こちらは開場前のパネル展示の様子。皆さん、スタッフの説明に熱心に耳を傾けていました。来場いただいた皆様には「水素泡箱フィルム」をお配りしました。通常目で見ることの出来ない、電子や陽子、中間子などの粒子の動きの軌跡を写真としてフィルムに収めたものです。

20160124_20.jpg 20160124_30.jpg  講師は、ニュートリノ科学研究センターの井上邦雄先生。「ニュートリノとは?」という基本的な解説から、東北大学で行われている研究の内容、世界最高水準の観測装置「カムランド」、「カミオカンデ」と「カムランド」の違いなど、ニュートリノについて詳しくお話しされました。
 質疑応答ではたくさんの質問があり、ニュートリノへの関心が高いことを改めて感じる会となりました。アンケートでは「東北大学でノーベル賞級の研究をしていることを初めて知った!」「私は高校1年生で天文学について大学で学びたいと思っていました。この話を聞き、東北大学いいなと思えました。またニュートリノ研究にも興味がわきました。」という感想をいただきました。当日の朝は降雪がありお足下の悪い中、約100名の方々に参加いただきました。たくさんのご来場ありがとうございました。

*ニュートリノ科学研究センターホームページ
仙台市天文台でニュートリノ特別公演が開催されました

2016年2月 3日レポート

1月21日(木)ニュートリノ科学研究センター 井上邦雄先生 NHKラジオ番組「特集・宮城イグ☆ナル学園」出演

 2016年1月21日(木)、カタールサイエンスホールにて、NHKラジオ番組「特集・宮城イグ☆ナル学園」の番組収録が行われ、ニュートリノ科学研究センターの井上邦雄先生が出演されました。
 「宮城イグ☆ナル学園」は、NHK仙台で夕方放送しているラジオ番組「ゴジだっちゃ!」の人気コーナーです。通常の内容は、県内の中高生に地元の自慢や自分の夢を語ってもらっています。今回の特集では、彼らの知的好奇心に火をつけ、未来がイグナル(良くなる)ための特別授業として進行されました。

【リンク】
*「科学者の卵養成講座」活動ブログ 「きみはニュートリノを見たか!?
*「科学者の卵養成講座」活動ブログ「ニュートリノって知ってる?
今回の高校生の中には「科学者の卵養成講座」受講生も参加されており、今回の収録の様子を科学者の卵ホームページ内でご紹介して頂きました。
*ニュートリノ科学研究センターホームページ「NHKラジオ出演 (2/11 放送)


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  放送予定  
特集・宮城イグ☆ナル学園「きみはニュートリノを見たか!?」
2016年2月11日(木・祝)15:05〜16:55 NHKラジオ第一
NHKネットラジオらじる☆らじるでもお楽しみいただけます。
詳細は「ゴジだっちゃ!」番組ホームページへ。
2016年2月 2日レポート

1月30日(土)「空」から「宙」へ 空の探検家 武田康男氏トークイベント

 1月30日(土)、仙台市天文台にて、「空」から「宙」へ 空の探検家 武田康男氏トークイベントが開催されました。武田康男氏は東北大学理学部天文および地球物理学科第二を卒業されています。
 仙台市天文台では、1月4日〜3月下旬まで武田康男氏の写真展「空のふしぎ展」を開催しています。今回は撮影者である武田氏の仙台での初めてのトークイベントと言うことで、お足下の悪い中110名の来場者がありました。
 最新の機材と技術を駆使して撮影された数多くの映像や写真を使って、不思議で楽しい空の魅力をお話しいただきました。

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  武田康男氏インタビュー  
Q1.仙台では、よくご講演などされるのでしょうか?
全国で講演していますが、仙台は初めてです。今回は写真展も兼ねていました。

Q2.参加者が100名を超え、大変ご盛況でしたが、講演を終えられたご感想をお願いします。
東北大学の学生や同窓生をはじめ、地元のさまざまな方に来ていただいて、とても嬉しいです。皆さん熱心にうなずきながら聴いてくださり、終わったあとも多くの質問や意見を受けました。小学生などのお子さんも気軽に来てくれたのは、天文台の良さだと思いました。

Q3.OBとして東北大主催のイベントなどがあれば、また仙台でお話いただけますか?
可能な範囲でできます。小学生から高校生の人たちにも伝えたいことがいろいろあります。
2016年1月21日レポート

1月5日(火)〜6日(水)光・量子ビーム科学連携推進室 第5回ワークショップ「光・量子ビームを用いた地球惑星科学の新展開」

 2016年1月5日、6日、青葉サイエンスホールにて、「光・量子ビームを用いた地球惑星科学の新展開」と題し、東北大学 光・量子ビーム科学連携推進室 第5回ワークショップを開催しました。
 東北大学 光・量子ビーム科学連携推進室(Light/Quantum Beam Science Promotion Office, Tohoku University)は、光・量子ビームを用いた様々な研究の裾野を広げる連携を促進、支援するため、平成25年2月に東北大学研究推進本部が支援する部局・分野横断各種プロジェクト・推進委員会の一つとして設置されました。
 第5回ワークショップでは、研究対象に焦点を絞り、地球・惑星を対象とした研究における光・量子ビームの応用と、関連する分野、手法を用いた研究の現状について話題提供をしていただき、今後の新たな研究分野、研究手法、量子ビーム利用の研究展開の可能性について意見交換を行いました。

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2016年1月13日レポート

2015年度 もしも君が杜の都で天文学者になったら。。。

 今年で5年目を迎える、高校生向けのイベント「もしも君が杜の都で天文学者になったら。。。」を、12月20日(日)〜12月26日(土)に開催致しました。
 このイベント「もし天」は、東北大学天文学教室と仙台市天文台が共同で開催する、高校生向け天文学者職業体験実習です。全国から集った高校生達が、1週間合宿をし、高校生自らが研究テーマと研究計画を立案して天文台の望遠鏡で観測し、そのデータを解析して宇宙の謎の解明をするプログラムです。
 今年は、全国から12名の高校生が集まり、宇宙の謎に挑みました。高校生と(高校生の数よりも多い)TAらは、日を追う毎にチーム内が団結し強い絆が生まれて行くのを感じます。日夜の観測とデータ解析で睡眠不足で過酷な状況ではありましたが、得るものも大きかったはずです。
 最終日の12月26日(土)には、1週間かけて研究した成果をまとめ、一般市民の皆様に解りやすく伝える、研究成果発表会をせんだいメディアテーク7階スタジオシアターで行いました。

 発表は、次の通りです。

【宇宙論班】  チーム名「ダークマター(は)あるマゲドン
銀河および銀河団のスケールとダークマター量との関係を探る

【銀河班】   チーム名「スパイラル☆パラダイス
銀河の形態分類(ハッブル分類)とは異なる新しい銀河分類の探索

【恒星・星雲班】チーム名「SNS(star Nebula Searchers)
星雲の観測により、星の死から生を調べる


リンク
 今回集まった高校生の中には、下記の団体に所属している方々も参加しており、今回のもし天の様子をホームページ内で紹介して頂きました。
 *「科学者の卵養成講座」活動ブログ
 *「高校生・大学生による宇宙団体SPICA」報告ページ


12月20日(日)開校式

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合宿中(12月20〜25日)

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12月26日(土)研究発表会

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2015年12月 8日レポート

12月6日(日)サイエンスカフェ・mini「ねぇ君、不思議だと思いませんか?~最新科学へつながる自然の不思議を大学生と語ろう~」

 12月6日(日)、片平キャンパス北門会館 2階 エスパスにて「サイエンスカフェ・mini「ねぇ君、不思議だと思いませんか?~最新科学へつながる自然の不思議を大学生と語ろう~」」が開催されました。この「サイエンスカフェ・mini」は、東北大学の社会貢献の一環として仙台市内の街中を会場に市民参加型のサイエンス・コミュニケーションの場を演出する東北大学サイエンスカフェの企画をサポートする学生ボランティア「S-Café Sugars」が主催、企画するイベントです。
 今回は中学生と高校生を対象とし、世界で初めて人工雪の作製に成功した中谷宇吉郎の研究をヒントに雪づくりの実験やディスカッションを実施致しました。理学部の学生もプレゼンや進行などスタッフとして参加しています。来場者とスタッフ、共に作り上げるイベントに活発な意見が交わされました。

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  理学部生物学科 3年 小山有夢さん  
 科学に興味のある中高生と交流ができる良い機会でした。
 大学生が気がつかないようなことに気がつく子もいて、こちらも勉強になりました。
(不思議)が研究の出発点であることを感じてもらえたかと思います。
 東北大学への入学が決まっている高校生の参加者もいたので、来年度は一緒にこのような活動ができると嬉しいです。
2015年11月17日レポート

11月14日(土)一般相対性理論誕生100年記念市民講座−仙台開催−

 2015年11月25日、重力の法則と時空の構造を記述するアインシュタインの一般相対性理論は誕生100年を迎えます。それを記念して、一般相対性理論が持つ意味と関連する研究の最先端にふれて頂く市民講演会「一般相対性理論誕生100年記念市民講座」が片平キャンパス知の館において開催されました。
 早稲田大学理工学部 前田 恵一 教授が「一般相対性理論と宇宙論」、理学研究科からは天文学専攻の二間瀬 敏史 教授が「一般相対性理論と天文学」と題し、一般相対性理論と関連する最先端の研究について平易な言葉で講演が行われました。
 あいにくの空模様のでしたが会場はほぼ満席。講演後のブレイクタイムではたくさんの質問が飛び交い一般相対性理論への関心の高さが見られました。

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2015年11月16日レポート

平成27年度 物理学のフロンティア 登録説明会

 11月11日(水)、川内キャンパスにおいて「平成27年度 物理学のフロンティア 登録説明会」が行われました。この「物理学のフロンティア」では興味のある研究室が複数ある場合、スケジュールが合えば掛け持ちも可能です。今年受け入れ予定の研究室は全部で8つ、各々について説明が行われました。説明後、興味のある研究室に出向き、その場でエントリーをします。今後も参加学生と担当教員はスケジュール調整、内容等を自由に議論しながら決定して行くこととなります。参加した学生は積極的に先生方に質問をしエントリーをしていました。
 今後、広報室ではいくつかの研究室を密着取材して行きます。お楽しみに!

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  物理学のフロンティア  
 大学に入ったのに、聞くだけの講義だけじゃ物足りない、最先端の研究を推進している研究室のゼミや実験に参加してみたい、と思ったことはありませんか?
 そのように意欲的な学生を一年生から研究室に迎え入れるのが理学研究科物理学科が行っている「物理学のフロンティア」です。「物理学のフロンティア」では単位は与えられませんが、研究室ベースの実験、ゼミに参加することにより、講義とは違った大学研究室ならではの雰囲気を味わうことができます。ゼミ、実験の形式、内容、スケジュール等も学生と担当教員の相談でフレキシブルに決めることができます。研究室で先生方と知り合いになり、将来の進路、研究の方向を決める材料としても非常に貴重なチャンスになります。なお、「物理学のフロンティア」は理数学生応援プロジェクト海外研修の履修要件の一つとなります。

  平成27年度 受け入れ予定研究室  

►  物性理論 柴田 尚和 先生[HP
仮想空間で探る物理学
量子力学が支配する世界を計算機の中に再現する。


►  多元物質科学研究所 寺内 正己 先生[HP
電子の波動性・粒子性を見て測る
電子顕微鏡を用いた物性実験の概要説明、光を用いた 波動性の実験、高速電子を用いた電子の波動性・粒子性の観察実験を行う。


►  素粒子理論 石川 洋 先生[HP
相対性理論入門
特殊(および一般)相対性理論について輪講形式で学ぶ。


►  素粒子・原子核実験
(素粒子実験)山本 均 先生、佐貫 智行 先生[HP
小林、益川理論を実証したBファクトリのデータを解析して新粒子を発見してみよう
(原子核実験)中村 哲 先生、田村 裕和 先生[HP
反粒子の対消滅を使ってアインシュタインの法則を確かめよう
ノーベル受賞講演・論文輪講ゼミ、陽電子 対消滅 ガンマ線測定実験


►  ニュートリノ科学研究センター 井上 邦雄 先生、古賀 真之 先生[HP
神岡ニュートリノ観測施設
神岡カムランド施設見学
 →見学の様子をレポートして頂きました。
  物理学のフロンティア2016(ニュートリノ科学研究センターのページ)


►  サイクロトロン・RIセンター 酒見 泰寛 先生、原田 健一 先生[HP
サイクロトロンとレーザーを用いて冷たい不安定原子を生成しよう
加速器施設見学、ゼミ、核反応実験、レーザー冷却実験


►  電子光理学研究センター 須田 利美 先生、村松 憲仁 先生[HP
電子加速器で拓く極微の世界
大型電子加速器見学並びにゼミ

2015年11月 9日レポート

10月30日(金)〜11月1日(日)第67回東北大学祭

 10月30日(金)〜11月1日(日)、東北大学川内キャンパスを会場に第67回東北大学祭が開催されました。
 理学研究科からは、地学専攻の中村 美千彦 先生、化学専攻の西澤 精一 先生の模擬講義や、学生はサークルや企画出展で参加しました。
 *第67回東北大学祭


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2015年10月29日レポート

片平まつりが開催されました

 10月10日(土)〜11日(日)「片平まつり2015 ~感じてみよう、科学のチカラ」が東北大学片平キャンパスを中心とする附置研究所等で開催されました。
 このイベントは、一般市民の方々に研究・教育活動を公開し、特に小・中・高校生の児童・生徒の皆さんに、世界の最先端をいく東北大学の研究を体験・体感することにより、科学への興味・関心を深めてもらいたいという想いで1998年からほぼ隔年で開催し、今年で9回目になります。
 本学部・研究科からも一部の研究室や学生が出展し、また特別企画「サイエンス・エンジェルと話そう!」では、修士2年の古樫加奈子さんが、「フラスコでつくる人工 DNA/RNA~化学と生物の境目~」と題し、講演を行いました。

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  古樫加奈子さんのコメント  
 自分の研究がどんなものか、一般の方々にわかりやすくお伝えするのはなかなか難しいものです。発表資料作りには苦労しましたが、学生同士で意見を出し合いつくりました。当日は受験生の親子連れから小学生の女の子まで、予想以上に幅広い方々に参加していただけました。今回の企画を通して、少しでも大学や科学に興味を持ってもらえたらと思います。
 難しいけど楽しい、自分のためにもなった活動でした。
2015年10月19日レポート

10月10日(土)やさしい科学技術セミナー「化学と生物学をつなぐ「光る分子」」

 10月10日(土)、理学研究科合同C棟2階青葉サイエンスホールにて、公益財団法人 国際科学技術財団主催の「やさしい科学技術セミナー」が開催され、理学研究科化学専攻の高岡洋輔先生が「化学と生物学をつなぐ「光る分子」」と題し、講演をされました。
 受講者は化学と生物学をつなぐ「光る合成分子:蛍光分子」と、それを使って生命の不思議を解き明かす最先端の科学技術について講義をした後、実際に蛍光分子を使った試験管実験や細胞実験などの体験実験をしました。
 今回のセミナーでは、高校までは分断されている化学(機能性分子の設計/合成)と生物学(タンパク質/細胞等の分子細胞生物学)を融合した、大学ならではの境界領域研究に触れました。


公益財団法人 国際科学技術財団「やさしい科学技術セミナー」ホームページ
セミナーの様子を動画でご覧頂けます。(※音が出ます。)


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  高岡洋輔先生のコメント  
今回のセミナーでは、化学と生物学をつなぐ「光る合成分子:蛍光分子」をもとにして、実際に蛍光分子の反応を試験管(化学)と細胞(生物)で観察する実験を体験してもらいました。化学実験では試薬を添加した際の色の変化を、生物では全く光っていなかった細胞が蛍光分子で染まった様子を見た高校生はとても目を輝かせ、しばらくじっと観察を続ける様子が印象深いものでした。空き時間に研究室設備の紹介も行ったところ、多くの質問が飛び出し、近い将来入学するであろう大学の様子を具体的にイメージしていたように見え、有意義な時間を提供できたように思います。
2015年10月 9日レポート

9月4日(金)全国同時七夕講演会 シュリ・クルカルニ博士 一般講演会「躍動する夜空 宇宙の花火」

 9月4日(金)、仙台市情報・産業プラザネットUにて全国同時七夕講演会 シュリ・クルカルニ博士 一般講演会「躍動する夜空 宇宙の花火」が開催されました。
 初めに、天文学専攻教授の山田亨先生が「宇宙のフロンティアに挑む」と題し講演されました。山田先生の研究フィールドであるハワイの天文台の話、そしてシュリ博士のご紹介をされました。
 その後、カルフォルニア工科大学のシュリ・クルカルニ博士よりご講演いただきました。同時通訳は、シュリ・クルカルニ博士の奥様である小宮浩美さん。シュリ博士の研究のひとつである補償光学(アダプティプ・オプティクス)、そして研究対象の移り変わりや今後の展望など、所々に用語説明を入れる形で分かりやすくお話し頂きました。
 また観覧者の中には「科学者の卵養成講座」受講生も参加されており、今回の講演会の様子を科学者の卵ホームページ内でご紹介して頂きました。
 *「科学者の卵養成講座」活動ブログ


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  山田亨先生のコメント  
クルカルニ先生は、今回、東北大学で開催された、すばる望遠鏡とケック望遠鏡の将来にわたる協力関係を議論する会議のため来仙されました。これらは、共に現在、世界で活躍する最も巨大な光学望遠鏡で、しかも、ハワイ島マウナケア山頂に隣り合っています。クルカルニ先生には、今回、ユニークな、また、大変わかりやすい方法で講演をしていただくことができました。あらためて感謝いたします!
2015年10月 8日写真日記

青葉山の秋

 青葉山の秋を撮影しようと、薬用植物園にお邪魔しました。今回は、川内キャンパスに通じる観察路へも足を延ばしてみました。いちじく、栗、柿、アケビ、...実りの秋を迎えていました!なんておいしそう...
 ところでアケビには、アケビ、ミツバアケビ、ゴヨウアケビの3種類あるのをご存知でしたか?葉で見分けるのですが、小葉が3枚あるのがミツバアケビ(今回見たのはこちらのアケビでした)で、アケビは小葉5枚。じゃあ、ゴヨウアケビは?というと小葉3枚だったり5枚だったりしますが、鋸歯(のこぎりの葉のようなギザギザ)が見られるのが特徴だとか。味はほぼ一緒だそうです。山形県ではアケビの皮を食べる地域もあるそうですよ。

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2015年10月 6日レポート

科学で東北を盛り上げ隊@石巻が開催されました

10月4日(日)今年もイオンモール石巻にて「科学で東北を盛り上げ隊!@石巻」が開催されました。
このイベントは、やまがた『科学の花咲く』プロジェクト(山形大学)が、子どもたちに科学に親しんでもらおうと企画した科学実験イベントで、今回、理学研究科からは東北大学天文学教室の学生グループ、地学専攻の学生たちがつくったミュージアム支援団体「みちのく博物楽団」が参加させて頂きました。来場者数(延べ人数)は2183名でした。
天文学教室グループは、プラ板に星座を描いてオリジナルキーホルダーを作る『プラ板deプラネタリウム』と空気の圧力を利用した『ペットボトルde「ふちんし」』、みちのく博物楽団は化石のレプリカを作る『アンモナイトのレプリカを作ろう』を出展しました。どのブースも大盛況で、切れ目なくいらっしゃる子どもたちや地域のみなさんに一生懸命科学のおもしろさをお伝えできたかと思います!また次回をおたのしみに!

