「Science=理学」とは、私達が抱く「自然の理(ことわり)をより深く理解したい」という純粋な知的好奇心に発する学問です。しばしば「Science=理学」は、社会貢献から程遠い学術偏重に過ぎた趣味嗜好のように誤解されることもありますが、実際には「Science=理学」が様々な技術革新の起点となってきたことは人類の歴史が証明しています。また、「Science=理学」を学んだ人材が、民間企業も含めて、社会の様々な舞台で活躍していることは、本研究科の同窓生が多様な職種で力を発揮していることからも明らかです。価値観の急速な多様化やグローバル化が進む社会変革の時代においても力強く活躍できる人材を育成するためには、「Science=理学」がますます重要になってきています。
しかし、昨今「すぐに役立つこと」が重視されすぎてしまい、自然に対する素朴な問いに答えようとする「Science=理学」を軽んじる風潮があります。このままでは「Science=理学」の灯火の先細りとともに、素朴な問いに答える過程で培ってきた物事を深く多角的に考えることのできる人材育成の場が失われ、私たちの社会は取り返しのつかない人材の喪失を被りかねません。
こうした思いのもとで、私たち東北大学理学部・理学研究科は、理学教育研究支援基金を設立しております。基金へのご寄付は、理学教育・研究に関する啓発活動ならびに教育環境のさらなる充実のため下記の事業に活用させていただきます。
学生の多様なニーズに合致した学生支援の拡充の主眼は、「Science=理学」を学ぶ意志を持った若者の能力を最大限引き出すべく、学生一人ひとりが全力でそして安心して「Science=理学」を学べるよう支援することです。また若手研究者の支援は、日本の研究力の礎を支える優秀な若手研究者を物的そして精神的に励ますことを意図しています。一方理学研究・教育に関する啓発活動では、人々の心に科学の火を灯す「サイエンスチャレンジャープロジェクト」をキーコンセプトとした新たな広報・アウトリーチ活動を展開しています。さらに2022年度には学内外の皆さまの円滑なコミュニケーションを図るための「集いの場」を開設するべく、理学コネクテッド共創拠点〜北青葉山センタースクエア整備事業のもとで教育・キャンパスライフ環境の大幅な刷新に向けた第一歩を踏み出そうとしています。
このような事業の継続と発展のためには安定的な財政基盤の確保を図っていく必要があり、社会の皆さまから広くご支援を賜りたいと考えております。皆さまからの温かなご支援は、学生諸君の大きな励みとなり、私達の未来への希望へとつながっていきます。「東北大学理学部・理学研究科 理学教育研究支援基金」へのご寄付のほど、なにとぞよろしくお願いいたします。
TAによる学習相談事業では、修士課程から博士課程の大学院生(TA:講義や実験などの教育補助業務を行う学生アシスタント。以下、TA)が主体となって、主に学部生を対象に学習支援を行っています。学生の理解度に応じて細やかな解説を行うこと、発展的な学びを得たい学生の理解を深化させること、研究活動に向けた思考スキルや研究計画・立案スキルの獲得を支援することなど、多様な支援を提供します。また、直接の対話を求める学生には対面での対応を、様々な理由でキャンパスに来ることが難しい学生にはオンラインでの対応を行っており、利用者の希望に即した支援体制を整えています。
「授業の内容や課題の解き方が分からない、方針が思いつかない」、「レポートの〆切直前だけれど、何から手を付けたら良いか分からない」といった勉学に不安や難しさを抱える学生への支援はもとより、「授業よりも進んだ内容・発展的な内容を勉強したい、議論する相手がほしい」、「レポートの考察を考えてきたので、より良いものにするためにアドバイスがほしい」、「実際にTAさんが取り組んでいる研究内容や、それを理解し発展させるために必要な勉強内容を知りたい」といった、積極的な姿勢で学習や研究に向き合う学生が利用できるのも本事業の特徴です。また、本事業は支援者であるTA自身の成長にもつながっており、優れた教育経験を持つ人材を社会に輩出することにも貢献しています。
本事業にご支援していただいた方は、事業を実施しているキャンパスライフ支援室ホームページ等へご芳名を掲示いたします(ご希望でない方のご芳名は掲示いたしません)。
TAによるオンラインでの学習相談対応の様子
キャンパスライフ支援室ホームページ
国際交流を推進する目的で2003年に本研究科に開設した国際交流推進室「DiRECT (Division for International Research and Educational Cooperation)」では、海外留学を希望する在校生に対する「留学希望者支援」(送り出し)と、本研究科に入学した留学生への「留学生支援」(受け入れ)の二本柱で、国際舞台へ立とうとする学生を支援しています。
