東北大学 大学院 理学研究科・理学部|アウトリーチ支援室

ホーム > お知らせ > レポート > 理学・生命科学2研究科合同オンラインシンポジウム2023
2023年2月22日レポート

理学・生命科学2研究科合同オンラインシンポジウム2023

2023年2月17日(金)、理学・生命科学2研究科合同オンラインシンポジウム2023が開催されました。

東北大学大学院 理学研究科では、教育研究活動の一環として、異分野間の交流を図るため、理学研究科が関係する3つの21世紀COEプログラムによる合同シンポジウムが2006年度に開催されました。この合同シンポジウムが非常に有意義であったことから、これを毎年継続すべきという機運が高まり、2007年度から新学術領域における学生・若手研究者の連携による学際的研究の創出・創生・創造・展開を目標に、東北大学大学院理学研究科の6つの専攻(数学専攻、物理学専攻、天文学専攻、地球物理学専攻、化学専攻、地学専攻)、2016年度からは生命科学研究科も加わった合同シンポジウムを開催してまいりました。この合同シンポジウムでは、大学院生が主体になり企画・運営を行い、教員がサポートしています。

聴講者は優秀な口頭発表、及びポスター発表に投票し、その結果「優秀口頭発表賞3名」「優秀ポスター賞9名」が授賞されました。また副賞として青葉理学振興会より図書カードが送られました。


*リンク:理学・生命科学2研究科合同オンラインシンポジウム2023 優秀口頭発表賞、優秀ポスター賞

↑ 写真をクリックするとスライドショーになります

学生企画委員長 池田 理(地学専攻 博士後期課程2年)

2021年にオンラインに切り替わってから3度目となる今回のシンポジウムは、発表者48名、参加登録者240名程度と昨年同様の規模での開催となりました。ご参加いただき誠にありがとうございました。各セッションでは質疑応答の時間が足りなくなるほど積極的な議論が交わされ、分野間の交流に対する関心の高さが伺えました。

今年度も例年通り、口頭セッションとポスターセッション、そしてポスターの概略を事前に説明するショートプレゼンテーションの3つを軸に構成しました。聴衆をポスター発表にランダムに割り振る試みは昨年度に始められましたが、幅広い研究領域にまたがるシンポジウムにおいて効果的な手法だと考え今年度も引き継ぎました。セッションでは発表者・聴衆の皆さんが互いに工夫をしながらコミュニケーションをとる様子が見られ、専攻内の閉じた環境とはひと味違う刺激を得られたのではないかと思います。他分野間の交流に適した開催形式が成熟しつつあることは、通算16年間継続されている本行事の強みと考えます。

一方で、未解決のまま残っている課題もあります。本シンポジウムは留学生にあまり知られておらず、2研究科の構成人数比に対して参加は多くありません。これまでも大会運営の二言語化が進められていましたが、今年度は印象を大きく変えるため、ホームページや広報ポスターの表記、開会式と閉会式の司会にも英語を追加しました。来年度以降も工夫を継続し、バイリンガル運営のノウハウを蓄積することで、シンポジウムの魅力が留学生視点でもより増していくことでしょう。

最後に、開催にあたり青葉理学振興会にご後援を賜り、また大学院教務課と広報・アウトリーチ支援室、情報基盤室の皆様に多くのご協力をいただきました。そして都築実行委員長を始めとする教員委員の先生方には、企画段階から温かくお導きいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

カテゴリー

最新の記事

アーカイヴ

ページの先頭へ