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2015年10月 2日レポート

東北大学理学部 物理(系)学科主催 KEK、J-PARC見学会2015

 9月29日、理学部物理系1,2年生を対象にした「KEK、J-PARC見学会2015」が行われました。
 このイベントは、東北大学の先生方も参画している高エネルギー加速器研究機構(KEK)、大強度陽子加速器施設(J-PARC)を見学することで、最先端の物理学研究に触れてもらおうと毎年物理学科が企画しているものです。
 高エネルギー加速器研究機構 KEK は、茨城県つくば市(仙台から南約250km、東京から北約60km)にある世界最大級の加速器施設です。また、大強度陽子加速器施設 J-PARC は、茨城県東海村(仙台から南約200km、東京から北約110km)の日本原子力研究開発機構内に新しく建設された世界最強クラスの陽子ビームを供給できる研究施設です。
 東北大学物理系の研究室では、全国共同利用機関としてのKEKとJ-PARCに設けられた陽子シンクロトロン、電子・陽電子衝突型加速器、放射光施設、中性子散乱施設等の実験施設において、素粒子・原子核物理学および物性物理学における様々な最先端の研究活動を行っています。
 朝7時、東北大学を出発した一行はバスで高速道路を南下することおよそ4時間、茨城県つくば市にある高エネルギー加速器研究機構(KEK)に到着しました。ここには、周長3kmの電子・陽電子衝突型加速器「KEKB」や放射光源加速器があり、それらを使用した高エネルギー物理の実験、また医療や薬品といった分野の研究も行われています。今回は、B-FACTORYのBELLE検出器、放射光科学研究施設などを見学しました。
 その後、茨城県東海村にある大強度陽子加速器施設(J-PARC)へ。J-PARCでは物質・生命科学実験施設、ニュートリノ実験施設、ハドロン実験施設を見学しました。

【高エネルギー加速器研究機構 KEK】

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【大強度陽子加速器施設 J-PARC】

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2015年9月17日レポート

9月15日(火)開催 フランソワ・アングレール先生、小林 誠 先生 特別講演会

 9月15日(火)、理学部キャンパス青葉サイエンスホールにて、フランソワ・アングレール先生(2013年ノーベル物理学賞受賞)と 小林 誠 先生(2008年ノーベル物理学賞受賞)の特別講演会を開催しました。


 この講演会は東北大学知のフォーラムにおけるプログラムの一環として行われました。
 □ TFC Program 2015:
 Fundamental Problems in Quantum Physics: Strings, Black Holes and Quantum Information


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▲フランソワ・アングレール先生 "The origin of elementary particle masses"

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▲小林 誠 先生 "CP Violation and Flavor Mixing"

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▲会場の様子

2015年9月16日レポート

9月10日(木)東北大学藤野先生記念奨励賞授与式が行われました。

 9月10日(木)、「東北大学藤野先生記念奨励賞授与式」が行われ、化学専攻博士課程後期3年の薛 婧さんが、東北大学藤野先生記念奨励賞を受賞しました。
 本学では、毎年度本学に在籍する優秀な中国からの大学院留学生であって、今後飛躍的な活躍が期待される者に「藤野先生記念奨励賞」を授与しております。この賞は、本学医学部の前身である仙台医学専門学校に1904年から1906年にかけて留学した、中国の偉大な文豪魯迅の短編小説「藤野先生」のモデルである藤野厳九郎教授のお名前に因むものです。
 本年度も魯迅が学んだ階段教室において授与式が開催されました。
 薛 婧さんは受賞者代表挨拶をされ「魯迅先生の学んだ東北大学で過ごしたことはかけがえの無い財産であり仙台は第二の故郷となりました。」とお話しされました。

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2015年8月24日レポート

Ocean Observations panel for Physics and Climate (OOPC) 第18回会合が開催されました

 4月14日(火)~17日(金)、東北大学大学院理学研究科青葉サイエンスホールにて、海洋観測に関する国際専門家パネルOcean Observations panel for Physics and Climate (OOPC) の第18回会合が開催されました。

 OOPCは、ユネスコ/政府間海洋学委員会(UNESCO/IOC)、世界気象機関(WMO)、世界環境計画(UNEP)の3国連機関と 世界科学者会議(ICSU)が主導する国際事業である全球海洋観測システム(GOOS: Global Ocean Observing System)および全球気候観測システム(GCOS: Global Vlimate Observing System)、さらに世界気候研究計画(WCRP: World Climate Research Programme)を推進するための専門家パネルで、海洋の物理変数、気候変数に関わる持続的観測の推進を担当しています。今回の会合は、海洋の化学変 数や炭素循環に関わる観測を主に担当するInternational Ocean Carbon Coordination Programme-SSG (IOCCP-SSG)との合同で開催されました。

 14~16日の3日間のパネルセッションには、米国、ヨーロッパ、アジアの10カ国以上から、IOC、GOOS、GCOS、WCRPなど関 連国際機関や国際研究プログラムの代表、海洋観測・研究の専門家などが30名以上参加しました。科学研究と社会への一層の貢献を目指す分野横 断的な統合的海洋観測システムを構築するための共通の目標設定や進捗状況を適切に放火する方法について活発に議論し、今後の具体的な行動につ ながる成果が得られました。また、17日には、沿岸海洋観測の将来をテーマとするワークショップを開催しました。OOPCの活動はこれまで外洋域の観測を主な対象としてきましたが、今後は、沿岸観測にも活動範囲を広げようとしています。パネル会合出席者に加え、日本全国から集まっ た研究者、合わせて50名以上が参加したワークショップは、沿岸観測分野における日本のアクティビティの先進性を世界にアピールする大変いい 機会となりました。

 研究科長はじめ、今回の会合開催にご協力いただいた理学研究科の関係各位に、この場を借りて、厚く御礼申し上げます。
 なお、会合のレポート(英文)は以下のサイトで公開されています。

 http://ioc-unesco.org/index.php?option=com_oe&task=viewDocumentRecord&docID=15100



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2015年8月 7日レポート

「飛び出すデジタル3D映像を体感しよう!DNA鎖切断動画公開」が実施されました

 7月29日、30日のオープンキャンパスにて、化学専攻の河野裕彦教授と修士1年の菱沼直樹さんが、「飛び出すデジタル3D映像を体感しよう!DNA鎖切断動画公開」と題し、X線自由電子レーザーによって瞬時に電子がはぎ取られた炭素同素体C60フラーレンの爆発の様子やDNA鎖切断の様子を三次元可視化システムで公開しました。
 DNAがダメージを受け、鎖が切れてしまうとどうなるか...新しい細胞にDNAの情報が正しく伝達されず、健康を害する可能性もあります。今回は、DNAの鎖が切れたときに何が起こっているかをコンピュータサイエンスの観点から調査し、シミュレーションを行いました。
 教科書ではわかりづらかったDNAのらせん構造が3D眼鏡を使って立体で見ることができ、迫力のある映像に、体験した高校生は興味津々でした。
 この三次元可視化システムを使ったDNA二重らせんの切断過程シミュレーションは、9月の理学部キャンパスツアーで体験することができます!詳細は、理学研究科ホームページをご覧ください。(近日公開)

  河野裕彦先生のコメント  
参加者皆さん立体的な分子の動きを楽しんでいただけたようです。動画の公開後、分子が壊れる様子に喜んでいる私たちをいぶかしく思ったのか、「研究をしていて面白いですか」と質問してきた高校生がいました。半分あきれていたのかもしれませんが、未知の化学反応の世界に好奇心が目覚めたようでもありました。もちろん、その答えはYesです。

化学専攻 河野裕彦先生

修士1年 菱沼直樹さん

3D眼鏡を装着します。

DNA鎖切断の様子が3D映像で見られます!(画像ではお伝えできません...)

2015年8月 5日レポート

8月5日(水)夏休み大学探検2015「極小の世界を見る巨大な顕微鏡、加速器」

 8月5日(水)、東北大学電子光理学研究センターにて「夏休み大学探検2015」が開催されました。
 「夏休み大学探検」とは、夏休みに仙台市内の中学生を対象に、世界トップレベルにある東北大学の研究者から「科学」についての話を聞くというもので、本学出身の田中耕一先生がノーベル化学賞受を受賞したのを記念して始まり、今年で14回目を迎えました。
 講師は 物理学専攻 金田雅司 先生。「極小の世界を見る巨大な顕微鏡、加速器」と題して、最初に講義を受け、その後、施設内にある加速器、検出器の見学が行われました。
 金田先生は「他国の研究者と話をするためには理科のみではなく英語や歴史など教養全般を学んでおくことが大事」とお話しされていました。

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  金田雅司先生のコメント  
加速器施設を持つ大学は多くありませんが、そのなかでも東北大学は電子光理学研究センターとサイクロトロンRIセンターと二つ持つ希有な大学です。今回はその中の一つである電子光理学研究センターの加速器を見学してもらいました。中学生には難しい内容も多かったと思いますが、今回の講義や見学で見たり聞いたりしたことが学習の興味になれば幸いです。
2015年7月14日レポート

7月14日(火)地下鉄東西線青葉山駅見学会が開催されました。

 7月14日(火)、地下鉄東西線青葉山駅見学会が開催されました。
 駅構内は、地上1階、地下6階。狭い構内を有効に使うための工夫が至る所にありました。またバリアフリー設計になっており、車いすやベビーカーでも安心です。
 朝の通勤や通学時間帯は約5分間隔で運行されます。仙台駅と青葉山が近くなり便利になります。開業は12月6日予定です。

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2015年7月13日レポート

仙台市天文台トワイライトサロン

 7月4日、11日、仙台市天文台「トワイライトサロン〜特別編〜」にて理学研究科からお二人の先生がお話をされました。
 2週とも約40名の参観者があり椅子を追加するなど大盛況でした。
 参観者のみなさまも普段は聞くことの出来ない貴重な内容に真剣に耳を傾けていました。

□ 仙台市天文台



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▲二間瀬 敏史 先生(天文学専攻 教授)
タイトル:100年目を迎えた一般相対論 最近の話題、今後の展望




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▲井上 邦雄 先生(ニュートリノ科学研究センター 教授)
タイトル:宇宙・素粒子の大問題!反物質はなぜ無いの?

2015年7月13日レポート

6月24日(水)物理系2年生のための物理学科オープンラボが開催されました。

 6月24日(水)、物理系2年生のための物理学科オープンラボが開催されました。
 研究室見学ツアー、座談会、自由見学で物理学科の先生や先輩の話を直接聞くことができる貴重な機会です。今回は約45名の参加者がありました。
 6つのコースに分かれてツアーを開始。今回は「電子物理→物性理論→原子核実験」のツアーに同行させていただきました。

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  木村憲彰先生のコメント  
夕方の開催にもかかわらず大勢の参加がありました。
物理学科は大所帯でさまざまな研究分野があります。
全てを見て回るのは大変なので、ひと通り概観できるようコースを設定しましたが、その中になにかしら自分の興味に合う部分が見つかったらと思います。
2015年7月 6日レポート

6月26日(金)Vaughan Jones 氏 特別講演が開催されました。

 6月26日(金)、理学研究科 青葉サイエンスホールにて、Vaughan Jones 氏の特別講演会が開催されました。
 ヴォーン・ジョーンズ(Vaughan Frederick Randal Jones)氏は、ニュージーランド出身の数学者で、1990年にはフィールズ賞を受賞されています。
 会場は合同C棟の青葉サイエンスホール。開催前より約90名の来場者(学内、学外を含む)で埋め尽くされました。

  Vaughan Jones プロフィール  
ヴォーン・ジョーンズ(Vaughan Frederick Randal Jones)は、ニュージーランド出身の数学者。オークランド・グラマー・スクール卒業。オークランド大学卒業。カリフォルニア大学バークレー校教授。1990年フィールズ賞受賞。 1983年に作用素環論にJonesの指数理論を導入した。 この理論は分類理論において新視点を提供し、量子Galois理論とでも呼べるものを準備した。 さらにジョーンズ多項式を発見し、作用素環論と無関係とも思えるトポロジーとの密接な関係を示した。 ジョーンズ多項式はその後エドワード・ウィッテンによって一般の3次元多様体の不変量(Jones-Witten不変量)に拡張され、場の量子論などに応用された。 Jonesによって作用素環論、トポロジー、数理物理学の三角関係の研究に貢献した。

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  数学専攻 小谷 元子 先生のコメント  
6月26日(金)、Vaughan Jones 氏による講演会が理学研究科主催で開催されました。ご支援いただいた研究科にお礼を申し上げます。Jones氏は低次元トポロジーと作用素環という、まったく異なる数学の分野を結びつけ数理物理にも大きな影響をあたえたJones 多項式の生みの親です。1990年にフィールズ賞を受賞されています。講演では、理学研究科の数学を専門としない大学院生を念頭において、直観に訴えながら、現在進行形の研究のアイデアまで紹介される意欲的な名講演でした。
この講演会は、Jones氏が,Anatoly Vershik, Cedric Villaniとともに日本数学会主催「高木レクチャー」のため仙台を訪問した機会に企画されました。高木レクチャーとは、日本の近代数学の父ともいわれ、その名前を世界中の数学者で知らない人はいない、高木貞治博士のお名前を冠とし、最高峰の数学者から最先端研究をわかりやすくサーベイしていただくレクチャーシリーズです。2006年より毎年2回、京都大学と東京大学で一回ずつ開催しています。今回、高木レクチャーを初めて東北大学で開催できました。仙台でということで来てくださった講師のかたもいらっしゃったと聞きました。日本全国から200名近くの数学者が集まり活発な議論がありましたが、講演のなかで、なんどもその分野での日本の数学の貢献、特に東北大学関係の数学者の貢献に言及されたことに意を強くしました。
2015年6月12日レポート

化学専攻 小林長夫教授 最終講義

 3月6日(金)、理学研究科大講義室にて、化学専攻 小林長夫教授の最終講義「感謝、使命感と貢献:フタロシアニンとポルフィリンの40年」が行われました。
 小林長夫先生は、ジーンズや新幹線の車体の青などにも使われているフタロシアニン研究の第一人者として数々の論文を発表されました。また、ローズ大学(南アフリカ)やサンクトペテルブルク大学(ロシア)など、数多くの大学でご講演を行うなど、世界中で活発な研究・教育活動を行ってこられました。
 会場には在学生、教職員のほか、多くの卒業生が参加し、講義に興味深く聞き入っていました。また、最後には小林先生のご家族から花束の贈呈があり、大きな拍手が送られました。


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▲小林 長夫 教授

 1978年東北大学大学院理学研究科化学専攻修了。理学博士、薬学博士。1986年ヨーク大学客員教授、1994年パリ理工科大学客員助教授、1ヶ月の東北大学薬学部助教授を経て、1995年より東北大学大学院理学研究科化学専攻教授。1950年長野県生まれ。

