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2023年10月 3日レポート

日本数学会 市民講演会 を萩ホール会議室で開催しました。東北大学広報活動キャラクター・研一も出動して、ガイドに一役買いました!

 9月20日-23日に東北大学川内キャンパスで開催された日本数学会秋季総合分科会(日本数学会・東北大学理学研究科 共催 大会委員長 塩谷隆教授・実行委員長 高村博之教授)の市民広報活動の一環として萩ホール・会議室において、日本数学会 市民講演会(9月23日)開催されました。
 鎌田聖一日本数学会理事長のご挨拶の後、宮岡礼子講師(東北大 名誉教授)に依る「iの発見と波面の幾何学」と 岡部真也講師(東北大 理学研究科 准教授)に依る「数学と医療の交叉点 --癌治療と関わるある数理モデル--」の二つの講演が開催されました。
 宮岡先生は三次方程式の可解性から虚数単位が発見され、数の概念が複素数から四元数、八元数と拡大されて行く歴史と、それら数の概念と関連のある等径曲面の幾何構造を宮岡先生のご研究を基礎に平易に解説され、宇宙論までの壮大な関連性を話されました。また岡部先生は、癌治療における数理モデルの意味と、 治療計画に応用する上での安定性の重要性や空間異存モデルについて、ご自身の研究の一端をわかりやすく解説されました。
 地下鉄東西線各駅にポスターが掲示されたことの他、東北大学広報活動キャラクター・研一も会場ガイドに一役かって、会場(定員120名)は満席の盛況に恵まれ、一般の方々が最先端の数学研究の意義に触れることができ、参加者からの多くの反響がありました。

(記事提供:数学専攻 教授 小川卓克)

 

20230923001.jpg▲日本数学会理事、大会委員の先生方と

20230923002.jpg▲講演者の宮岡礼子先生と

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