7月28日(土)、理学研究科合同A棟にて「物理学専攻キャリアパス・シンポジウム~博士の未来~」が開催されました。
物理学科・専攻を修了すると、その先にはどんな可能性が生まれるのでしょうか?
実際に人材を受け入れる側の企業の方や、物理学で博士号を取得し各方面で活躍されているみなさんにその経験をお話をしていただきました。
物理から物理教育へ分野を変えて
~教師の卵を育てる仕事へ~」
興治文子さん(新潟大学教育学部 准教授)
この道に進んだきっかけは「大学の先生は教育を知らないんじゃないか?」という疑問からでした。大学では「物理教育」と「物理教育に基づいた物理」の両方を扱っています。小学校の教員はほとんどが文系出身、しかし理科教育力は科学の基本あってこそです。教員の養成に関わる問題は流動的で見通しが難しいのが現状です。
「私のアカデミックキャリアパス」
横谷尚睦さん
(物性実験1997D:岡山大学教授)
学生の時、高橋隆先生から「論文を書きなさい、他人にアピールしなさい」とアドバイスを頂きました。ドクターへの進学は自分への投資、研究を通して経験を積もう、そして研究領域でいちばんを目指そうと考えました。また、自分の研究に関連する分野の勉強もしました。
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