  化学専攻の古山渓行先生より
小林先生へのメッセージをいただきました  

 小林先生は研究に対して強い情熱を持たれているのはもちろんのこと、研究を進めるにあたり体が資本であることを常に強調されておりました。そんなバイタリティあふれる先生は見た目も若々しく、定年最後の年であっても世界中を飛び回り、様々な学会で「本当に先生は今年で東北大をお辞めになるお年ですか?」と聞かれていたのがとても印象的です。そんな先生のお人柄を反映し、退職間際の年にあっても研究室は常にたくさんの学生が集まり、また留学生の受け入れや海外との共同研究も盛んでとても国際的な雰囲気をまとめあげ、私ども若手研究者においても自由な発想で研究をすることを見守ってくださりました。
 今後は故郷に戻り研究を続けられるとのこと、お身体には十分にお気をつけ、引き続き我々後進にご助言・ご指導いただけますようお願いいたします。

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▲ご退職記念パーティーにて

< Photo Gallery >
IMG_8144.jpg▲会場の様子

IMG_8207_2.JPG▲最終講義後、記念撮影が行われました

2015年6月 8日レポート

「宇宙と素粒子の謎を解き明かす最先端の3次元半導体検出器」講演会が開催されました。

 6月6日(土)、エルパーク仙台6階ギャラリーホールにて「宇宙と素粒子の謎を解き明かす最先端の3次元半導体検出器」講演会が開催されました。
 理学研究科からは、物理学専攻の山本均先生が「SOI検出器を使ってILCでヒッグス粒子の正体に迫る」と題して講演されました。
 その後、高エネルギー加速器研究機構の新井康夫先生の「3次元半導体検出器で切り拓く放射線イメージング」、京都大学の鶴剛先生の「ブラックホールと宇宙の進化をSOI検出器で探る」と続きました。
 それぞれの講演後には、活発な質疑応答が交わされました。
 土曜日の開催にもかかわらずたくさんのご来場ありがとうございました。

  参加者の感想  
  • 具体的な話もたくさん含まれていてとても興味深かった。
  • ブラックホールの話がとてもおもしろかったです。
  • 難しい内容をわかりやすく解説していただき興味深く聞くことが出来ました。
  • 3講演聞くとうまくつながって面白かったです。


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2015年6月 1日レポート

物理学専攻 大学院入試説明会(仙台会場)が行われました

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学内外からたくさんの学生が参加

 5月16日(土)、物理学専攻の大学院入試説明会(仙台会場)が行われました。
 まずはじめに、物理学専攻の概要やカリキュラム、修了後の就職・進学状況、入学試験日程などの全体説明、そして、自己推薦入試説明が行われました。
 その後の研究室見学では、青葉山キャンパスにある研究室だけではなく、片平キャンパス(金属材料研究所、多元物質科学研究所、原子分子材料科学高等研究機構)、三神峯にある電子光理学研究センターへの見学も含めた9コース(37研究室)の見学が行われました。
 多くの研究室で見学会が行われたため、限られた時間の中でどの研究室を見学するか悩んでいた参加者もいましたが、東北大学の物理学専攻や研究内容について深く理解する良い機会になったのではないでしょうか?

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【参考リンク】
東北大学大学院理学研究科物理学専攻 http://www.phys.tohoku.ac.jp/index.html
東北大学金属材料研究所 http://www.imr.tohoku.ac.jp/
東北大学多元物質科学研究所 http://www.tagen.tohoku.ac.jp/
東北大学原子分子材料科学高等研究機構(AIMR)
http://www.wpi-aimr.tohoku.ac.jp/jp/index.html
2015年5月11日レポート

東北大学大学院理学研究科 合同入試説明会2015が開催されました

 5月10日(土)、東北大学東京分室(サピアタワー10階)にて東北大学大学院理学研究科合同入試説明会が開催されました。 2009年から6回目を迎えた今年度の合同入試説明会は、参加者数は過去最多の92名となりました。
 実行委員長の中村美千彦先生による全体のスケジュール説明、教務委員長の日笠健一先生による理学研究科の紹介の後、各専攻にわかれて入試、各研究室の紹介となります。最後に学生によるフリートークは、キャンパスライフの紹介や分野別に個別相談でき合同入試説明会の特徴になっています。
参加者92名
【内訳】 数学 13名(前年度22名), 物理学 46名(前年度33名), 天文学 12名(前年度4名), 地球物理学 9名(前年度5名), 化学 6名(前年度8名), 地学 6名(前年度3名)

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2015年4月13日レポート

平成27年度 新入生オリエンテーション

 入学式直後の4月6日(日)〜7日(月)、岩手山青少年交流の家にて平成27年度理学部新入生オリエンテーションが実施され、新入生、教員、学生など約400名が参加しました。
 このオリエンテーションは、カリキュラムの履修方法やサークル活動など、大学におけるあらゆる活動のアドバイスなどが行われ、新入生にそれを参考にして充実した学生生活を送ってもらうことを目的としています。
 全ての学科が一同に集まることはオリエンテーション以外はあまりありません。始めは皆さん緊張した面持ちでしたが、時間が過ぎるにつれ打ち解け、次第に笑顔も出てきました。懇談会では終了時間まで話が尽きない様子でした。充実した二日間を過ごせたようです。

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2015年4月 9日レポート

物理学専攻 倉本義夫教授 最終講義

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 2月20日(金)、理学研究科合同C棟の青葉サイエンスホールにて、物理学専攻 倉本義夫教授の最終講義「物性物理学とは何だろうか」が行われました。
 工学部に在籍されていた時の青春・修行時代のお話や、その後、理学部に異動されてからの物性理論研究室の運営についてなど、幅広くお話をしてくださいました。教え子の中には、現在、東北大学の同僚として一緒に研究している方もいらっしゃるそうです。
 最終講義には、在学生や教職員の他、卒業した学生や他大学に異動された先生方も来てくださり、会場は満員御礼、立ち見の方もたくさんいらっしゃいました。

倉本義夫先生よりメッセージをいただきました

 私は東北大学に39年(工学部16年,理学部23年)勤務し,それぞれの時代の学生諸君を定点観測してきました。大学院に入った初々しい学生が,修士さらには博士の学位を得て,頼もしい研究者・社会人に育つのを見守るという仕事はすばらしいものでした。この間に,若い人の教育が自分自身の教育にもなっていることを身をもって感じました。東北大生の優れた資質として,粘り強さを私は第一に挙げたいと思います。これは出身地と関係なく体得するもので,私自身も在職中に学んだと自覚しております。

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▲最終講義にて

  物理学専攻の大槻純也先生より
倉本先生へのメッセージをいただきました  

 倉本先生は研究・教育においてご活躍されたのはもちろんですが、実に多趣味で、物理以外の知識も豊富です。その一例を思い出話と合わせてご紹介します。

 毎年春になると、新入生歓迎イベントとして、研究室のメンバーで山へハイキングに行くのが恒例でした。山中では倉本先生のご指導の下、手分けして山菜を採取しました。それを研究室に持ち帰って調理して食べるまでが一連の流れです。野に生えているものを採って食べるというのは、コンクリートで育った私には実に新鮮で、また同時に山菜のおいしさを始めて知りました。倉本先生はなんとも怪しげなキノコも採っていましたが、そちらは「上級者向き」ということで、私はじっと遠くで見守っていました。

 研究・教育方面における倉本先生のさらなるご活躍に期待します。

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▲2004年5月 太白山にて(後列左から4人目が倉本先生、5人目が大槻先生)


  物性理論研究室の宮澤 渓さんに倉本先生との思い出についてお伺いしました  

・倉本先生の印象について
「倉本先生への最初の印象は『厳格』でした。セミナーでは疑問点や曖昧な点などを厳しく鋭く質問、指摘されるので、私などは何度もどぎまぎした覚えがあります。一方で普段の会話の時などには、とても柔和な笑顔をもって話されるので、私もつられて笑ってしまうという事がしばしばありました。今では厳格さだけでない、この『柔らかさ』、『笑顔』というのも倉本先生の印象になっています。」
・印象に残っている出来事について
「私が研究室に加わった際に、歓迎会として山登りに連れていっていただいた事がありました。まず、歓迎会として山登りに行くという事にも少し驚きましたが、山道をすいすいと事もなげに登っていかれる、倉本先生のその健脚ぶりは印象深いものでした。道中で倉本先生の色々なお話を聞くこともでき、この山登りは思い出に残っています。」
・最後に倉本先生へのメッセージをお願いします
「ご退職おめでとうございます。先生にご指導いただいた事、とても感謝しています。先生は今後も研究に従事されるとの事で、ますますのご活躍をされると思いますが、お体には十分お気をつけ下さい。」
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▲倉本先生(右から2人目)と宮澤さん(写真中央)
2015年3月24日レポート

物理学専攻「新博士講演会・祝賀会」が開催されました

 2月23日(月)、理学研究科合同B棟にて物理学専攻「新博士講演会・祝賀会」が開催されました。
 まずはじめに、新博士を代表して松下ステファン悠さん、庄司裕太郎さんによる新博士講演会が開かれました。この会では、発表者は異なった分野の研究者にも解りやすく発表しなければならず、そのため、論文審査の時と違った資料を作成し発表していました。発表後の質疑応答にも、慌てること無く的確に対応する姿がとても印象的でした。

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松下ステファン悠さん

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庄司裕太郎さん

 その後、博士・修士修了生への各賞授賞式が行われました。物理学専攻賞は、博士論文、修士論文が特に優秀だった学生を表彰するために設立された賞で、受賞者には、平山祥郎物理学専攻長より賞状と記念のオリジナルメダル(博士の受賞者はゴールド、修士の受賞者はシルバー)が授与されました。また、1名が総長候補者として推薦されました。

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 夜には、エントランスホールで祝賀会が開催されました。軽食を楽しみながら新博士の方からの挨拶、友達同士や研究室仲間と記念写真を撮ったりしているうちにあっという間にお開きの時間。今回、学生・院生の参加費が無料となったこともあり例年より多くの学生が参加、終始にぎやかな雰囲気の祝賀会となりました。

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\博士号取得&専攻賞受賞&ご卒業おめでとうございます!/
2015年1月20日レポート

ミュージアムユニバース2014に「みちのく博物楽団」が参加しました

 地学専攻の学生有志が中心となって活動するミュージアム支援団体「みちのく博物楽団」が、12月19日(金)20日(土)の2日間、せんだいメディアテークにて開催された「ミュージアムユニバース2014」に参加しました。昨年に続いて2回目の登場です。
 このイベントでは、仙台市や宮城県のミュージアム12館がそれぞれの特色を活かした専門家によるトーク・イベントやものづくり、遊びを通して体験することが出来ます。みちのく博物楽団は、参加12館のひとつである東北大学総合学術博物館(理学部自然史標本館)の代表として出展しました。

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みちのく博物楽団のブース

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会場には大正15年発行の「地番入仙台市全図 復刻版」が展示されていました。
この頃だと理学部は片平キャンパスにあったんですね。

  •   「フィールド顕微鏡で見る小さな世界」  
     原っぱなどで何かを見つけたけど、小さすぎてよく分からない...そんな時は手乗りサイズの顕微鏡を使って観察してみましょう。途中、観察用の小さな生き物が行方不明(?)になってしまいましたが、スタッフがダッシュで広瀬川へ、そこでヒラタカゲロウを見つけてきてくれました!よかったですね。

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    ▲手作りのフィールド顕微鏡。
    ポケットにも入るサイズなので持ち運びにとっても便利です。


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    ▲広瀬川(大橋付近)からやってきたヒラタカゲロウ。


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    ▲じっくり観察してみましょう。


  •   「ミュージアムっておもしろい〜大学生の活動紹介〜」  

     ミュージアムを拠点に活動している大学生たちの活動を紹介するトークイベントに、みちのく博物楽団の藤岡大さんが登場しました。みちのく博物楽団は、東北大学総合学術博物館(理学部自然史標本館)の活動支援を目的に誕生しました。館内のガイドやオリジナルグッズの作成、田んぼのいきものの観察会、南三陸で化石調査など、その活動は多岐にわたります。藤岡さんは地学を学ぶ大学生で、昔から博物館が好きで学芸員の仕事にも興味があったため、みちのく博物楽団に参加したそうです。

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    ▲みちのく博物楽団の藤岡大さん


*参考リンク
SMMA「見験楽学」 / 東北大学総合学術博物館 /みちのく博物楽団
2014年12月19日レポート

第5回 気象サイエンスカフェ東北「気象衛星ひまわり」が開催されました


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   11月16日(日)、エル・ソーラ仙台にて第5回 気象サイエンスカフェ東北「気象衛星ひまわり」が開催されました。"気象サイエンスカフェ"は、日本気象学会と日本気象予報士会が共催するイベントで、「気象の専門家や有識者」と「その話を聞いたり話してみたい方」との科学コミュニケーションの場です。2006年春に東京でスタートし、気象学会・予報士会の各支部を中心に全国各地で開催されています。

 今回のテーマは「気象衛星ひまわり」です。まずはじめに、大気放射学や気候変動、雲とエアロゾルを研究されている理学研究科・理学部長の早坂忠裕教授が「気象衛星ひまわりー地球を見る、空を見る、天気を見る:人工衛星から見えてくるものはー」と題した講演を行い、気象衛星「ひまわり」の解説をしてくださいました。
 静止気象衛星「ひまわり」の歴史は1号(1977年打ち上げ)から始まりました。そして、今年10月、新しいひまわり8号の打ち上げに成功しました。全球を1時間に1回、赤道より北を30分に1回観測だった7号に比べて観測機能が大きく向上した8号は、全球を10分ごとに、日本付近を2.5分ごとに、またチャンネル数も増加したためカラー画像での観測が可能になりました。その他、雲だけではなく水蒸気や黄砂、海面水温、風向き風速など多様な情報を得ることが出来ます。
 司会の鈴木智恵さん(気象予報士)からの「研究のどんなところが面白いですか?」という質問に、早坂先生は「衛星を使って地球を観測する、それは社会に貢献するという点では気象予報などがありますが、地球を惑星の中のひとつとして捉え衛星で観測する、そういう観点でみた時、地球は非常に複雑でサイエンスとしても面白い、それが魅力でしょうか?」とお話くださいました。

 講演後、テーブルごとに分かれてディスカッションを行い、それぞれのグループのファシリテーターが話し合った内容をまとめて発表しました。その中の質問と回答をいくつかご紹介します。
 (回答:早坂先生と仙台管区気象台の高瀬邦夫台長)

Q. ひまわり8号はいろんな波長を使って観測をするそうですが、波長によって水蒸気がみえたり二酸化酸素がみえたり、この波長ならどういう物質が見えるというのが決まっているのが不思議です。

A. たとえば水の化学式はH20ですが、水の分子は振動したり回転したりしています。そこに、ある決まった波長の光がきたときだけ吸収して振動や回転の状態が変わります。分子の構造によって決まった波長の電磁波だけを吸収するので、物質によって見える波長が違うのです。

Q. 衛星は休憩しないんでしょうか? 衛星に搭載されているカメラが撮影する動画をみせていただきましたが、カメラがずっと撮影をつづけて動いています。休憩する時間はあるのでしょうか?

A. 休憩しなくてもけっこうタフなんです。今まで具合が悪くなったひまわりは2号だけだと思います。太陽電池で発電しているので、太陽の裏側に入ったときは休みます。むしろ休んだ後、再開する時のほうが怖いというのが衛星関係ではよくある話です。

Q. 地球の裏側は観えないんですか?

A. 静止気象衛星はいつも同じところ(日本側)を観測するように、地球の自転と一緒にまわっていますので裏は観えません。アメリカやヨーロッパ、インド、中国などいくつかの衛星で地球全体はカバーしています。その他にも、南極北極を縦にまわる高度が低い極軌道衛星とか、いろんな軌道の衛星で地球を観測しています。

 2015年夏頃に、現在のひまわり7号から8号へ運用が移行される予定になっています。新しい気象衛星ひまわり8号から送られてくるデータで地球のどんなことが解るようになるのか、運用開始が待ち遠しいですね。

*参考リンク*
気象サイエンスカフェ http://meteocafe.blogspot.jp/
2014年11月28日写真日記

平成26年度東北大学理研究科火災訓練を実施しました

10月1日(水)、東北大学理研究科火災訓練を実施しました。毎年、化学専攻では火災訓練を行っていますが、理学研究科としての火災訓練は初めての実施となります。
震災時に発生した火災を踏まえ 、「防火扉が適切に使用できるかの確認、防火扉を閉鎖した状態での避難方法検証を行う。専攻等が混在する建物増加している現状から、 同じ建物の他研究室の火災リスクを確認する。各人においては、火災時の避難方法確認、初期消火の方法や消火器についての確認、119番通報の方法を検証する。」という目的で行いました。
今年度は化学系研究棟と化学系学生実験室が火災の想定場所ということで化学を中心に行いました。来年度は理学研究科合同C棟での訓練を実施する予定です。
いつどこで火災が起きても自分が対応できるように、消火器の使い方、119番への通報方法などきちんと知っておきたいですね。


