東北大学 大学院 理学研究科・理学部|アウトリーチ支援室

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2015年8月 7日レポート

「飛び出すデジタル3D映像を体感しよう!DNA鎖切断動画公開」が実施されました

 7月29日、30日のオープンキャンパスにて、化学専攻の河野裕彦教授と修士1年の菱沼直樹さんが、「飛び出すデジタル3D映像を体感しよう!DNA鎖切断動画公開」と題し、X線自由電子レーザーによって瞬時に電子がはぎ取られた炭素同素体C60フラーレンの爆発の様子やDNA鎖切断の様子を三次元可視化システムで公開しました。
 DNAがダメージを受け、鎖が切れてしまうとどうなるか...新しい細胞にDNAの情報が正しく伝達されず、健康を害する可能性もあります。今回は、DNAの鎖が切れたときに何が起こっているかをコンピュータサイエンスの観点から調査し、シミュレーションを行いました。
 教科書ではわかりづらかったDNAのらせん構造が3D眼鏡を使って立体で見ることができ、迫力のある映像に、体験した高校生は興味津々でした。
 この三次元可視化システムを使ったDNA二重らせんの切断過程シミュレーションは、9月の理学部キャンパスツアーで体験することができます!詳細は、理学研究科ホームページをご覧ください。(近日公開)

  河野裕彦先生のコメント  
参加者皆さん立体的な分子の動きを楽しんでいただけたようです。動画の公開後、分子が壊れる様子に喜んでいる私たちをいぶかしく思ったのか、「研究をしていて面白いですか」と質問してきた高校生がいました。半分あきれていたのかもしれませんが、未知の化学反応の世界に好奇心が目覚めたようでもありました。もちろん、その答えはYesです。

化学専攻 河野裕彦先生

修士1年 菱沼直樹さん

3D眼鏡を装着します。

DNA鎖切断の様子が3D映像で見られます!(画像ではお伝えできません...)

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