「企業が求める博士と修士の違い(NTT研究所の場合)」 熊田 倫雄 氏(NTT物性科学基礎研究所 2003D 物性実験) NTT研究所の場合、修士入社は大学のテーマとは異なる分野でも活躍できるような人材として開発職に、博士入社は専門家として活躍できる研究職に携わる例が多い。後悔しない選択をしてください。
「素粒子と自分のやりたいこと」 石渡 弘治 氏(金沢大学 2010D 素核理論) 修士時代はとにかくわからないことだらけで、就活も考えた。しかし、博士に進学してからは少しずつできることが増え、突きつめていくことの大事さ、楽しさに気づいた。ある程度の冒険心をもって自分の道を進んでほしい。苦しいときは立ち止まって、周りの人に話してみては。
「博士課程から技術者へのキャリアパス事例」中野 浩至 氏(富士通インターコネクトテクノロジーズ 2014D 素核実験) 生きているうちにやりたいと思っていたことが、博士に進学したことにより実現できた。また、現在の業務は研究してきたことと異なるが、博士課程を通じて身につけたスキルが役立っている。やりたいことをとことんやって後悔のない人生を!
「駆け出しの研究者が学生時代を振り返ってみた」 浦田 隆広 氏(名古屋大学 2016D 物性実験) 学部時代はボート部に入部し、青春を注いだ。友達もでき、「組織」を学ぶことができた。ただ、正直勉強をしなくなったことを一番後悔している...。学生に伝えたいことは「視野を広く、自由を認識しよう!」
「企業のハカセのお仕事」 早川 純一朗 氏(富士ゼロックス 2012D 物性実験) 学生時代は自分の力で研究を1つ仕上げたいという思いがあり、独自の装置開発に打ち込んでいた。就職活動では、推薦は使わず、研究活動で得たスキルや経験などもPR。博士入社の場合、基本的には入社が4年上の修士卒以上の業務レベルが期待される。