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2014年11月26日写真日記

第8回ガラス工作技術シンポジウムが開催されました

10月16日(木)、17日(金)、第8回ガラス工作技術シンポジウムが開催されました。「ガラス工作技術シンポジウム」は、益々高度になる研究の要求に応えるべく、技術者の知識の伝承及び研究者への技術支援体制を向上させることを目的として、全国国公立機関ガラス技術者の会(CONNECT)が主催しています。日頃のガラス工作業務の成果はもとより、日常業務から生まれた創意工夫、失敗の解決方法、他の製作方法などをお互いに報告し合い、知識の共有を図っています。
今回のシンポジウムは、東北大学理学研究科の硝子技術者である扇 充さん、澤田修太さん、佐藤由佳さんを中心に東北大学の硝子技術者が実行委員となって、理学研究科の技術職員の方々の協力を得て開催されました。



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2014年11月18日お知らせ

防災訓練を実施しました

 10月8日(水)、平成26年度 東北大学理学研究科防災訓練を実施しました。
 この訓練は、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の経験を踏まえて緊急地震警報システムの周知や、理学研究科・災害情報システムを利用した安否確認、非常食の配布方法などの検証を行うことを目的としています。

 第一部「避難訓練」は、11時55分、緊急地震警報発生のアナウンスから始まりました。
 まずは揺れに備えてヘルメットを装着して身の安全を守ります。周囲の状況を確認しつつ近くの安全な場所へ移動、その後、災害対策本部からの指示に従い、緊急時集合場所へ避難します。そこで、安否確認を行い担当者がトランシーバーまたは口頭で災害対策本部へ報告します。全ての学科・専攻の安否が確認された後、避難訓練は終了、最後に各自備蓄品の飲料水と乾パンを受け取り解散となりました。
 第二部「各種体験」では、12時30分から初期消火体験、搬送体験、発電体験、マンホールトイレ設置体験が行われました。理学研究科では、東北地方太平洋沖地震の時に発電機やマンホールトイレを活用しています。こういった機会を活用して事前に体験しておくと、いざ必要となった時に慌てず対処することができると思います。

 参加者は1,042名、残念ながら昨年度より100名ほど減少しています。避難時の行動を再確認するためにも、積極的に参加してほしいと思います。


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2014年10月29日レポート

「海洋と地球の学校」が開催されました

 9月6日(土)、7日(日)の2日間にわたって「海洋と地球の学校」が開催されました。
 このイベントは、東北大学と山形大学で地球科学を学んでいる大学生・大学院生が中心となって立ち上げた「地球科学の勉強会」です。運営するのも大学生・大学院生ですが、スタッフには医学部など地球科学以外の分野の学生たちも携わっています。
 1日目は、東北大学片平キャンパスで5人の先生方の講義が行われました。地球の歴史、東北地方太平洋沖地震の実像、放散虫化石の研究から海洋環境変動を理解、マントルまで掘る「モホール計画」、プチスポット海底火山・・・90分×5コマというちょっとハードなスケジュールでしたが、地球科学にどっぷりと浸ることができた1日だったのではないでしょうか。
 2日目は、山形大学の伴雅雄先生にガイドをしていただき、山形蔵王を現地見学しました。地球科学分野において対象を直接観察する「フィールドワーク(巡検ともいいます)」は重要な調査方法です。火山特有の地形や噴出物を確かめながら、蔵王を生み出した噴火のメカニズムについて学びました。
 実行委員会では、今後も継続して開催していきたいと考えており、新しいスタッフを募集しているそうです。興味のある方は「海洋と地球の学校」のホームページをチェックしてみてください。

*海洋と地球の学校ホームページ http://kaiyotochikyunogakko.jimdo.com/

【1日目】

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【2日目】

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*一部の写真は「海洋と地球の学校」実行委員会よりご提供いただきました。
2014年10月29日レポート

科学で東北を盛り上げ隊@石巻が開催されました

 9月27日(土)、イオンモール石巻にて「科学で東北を盛り上げ隊!@石巻」が開催されました。
 このイベントは、やまがた『科学の花咲く』プロジェクト(山形大学)が、子どもたちに科学に親しんでもらおうと企画した科学実験イベントで、今回、理学研究科からは天文学専攻の学生を含む東北大学生の有志グループ、地学専攻の学生たちがつくったミュージアム支援団体「みちのく博物楽団」、広報・アウトリーチ支援室の3団体が参加させていただきました。
 「みちのく博物楽団」では、地元の石巻市で採れたアンモナイトなどの化石のレプリカ作成を行いましたが、ストラップとして使うこともできるとあって女の子に大人気でした。学生有志チームはブースだけではなくサイエンスショーにも参加、広報・アウトリーチ支援室では空気の圧力を利用したマジック「浮沈子遊び」などを行いました。
 休日のショッピングモールでの開催ということもあって、イベント全体の参加者は約3000人、どのブースも大盛況でした。中には材料が足りなくなってしまったブースもあったようです。自分で工夫しながら作った作品をうれしそうに持ち帰る子どもたちの姿が印象的でした。
 
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みちのく博物楽団チームは化石のレプリカ作成

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学生有志チーム:この宝箱、空の靴箱をアレンジして作ったそうです

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学生有志チーム:お揃いのTシャツで!

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広報・アウトリーチ支援室チーム:ハサミを使うなどの危ない作業はスタッフが行います

【参考リンク】
やまがた『科学の花咲く』プロジェクト http://mirai.scita.jp/~chiiki/index.html
みちのく博物楽団 http://hakubutsugakudan.blogspot.jp/
2014年9月11日レポート

理学部自修会主催のコンサートが開催されました

 8月9日(土)、仙台市宮城野区文化センターのパトナホールにて理学部自修会主催コンサート「東北に寄せる音楽家たちの響宴 パリ・オペラ座の名ピアニストを迎えて」が開催されました。

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 今回は、パリ・オペラ座のピアニストであるベッセラ・ベロフスカさん、日本フィルハーモニー交響楽団の第一バイオリン奏者である松本克巳さんをお招きしてのデュオ演奏、さらには東北大学交響楽団有志との共演が実現しました。このコンサートは理学部自修会のメンバー、東北大学交響楽団のみなさんなど、多くの学生たちが実行委員として活躍、事前の準備や広報活動(OH!バンデスで生放送告知もしました!)、当日も受付などで忙しく働いている姿を多く見かけました。

 ホールの入口にたくさんのお客さんが並んでくださったため少し早めに入場を開始、約250名の方にご来場いただきました。
 第1部はベッセラさんのピアノと松本さんのバイオリンによるデュオ演奏、ヴィヴァルディの『四季』を解説を交えながら演奏してくださったり、松本さんが『ユーモレスク』を演奏しながら客席に降りてくださるという、うれしいハプニングもありました。第2部ではベッセラさんをソリストに、松本さんを第1バイオリンにお迎えして東北大学交響楽団有志との共演でモーツァルトの『ピアノ協奏曲 第19番』が演奏されました。最後のアンコールでは、ベッセラさんがピアノソロで6曲を演奏、観客のみなさんから惜しみない拍手が贈られました。

 また、会場では理学部の紹介パンフレット「理学部物語」などを配布しました。このコンサートをきっかけに、より多くの方に理学部の活動を知って頂けたのではないでしょうか。

【プログラム】
第1部
エルガー 愛の挨拶
マスネ タイスの瞑想曲
ドヴォルザーク ユーモレスク
ヴィヴァルディ 『四季』より

第2部
モーツァルト ピアノ協奏曲 第19番

☆アンコール(ベッセラさんのソロ)☆
ショパン 24の前奏曲集 第4番 ホ短調 Op.28-4
モーツァルト ピアノソナタ K.331 3楽章「トルコ行進曲」
ショパン 練習曲ハ短調 Op.10-12 「革命」
ハチャトゥリアン 剣の舞
ショパン 24の前奏曲集 第16番 変ロ短調 Op.28-16
ベートーヴェン ピアノソナタ 第14番 嬰ハ短調 1楽章「月光」


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2014年8月29日レポート

女川向学館の出前授業レポート

2014年8月22日(金)に、天文学専攻の野間千菜美さん(M2)と岩崎仁美さん(M1)が女川向学館で出前授業を行いました。そのお二人の出前授業のレポートです


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女川町、女川向学館の紹介

女川町は宮城県中部にあり、山と海に囲まれた自然豊かな町です。
太平洋に面しており、有名な女川漁港で美味しい海鮮丼やカキなど海の幸を味わうことができます。わたしたちが女川町に訪れた際もとても美味しい海鮮丼をいただきました。
しかし、2011年3月11日、東日本大震災の際に津波に襲われ沿岸部は壊滅的被害を負いました。今回わたしたちが訪れた「女川向学館」は、主に小・中学生に学習指導と心のケアを行う 被災地の放課後学校「コラボ・スクール」の1校目です。仮設住宅や避難所などで暮らし、落ち着いて勉強する場所を失った子どもたちのために設立されました。


女川と私たちの関係

わたしたちがはじめて向学館に出前授業をさせていただいたのは昨年2013年の夏からです。昨年は助教の授業の手伝いをし、神話や宇宙について少し紹介しました。夜の観望会も企画していましたが、あいにくの天気で星空を紹介することができませんでした。女川町は星がきれいに見えると伺ったので、ぜひ実際に空をみて、宇宙や星について知ってほしいと思いました。そこで今年ももっと星について知ってもらおうと出前授業を企画しました。


出前授業の概要

たいていの子どもは勉強が嫌いです。わたしが小学生の時も勉強が好きと言っている友達はほとんどいませんでした。
今の日本ではどうしても「これはテストに出るから覚えなさい」という詰め込み型の授業になりがちです。理科が嫌いな子どもの多くは「難しい」とか「暗記が嫌」とか「そもそも興味がないし勉強する意味が分からない」と考えているのではないでしょうか。
勉強に必要なのは「知りたい」と思う気持ちで、難しい暗記や数式は必要ありません。私たちは「?」が「!」になる喜びを知ってもらい苦手意識をなくしたい、純粋に学ぶことを楽しんでもらいたいと考え出前授業を企画しました。

今回の授業では「星は天球に張り付いているのではなく、ひとつひとつ地球からの距離が違う」ということ、「天の川は銀河を内側から見たものである」ということ、つまり「宇宙の立体構造」の理解を目標にしました。小学校低学年には少し難しいテーマですが、自作の教材やmitaka(http://4d2u.nao.ac.jp/html/program/mitaka/)を用い、星や天の川がどのように分布しているのかを実際に目で見て感覚的に理解してもらえるような工夫をしました。
また、実際に星空を見てもらうことで宇宙を身近に感じ、より興味を持って欲しいと考え、星座早見盤をひとりひとり作成してもらい観望会を行いました。女川町は星空がきれいだと伺っていたので、星座早見盤の作成を通して今回の授業後も自主的に星を見上げてもらいたい、というねらいもあります。


生徒の様子

今回の出前授業は小学生から中学1年生を対象としました。幅広い学年が一緒になって授業をうけるため最初は緊張しているようでしたが、徐々に打ち解けていったようです。小学1、2年生には少し難しい内容を中学生が教えてあげる場面も見られ、違う学年で一緒に授業をうけることがよい刺激になったのではないかと思います。
また授業中の様子についてですが、星や惑星についてよく知っている子が多かったです。ほかにも星座に興味をもっている子が多く、話を熱心に聞いてくれました。今まで生徒たちが断片的に知識として知っていたことを授業の中でつなぎ合わせることで星についてより深い理解につながったのではないかと思います。また、工作の時間に星座早見盤を作りましたが、とても一生懸命作っている姿が印象的でした。星座早見盤が完成すると、「どうやって使うの~?はやく使ってみたい!!」など外に出て使うのが待ちきれない様子でした。懐中電灯に赤色のセロファンをはり、いざ外にでてみると雲の隙間から夏の大三角形が見えていました。普段あまり星を見ないといっていた生徒たちですが、実際に自分たちの目で星を見て、これからも見てみようと言っていたのがとてもうれしかったです。今回の授業で作った星座早見盤は一年中使うことができます。さらに見た星をチェックできるようシールも一緒に渡したので、作った星座早見盤で星空を見上げる機会が増えればいいなと願っています。(岩崎さん)


当初の予定では小学校高学年を対象としていましたが、募集をかけてみると小1から中1まで幅広い学年が集まりました。当然知識や考えていることも学年によって違います。参加者同士はほぼ初対面だった様で最初はとても静かで戸惑っている様子だったのですが、アイスブレイクとして行った天文二択クイズでの岩崎さんの見事な進行により、徐々に空気が和らいでいったように感じました。
もともと星や宇宙に興味がある子どもたちが集まったということもあり、私たちの話もとても熱心に聞いてくれていました。一方的に話をする場合、途中で飽きてしまったり聞いてるようで聞いていないことが多いのですが、飽きることもなく理解しようという姿勢が見られました。途中でわからなくなってしまった小学生に、それまでおとなしかった中学生が自ら積極的に教えてあげている姿が非常に印象的でした。私たちとしては、なんとなく自分の中で授業の内容を理解して興味をもってくれればいいなというくらいにしか考えておらず、参加者同士のそういった交流は期待していなかったので、良い意味で期待を裏切られました。
お話のあとにひとりひとり星座早見盤を作成してもらいましたが、みんな夢中になって作っていました。進度や出来栄えは人それぞれですが、やはり自分で作ると愛着がわくようで、使い方を教えると教室の中なのにうれしそうに上を向いてくるくる回していました。見ることができた星を記録できるようにと星の形をしたシールを配りました。観望会は時間と天気の都合で少ししか星を見ることができませんでしたが、私たちが教えた星以外に自分で星座早見盤を使って星を探し、見つけた星にシールを貼っている子どももいました。普段は星を見ないと言っていましたが、これをきっかけに星空に目を向けてくれるのではないでしょうか。(野間さん)


授業をやって気付いたこと

今回はじめてわたしたちが主体となり授業を行いました。小学生から中学1年生と学年が幅広く混ざっているので内容をわかりやすく伝えるのがとても難しかったです。中学生にとってはもう知っていることかもしれませんが、みんながわかるように丁寧に説明することを心がけました。授業を実際にやってみて一番驚いたことは、生徒たちが宇宙や星についてよく知っているということです。わたしたちに一番身近な太陽と月をはじめとして、太陽系の惑星の特徴や星座の形などを知識として知っていました。興味を持ったことに対して自分たちで調べたりしていたのでしょうか、○×問題の際も正答率が高いのでひやひやしました。今回の授業のメインの話は「宇宙を立体的に考えてみよう」ということです。星座をつくる星については知っているけど、どんな風に宇宙に星があるのか、また、星が集まって天の川となりますが、なぜわたしたちには川のように見えるかなど、知ってはいるが想像が難しいことを紹介しました。生徒たちがすでに知っている知識をより深めることができたと思います。これを機に知識を得るだけではなく、実際はどうなっているのかなど自分たちで考える機会が増えればと思います。また、これだけ宇宙や星について興味がありながら、実際に星を見ることはあまりないというのにも驚きました。やはりなかなか夜に星を見に行くという機会がないのでしょうか。今回の授業を通して学んだ宇宙の立体構造について、実際の星空を見上げながら、空いっぱいにひろがる星と天の川について考えてもらえることを期待しています。(岩崎さん)

先にも述べましたが小1から中1まで幅広い学年が参加したため、授業の内容や組み立て方については非常に悩みました。私たちが主体で授業をするのは今回が初めてであるにも拘わらず、その上中学生でも飽きない、小1でもわかる授業を作るというのは正直不可能なのではないかと感じていました。
テーマとしては「宇宙の立体構造」を選び、小学生にもわかりやすいような工夫をこらしたつもりでしたが、案の定最初は「?」という顔をしていました。どこまでわかってどこがわからないのかを聞き、少し時間をかけて何度も丁寧に説明するとなんとなくわかってもらえたようでしたが、改めて「伝えることの難しさ」を感じました。それと同時に「会話をすることの大切さ」も感じました。一方的に話すのではなく、ひとりひとりの反応を見て必要に応じて会話をし、説明を加えることで誰ひとり置いてきぼりにすることなく授業を終えることができたのではないかと思います。
小中学生はパワフルで好奇心旺盛でした。私たちが「そういうものなのだ」ですませてしまうことでも「なんで?どうして?」と疑問に思うことが多いのでしょう。今回の授業で科学者にもっとも重要な「何事も疑問に思う心」を子どもたちに教えてもらいました。 これからも知的好奇心を大切に、そしてこの授業で身の回りの自然現象の不思議を考える楽しさに気づいてもらえれば幸いです。(野間さん)



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2014年5月14日レポート

【物理系】新入生研究室見学会が開催されました

 4月3日(木)入学式の日の午後、物理系学科の新入生研究室見学会が開催されました。
 新入生は入学してしばらくの間、全学教育科目を行う川内キャンパスがメインとなり、物理系研究室がある青葉山キャンパスに来ることはそれほど多くありません。そのため、物理系では新入生が入学手続きで青葉山に来る機会を活用して研究室見学会を行っています。今回、先生や先輩たちと直接お話をしたり、最先端の実験装置を見学することで、物理系に進学した実感が湧いてきたのではないでしょうか?
 また、この日見学できなかった研究室でも気になっているところがあれば、自分で先生方に連絡をとって見学の相談をしてみましょう。自分のやりたいことや学科、配属される研究室を考える時の良い参考になると思います。

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物理学科ホームページ
宇宙地球物理学科地球物理学コースホームページ
宇宙地球物理学科天文学コースホームページ
2014年5月13日レポート

新入生オリエンテーションが実施されました

 4月4日(金)〜5日(土)、まだ雪が残る岩手山青少年交流の家にて理学部新入生オリエンテーションが実施され、新入生、教員、学生など約350名が参加しました。
 このオリエンテーションでは、カリキュラムの履修方法やサークル活動など、大学におけるあらゆる活動のアドバイスなどが行われ、新入生にそれを参考にして充実した学生生活を送ってもらうことを目的としています。
 入学式翌日に1泊2日ということもあって緊張した新入生も多かったと思いますが、このオリエンテーションでまわりのみんなと仲良くなれたという話を先輩方からよく聞きます。みなさんにとっても実りあるものになったのではないでしょうか?

