東北大学 大学院 理学研究科・理学部|アウトリーチ支援室

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2025年7月15日レポート

「見るだけじゃない。"入れる"のは今だけ。KamLAND(カムランド)一般公開見学会」に参加しました

20250712.png東北大学のニュートリノ観測施設 カムランド(KamLAND:Kamioka Liquid-scintillator Anti-Neutrino Detector(神岡液体シンチレータ―反ニュートリノ検出器))は、岐阜県飛騨市神岡町にある山の山頂から地下1000メートルに設置された世界最先端の反ニュートリノ検出器です。巨大な球形タンクの内部には、約2000本の光センサー(光電子増倍管)が取り付けられ、ニュートリノによって液体シンチレーターが発する微弱な光を捉えることができる高性能な観測器であり、世界で初めて原子炉からの反ニュートリノを使ってニュートリノ振動を実証し、物理学会に衝撃を与えました。
現在、カムランドは高性能化を目指して改修中であり、内部の液体を抜いて観測装置の中に入れる状態となっています。20年に一度ともいわれるこの機会に多くの皆さんにご覧いただくため、7月12日(土)、13日(日)に一般公開見学会が開催されました。

【リンク】KamLANDホームページ


↑ 写真をクリックするとスライドショーになります

アンケートでは「とても興味深かったです。鉱山跡という雰囲気も良く、普段は入れない施設に入れたことも楽しかったです。秘密基地のような感覚もありました。研究をされている方々の思いも伝わってきて、貴重な体験をさせていただきました。ここから次なるノーベル賞に関わる研究者が出るかもしれないと思うとまたわくわくします。」「大変貴重な体験をさせていただき感謝です。実際に入れるなんて感激でした。先生方のわかりやすい説明を興味を持って聞く事ができ、先生方の熱量に宇宙のロマンを感じました。いずれ大きな研究成果が出ますよう陰ながら応援、お祈りしています。」「解体途中で、まだ中身が残ったタンクの中を見ることが出来て感動しました。貴重な機会を提供していただきありがとうございます。また、道中や現地で素人質問に丁寧に応えていただいたので見学時間を通じて楽しく過ごすことができました。新しい装置で成果を得られることを祈念します。」などの感想がありました。

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