東北大学 大学院 理学研究科・理学部|アウトリーチ支援室

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2017年11月28日レポート

Mon, Nov 27 Symposium "Strengthening contributions to the international community through multidisciplinary disaster science research"

 The symposium "Strengthening contributions to the international community through multidisciplinary disaster science research" has been held at Sendai International Center on 27th November 2017. This is one of activities of "the research center for disaster science" in Tohoku University as the designated national one, and departments of geophysics and earth science in graduate school of science have commitment in the center. This symposium has focused on the review of the research needs for science and technology application in disaster risk reduction efforts as well as discussion on strengthening multidisciplinary disaster science researches. After talks by Prof. Satomi (President, Tohoku University), Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology, Japan, Mr. Tremewan (Secretary General, APRU), and Prof. Imamura (Director, IRIDeS of Tohoku University), we had a panel discussion with panelists (Prof. Alexander (University College of London), Prof. Lestari (University of Indonesia), Prof. Takakura (Tohoku University), and Ms. Pang (IFRC)). In the panel discussion, participants discussed the effective collaboration among different stakeholders and contributions to enhancing disaster resilience society from multidisciplinary research based on experience. In the closing session of the symposium, Prof. Hayasaka (former Dean, Graduate school of science, Tohoku University) concluded that we will go ahead with the international collaboration of disaster science even more.

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Prof. Satomi (President, Tohoku University)

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Prof. Hayasaka (former Dean, Graduate school of science, Tohoku University)

2017年11月28日レポート

11月27日(月)、シンポジウム「災害科学の学際研究の推進と国際社会への貢献」が開催されました

 2017年11月27日(月)、仙台国際センターにてシンポジウム「災害科学の学際研究の推進と国際社会への貢献」が開催されました。これは、指定国立大学の中の「災害科学研究拠点」の活動の一環として行なうものであり、本研究科の地球物理学専攻、地学専攻が深く関わっています。
 このシンポジウムでは、防災への取組における科学技術の導入について、その研究の必要性を概観するとともに、災害科学に関する学際研究の強化について議論されました。里見進総長、文部科学省、Tremewan APRU事務局長、今村文彦氏(世界防災フォーラム 実行委員長、東北大学災害科学国際研究所長、教授)らのご挨拶に続き、David Alexander教授(ロンドン大学)、Fatma Lestari教授(インドネシア大学)、高倉浩樹教授(東北アジア研究センター長)、Gwen Pang氏(IFRC)らを招いたパネルディスカッションが行われました。パネルディスカッションでは、異なるステークフォルダー間での連携や災害に強い社会構築への学際研究からの貢献について、これまでの経験に基づいた議論がなされました。閉会式にて、総括を行った早坂忠裕教授(前理学研究科長)は、「災害科学の国際コラボレーションを一層推進していく。」と締めくくりました。

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里見進総長ご挨拶

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早坂忠裕教授総括

2017年11月28日レポート

11月21日(火)物理学専攻キャリアパス・シンポジウムが開催されました

 11月21日(火)、理学研究科合同A棟203号室にて「物理学専攻キャリアパス・シンポジウム」が開催されました。
 本シンポジウムは、物理学科・専攻を修了し、さまざまな方面で活躍されている方々にその経験を語っていただくことで、学生たちに物理学科・専攻を修了後の未来について考えてもらおうと、毎年物理学専攻が開催・運営しているシンポジウムです。今年は5名の講師をお招きし、学生時代の体験談や現在の仕事内容などを語って頂きました。

45c1d3b7a56b643d31ca4191f59c52bcb48e03ab.jpg「企業が求める博士と修士の違い(NTT研究所の場合)」 熊田 倫雄
(NTT物性科学基礎研究所 2003D 物性実験)
 NTT研究所の場合、修士入社は大学のテーマとは異なる分野でも活躍できるような人材として開発職に、博士入社は専門家として活躍できる研究職に携わる例が多い。後悔しない選択をしてください。


9f9fe53582243ff550b09cc39c3310b93510f16f.jpg「素粒子と自分のやりたいこと」 石渡 弘治
(金沢大学 2010D 素核理論)
 修士時代はとにかくわからないことだらけで、就活も考えた。しかし、博士に進学してからは少しずつできることが増え、突きつめていくことの大事さ、楽しさに気づいた。ある程度の冒険心をもって自分の道を進んでほしい。苦しいときは立ち止まって、周りの人に話してみては。


a907d5f65f72b01098a4ee39b67b258f70249a7b.jpg「博士課程から技術者へのキャリアパス事例」中野 浩至
(富士通インターコネクトテクノロジーズ 2014D 素核実験)
 生きているうちにやりたいと思っていたことが、博士に進学したことにより実現できた。また、現在の業務は研究してきたことと異なるが、博士課程を通じて身につけたスキルが役立っている。やりたいことをとことんやって後悔のない人生を!