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2014年4月15日レポート

物理学専攻「新博士講演会・祝賀会」が開催されました

 2月21日(金)、理学研究科合同B棟にて物理学専攻「新博士講演会・祝賀会」が開催されました。
 まずはじめに、14時から総長賞候補者及び専攻賞の授賞式が行われました。物理学専攻賞は、博士論文、修士論文が特に優秀だった学生を表彰するため2007年度に設立された賞です。受賞者には、前田専攻長より賞状と記念のオリジナルメダル(博士の受賞者はゴールド、修士の受賞者はシルバー)が授与されました。また、専攻賞の中から総長候補者が1名選ばれ推薦されました。

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 その後、新博士を代表した5名による講演会が開かれました。この講演会には一般の方も参加することができます。そのため、講演者は博士論文の研究内容を専門分野以外の人にも伝わるように発表しなければなりませんが、こういった機会は今後増えていくと思いますのでよい経験になったのではないでしょうか? 博士号の論文審査を無事通過した後ということもあり、緊張しつつも清々しい表情で発表する姿が印象的でした。講演後には質疑応答の時間が設けられ、活発な意見交換が行われました。

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 夜には、エントランスホールにて祝賀会が開催されました。
 博士号取得者や専攻賞受賞者からのご挨拶があったり、記念撮影をしたりと、終始なごやかな雰囲気の祝賀会となりました。
 みなさん、博士号取得&受賞おめでとうございました!

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*参考リンク*
理学研究科物理学専攻ホームページ > 総長賞・専攻賞
2014年4月 8日レポート

科学で東北を盛り上げ隊!@石巻

 仙台市では72年ぶり、石巻市では91年ぶりの大雪となった2月9日(日)、石巻市の遊学館にて「科学で東北を盛り上げ隊!@石巻」が開催されました。
 このイベントは、やまがた『科学の花咲く』プロジェクト(山形大学)が、子どもたちに科学に親しんでもらおうと企画した科学実験イベントで、今回、天文学専攻の学生を含む東北大学生の有志グループとミュージアム支援団体「みちのく博物楽団」も参加させていただきました。
 前日までに降り続いた雪の影響もあって、最初はお客さんもまばらでしたが、午後にはご家族で来てくださる方も増え、終了時間を延長して対応していたブースもありました。


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*参考リンク*
やまがた『科学の花咲く』プロジェクト
みちのく博物楽団
2014年3月18日レポート

一般講演会「日本海溝周辺における海底観測の高度化」の模様

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▲会場の様子

 2月19日(水)、せんだいメディアテーク7階スタジオシアターにて、東北大学災害科学国際研究所主催の講演会「日本海溝周辺における海底観測の高度化」が開催されました。
 現在の地震による津波予測では、陸上の地震観測点のデータを用いて津波の高さ等が計算されますが、予測の精度を向上させるためには実際の震源域である海底での地殻変動や到達前の津波を直接観測することが重要です。しかし、陸上の地震観測点に比べ、海底の観測点は設置及び観測データ取得の難しさから少ないのが現状です。東北大学では東北地方太平洋沖地震以降、日本海溝沿いに海底観測点を20点新設、そして、1観測点で約1日かかるという観測時間を短縮するため無人ボートを使った自律観測、リアルタイムで海底観測点をモニタリングするための係留ブイを使った連続観測システムの開発を進めています。
 また、防災科学技術研究所では日本海溝での地震と津波をリアルタイムで観測できる海底ケーブルに繋がった海底観測所を150ヶ所設置中、名古屋大学では東海・東南海地震の想定震源域である駿河湾や熊野灘、南海トラフ付近に海底での地殻変動をモニタリングするため海底観測点を増設しています。
 東北大学の長谷川昭名誉教授は、地震発生を予測するには地震学はまだ未熟だが、津波は地震が起きた後なので技術開発を促進することで、もっと津波警報システムを改善する事が出来るはずと語られました。海底地震観測網の更なる充実が、今後の地震・津波被害の軽減に繋がることを期待したいと思います。


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*参考リンク*
プログラム詳細(PDF)
東北大学災害科学国際研究所
東北大学大学院理学研究科 地震・噴火予知研究観測センター
2014年2月24日レポート

ミュージアムユニバース2013に「みちのく博物楽団」が登場!

 12月20日(金)〜21日(土)にせんだいメディアテークにて開催された「ミュージアムユニバース2013」に、地学専攻の学生有志が中心となって活動するミュージアム支援団体「みちのく博物楽団」が参加するということで、取材にいってきました!
 このイベントでは、仙台市や宮城県のミュージアム12館がそれぞれの特色を活かした専門家によるトーク・イベントやものづくり、遊びを通して体験することが出来ます。そして今回、参加12館のひとつである東北大学総合学術博物館(理学部自然史標本館)の代表としてみちのく博物楽団が出展することになりました。

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▲「みちのく博物楽団」のみなさんはお揃いのオレンジ色Tシャツ着用

  • みちのく博物楽団の企画その1
      「スイスイ水生昆虫のパラパラまんがをつくろう!」  
     ゲンゴロウとガムシのスタンプを使って、パラパラまんがをつくります。ゲンゴロウとガムシはぱっと見た感じは似ていますが、ようく観察してみるといろんなところが違うことが解ります。そのひとつが泳ぎ方です。この泳ぎ方の違い、パラパラまんがでみると、とても分かりやすいです。ポイントは後ろ足。

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    ▲手作りのゲンゴロウ&ガムシスタンプ!ちょっと欲しいかも


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    ▲三次元デジタル標本でみてみると...


  • みちのく博物楽団の企画その2
      「昔のいきもの 折り紙教室」  
     つる、かえる、ふうせん...いろんな折り紙がありますが、今回は宮城県の南三陸町で発見された魚竜「ウタツサウルス」の折り紙に挑戦です!ちなみにウタツサウルスは「恐竜」ではなくて「恐竜と同じく絶滅してしまったは虫類」です。

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    ▲講師は「みちのく博物楽団」の白井さん


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    ▲ウタツサウルスの折り紙、完成!

 この他にも、恐竜との記念撮影(!?)など企画盛りだくさんでした。
 「みちのく博物楽団」は、ホームである東北大学総合学術博物館での活動の他、地域の科学イベント等にも数多く参加しています。ぜひぜひチェックしてみてください!

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▲みちのく博物楽団のメンバー

*参考リンク* みちのく博物楽団東北大学総合学術博物館ミュージアムユニバース2013
2013年12月10日レポート

日本地質学会第120年学術大会(仙台大会)公開シンポジウムの模様

 9月15日(日)、東北大学百周年記念会館川内萩ホールにて日本地質学会・公開シンポジウム「東日本大震災:あの時、今、これから」が開催されました。
 シンポジウムでは、東日本大震災が発生した時に何が起きたのか、その結果、どのような状況にあるのか、そして、これから何が起こる可能性があるのか、地質学・地球物理学などの研究者が、それぞれの研究成果を講演しました。理学研究科からは地震・噴火予知研究観測センターの日野亮太教授、松澤 暢教授、地学専攻の今泉俊文教授がご講演されました。
 あいにく、当日は台風18号の日本接近にともない仙台でも午前中は大雨・強風に襲われましたが、次第に弱まり、無事に開催することができました。悪天候の中、参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。

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▲会場の様子

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▲日野亮太教授「2011年東北地方太平洋沖地震の実像に迫る」

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▲松澤 暢教授「2011年東北地方太平洋沖地震後の地殻活動について」

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▲今泉俊文教授「活断層研究と評価の現状と諸問題」

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▲司会の井龍康文教授

【参考リンク】
日本地質学会(公式サイト)
日本地質学会第120年学術大会(仙台大会)
2013年12月 6日レポート

平成25年度東北大学理学研究科・理学部 技術研究会の模様

11月28日(木)、平成25年度東北大学理学研究科・理学部技術研究会が開催されました。理学研究科・理学部技術系職員は、それぞれの専門的な知識・技能を生かし、幅広く研究・教育を支援しています。この技術研究会は、発表を通して技術上の創意工夫などを共有するとともに、他分野の技術についても知識を広げ、技術系職員全体の技術力向上を図ることを目的として開かれています。
福村研究科長より、自分たちが世の中に貢献していることを積極的に発信していって欲しい、成果を皆さんで共有して次代の技術を身につけてくださいとの挨拶がありました。今年は薄片標本やガラス標本など技術職員の仕事がみえるような展示スペースが設けてあり、担当者からどのように製作をしているのか直接お話しがきけるので、技術職員同士の交流スペースとなっておりました。



【関連】
平成25年度理学研究科技術賞表彰式
技術部website



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2013年11月27日レポート

平成25年度化学系学協会東北大会及び日本化学会東北支部70周年記念国際会議特別講演

日本化学会東北支部は、今年70周年を迎えました。これを記念して、2人のノーベル化学賞受賞者と国際的に著名な研究者を招いての特別講演が9月29日(日)、30日(月)に川内萩ホールにて開催されました。
* 日本化学会東北支部website




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2013年11月25日レポート

防災訓練を実施しました

 11月15日(金)、平成25年度東北大学理学研究科防災訓練を実施しました。
 2011年3月11日に発生した東日本大震災の余震等に備えて、緊急地震警報システムを活用した避難訓練を実施し、システムの周知や災害が発生した時の行動などを確認することを目的としています。
 また、今年は初めての試みとして、お隣の薬学研究科と合同で防災訓練を行いました。これにより、緊急時の情報共有体制などを確認することができました。

 第一部「避難訓練」は、11時55分、緊急地震警報発生のアナウンスから始まりました。
 まずは、周囲の状況を確認しつつ、近くの安全な場所へ移動、その後、災害対策本部からの指示に従い、緊急時集合場所へ避難します。緊急時集合場所では、学科・専攻ごとに安否確認をして、担当者がトランシーバーまたは口頭で災害対策本部へ報告しました。全ての学科・専攻の安否が確認された後、避難訓練は終了。終了後は、各自備蓄品の飲料水と乾パンを受け取り解散となりました。
 第二部「各種体験」では、12時35分から初期消火体験、搬送体験、発電体験、マンホールトイレ設置体験などの各種体験が行われました。

 参加者は1,191名でした。
 災害時に落ち着いた行動をとるというのはとても難しいですが、防災訓練に参加することで避難時の行動を再確認し、いざという時の心構えをすることができます。そのためにも積極的に防災訓練に参加してほしいと思います。


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2013年10月 1日レポート

物理学専攻キャリアパスシンポジウム~博士の未来~

 7月27日(土)、理学研究科合同A棟203号室にて「物理学専攻キャリアパスシンポジウム~博士の未来~」が開催されました。
 この企画は、人材を受け入れる側の企業の方々と、物理学専攻で博士号を取得し、様々な方面で活躍されている方々にその経験を語っていただくことで、学生たちに物理学科・専攻を修了後の未来について考えてもらおうと、毎年物理学専攻が開催・運営しているシンポジウムです。今年は42名の参加がありました。

IMG_2472.JPG「企業の研究開発体制について」
山田 勉
氏(日立製作所
 企業で働くことの醍醐味は多様な人々との関わり。日本で採用した研究者を育成の課程の一環として海外の研究所へ派遣することも。外国企業の経営者に対抗するためには専門性はもちろんですが、文学や芸術といった幅広い分野についても勉強してきてほしい。


IMG_2501.JPG「今後のことは走りながら考えよう」
木下 忠

東北大学知的財産部 2006D原子核実験)
 研究を離れて7年が経ちました。新卒で知財は少ないが、最近採用する企業も増えてきている。博士課程への進学はチャンス、今ここにいるからその選択肢が生まれている。先生や身近な人たちとディスカッションすることが必要なんじゃないか。


IMG_2529.JPG「情報と教育工学に分野を変えて」吉崎弘一
秋田大学総合情報処理センター 2002D原子核理論)
 東北大学工学部を卒業し、理学研究科に入学(原子核理論研究室)、その後、迷った末に博士課程へ。教育工学との出会いは、私大の教員時代に専門の先生が身近にいたことも影響。分野を変えると無駄になる、そう考えたこともありますが、ポジティブではないかなと。その時々の情熱や環境を大切にするのも良いのでは。


IMG_2549.JPG「アカデミックな研究者へのキャリアパス」
佐藤宇史

東北大学物理学専攻 2002D物性実験)
 修士から博士課程にかけて10回ほど学会等でアメリカへ。指導教員から海外での発表等の話がきたら断らないこと。失敗も多かったが経験になる。また、いま(大学院生)がいちばん研究が出来る時期なので大事に過ごしてほしい。


 また、シンポジウムの後半では、総合討論が行われました。総合討論にパネリストとして参加した物理学科の学生は学部で卒業することを決めていますが「(このシンポジウムを)もっと早く聴きたかった」と語っていました。学部生の早いうちに博士課程進学について考えることも大切なのかもしれません。参加者からは多くの質問が寄せられ、キャリアパスについて活発な議論が交われました。

<主な質問と回答>

【グローバルな人材とは】
 ・英語(外国語)が出来るということではない。国や言語をこえてディスカッションが出来ること、グループとして活動できること。
 ・異文化の中でいろいろな人と交わって対等にできること。
 ・国の垣根を感じさせない人(研究者)では?
【博士のすごいとこ、だめなとこ】
 ・すごいとこ:集中力、道を究めた人、プライドが高い(いい意味で)、根性がある
 ・だめなとこ:視野が狭い、変人?
 ・博士だって多種多様、博士課程に進学したからといって「博士」になれる訳じゃない。
【博士号を取得する方法】
 ・就職してから取得を考えている人もいるかもしれないが、企業にとっては仕事が第一。論文博士は取りにくくなってきているので、学生のうちに取りきったほうがいいのでは?
【インターシップについて】
 ・就職には直結させないというルールがある。ただ、マッチングという意味では直結させてもいいのでは?という意見も。
 ・ちゃんと勉強している人が参加したほうがいい。
【留学生の就職・採用について】
 ・ライバルは海外企業、そのため世界中から人材を集めようとする企業が増加。
 ・日本企業に就職を考える留学生には、日本語が出来ることを望まれている。研究職では日本語を不問とする場合もあるが、後々マネジメントになっていくことも考えるとやはり重要。

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▲パネルディスカッションの模様



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*参考リンク*
理学研究科物理学専攻ホームページ
物理学専攻キャリアパスシンポジウム~博士の未来~
2013年9月 5日レポート

東北大学女子学生入学100周年記念シンポジウム

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▲会場の様子

 8月8日(木)、東北大学川内キャンパス マルチメディア教育研究棟にて、東北大学女子学生入学100周年記念シンポジウムが行われました。
 このシンポジウムは、東北大学が日本で初めて女子学生を受け入れてから今年で100周年を迎えるのを記念し、「リケジョの100年から未来の女性リーダー育成に向けて」をテーマに、リケジョ(=理系女子)の活性化に向けた方策について議論を深めるとともに、東北大学における男女共同参画の推進について検討することを目的とし開催されました。
 1913年、黒田チカさん(化学)、牧田らくさん(化学)、丹下ウメさん(数学)は日本初の「女子学生」として東北帝国大学 理科大学(現在の東北大学理学部)に入学、やがて卒業し3人とも「学士」となります。黒田さんはその後、紅花の色素の構造についての研究を開始、日本国内で2番目の女性理学博士となります。理学研究科では、こうした黒田さんの業績に因み、優れた業績を挙げた大学院生に対する賞として「黒田チカ賞」を設けています。
*参考記事:青葉理学振興会:黒田チカ賞

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▲福島理恵子 氏「経験を自らの血肉とする」

 第三部の「男性から女性リーダーへの応援メッセージ及び女性リーダーからの未来に向けたメッセージ」には、理学部化学科を卒業されウーマン・オブ・ザ・イヤー2011大賞を受賞された福島 理恵子 氏(株式会社 東芝 デザインセンター 参事 兼 研究開発センター インタラクティブメディアラボラトリー 研究主幹)がご登壇されました。福島さんは、元々は液晶ディスプレイを研究する部署に在籍されていましたが、産休後にいまの部署へと異動、この変化を「チャンス」と考え、世界で初めての専用眼鏡なしで3D映像が見られるテレビ(グラスレス3Dレグザ)を開発されました。必要な機能を低コストで抑えることや開発のプレッシャー、考えたものが形になる喜び、それらの経験を振り返りながら「グラスレス3Dレグザを開発していく中で自分も成長していった」と力強くお話くださいました。
*参考記事:理学部化学科ご出身の福島理恵子さんがウーマン・オブ・ザ・イヤー2011大賞を受賞されました