「留学希望者支援」では、交換留学を考えている学生の「留学したいけど何から始めればいい?」、「留年せずに留学は可能だろうか?」といった疑問に応えて留学への関心を高めるため、ウェブサイトで留学を経験した学生からの声を紹介しています。ウェブ上での情報提供はもちろん、DiRECTでは留学経験者(サポーター)が企画する「留学フェア」の開催を支援しています。この「留学フェア」では、留学経験者が留学先の国、大学、研究室の選び方や、単位の読み替えなどの疑問に留学希望者の視点で具体的に回答し、留学が身近で実現可能な目標となるよう助言しています。また、希望に応じて留学経験をした学生を個別に紹介する支援もしています。こうした相談とともに、「留学したことで何を学ぶことができたか」、留学経験者の実体験をもとに、より実り多い留学にするための助言をしています。今後は、社会人として活躍している留学経験をしたOB・OGも参加する「留学フェア」を計画しており、学生時代の留学経験が社会人としてどのように活かされているか、留学へのモチベーションをさらに高める説明会を開催します。
「留学生支援」では、本研究科の大学院英語プログラム「IGPAS (International Graduate Program for Advanced Science: 先端理学国際コース)」、ならびに理学部・化学科に国際学士コースとして開設している学部英語プログラムAMC(Advanced Molecular Chemistry Course: 先端物質科学コース)の学生をはじめとする多くの留学生への支援を行っています。DiRECTでは入国までの各種手続きはもちろん、仙台での出迎えや役所での手続きなど、日本人学生「チューター」の手助けのもと、生活基盤の確立を支援しています。留学生は安心して異国での生活の第一歩を踏み出し、チューターの日本人学生もこうした交流から多くを学んでいます。また、予定通りの来日が叶わない近年は、新入留学生が先輩留学生と気軽に情報交換できるオンラインコミュニティを開設し、研究以外の場で情報収集や仲間づくりができる機会を提供しています。また、留学生にとって日本での就職はハードルの高い選択肢となっていますが、日本で就職した外国人OB・OGを招いて懇談会を行い、日本での就職のポイントを学びつつ、情報交換や交流を行う機会を設けています。
これらの事業により、海外留学に興味のある学生を後押しし、海外からの留学生に対しては安心して日本での生活が送ることができる支援体制を整えています。また、海外留学を希望する学生・海外からの留学生を受け入れる研究者・研究室にとっても心強い支えとなっています。さらに、日本人学生と留学生との国際交流推進も後押ししています。
本事業にご支援していただいた方は、国際交流推進室ホームページ等へご芳名を掲示いたします(ご希望でない方のご芳名は掲示いたしません)。
留学生支援の様子
国際交流推進室ホームページ
大学生活で気がかりなこと、困っていることなど気軽に相談できる研究科独自の相談窓口として、2004年にキャンパスライフ支援室を開設しました。キャンパスライフ支援室は、臨床心理士の資格を有する専門の相談員による「なんでも相談事業」と、「TAによる学習相談事業((1)参照)」の2本柱で学生を支援しています。
臨床心理士による「なんでも相談事業」では、専門の資格を持った相談員が、日常の些細なことから深刻な悩みまで、幅広い困りごとの相談を受け付けています。支援室や相談室と聞くと、鬱や不安で生活に支障が出ている人が利用するイメージを持つかもしれません。もちろん、このような精神的不調を抱えている方に対する支援も行っています。しかし、実際に利用する学生の多くは、日常生活をなんとか過ごせているけれど、どこかで違和感を覚え、小さな葛藤を積み上げてきた方々です。特に新型コロナウイルス感染症でオンライン授業が増え、学生間の交流が減る中、困り感を抱える学生は多くなっています。キャンパスライフ支援室では、こうした学生が自発的に相談に訪れることを待つだけでなく、積極的に不調や困難さを抱える学生にアプローチし、問題の早期発見・早期対応に取り組んでいます。対話の中で学生が抱える悩みを解きほぐし、必要に応じて学生のご家族や教職員とも連携することで、豊かなキャンパスライフを過ごせるよう支援しています。
さらに、キャンパスライフ支援室には予約不要で自由に出入りできる談話室もあります。勉強や研究で煮詰まってリフレッシュしたい時、一人で本を読みたい時、授業の課題に取り組みたい時など、様々なニーズを満たせる「学生の居場所」になっています。また、たまたま同じ時間にいる顔なじみとおしゃべりしたり、お茶を飲みながら日頃の愚痴をこぼしたり、ボードゲームを囲んで学生間の交流を深めたりと、日々忙しく過ごす学生の「止まり木」としての役割も担っています。どのような人でも、休むことなく動き続けることはできません。談話室には相談員が常駐していますので、相談員との会話の中で学生達は集中と休息のメリハリを学び、継続的に学業に取り組む力を養っています。こうした表には見えにくい支援も、キャンパスライフ支援事業の特徴です。
キャンパスライフ支援室は年間200名以上の学生が利用しており、障害のある学生やセクシュアル・マイノリティの学生など、多様な背景を持つ学生への支援も行っています。本研究科にしっかりと根を張った支援を提供し続けるためにも、時代の変化に応じた様々な支援活動を展開していきます。
