東北大学 大学院 理学研究科・理学部|アウトリーチ支援室

ホーム > お知らせ > レポート > 9月29日(金)東北大学サイエンスカフェ「超巨大ブラックホールの謎」
2017年10月12日レポート

9月29日(金)東北大学サイエンスカフェ「超巨大ブラックホールの謎」

 9月29日(金)、せんだいメディアテーク1階オープンスクエアにて、第144回東北大学サイエンスカフェ「超巨大ブラックホールの謎」が開催されました。講師は理学研究科 天文学専攻の 秋山 正幸 教授。当日は大勢の方々にご参加いただき満員御礼となりました。テーブルと椅子を追加しましたが、ディスカッションに入れなかったみなさまには大変ご迷惑をお掛け致しました。
 謎の多いブラックホールの中でも、銀河の中心に潜んでいるとされる超巨大ブラックホールはその起源すらわからない謎にみちた天体です。秋山先生は大型望遠鏡を用いた観測をわかりやすく説明されました。秋山先生の講演後は、各テーブル毎にディスカッションを行います。天文学専攻の学生達がファシリテータとなり、皆さんのご意見をまとめ、最後に各テーブル毎に秋山先生に質問を投げかけます。
 参加者からは「今まで宇宙の理論分野に興味があったが、講演を聞いて観測分野にも興味を持ちました。将来、研究できたらと思いました。」「ブラックホールの大体の意味・様子をきちんと知ることができ、出席して満足でした。」などの感想をいただきました。

↑ 写真をクリックするとスライドショーになります。


  理学研究科 天文学専攻 博士課程前期1年 平野 洸 さん  
 ディスカッションではブラックホールに関することをはじめ、宇宙に関する様々なことについて熱い議論が交わされました。「ブラックホールの中はどのような物理状態なのか?」「宇宙の形はどうなっているのか?」など天文学者も悩んでいる謎を議論する際には様々な観点からの意見が出され、驚きと新鮮さを感じました。このような機会は少ないため、今回のサイエンスカフェで貴重な経験をすることができ嬉しく思います。秋の夜長、中秋の名月と言われる通り、この秋という季節は宇宙に非常に縁があります。秋本番が目前に迫っているこの時分に、参加者の皆様は一足早く宇宙に想いを馳せるひとときを過ごせた様子でした。

カテゴリー

最新の記事

アーカイヴ

ページの先頭へ