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▲小谷元子 教授

 第四部のパネルディスカッションでは、コーディネーターに元村 有希子 氏、パネリストに黒川 清 氏(政策研究大学院大学 アカデミックフェロー)、福島 理恵子 氏、向井 万起男 氏(医師)、高橋 幸弘 氏(北海道大学 教授)、東北大学原子分子材料科学高等研究機構 機構長で理学研究科数学専攻の小谷元子教授、高橋さやかさん(東北大学サイエンス・エンジェル)を迎え、「リケジョの未来とダイバーシティーを考える」をテーマにざっくばらんな議論が行われました。

*当日のプログラムの詳細はこちらをご覧ください。


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*参考*
東北大学女子学生入学100周年記念事業
東北大学 女性研究者育成支援推進室
2013年8月29日レポート

TOHOKU UNIVERSITY'S CHEMISTRY SUMMER SCHOOL 2013

8月29日(木)の今日、理学研究科キャンパス内でポスターを見かけた人も大勢いるかと思います。"TOHOKU UNIVERSITY'S CHEMISTRY SUMMER SCHOOL 2013" が今日、明日と開催中です。
平成23年度から5年計画の、文部科学省の大学の世界展開力強化事業の一つ、日本・中国・韓国のトライアングル交流事業、キャンパスアジア「持続的社会に貢献する化学・材料分野のアジア先端協働教育拠点」のパイロットプログラムに、日本からは名古屋大学と東北大学、中国から南京大学と上海交通大学、韓国からソウル国立大学校と浦項工科大学校が参加しています。このサマースクールは、このプログラムの一環として開催しています。


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DSC_3991.JPGポスターセッション


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2013年8月28日レポート

東北大物理系 J-PARC、KEK見学会2013

 8月9日、理学部物理系1、2年生を対象にした「J-PARC、KEK見学会2013」が行われました。
 このイベントは、東北大学の先生方も参画している高エネルギー加速器研究機構(KEK)、大強度陽子加速器施設(J-PARC)を見学することで、最先端の物理学研究に触れてもらおうと毎年物理学科が企画しているものです。
 東北大学物理系の研究室では、全国共同利用機関であるKEKとJ-PARCに設けられた陽子シンクロトロン、電子・陽電子衝突型加速器、放射光施設、中性子散乱施設等の実験施設において、素粒子・原子核物理学および物性物理学における様々な最先端の研究活動を行っています。

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▲高エネルギー加速器研究機構(KEK)にあるBELLE検出器

 朝7時、東北大学を出発した一行はバスで高速道路を南下することおよそ4時間、茨城県つくば市にある高エネルギー加速器研究機構(KEK)に到着しました。ここには、周長3kmの衝突型加速器「KEKB」があり、それを使用した原子核や素粒子の実験、また医療や薬品といった分野の実験も行われています。今回は、B-FACTORYやBELLE検出器、放射光科学研究施設などを見学しました。

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▲大強度陽子加速器施設(J-PARC)の物質・生命科学実験施設

 その後、茨城県東海村にある大強度陽子加速器施設(J-PARC)へ。この施設は、日本原子力研究開発機構内に新しく建設された世界最強クラスの陽子ビームを加速できる研究施設です。J-PARCでは物質・生命科学実験施設、ニュートリノ実験施設を見学しました。 

<Photo Gallery>
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▲行きのバスの中:引率の中村先生(左)と岩佐先生
▲KEKに到着!
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▲上空からみた高エネルギー加速器研究機構
▲Bファクトリー筑波実験棟
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▲放射光科学研究施設 フォトンファクトリーへ
▲Photon Factoryリングの案内図
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▲みんなの背よりも高い実験装置が並んでいます
▲J-PARCの物質・生命科学実験施設
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▲ここに東北大の実験装置も設置される予定だそうです!
▲ミュオン実験施設
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▲ニュートリノ実験施設:この下を覗いてみると...
▲前置検出器が!
2013年7月22日写真日記

自然史標本館にフクイラプトルが仲間入り

7月22日(月)、自然史標本館にフクイラプトル全身骨格(レプリカ)新しくが展示されました。以前から展示されていたステゴサウルスは大型の草食恐竜ですが、肉食恐竜のラプトルは小型で、鋭い爪と牙、俊敏そうな長い脚を持っていて、骨なのに狡猾そうな顔をしています。


DSC_6750.JPG3つに分けて運搬されてきました。これは頭部と尾が無い胴体部分。

DSC_1486.JPG台座があるので、以外に大きい。

DSC_1508.JPG頭部をねじで留めます。

DSC_6768.JPG 左:フクイラプトル・キタダエニシンス(肉食恐竜としては日本で初めて全身骨格が復元されました。

DSC_1518.JPG 白亜紀前期 体長4.2m 福井県勝山市北谷
2013年7月 9日写真日記

「全国同時七夕講演会」についての記者会見を行いました。(2013年7月4日)

7月4日(木)、理学研究科合同A棟第3共通講義室(205号)において、「全国同時七夕講演会2013」についての記者会見を行いました。

 

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 [出席者]

  • 桜井 隆氏(日本天文学会会長、国立天文台)
  • 土佐 誠氏(仙台市天文台長、七夕講演会実行委員)
  • 山田 亨(東北大学大学院理学研究科、日本天文学会副会長、七夕講演会実行委員長)
  • 田中 幹人(東北大学大学院理学研究科、七夕講演会事務局)

配付資料(761MB) 

 

2013年7月 8日写真日記

二間瀬先生の写真だより-その2-

7月末までポツダムに滞在中の二間瀬敏史先生より写真が届きました。その間、ブレーメン、ボン、ヘルシンキに行くことになっているそうです。

今回はブレーメン編です☻

 

DSC00654.JPGブレーメン市庁舎の前にある『ブレーメンの音楽隊』の像

 

DSC00692.JPGネコの看板がカワイイ

2013年6月12日レポート

地球物理学専攻 植木貞人准教授 最終講義

 3月22日(金)、理学部大講義室にて地球物理学専攻 植木貞人准教授の最終講義「火山観測を振り返って」が行われました。
 植木先生は山形県のご出身で、昭和49年、東北大学大学院地球物理学専攻博士課程在籍中に理学部青葉山地震観測所(当時)の助手に着任され、それ以来38年の長きに渡り東北大学の研究と教育に携わってこられました。
 最終講義では、国内火山観測草創期の歴史からはじまり、東北大学の火山観測の歴史、植木先生が研究された伊東沖海底噴火の観測や岩手山など東北地方の火山観測についてご講義くださいました。

植木先生よりメッセージをいただきました
  ー最終講義に関するメッセージー  

 最終講義は東北大学の火山観測の歴史を振り返るものにしました。講義の準備で遅ればせながら中村左衛門太郎先生や加藤愛雄先生の研究業績を勉強し、先進的で優れた研究が行われたことを知り、大変驚かされました。講義では、時代背景を含めて研究成果を紹介し、歴史的意義についてもお話ししました。
 現在では、短期的に効率よく成果を上げることが求められ、観測は敬遠されがちです。先人の優れた業績に触れることで、火山観測の意義を認識するきっかけとなれば幸いです。

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▲最終講義にて:植木先生

  地球物理学専攻の西村太志先生より
植木先生へのメッセージをいただきました  

 植木先生との接点は、アフリカにあるコンゴ民主共和国ニイラゴンゴ火山のことについて教えていただいたことが最初になります。先生は、1977年の山頂溶岩湖の消失とゴマ市への溶岩流出という大噴火発生の直前に溶岩湖の調査をされ、また、噴火直後にも現地調査をされておりました。その後、博士課程院生として地震・噴火予知研究観測センターに配属されたときに、同じ部屋で勉強・研究させて頂きました。しかし、はじめの頃はほとんど話をした覚えがありません。寡黙で厳しい先生だったのですが、当時の私の先輩によれば、"植木先生は一緒に観測に行っていない学生とは話をしないのである"、ということでした。確かに、1988-1989年十勝岳噴火の観測のあとからは、火山現象や観測のことを優しく解説してもらえました。ただ、これは随分昔の話のことのようです。最近は、厳しい先生というイメージはなく、研究室配属の院生や講義担当された学部生にもその優しいお人柄がつたわっているようです。
DSC_8620.JPG  さて、先生は、地震や地盤変動、重力観測データの解析にもとづく火山噴火予知に関する基礎研究を進めてこられました。また、長年、火山噴火予知連絡会の委員として、日本の火山防災の分野でも活躍されてきました。先生のご研究の中では、1989年伊東沖海底噴火の観測研究が特に有名です。伊東市周辺で臨時地震観測を実施し、ダイクが地下深部から上昇し噴火に至るまでの、火山性地震の上下方向の移動を世界ではじめてとらえました。また、1998年の岩手山の火山活動では、火山性地震や火山性圧力源の時空間分布に基づき、静穏期の長い火山で起きるマグマ上昇を、はじまりから終息まで捕らえることに成功されました。刻一刻と変化する火山活動にともなう詳細なマグマ移動を最高の精度で明らかにできたのは、先生が精力的に整備された岩手山周辺の火山観測点のデータがあったからこそであり、多くの学生やスタッフが研究成果を出すことができました。
 これらの火山のほかにも、先生は、岩手山、秋田駒ヶ岳、秋田焼山、鳥海山、蔵王山、吾妻山、安達太良山、磐梯山などの東北地方の主要な活火山で、観測点場所の選定や計測機器の設置を中心になって進められてきました。ただ、これらの観測点は、なかなか見つけることができません。林道から藪や沢に入った奥の方にあり、先生が少しでも雑音の少ない良いデータを取るために努力されていたことがわかりました。ただ、問題は、林道からの入り口や藪の中の経路がわかりにくく、先生がいないこれから、観測点にたどり着けるかということです。
 先生は、今後もしばらく噴火予知連絡会メンバーとして火山防災に携わられると伺っております。2011年東北地方太平洋沖地震の発生により、東北地方の火山の今後の活動は気になるところであります。長年、観測や研究でお忙しかったのでご退職を機に少しゆっくりされてはと思ってはおりますが、引き続き、先生のご経験をもとに、後進にご助言とご指導をお願いいたします。


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2013年5月30日お知らせ

二間瀬先生の写真だより

ドイツに出張中の二間瀬敏史先生より写真が届きました。
アインシュタイン研究所(正式名称はマックス・プランク重力物理学研究所、通称アルバート・アインシュタイン研究所)とここの図書室にあるアインシュタイン人形です。
「連日、雨や曇天でどこにもいっていません。」とのこと。
-----確かに空が暗いですね。それにしても、あのアインシュタイン人形の髪はスゴイことになってますがいいんでしょうか?


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2013年5月30日レポート

地球物理学専攻 藤本博己教授 最終講義

 3月22日(金)、理学部大講義室にて地球物理学専攻 藤本博己教授の最終講義「海洋測地観測の勧め」が行われました。
 藤本先生は、カムランドやスーパーカミオカンデが設置されている岐阜県神岡町のご出身で、平成12年に東北大学に教授として着任されました。また、最後の1年は新しく設置されました東北大学災害科学国際研究所の教授としても研究活動されました。最終講義では、東北大学ではあまりお話する機会がなかったという船上重力計の開発や測定について、後半では海底地殻変動観測の重要性についてご講義くださいました。

藤本先生よりメッセージをいただきました
  ー退職に当たってのメッセージー  

 2013年の東北地方太平洋沖地震は、その初期の段階は、予想していた宮城県沖地震のうち大きなタイプの地震であった。破壊が連動しM9の規模になることを推定できなかったことは防災上問題であるが、地震の予測において時間と場所は当たっていた。そのおかげで海底地殻変動観測を継続し、地震時の大きな海底変位を検出し、宮城県沖の海溝近くで数10m以上のすべりがあったことなど、M9地震の実体を初めてとらえるという重要な成果を得た。

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▲最終講義での藤本先生

  災害科学国際研究所の木戸元之先生より
藤本先生へのメッセージをいただきました  

 藤本教授は一貫して海洋での調査観測に尽力されてきました。地球内部を探るための海上での重力測定における機器開発に始まり、特に東北大学に移られた頃からは、日本における巨大地震の発生要因を探るための海底での測地観測の立ち上げに奔走されました。それがようやく軌道に乗りかけた時に、あの東北地方太平洋沖地震が発生しました。このとき得られたデータは、これまでの常識では考えられなかった地震の実像を明らかにするとともに、今後の観測基盤の充実により、地震発生そのものの予測に役立てることの重要性を示しました。このような大きな実績を残される一方、普段の藤本教授は気さくな人柄で、観測に於いては現場主義を通され、退職するまで後進を育てながら多くの時間を船上で過ごされました。私も、これまでのほとんどの調査航海でご一緒させていただきました。写真はその中の一つ、JAMSTECの「しんかい6500」の潜水調査航海のものです。

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▲2008年「しんかい6500」研究室の仲間と
(前列:左から2番目が藤本先生、右端が木戸先生 *写真提供/木戸先生)


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2013年5月29日レポート

地学専攻 塚本勝男教授 最終講義

 3月1日(金)、理学部大講義室にて地学専攻 塚本勝男教授の最終講義「一枚の写真」が行われました。
 塚本先生は、海外でも精力的に研究や教育を行っており、楽しそうにオランダや韓国での思い出話をされる様子が印象的でした。学生、教職員、そして卒業生が大勢参加し、塚本先生の最後の講義に聞き入っていました。
 
 
塚本先生よりメッセージをいただきました

 その昔、ヨーロッパのある哲学者が先生と弟子との関係を次のように述べている。弟子が持ってきた研究成果に対して、先生が非常によくできた研究だねと褒めたなら、それは普通の結果である。その先生が話を聞いた途端カンカンになって怒り出したとするならば、その研究は一流の仕事である。本気になって怒りたいものである。

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▲最終講義を行う塚本先生

  地学専攻の木村勇気先生よりメッセージをいただきました  

 塚本先生は、その独特のキャラクターから、皆さん初めての出会いをよく覚えてられるようです。私が初めて塚本先生のことを認識したのは、10年ちょっと前の惑星科学会です。発表者に対して塚本先生が思いもかけない質問をされたのに感銘を受けたのを覚えています。その後の結晶成長討論会では、透過電子顕微鏡写真を綺麗だと褒めて頂いたのを記憶しています。その際には普通に会話をしていましたので、知り合ったのはもっと前だったかもしれません。いずれにしろ、この頃から塚本先生とは一度いっしょに仕事をしてみたいと思っていました。この思いは、助教として研究室の一員となることで叶い、塚本先生の魅力の秘密まで身をもって知ることができました。その魅力は決して言葉だけでは言い表せません。ぜひ一度塚本先生と仕事をしてみて下さい。その魅力に取りつかれ、離れられなくなるでしょう。
 2009年1月から4年にわたって仕事をさせて頂き、塚本先生の人並み外れたバイタリティと独特の思考から、研究の進め方、研究室運営の仕方などを背中で教えて頂きました。その結果、最近では塚本先生に似てきたと言われるまでになってしまいました。しかし、これには反論があります。私は元々塚本先生に似ていたと確信しています!そのために魅力を感じ、一緒に研究をしたいと思ってしまったのです。周りには、三浦助教や学生達、企業や他大学など同じように塚本先生に魅力を感じて集まってきた方々が、国内外問わずたくさんいて、いつも賑やかに最先端の科学を作り出す気概にあふれた研究室でした。これからは、今まで以上に好きなことに没頭でき、ますます生き生きと研究されるのではないかと思います。これまでお疲れ様でした。そして、今後ますますのご活躍を信じています。

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▲塚本先生(左)と木村先生

  研究室の村山健太さんに塚本先生との思い出についてお伺いしました  

・塚本先生の印象について 「初対面での印象は爽やかで夢とロマンにあふれた素敵な話をしてくれるキラキラしたおじさまでした。塚本先生の印象をどなたに訊いてもきっと同じような言葉が帰ってくるでしょう。今でもそのキラキラした魅力を失わないで輝くエネルギーを保ち続けているのは驚異的です。そのエネルギーは一体どこから来ているのでしょうか。ひょっとして僕らから吸収しているのでは...」
・印象に残っている出来事について 「僕が学部2年生の時に塚本先生の指導のもと無重力実験を行う機会があったんですが、その時に次から次へといろんな取材が舞い込んできたこと。ニュースで取り上げられたり、映像が科学番組に使われたり。塚本先生の人脈の広さとPR、アピール能力の凄さを思い知りました。科学に興味のない人までも引きこむあの魔力はすごいと思います。」
・最後に塚本先生へのメッセージをどうぞ 「この度はおめでとうございます。学部1年生の頃からお世話になった先生がいなくなるのは大変寂しいです。先生はきっとどこに行かれても楽しく活動されていくことと思われますので我々も負けずに頑張りたいと思います。これからもよろしくおねがいします。」

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▲祝賀会で塚本先生(左)にプレゼントを贈る村山くん
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2013年5月15日レポート

東北大学大学院理学研究科 合同入試説明会2013(東京会場)の模様

 5月11日(土)、東北大学東京分室(サピアタワー10階)にて「東北大学大学院理学研究科 合同入試説明会2013」が開催されました。
 今年で5回目となった合同入試説明会、東京はあいにく雨模様となってしまいましたが昨年より30名ほど多い、計76名の方に参加いただきました。中には関西地方から参加してくださった学生さんもいらっしゃいました。
 理学研究科全体の紹介の後、各専攻にわかれて入学試験や研究分野の説明等が行われました。また、説明会には理学研究科の大学院生もサポーターとして参加しており、学部と大学院での研究の違いや仙台のこと、そして実際に他大学から東北大学大学院理学研究科に進学した時の体験談が紹介されました。
 参加者は説明会終了後も、熱心に先生方や院生に質問しており、将来の進路について真剣に考えている姿が印象的でした。
 東京会場は終了しましたが、5月から6月にかけて仙台で大学院入試説明会を開催している専攻もありますので、今回参加できなかったみなさんはそちらに出席してみてはいかがでしょうか?

