地球上に生きるあらゆる生きものの本質とそれを育む環境との相互作用を研究するのが生物学の使命です。46億年前に誕生した地球を舞台に、38億年前に登場した生命は、さまざまなドラマを展開してきました。そして現在の地球上には1000万種以上の多様な生物が存在していると推定されています。
生物も生態系も、ミクロなレベルからマクロなレベルまで、調べれば調べるほど、驚嘆せずにいられないほど精緻で巧妙なしくみが見つかります。分子、細胞、個体、集団、環境それぞれの階層レベルで見られる生命現象は、相互に関連しながら、地球生態系としての調和を達成しているのです。
ダーウィンは、花が虫をひきよせ、同種の花粉との受精を果たす巧みな仕掛け、種子を効果的に散布する妙計などに好奇心を抱き、自ら実験しました。私たちがなによりも大切にしているのも、なぜだろうという疑問を起こさせる好奇心と、生命現象の不思議と美しさに魅せられて自らを駆り立てる探究心です。自然界には、まだまだ解明すべきことがたくさんあります。生きものの不思議に興味をもつ皆さんの入学を待っています。さあ、いっしょにわくわくしましょう!
多細胞生物では、個々の細胞がどのように振る舞い、どのように連携して、生き物としての「形」をつくりあげているか、ショウジョウバエの組織形成をモデルに、個々の細胞の振る舞いを可視化して、その仕組みの解明を目指しています。
倉永研究室東北大学では、自然科学全般にわたる活発な教育研究活動が行われています。紹介動画「東北大学理学部・理学研究科 SCIENCE CHALLENGERS」では、自然に潜む様々な謎の解明に「挑戦する」8人の世界的研究者を紹介しています。動画では、各研究者の研究概要と、研究に密接に関係する実験器具や関数などを簡単に紹介していますが、「もっと研究の詳しい内容が知りたい」、「他にどんな研究者がいるかを知りたい」、「各学科の詳しい教育・研究内容・入試要項を知りたい」と思った方は、是非、このホームページのコンテンツをクリックしてみてください。