東北大学 大学院 理学研究科・理学部|アウトリーチ支援室

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2018年2月 8日レポート

2月6日(火)、7日(水)東北大生がつなぐハワイと宇宙2018

 2月6日(火)、7日(水)、せんだいメディアテークにて、「東北大生がつなぐハワイと宇宙2018」が開催されました。このイベントは子ども向けから大人向けまで、様々なイベントを2日間にわたり開催し、楽しみながら、より深く、宇宙とハワイの関係を学ぶイベントです。学生が中心となり企画したイベントブースが5つ、また最終日には、国立天文台TMT推進室 准教授の青木 和光 先生の公開講演が行われました。Thirty Meter Telescope (=30メートル望遠鏡; 略称TMT)は、2027年の稼働開始を目指して建設計画を進めている口径30mの光学赤外線・次世代超大型天体望遠鏡です。講演では、現在の天文学のホットな話題、ハワイでのTMT建設をめぐる問題、今後のTMT建設の見通し、TMTに関する日本の関与など、話題が多岐に渡り、大変充実した時間となりました。
 イベントブースは以下の通りです。
■ マウナケア山における理想のTMT建設地を考えよう
■ 天文台からの脱出
■ 人間すごろくでTMT、ハワイ文化・歴史、宇宙を知ろう with 東北大生
■ 君がガリレオになる90分〜世界にひとつだけの望遠鏡を作ろう〜
■ 宇宙を身近に感じよう!写真展☆スペシャル

↑ 写真をクリックするとスライドショーになります


  脱出班担当:理学部 物理系 1年 榎本 晴日  
 私たちは展開ゼミ「君が宇宙と社会のコミュニケーションをデザインするセメスター」の授業の一環として今回のイベントを開催致しました。授業の企画の一番の趣旨は、TMTの広報活動です。
 私たちの脱出ゲームでは、最後に機密文書は一つだけしか取り返せない、というストーリーになっています。ハワイ側か、TMT推進室側か。そこで、参加者たちにTMT問題についての意見を求めるという結末になっています。通常の脱出ゲームでは、参加者たちは常に受け身であり、謎に翻弄される訳ですが、この脱出ゲームでは、今まで脱出に到るまでの過程で得た知識を元に、どちら側につくか、という主体的な意見を出すことが求められているのです。これは脱出ゲームとして目新しい要素ですし、TMTの広報活動としても、より深く参加者たちに考えてもらうことのできる要素だと考えました。
 実際、本当にたくさんの謎解き好きの方々にご来場いただきました。中には盛岡や福島から、私たちの企画の為に有休をとって訪れてくれた人もいました。TMTの広報活動に多少なりとも力添えできたのではないかと思います。

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