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2013年5月14日レポート

地球物理学専攻 海野德仁教授 最終講義

 3月22日(金)、理学部大講義室にて地球物理学専攻 海野德仁教授の最終講義「地震:出会いから衝撃まで」が行われました。
 最終講義では、入学当初天文学をやろうと思いってた海野先生が地震の研究へと進んでいったきっかけや岩手県の北上や秋田県の男鹿半島などで行った地震観測、2011年の東北地方太平洋沖地震で受けた衝撃、そしてこれからも地震学の研究を続け、小中学校への出前授業などを通して社会と研究者の距離を近づける努力をしていきたいとお話してくださいました。

海野先生よりメッセージをいただきました
  ー退職を迎えてー  

 東北大学にお世話になってから46年が過ぎます。大学2年の川内キャンパスでの英語の授業中に発生した1968年十勝沖地震(マグニチュード7.9)が、地震学に興味を持ち始めたきっかけでした。これまでに30個近くの大地震と関わりを待ち、地震発生機構やプレート沈み込み帯の地震テクトニクスの関する研究を続けてきましたが、一昨年の東北地方太平洋沖地震は強烈な衝撃でした。地震国日本で地震研究をあきらめることは決して許されるものではありません。社会との関わりを保ちながら、若い方々と共に、これからも地震発生のしくみに挑戦し続けたいと思います。

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▲最終講義で参加者の質問に答える海野先生

  地震・噴火予知研究観測センターの松澤 暢先生より
海野先生へのメッセージをいただきました  

 海野先生との出会いは,私達が1980年に4年生としてセンターに配属されたときの,スタッフとの顔合わせが最初だったろうと思います.長髪にヘアバンドというスタイルがとても印象的でした.このヘアバンドは海野先生にとって仕事が猛烈に忙しくなったときに装着される「勝負アイテム」であり,これを身に着けたときの先生からは,ちょっと近寄りがたいオーラが感じられたものでした.当時30代になられたばかりの先生の若さとエネルギッシュなオーラに引かれ,私は大学院の5年間,先生と同じ部屋で研究をさせていただきました.今から考えると,私はかなり生意気なことをたくさん発言していたように思いますが,先生はいつも優しく受け止めてくださいました.

▲海野先生(左)と松澤先生
 先生は,二重深発地震面の発見や,近地sP変換波の発見とそれに基づく海域の高精度震源分布の推定,宮城沖地震の階層構造の発見など,極めて数多くの世界的研究をなされてきましたが,私が一番印象に残っているのは,東北地方の減衰構造の推定の研究です.当時,地震波速度構造のトモグラフィがようやくポピュラーになりかけた頃で,地震波減衰構造をまともにインバージョン手法で推定するなんて誰も手をつけていませんでした.一番の問題は,地震波形が当時はアナログで収録されていたので,波形のスペクトル解析に膨大な手間がかかったことです.海野先生は,自作のバンドパスフィルターを通したアナログ波形の振幅をスペクトル振幅とみなして処理されて,見事に東北地方の減衰構造を解明されたのでした.アナログテープにアナログフィルター,出力は16ch熱ペンレコーダーで,振幅は記録紙の方眼目盛を読み取って手帳に書き込むという,根気強い作業が必要な研究でした.この研究のために購入された16ch熱ペンレコーダーを,そのあと,私は修士論文の研究で使用させていただき,海野先生を見習って,朝から晩まで根気よく毎日アナログ波形の再生をしておりました.
   先生の思い出で忘れてはならないのは,大地震への対応です.1978年の宮城県沖地震のときは,当時渡米されていた長谷川先生に代わって,宮城県沖地震の対応の最前線に立って観測研究を引っ張って来られました.当時はまだプレートテクトニクスを疑問視する発表も学会でなされていた時代ですが,海野先生らは,この宮城県沖地震がまさしくプレート境界で起こったことを高精度の余震分布とメカニズム解から明らかにし,プレート運動によって大地震が発生することを明確に示されたのでした.
 1983年日本海中部地震の際は,当時のテレメータ装置のダイナミックレンジが低かったため,多チャンネルのレコーダを利用して高ダイナミックレンジの波形を現地収録しようとして,海野先生と一緒に男鹿観測点まで行き,そこで寝泊まりしながら波形の収録・読み取りを行いました.地震発生後,あちこちで寸断された道を迂回しながら苦労して現地に入り,休む間もなく現地で観測の準備を始めましたが,大慌てで持ち込んだ手作りのアンプがいろいろとトラブルを起こし,現地の限られた機材とパーツでいろいろと工夫しながら修理してなんとか観測システムを立ち上げたことを思い出します.私は当時,学生だったので車の運転はできず,海野先生が何時間もかけて運転して来て,そのままほとんど徹夜で苦労して観測装置を立ち上げられた姿に感動しました.
 そして2011年の東北地方太平洋沖地震の際には,センター長として,観測点の復旧や機材の調達,メディアへの対応や,市民の方々からのお叱りの電話への応対等,本当に心労が絶えなかったと思います.私はあいにく地球物理学専攻の専攻長を務めていたので,そちらの対応に追われて,センターのことはすべて海野先生にまかせっきりで何もできなかったことを大変申し訳なく思っております.
 この春,ようやく定年を迎えられて,ゆっくりとしていただけるはずだったのですが,「安全・安心」のリーディングプログラムである「グローバル安全学トップリーダー育成プログラム」が採択されたことにより,海野先生には,本プログラムの専任の教授として引き続きご尽力いただくことになりました.先生のわかりやすい講義や解説は,「安全・安心」分野のリーダーを育てるうえで,極めて重要ですので,どうかご健康には気をつけられたうえで,今後とも,ご指導とご助言をよろしくお願いいたします.

Photo Gallery
*写真をクリックするとスライドショーになります
2013年4月 9日レポート

久利美和先生「地球深部探査船「ちきゅう」でさぐる巨大地震の不思議」

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会場の様子

 3月10日(日)、仙台市科学館にてアウトリーチ支援室の久利美和先生による講演会「地球深部探査船「ちきゅう」でさぐる巨大地震の不思議」が開催されました。
 この講演会は、仙台市科学館が展開する震災復興プロジェクト「るねっサイエンス事業」の一環として企画されました。
 久利先生は、2012年5月5日より12日までの間、「東北地方太平洋沖地震調査掘削」を行っていた地球深部探査船「ちきゅう」に乗船し、下船後、その体験をもとに高校への出前授業など様々な場所で「ちきゅう」についての講演を行ってきました。
 「ちきゅう」はどんな船なの?誰が乗っているの?どんなことをしているの?そんな素朴な疑問から、地震発生を解明するには何を調査しなければならないのか?といった具体的な研究活動まで、幅広いテーマで「ちきゅう」についてお話いただきました。
 今回は、会場が仙台市科学館ということもあり、分かりやすいようにと地層ねんど(小麦粉から作った久利先生の手作り!)や「ちきゅう」の模型を使った実験タイムが設けられ、楽しそうに実験する子供たちが多くみられました。

 


久利美和
IMG_1431.JPG筑波大学大学院地球科学研究科修了。博士(理学)。マントル対流や火山の研究、および質量分析計を用いた仕事に従事。2012年5月5日より12日まで、地球深部探査船「ちきゅう」による東北地方太平洋沖地震の断層掘削調査への同行取材を実施。(*2013年4月より東北大学災害科学国際研究所 講師)

*参考リンク*
仙台市科学館
地球深部探査船「ちきゅう」取材
「東北地方太平洋沖地震調査掘削」特別ページ


2013年4月 1日レポート

東北大学サイエンスカフェ 市川隆先生「南極で夢見る果ての宇宙」

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市川隆先生
(東北大学大学院理学研究科天文学専攻 教授)

 12月18日(金)、せんだいメディアテークのオープンスクエアにて東北大学サイエンスカフェ「南極で夢見る果ての宇宙」が開催されました。
 講師の市川隆先生は、南極に大型望遠鏡を設置するプロジェクトを勧めています。南極は、晴れの日が多く内陸部ではほぼ無風、地上から赤外線観測をする場所として最適な場所なんだそうです。現在は、研究室で開発した40センチメートル赤外線望遠鏡「AIRT40」を南極に運び運用試験を行っていますが、将来的には2.5メートル赤外線望遠鏡の設置を目指しています。2011年度には市川先生自身も第53次南極観測隊(夏隊)に参加し試験観測を行ってきました。講演中、現在、南極で試験観測を行っている研究室のメンバー 沖田博文さんと衛星電話でお話する場面も!ちなみに沖田さんは2010年度の夏隊につづき二度目の南極です。

*ちなみに沖田博文さん一度目の南極観測隊については以下の記事で紹介しています。
「天文学専攻の沖田博文さん、南極へ行く。」

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会場の様子

 また、宇宙地図の作製についてもお話くださいました。
 国立天文台では、天体や天体現象を空間3次元と時間1次元の4次元で可視化するために、4次元可視化実験システムを開発するプロジェクト「4次元デジタル宇宙プロジェクト(4D2Uプロジェクト)」を行っています。市川先生は、4次元デジタル宇宙ビューワー "Mitaka"(ミタカ)を使って、参加者と一緒に宇宙旅行をしながら、様々な星や銀河の解説をしてくださいました。この地図は、実際に観測で得られたデータをもとに作製されているため、観測が進めば進むほどより正確で大きな宇宙地図となっていきます。数十年後には宇宙全ての地図が完成している...かもしれません!
 市川先生は、かつて地の果てを目指す航海によって世界地図が作られ様々な自然と文化を知ったように、宇宙地図を作製することで宇宙の謎を解くことができるのではないかとお話してくださいました。

東北大学youtube公式チャンネルにて講演の動画が公開されています。

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準備中の会場 「南極の沖田くーん」うまくつながるかな?
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地球から10万光年離れると... グループセッションスタート!
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市川先生もテーブルにまざります! 講演後、参加者の質問に答える市川先生


ichikawa.jpg 市川 隆
静岡県長泉町出身。天文学が勉強したくて京都大学理学部に入学。同大学大学院で博士号を取得。一橋大学商学部助手、東京大学理学部助手、東北大学助教授を経て、2007年より現職。現在の専門は銀河進化。物作りが好きで、自分で装置を作って研究を行うのが研究室のモットー。すばる望遠鏡に搭載されている赤外線撮像分光装置(通称モアックス)を開発。世界で最も遠い宇宙での銀河の地図を描くことに成功した。

*参考リンク*
東北大学サイエンスカフェ
東北大学youtube公式チャンネル
東北大学大学院理学研究科天文学専攻
国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト「4D2U」特設サイト
2013年2月22日レポート

【レポート】地震・噴火予知研究観測センター100周年記念講演会の模様

 2012年11月17日(土)、トラストシティカンファレンス・仙台にて東北大学大学院理学研究科地震・噴火予知研究観測センター100周年記念講演会が開催されました。

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金森博雄先生

 カリフォルニア工科大学名誉教授の金森博雄先生をお招きし、「地震学の百年と防災への寄与」というテーマでご講演いただきました。金森先生は、地震・噴火予知研究観測センターの客員教授を務められており、お忙しい中、毎年仙台でセミナーを開催してくださっています。
 1979年、金森先生は地震の規模を示す指標であるモーメントマグニチュード(Mw)を考案され、これにより、巨大地震のエネルギーを物理的に計算することができるようになりました。東北地方太平洋沖地震のマグニチュード9.0も、モーメントマグニチュードによって求められたものです。また、早くから地震警報システムの普及などの防災・減災の活動にも取り組まれています。
 金森先生は、地震学のこれまでの歩み、そして研究を防災にどう活用すべきかについてお話してくださいました。先生が最後に、これからの地震学には相当強いリーダーシップが必要であること、また、リーダーシップを持ち、きちんと物事を考えられる若い研究者の育成が大切とお話されていたことが、とても印象的でした。

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会場の様子

*参考リンク*
東北大学大学院理学研究科地震・噴火予知研究観測センター


※モーメントマグニチュードとは
断層面の面積やすべり(モーメント)によってマグニチュードを定義したもの。従来の実体波マグニチュードは、8より大きい場合、規模が大きく違うはずの地震でも同じマグニチュードになってしまうことが欠点でした。これは、巨大地震ではエネルギーのほとんどが長周期の波によって伝播しますが、短周期の波を使った実体波マグニチュードではエネルギーを正確に反映できないためです。
2012年12月20日レポート

サイエンスカフェ・スペシャル「ヒッグス粒子とお茶の夕べ」

11月22日(木)、WPI-AIMR本館 5F交流スペースにて、物理学専攻 素粒子実験グループ 山本均先生のサイエンスカフェ・スペシャル「ヒッグス粒子とお茶の夕べ」が開催されました。山本先生とスタッフが点てたお薄をいただきながら、ヒッグス粒子の講演を聴くという初めての試みでした。会場がWPI-AIMR本館で外国の研究者が大勢いること、素粒子実験グループが、以前「宇宙」をテーマにお茶席を設けたことがある、などの理由からこういうスタイルになりました。「Higgs場が宇宙をビッシリと満たしている状態が宇宙の真空」とはまさに「色即是空、空即是色」で、まさにHiggsの概念ということらしいです。掛け軸「無」も、その趣向で選ばれたもの。
7月4日、CERNがヒッグス粒子とみられる新素粒子を発見したと発表してから「ヒッグス粒子」は大きな関心を集めましたが、そもそも素粒子とはどんなものなのか?どのようにして誕生したのか?という話から、もしかして北上山地にできるかもしれない国際リニアコライダー(ILC)についてお話ししていただきました。また、表千家 講師である山本先生のお手前を拝見できるという貴重な機会でした。今回の開催に当たっては表千家の方々に多大なご協力いただきました。最先端科学と日本の伝統の融合を楽しんでいただけたのではないでしょうか?


2012年12月 4日レポート

世界トップクラス研究リーダー養成セミナー 「グラスレス 3DレグザTM商品化までの道のり」

11月16日(金)、福島理恵子さん(株式会社東芝 デザインセンター戦略デザイン推進部参事 )をお招きして、世界トップクラス研究リーダー養成セミナー「グラスレス 3DレグザTM商品化までの道のり」が開催されました。福島さんは、世界で初めて専用の眼鏡なしで3D映像が見られるテレビ(グラスレス3Dレグザ)の開発を担当された方です。当時、映画「アバター」が公開され、各メーカーが眼鏡式3Dテレビを発売していたさなかのことでした。この業績で全国発明表彰21世紀発明賞、日経WOMANウーマン・オブ・ザ・イヤー2011、科学技術分野文部科学大臣表彰科学技術賞など多くの賞を受賞しました。理学研究科化学専攻の出身で、第一線で活躍している企業研究者ということもあって、学生の参加者が多数ありました。自然で見やすい3D映像を実現するための技術開発や東芝でのキャリア形成・プロジェクト遂行、大学で学んだことなどざっくばらんにお話ししてくださいました。


p01.JPG理学研究科男女共同参画セミナーの一環p02.JPG学生がこんなにたくさん
p03.JPG寺田先生の挨拶p04.JPG福島さん
p05.JPG質疑応答p06.JPG研究は自分で道をつくっていくこと
2012年12月 3日レポート

仙台市天文台 トワイライトサロンスペシャル「星の旋律 ~ドン・クルツ博士と聴く星の奏でるミュージック~」

11月24日(土)の仙台市天文台のトワイライトサロンはスペシャル版でした。「星の旋律 ~ドン・クルツ博士と聴く星の奏でるミュージック~」と題してセントラル・ランカシャー大学のドン・クルツ先生と天文学専攻の斉尾英行先生がお話をしてくださいました。
地震波の観測で地球の内部がわかるように星の微妙な震動を「聴く」ことで星の内部を推測することができます。ドン・クルツ先生はA型(星の型)の化学特異星Ap星に含まれるroAp星と呼ばれるグループの「HD 101065」を最初(1978年5月16日)に発見した方です。天文の啓蒙活動にとても熱心で、世界中で講演をされています。今回のこの企画も、東日本大震災の数日前、斉尾先生と蔵王にスキーに行った帰りに仙台市天文台を見て一般向けの話をしたいと思ったことがきっかけで実現しました。


p01.jpgクリスマス仕様p02.jpg初の外国人ゲスト
p03.jpg斉尾先生が通訳係p04.jpg探査機ケプラーの紹介
p05.jpg質問コーナーp06.jpg閉会後のほっとした様子
2012年11月20日レポート

火伏せふいご祭

11月7日(水)、機器開発・研修室と硝子機器開発・研修室主催の火伏せふいご祭が行われました。日頃、機器開発・研修室と硝子機器開発・研修室にお世話になっている研究室の方々も参加して無事故を祈願しました。このお祭りで振る舞われるつみれ汁を楽しみにしている人もたくさんいるのではないでしょうか?