04.jpg「駆け出しの研究者が学生時代を振り返ってみた」 浦田 隆広
(名古屋大学 2016D 物性実験)
 学部時代はボート部に入部し、青春を注いだ。友達もでき、「組織」を学ぶことができた。ただ、正直勉強をしなくなったことを一番後悔している...。学生に伝えたいことは「視野を広く、自由を認識しよう!」


4ac6d51fe3c16bf13580174e268b30a5ab2f2434.jpg「企業のハカセのお仕事」 早川 純一朗
(富士ゼロックス 2012D 物性実験)
 学生時代は自分の力で研究を1つ仕上げたいという思いがあり、独自の装置開発に打ち込んでいた。就職活動では、推薦は使わず、研究活動で得たスキルや経験などもPR。博士入社の場合、基本的には入社が4年上の修士卒以上の業務レベルが期待される。



2017年11月24日レポート

11月18-19日 ワークショップ「私たちと国際リニアコライダー(ILC)」が開催されました

 11月18日、19日の2日間にわたり、理学研究科と研究推進・支援機構知の創出センターの共同主催で、教育プログラムの一環として高校生・大学生対象のワークショップ「私たちと国際リニアコライダー(ILC)」が開催されました。
 国際リニアコライダー(ILC)とは、電子と陽電子を高速で衝突させ、ビッグバン直後の宇宙を人工的に再現する大規模(全長30~50km)実験施設です。そこでは、どのようにして宇宙が誕生し、物質や力が生まれ、138億年後に現在の宇宙になったのかという大きな謎の解明に挑みます。現在、東北地方に位置する北上山地は地質、地形ともに日本でのILC建設の最適地として建設候補地になっています。このワークショップでは、もしILCがこの東北に建設されたら、私たちの将来、地域、さらには日本の将来にどのような可能性をもたらすのかを2日間に渡り、じっくりと考えました。
 本ワークショップでは、岩手県立大学学長 鈴木厚人氏、東北大学吉岡正和客員教授(岩手大学・沖縄科学技術大学院大学客員教授兼任)、東北大学大学院理学研究科佐貫智行准教授といったILC計画に深く関わる著名な研究者が講師として招かれ、次世代の科学技術研究を担う高校生・大学生に講演が行われました。講演後、参加の高校生・大学生は、「物質の根源・宇宙の起源の謎」、「ILCは私たちの生活とどのようなかかわりがあるか」などのテーマについて、グループごとに議論を行いました。ワークショップの最後には、各グループがその議論内容を上記研究者の前で発表を行いました。2日間という短い時間の中、幅広い話題についてディスカッションを行い、発表のまとめスライドを作成し、発表を行う、という非常に難易度の高いプログラムでしたが、参加学生は、2日目に早出をしてディスカッションを行うなど、密度の濃い時間を過ごしました。最後の発表では、全ての参加学生が自分の考えたテーマを発表し、講師や参加者から多くのコメントをもらい、大変活発なワークショップとなりました。
ワークショップ「私たちとリニアコライダー」参加者アンケート

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2017年11月17日レポート

11月12日(日)仙台市天文台×東北大学大学院理学研究科 公開サイエンス講座 宇宙の数奇な生い立ちを探るー物理学専攻編ー

20171112_100.jpg 20171112_200.jpg  2017年7月1日に東北大学大学院理学研究科と仙台市天文台は連携協力協定を締結し、今年度のコラボレーション企画として全4回の公開サイエンス講座を行います。
 その第3回目のイベントとして、11月12日(日)仙台市天文台にて、物理学専攻 山本 均 教授が「宇宙の数奇な生い立ちを探るー物理学専攻編ー」と題して講演されました。
 開場前に入り口付近に行列ができるほどたくさんの聴講者に来場いただきました。山本先生はブラックホール、宇宙の成り立ち、そして国際リニアコライダー(ILC)など幅広い内容をわかりやすく解説されました。講演後も山本先生への質問で順番待ちができるほど、関心の高さが伺える会となりました。

2017年11月 9日レポート

11月7日(火) Tohoku-Melbourne Symposium on Science: Recent Advances in Physical Chemistry/Chemical Physics

 11月7日(火)理学研究科内にて、メルボルン大学との物理化学に関するワークショップが開催されました。本ワークショップは、メルボルン大学と東北大学との大学間学術交流協定を背景に、世話部局である多元物質科学研究所との共同研究あるいは学生の交流につながるものです。今回は多元物質科学研究所と理学研究科の共同により、7日と8日の2日間に渡って開催され、活発な意見交換が行われました。

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