東北大学 大学院 理学研究科・理学部|アウトリーチ支援室

ホーム > お知らせ > レポート > 2月16日(金)理学・生命科学研究科 合同シンポジウム2018〜新学術領域における学生・若手研究者の連携〜
2018年2月20日レポート

2月16日(金)理学・生命科学研究科 合同シンポジウム2018〜新学術領域における学生・若手研究者の連携〜

 2月16日(金)、理学研究科合同C棟2階にて、東北大学大学院理学研究科・生命科学研究科 理学・生命科学研究科 合同シンポジウム2018〜新学術領域における学生・若手研究者の連携〜が開催されました。
 東北大学大学院 理学研究科では、新学術領域における学生・若手研究者の連携による学際的研究の創出・創生・創造・展開を目標に、教育研究活動の一環として、異分野間の交流を図るため、2007年度から東北大学大学院理学研究科の6つの専攻(数学専攻、物理学専攻、天文学専攻、地球物理学専攻、化学専攻、地学専攻)、2016年度には新たに生命科学研究科を加え合同シンポジウムを開催してまいりました。この合同シンポジウムでは、大学院生が主体になり企画・運営を行い、教員がサポートしています。
 昨年度からの新しい取り組みとして、ポスター発表者の方々全員に一分間のショートプレゼンテーションをしていただきました。聴講者は優秀なショートプレゼンテーションに投票し、その結果、今年度は5名の方々に「優秀ポスター賞」が授賞されました。

↑ 写真をクリックするとスライドショーになります


  学生企画委員長 藤田 真奈美(物理学専攻 博士課程後期2年)  
 この度、理学・生命科学2研究科合同シンポジウム2018の学生企画委員長を拝命しました藤田真奈美です。2008年から始まりました本シンポジウムですが、理学研究科の数学、物理、天文、地球物理、化学、地学の6つの専攻に生命科学研究科を加えた7分野合同シンポジウムとしては2度目の開催となりました。
 我々の研究対象である理学は元々ひとつの樹であったのが、研究が進むにつれ枝分かれ・細分化を重ねて今日に至ります。各ブランチの最先端には我々若手研究者が葉として身をおきます。理学の樹は非常に大きく、根底を同じく有していたとしてもたった数ブランチ先の葉の顔が分からないというのが現状ではないでしょうか。本シンポジウムはブランチを異とする我々に他の葉と議論を交わす非常に貴重な機会を与えてくれました。
 口頭発表では17名の発表があり、何れの発表でも分野外の聴衆へ向けて導入に重きを置き丁寧に説明されていました。それでも予想外の質問や指摘にはっとなる場面もあり、発表者・聴衆双方が新鮮な発見をできたと思います。
 また、ポスターセッションでは42編の発表がありました。各人が1分間でポスターの紹介を行うショートプレゼンテーションに引き続き、青葉サイエンスホールにて行われたポスター発表では昼食の提供もあり大盛況でした。特に興味を引いた研究に関して、研究者自身とより深く議論を交わすことができました。
 本シンポジウムに参加された多くの人が新たな知に出会い、また想像以上だと実感したことでしょう。あなたの"常識"は通じないのです、たった数ブランチ先だとしても!
 これだけ貴重な知の機会を逃すほど愚かしいことはないと思います。来年度も皆様の積極的なご参加お待ちしております。
 最後になりますが、本シンポジウムが無事に開催できたのは、実行委員長の磯田先生をはじめ、教員委員の皆様、大学院教務の皆様、学生企画委員の皆様のご尽力あってのことです。本当にありがとうございました。

カテゴリー

最新の記事

アーカイヴ

ページの先頭へ