東北大学 大学院 理学研究科・理学部|アウトリーチ支援室

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2015年10月19日レポート

10月10日(土)やさしい科学技術セミナー「化学と生物学をつなぐ「光る分子」」

 10月10日(土)、理学研究科合同C棟2階青葉サイエンスホールにて、公益財団法人 国際科学技術財団主催の「やさしい科学技術セミナー」が開催され、理学研究科化学専攻の高岡洋輔先生が「化学と生物学をつなぐ「光る分子」」と題し、講演をされました。
 受講者は化学と生物学をつなぐ「光る合成分子:蛍光分子」と、それを使って生命の不思議を解き明かす最先端の科学技術について講義をした後、実際に蛍光分子を使った試験管実験や細胞実験などの体験実験をしました。
 今回のセミナーでは、高校までは分断されている化学(機能性分子の設計/合成)と生物学(タンパク質/細胞等の分子細胞生物学)を融合した、大学ならではの境界領域研究に触れました。


公益財団法人 国際科学技術財団「やさしい科学技術セミナー」ホームページ
セミナーの様子を動画でご覧頂けます。(※音が出ます。)


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  高岡洋輔先生のコメント  
今回のセミナーでは、化学と生物学をつなぐ「光る合成分子:蛍光分子」をもとにして、実際に蛍光分子の反応を試験管(化学)と細胞(生物)で観察する実験を体験してもらいました。化学実験では試薬を添加した際の色の変化を、生物では全く光っていなかった細胞が蛍光分子で染まった様子を見た高校生はとても目を輝かせ、しばらくじっと観察を続ける様子が印象深いものでした。空き時間に研究室設備の紹介も行ったところ、多くの質問が飛び出し、近い将来入学するであろう大学の様子を具体的にイメージしていたように見え、有意義な時間を提供できたように思います。

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