2012年11月16日レポート

CMSを利用したHPの構築

2012年11月2日(金)、情報基盤室 千葉 淳さんによる講習会「CMSを利用したHPの構築」が行われました。対象は技術職員のWEBの初心者向けということだったのですが、ネットワークを担当していたり、ホームページを作成していたりする方も参加して、思ったより高度な講習会だったような気がします。代表的なCMSとして、Movable Typeと WordPress のウェブページを作成して、その違い、メリット、デメリットを体験しました。


2012年11月15日レポート

市民講演会 物質に質量を与える「ヒッグス粒子」の発見と宇宙創成の謎に迫る「国際リニアコライダー(ILC)」計画

◆日時: 2012年10月21日(日)13:30~16:00
◆場所: 東北大学マルチメディアホール
◆講演: 東京大学数物連携宇宙研究機構長 村山 斉
              『宇宙の真空をびっしり満たすヒッグス粒子』
             東北大学大学院理学研究科 教授 山本 均
              『国際リニアコライダー計画(ILC)~新時代をリードし宇宙創成の謎に迫る~』


2012年7月4日、「ヒッグス粒子とみられる新粒子が発見された」というビッグニュースが欧州合同原子核研究所(CERN)より発表されました。ヒッグス粒子は、「標準理論」で予言されながら唯一見つかっていない最後のピースとされる素粒子です。講演の前半は、このヒッグス粒子について村山先生が宇宙のはじまりのところから丁寧に解説をしてくださいました。
後半は、ILC計画概要、装置、どんなことが解明されるかなどについて山本先生が解説をしてくださいました。その規模の大きさから、国際協力で世界にただひとつだけ作ることが研究者の間での合意となっており、東北地方の北上山地は、その有力な建設候補地の一つとされています。最近、新聞紙面にILCについての記事が掲載されることも多く、関心がある方が多く参加されたのではないでしょうか。


2012年11月15日レポート

【受賞インタビュー】ニュートリノ科学研究センター 井上邦雄教授が2012年度仁科記念賞を受賞

ニュートリノ科学研究センター センター長の井上邦雄教授が、「地球内部起源反ニュートリノの検出」により2012年度仁科記念賞を受賞しました。
今回の受賞について井上邦雄教授に受賞のコメントをいただきました。


  この度は歴史と栄誉ある賞を頂き大変光栄に存じます。過去の受賞者をみても非常に高名な方ばかりで、これを励みにそしてこの賞に恥じることの無いように今後とも精進して参ります。カムランド実験は高エネルギー加速器研究機構の鈴木厚人機構長の指揮の下、東北大学が中心となって建造したもので、国際共同研究での多くの共同研究者の努力によって、今回取り上げて頂いた地球ニュートリノの観測が実現しました。言うまでもなく今回の受賞はカムランドグループ全体への栄誉であります。また、カムランドの建設・運営は、東北大学をはじめ文部科学省や地元飛騨市、神岡鉱山など多くの方々と企業のご支援・ご協力によって実現しているものであり、改めて深く感謝いたします。

  カムランドが開拓したニュートリノ地球物理は世界的に展開しており、カムランド自身も良質のデータを取得し続け、今後も分野の発展に中心的に貢献したいと考えております。カムランドは、地球ニュートリノの観測を継続しつつ、新たにニュートリノを伴わない二重ベータ崩壊を探索するカムランド禅実験を内包する形で運転しています。今後ともカムランドから多くの成果が出せるよう、ご支援・ご協力の程よろしくお願いします。


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※関連するリンク
教員の受賞・成果NEWS

2012年11月 1日レポート

市川隆先生の観望会

10月19日(金)、広報室企画 Tea Salon 市川隆先生の観望会が行われました。物理系研究棟屋上の51㎝反射望遠鏡を使って月や惑星を観測する予定だったのですが、あいにくの天気で思うように照準があわず観測できませんでした。仙台は昼間晴れていても、朝夕天気が悪いことが多く、観測が難しい所だそうです。そんな中、市川先生はなんとか星を見せようとチャレンジしてくださいました。
後半は大輪講室に場所を移し、市川先生が進めているプロジェクト"南極2㍍赤外線望遠鏡"と第53次南極地域観測隊(夏隊)に参加した時の体験についてお話していただきました。市川先生から南極の氷のお土産をもらい、参加者の皆さんも満足して帰宅されたのではないでしょうか。今度は土星を見たいものですね。

      『南極の内陸部は天気が良く、大気の透過度が高い。そして、大気の温度が低いため大気からの赤外線放射の影響を受けにくいので、口径2㍍の望遠鏡が、8.2㍍もあるすばる望遠鏡と同じ赤外線性能持つことになります。現在、ドームふじ基地への望遠鏡設置を目指して、昭和基地にてテストを行っています。』

DSC_0735.JPG午前中はとっても良い天気だったのに...。DSC_0736.JPGお団子セッティングOK!
DSC_0737.JPG雲の間にお月様がかすかに見えます。DSC_0742.JPGなんとか照準をあわせようとするも...。
DSC_0748.JPGだんだん体が冷えてきました。DSC_0754.JPGティー・ブレイク中。
DSC_0757.JPG何故、南極で望遠鏡なのか。penguin.jpgペンギンファミリーの姿に心奪われました。
2012年10月 5日レポート

トワイライトサロン 二間瀬先生の「ブラックホールのギモンに答えます!!」

9月8日(土)、仙台市天文台にてトワイライトサロン 二間瀬敏史先生の「ブラックホールのギモンに答えます!」が行われました。仙台市天文台のトワイライトサロンは、台長の土佐誠先生やゲストが、宇宙をテーマに語り合うトークイベントで、毎週土曜日17:00~17:45、仙台市天文台オープンスペースで開催しています。この日は、夏休み中に来館した皆さんから募集したブラックホールのアンケートに二間瀬先生が答えるという企画でした。
台長の土佐先生は「こう見えても二間瀬先生は、相対性理論、宇宙論、ブラックホールの研究で世界的に有名な科学者です(笑)。そんな先生に気軽にお話していただけて、天文台としてとてもうれしいです。皆さんもざっくばらんに質問してください。」と二間瀬先生を紹介していました。
質問は884名から寄せられ、その中から多かった質問ベスト5に解説を加えて二間瀬先生が次々と回答していきました。その一部を紹介。※二間瀬先生の回答は天文台に展示されることになっております。

☆1位:もしもたべられたら?
ブラックホールにたべられたらどうなるの?--->
・「ブラックホールには、とても大きなものから小さいものからあります。銀河がひとつつぶれたような大きさのブラックホールに入っても、しばらくはなんともないけれど、もし太陽がプチッとつぶれたようなブラックホールに入ればグチャッとつぶれてしまいます。」
なかにはいるとしんじゃうの?--->
・「中に入ると死んじゃいます。」
ブラックホールのおくにはなにがあるの?--->
・「『特異点』と呼ばれるものがあります。これについては今の物理学ではよくわかっていません。現状の物理学では空間のほころびとしか言い表わせません。
ブラックホールは天体ですがイメージと違って何もありません。ただの空間です。空間の中に落とし穴みたいのががあって、そこには何もない。ブラックホールの真中は、時間、空間、物質という概念が破綻しています。」

☆2位:なぜたべちゃうの?
ブラックホールはなぜなんでもすいこむの?・どうやってひっぱるちからをだしているの?--->
・「ブラックホールは極端に強い重力を持っています。だから、逃げるすべはありません。重力というのは、普通の力で特別な力ではありません。」
食べられるとき、パスタみたいに細くなるって本当ですか?--->
・「ギューッと引っ張られるのでそうなります。そういう力のことを潮汐力といいます。」

☆3位:どうやってできる?
どうやってブラックホールができる?--->
・「星は熱が外に出ていくことで自分の重さを支えています。燃料を使い果たした星は、自分の重さを支えきれなくてどんどんつぶれていきます。そうしてブラックホールになるのですが、太陽質量ぐらいの星だとブラックホールにはなりません。太陽質量の30倍前後の星がつぶれたときにブラックホールになります。南天に太陽質量の70倍の星と30倍の星がくるくる回っているイータ・カリーナという面白い連星があります。4等星から0等星になり、現在は7等星程の明るさです。もうすぐ超新星爆発すると考えられていてブラックホールになるといわれています。」
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2012年9月14日レポート

Turing Symposium on Morphogenesis --Mathematical Approaches Sixty Years after Alan Turing--

2012年8月27日(月)から8月31日(金)まで、仙台国際交流センターにて、Turing Symposium on Morphogenesis -- Mathematical Approaches Sixty Years after Alan Turing -- が開催されました。
アラン・チューリングの論文"The Chemical Basis of Morphogenesis"が発表されたのが1952年でした。このシンポジウムは、その60周年を記念し、パターン形成と反応拡散系の研究者が最先端の知識を共有するのを目的として開催されました。参加者人数は78名(米国3名、ドイツ3名、英国1名、オランダ1名、仏1名、中国1名)。


DSC_1166.jpg受付DSC_1191.jpg高木先生の挨拶
DSC_1201.jpgシンポジウムは5日間に渡って開催されましたDSC_1237.jpgIrving Epstein先生
DSC_1238.jpgマンチェスターにあるアラン・チューリングの銅像と記念写真DSC_1239.jpg"Turing-inspired experimental studies of pattern formation in reaction-diffusion systems"
DSC_1307.jpgコーヒーブレイクDSC_1318.jpg会場の様子
DSC_1378.jpg実行委員長の高木先生DSC_1403.jpgお久しぶりの柳田先生
2012年9月10日レポート

アルスタウンミーティング@仙台 福島原発事故の反省と「科学と社会」の在り方について

 8月24日(金)、東北大学理学研究科合同A棟205号室にて、『アルスタウンミーティング@仙台 福島原発事故の反省と「科学と社会」の在り方について』が開催されました。このタウンミーティングは学術文化同友会アルスの会東北大学GCOE「物質階層を紡ぐ科学フロンティアの新展開」が開いたものです。参加者は26名。
 アルスの会会長の中井浩二先生は、仙台のアルスタウンミーティングは、哲学者の参加を得られることが特徴でどんな意見がでるか楽しみにしていると述べられました。GCOE拠点リーダーの井上邦雄先生は、「市民感情に配慮して、福島原発事故について思っていることをなかなか言い切れないでいたけれど、1年半経ち、ある程度言いたいことを言える状況になってきました。今日の議論で、科学者の専門的知識をどのようにして社会に還元できるのか、深く掘り下げて論理だてて議論していければいいと思っています。」と挨拶しました。
 第1部は、野家啓一先生による「3.11以後の科学技術と倫理」、直江清隆先生による「原発事故と科学技術倫理」、横山広美先生による「震災後の日本における科学の価値観」をご講演いただき、第2部は「国会事故調」による提言、「アルスの提言」(案) について討論会を行いました。講演会で横山先生が「信頼」が科学の価値を決めるひとつの指標になっていて、専門性との兼ね合いが難しいとおっしゃていたのが印象的でした。立ち位置次第でがらりとかわってしまうようなものが指標なんですね。野家先生と直江先生は、震災後、「科学技術の研究開発の方向性は専門家が決めるのがよい」という市民の意見が激減したことからはじめて、科学者の社会に対する倫理はどうあるべきか、高レベル廃棄物処分における世代間の倫理をどう考えるか、今後のエネルギー政策に対して専門知識のない市民はどう合意を得るべきなのか、といった困難な問題を議論しました。参加者からも学者の社会への発言・情報発信や、SNSの役割などについて活発な意見交換がありました。
 アルスの会では、このようなタウンミーティングを東京、大阪、奈良で開催しており、討論された問題点等を発信しています。


2012年9月10日レポート

もしも君が杜の都で天文学者になったら。。。研究発表会

8月12日(日)、せんだいメディアテーク7階スタジオシアターにて、「もしも君が杜の都で天文学者になったら。。。」に応募した高校生による研究発表会が行われました。「もし天」は、東北大学天文学教室と仙台市天文台が共同で開催する、高校生向け天文学者職業体験実習で、8月6日から12日まで一週間合宿し、高校生自らが研究テーマと研究計画を立案して天文台の望遠鏡で観測し、そのデータを解析して宇宙の謎の解明をするプログラムです。最終日は、一般の人達の前で、チームの研究成果を発表することになっています。発表はチームSKOTが「星雲の進化-星雲の形と年齢の関係」、チームSpiralが「渦状銀河の腕の謎に挑む」でした。日夜の観測とデータ解析で睡眠不足になりながら発表する高校生の姿を親のように見守るサポートの大学院生の姿が印象的でした。


※参考
もし天ホームページ

2012年8月29日レポート

【受賞インタビュー】金研 内田健一助教が独創性を拓く 先端技術大賞 「文部科学大臣賞」を受賞

金属材料研究所 量子ナノ物性 内田健一助教が、独創性を拓く 先端技術大賞「文部科学大臣賞」を「スピン流を用いたエネルギーハーべスティング技術の開発」により受賞しました。この賞は学生部門の最優秀賞で、内田さんが理学研究科物理学専攻後期課程3年の時に応募したものです。

今回の受賞について内田さんに受賞のコメントをいただきました。


先端技術大賞は前年も応募したのですが落選してしまい、今回は学生最後の年ということもあってのリベンジでした。とても光栄に思います。
私たちが発見した「スピンゼーベック効果」という現象を用いると、これまではエネルギー源として利用できなかった絶縁体中の熱からも電気・磁気信号を取り出すことができます。まだ始まったばかりの新しい物理でとてもやりがいがあります。


uchida.jpg金研の実験室にて
DSC_0010.JPG賞状です
2012年3月18日レポート

東北大学理学部開講100周年記念公開シンポジウムが開催されました

3月15日(木)、せんだいメディアテークにて、東北大学理学部開講100周年記念公開シンポジウムが開催されました。

理学研究科では「ヤングブレインズ(若き頭脳集団)の連携による学際的研究の創出・創生・創造・展開」を目標に、教育研究活動の一環として、異分野間の交流を図るため6専攻合同シンポジウムを2007年度から開催しています。 6専攻合同シンポジウムでは、理学研究科のヤングブレインズが主体になり、研究成果を発表し意見交換を行うほか、広く学外に情報発信も行っています。

2011年9月、理学部は開講100周年を迎えました。理学部開講100周年記念行事の一環として、これまで行われていた6専攻合同シンポジウムを学外にて開催しました。

来場者数は、学内248人、学外129人でした。


2011年10月21日広報・アウトリーチ支援室

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「ニュース・トピックス」

広く社会に向けて発信すべき活動を掲載します。掲載項目は、タイトル・記事(200字以内)が必須項目で、任意で写真(jpg形式)・リンク先・問合せ先等を掲載することが可能です。

「学会・研究会」「国際シンポジウム」「公開講座」

理学研究科・理学部の教員が関係する学会,研究会,セミナー,講演会,国際シンポジウム等のお知らせを掲載します。掲載項目は、研究会などの名称・開催日・会場が必須項目で、任意で教員との関係・リンク先・問合せ先等を掲載することが可能です。

「受賞」

理学研究科・理学部の受賞に関するお知らせを掲載することが可能です。掲載項目は、賞の名称・受賞日・どのような賞なのか・受賞理由が必須項目で、任意で写真(jpg形式)・リンク先・問合せ先等を掲載することが可能です。

投稿フォーム(理学研究科・理学部ホームページ)へ
 022-795-6708(内線6708)
広報室メールアドレス: sci-koho(アットマーク)mail.sci.tohoku.ac.jp

2011年10月20日レポート

講演会"宇宙の遺伝子・素粒子で探る大宇宙の進化~国際リニアコライダー計画~"開催

9月11日(土)、東北大学百周年記念会館 川内萩ホール会議室にて、東京大学素粒子物理国際研究センターの山下了准教授による講演会"宇宙の遺伝子・素粒子で探る大宇宙の進化~国際リニアコライダー計画~"が開催されました。宇宙や、物質の最小単位である素粒子には、まだ解明できない謎が数多く残っています。その謎を解明するため、世界中の研究者が開発を進めている素粒子研究施設が、長さが30kmを越える世界史上最大最高の高エネルギー電子加速器「国際リニアコライダー(ILC)です。リニアコライダー施設は、その規模の大きさから、国際協力で世界にただひとつだけ作ることが研究者の間での合意となっております。
東北地方の北上山地は、その有力な建設候補地の一つとされており、岩手県、宮城県など、復興計画の一環として支援しています。主催は、科学研究費補助金・特別推進研究「ILCのための最先端測定器の国際的新展開」。
山下先生が素粒子に興味をもったのは、小学校5年生の時に読んだアインシュタインの伝記と高校の時に祖父からもらった『水素原子はなぜ壊れないか?』という本がきっかけらしい。
 
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↑司会:佐貫先生                       ↑研究代表者の山本先生
 
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3月11日から半年たちました。1分間の黙祷。    ↑国内の候補地は2カ所。北上山地と背振山地。
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↑質疑応答

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