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2015年11月16日レポート

東北大学電子光理学研究センター「一般公開」が開催されました

 10月24日(土)に仙台市太白区三神峯にある東北大学電子光理学研究センターで一般公開が開催されるということで、取材に行ってきました!
 このイベントでは、カードゲームやこまを使った遊びを通して理科に関することを学んだり、普段はなかなか入れない、大学が所有するものとしては日本最大を誇る加速器を見学できるツアーなどさまざまな企画が組まれています。当日は晴天に恵まれ、小さいお子さんからお年寄りの方まで、多くの方がイベントに訪れました。
 三神峯ホールでは、須田利美教授が「元素誕生の謎に迫る-宇宙での元素合成:水素から超重元素まで-」と題し講演会を開きました。須田教授は「指輪などに使われている金やプラチナがいつ・どこで・どのように生まれたのかの謎」に関連する原子核の研究をされているのだそう。わかりやすいですね!そして日本人が発見しまだ名前がない113番目の元素には、日本に近い名前(ジャポニウム?ニッポニウム?)がつけられるかもしれないとか・・・!とても壮大なお話を聞くことができました。
 見学ツアーは、AコースとBコースに分かれており、それぞれ見学コースが違います。Aコースは、大強度電子線形加速器や電子円形加速器などを回り、Bコースはガンマ線実験装置やテラヘルツ光源加速器を回ります。どちらも約40分程度の見学で、私はAコースに同行させて頂きました。こちらのツアーもたくさんの方が参加し、質問が飛び交っていました。

↑ 写真をクリックするとスライドショーになります

  須田利美先生のコメント  
 一般公開当日は天候にも恵まれ、多くの方々にご来場頂きました。当センターの電子加速器は大学保有の加速器としては国内最大で、全国共同利用拠点として国内の多くの研究者に利用されています。普段はなかなか見ていただくことができない大型加速器の見学会には大勢の皆さんが参加され、また研究に関連したいつかの体験コーナーも盛況でした。多くの皆さんに電子光理学研究センター並びに当センターで進めている研究を知っていただくことができたようです。

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