はやぶさ計画を支える東北大学の研究
小惑星探査機はやぶさは2003年5月に打ち上げられ、約20億㎞を旅して2005年9月に目的の小惑星イトカワに到着しました。小惑星付近を航行しながらさまざまな観測や計測をし、11月には小惑星表面への着陸をおこなってサンプルを採取しました。その後いくつかのトラブルを乗り越えながら、4年以上かけてついに地球に戻ってきました。2010年6月、はやぶさから切り離されたカプセルが大気圏突入しオーストラリアの大地に無事に着陸しました。現在、小惑星イトカワのサンプルの分析が進行中です。
このはやぶさ計画は、長い期間にわたって計画・実行され、数多くの研究者や技術者たちに支えられているものです。そのなかで東北大学の研究者も重要な役割を担っています。
工学研究科航空宇宙工学専攻の吉田和哉教授の研究グループがサンプル採集装置の開発、電気・通信工学専攻の安藤晃教授は、「はやぶさ」の主エンジンとして活躍したイオンエンジンをはじめ、電気推進技術の研究を進めています。また、理学研究科地学専攻の中村智樹准教授は、「はやぶさ」が持ち帰った帰還カプセルの中の物質の分析を行っています。
【主催:東北大学大学院理学研究科/工学研究科/総合学術博物館/総務部広報課】
【共催:河北新報社 協力:JAXA】
原寸大模型設置の模様
|
エクステンション教育研究棟展示広報スペースオープニングセレモニー
|
展示&サイエンスカフェ・スペシャル [ch0]
|
Column
|