東北大学 大学院 理学研究科・理学部|アウトリーチ支援室

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2021年3月 1日レポート

2月19日(金)理学・生命科学2研究科合同オンラインシンポジウム2021

2月19日(金)、理学・生命科学2研究科合同オンラインシンポジウム2021が開催されました。本年度は、新型コロナウイルスの感染状況等を踏まえ、初となるオンライン(Zoom)での開催となりました。

東北大学大学院 理学研究科では、教育研究活動の一環として、異分野間の交流を図るため、理学研究科が関係する3つの21世紀COEプログラムによる合同シンポジウムが2006年度に開催されました。この合同シンポジウムが非常に有意義であったことから、これを毎年継続すべきという機運が高まり、2007年度から新学術領域における学生・若手研究者の連携による学際的研究の創出・創生・創造・展開を目標に、東北大学大学院理学研究科の6つの専攻(数学専攻、物理学専攻、天文学専攻、地球物理学専攻、化学専攻、地学専攻)、2016年度からは生命科学研究科も加わった合同シンポジウムを開催してまいりました。この合同シンポジウムでは、大学院生が主体になり企画・運営を行い、教員がサポートしています。

聴講者は優秀な口頭発表、及びポスター発表に投票し、その結果「優秀口頭発表賞4名」「優秀ポスター賞11名」が授賞されました。また副賞として青葉理学振興会より図書カードが送られました。


*リンク:理学・生命科学2研究科合同オンラインシンポジウム2021 優秀口頭発表賞、優秀ポスター賞

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  学生企画委員長 高橋菜緒子(地学専攻 博士後期課程2年)  

理学・生命科学2研究科合同オンラインシンポジウム2021におきまして、学生企画委員長を務めました高橋菜緒子です。今年度で第14回を迎える合同シンポジウムは新型コロナウイルス感染拡大の影響により、初のオンライン形式での開催となりました。Zoomセッションの同時参加者は最大時で100名を超え、一部ポスターセッションでトラブルがあったものの、全体としてはスケジュール通りに終了することができました。ご協力いただいた発表者ならびに参加者の皆様には心より感謝を申し上げます。

本シンポジウムでは、口頭発表、ポスター発表、ポスター発表者による1分間ショートプレゼンテーション、学生優秀発表賞の投票を全てオンラインに切り替え、昨年から規模を縮小することなく実施しました。ポスターの視覚的な一覧性を確保するためにポスター集を作成し、さらに発表者各々の事前作成ショートプレゼンテーション動画を当日ホストから配信しました。今回、参加者はパソコンの画面で素晴らしい資料を隅々までじっくり見ることができ、オンライン形式の強みを感じました。オンラインでのコミュニケーションに関しては課題が残る結果となりましたが、Zoomのブレイクアウトルームやリアクション機能、チャットを用いながら参加者、発表者、運営委員全員が「新たな試み」に挑んでいました。そのような不慣れな環境の中でも、多くの発表で研究の意義や専門用語、難しい理論の説明に工夫がなされ、他分野から質問が出るなど垣根を超えた交流が行われていました。

多くの参加者の方が、コロナ禍で研究活動に制限が生じる困難な状況でも、同じ大学で研究に励む学生の姿に刺激を受けたことと思います。私はこのシンポジウムを通して、研究対象とする現象は異なっていても、その真理をつきとめたいという純粋なサイエンスに対する思いが他分野の学生と根底で通じ合っているように感じ、とても嬉しく思いました。開催後には、拝聴した他専攻のポスター発表者から追加の説明が書かれたメールが届き、このシンポジウムが学生同士の繋がりを作るきっかけとなっていることに改めて気付きました。多くの方に本シンポジウムを通して得た知識や考え方、またそこで生まれた繋がりを今後の自身の研究活動に活かしていただけることを期待しております。

最後に、本シンポジウムを学生が主体となって企画し開催するにあたり、常に学生の意見を尊重しつつサポートをしてくださった実行委員長の松澤先生を始め、実行委員の教員の皆様、大学院教務の皆様、広報・アウトリーチ支援室の皆様、情報基盤室の皆様に、深く感謝いたします。本当にありがとうございました。

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