本事業にご支援していただいた方は、キャンパスライフ支援室ホームページ等へご芳名を掲示いたします(ご希望でない方のご芳名は掲示いたしません)。
相談員によるオンラインなんでも相談の様子
キャンパスライフ支援室ホームページ
2019年から、本研究科では博士課程の学生を主な対象とした新しいキャリア支援の拡充に力を入れています。その目的は博士号取得後の就職に関する不安を払拭することで、理学研究に関心のある学生が安心して博士課程に進学できる環境を整備することです。
本研究科の学生は数学や自然に対する知的好奇心が強く、日々、夢中になって理学研究に没頭しています。こうした学生の中には、「研究は楽しいから博士課程に進学したい。でも博士課程に進学すると就職できなくなるのは困るから、やっぱり博士課程進学はやめとこう。」という思いを抱き、不本意ながらも博士課程への進学を断念してしまう学生も少なくありません。
確かに、アカデミアの道で安定した仕事を得ることは容易ではありませんが、博士課程に進学してしっかりと実力をつけ、幅広い視野で就職活動を行えば、様々な舞台でそして様々な形で活躍していく道を切り開いていくことは十分に可能です。実際、本研究科の博士課程の修了者のうち、40〜50%の学生は民間企業に就職し、ビジネスの世界で研究開発に取り組んでいます。
現在は博士課程学生の就活の基本的な考え方やスケジュールをまとめたウェブサイト「ビズ・リガク」の構築を進めています。ビズ・リガクでは、民間企業への就職がきまった博士課程学生からのメッセージなども就職活動のケーススタディとして紹介しています。
博士課程学生の就活のケーススタディ
また、キャリア相談(個別相談)を行い、本研究科の学生の個性にあった就職支援を提供しています。年間20人前後の学生を対象に、延べ200時間程度の相談を行っています。具体的には、学生が研究を通して身につけた強みを明確化してその力が生きる就職先を探したり、その力を企業の方に適切に伝えるためのコミュニケーション戦略の策定等を行っています。
個別相談の利用者の声
本事業にご支援していただいた方は、本研究科のホームページやキャリア支援室のホームページ「ビズ・リガク」等へご芳名を掲示いたします(ご希望でない方のご芳名は掲示いたしません)。また、ご寄付頂いた法人さまを対象に、キャリア支援室ホームページ上に企業紹介記事の作成を行います。本研究科の学生に対するプロモーション強化をご検討の法人さまは企業紹介記事についてもお問合せください。
2019年度より研究科独自に実施している「研究奨励事業」を通して、次世代の理学研究を牽引する世界のトップリーダーを育成することを目的とし、若手研究者の研究推進支援を行っています。
毎年1、2名の優れた若手研究者を選出し、2021年度までに延べ4名の若手研究者に対し、総額200万円の研究奨励費を支援してきました。若手研究者の選出は、本研究科名誉教授、評価分析・研究戦略室、本研究科執行部による厳正な審査・検討を経ております。本支援事業に採択された若手研究者は、その後の科研費の獲得やより上位の職への採用など、本支援事業を一つのステップとし、着実に成果を積み重ねています。
本事業にご支援していただいた方は、理学研究科研究奨励事業ホームページ等へご芳名を掲示いたします(ご希望でない方のご芳名は掲示いたしません)。
本研究科では、人々の心に科学の火を灯す「サイエンスチャレンジャー」をキーコンセプトとした広報・アウトリーチ活動を展開中です。自然の謎を解き明かす喜びや楽しさを国内外のあらゆる立場の人たちと共有し、世界中の人々を「サイエンスチャレンジャー」に変身させていきます。
本研究科では、一般の方を対象に、公開講座・キャンパスツアー等を行う「ぶらりがく」の企画・運営をしています。科学に関する様々なトピックを紹介し、普段は入ることができない研究室の見学や、実験施設を巡ることで「フシギ」の解明現場を探索していきます。2016年から一般の方を対象に40回以上開催し、これまでの参加者数は延べ1946名になっています(令和4年1月現在)。また、中高生を対象にした「ぶらりがく for ハイスクール」も実施しています。この企画は東北大学本研究科が推進している世界最先端の理学研究に深く触れることで、理学分野への興味・関心を高め、中高生に未来を担う科学者を目指すきっかけを与えることを目的にしています。
この「ぶらりがく」と「ぶらりがく for ハイスクール」では、参加者がただ聴くだけの講義にならないように、工夫を施しています。特に「ぶらりがく for ハイスクール」では、内容も高度なものになりますが、講師だけでは一人ひとりの参加者への対応が難しくなる状況でも、東北大学の学生にアシスタントになってもらい、きめ細やかなサポートを行っています。この東北大学の学生もまた将来の科学者の卵です。皆さまからいただいたご支援により、学生のアシスタント数をより充実させることができ、大学生と中高生が共に支えあって学ぶ喜びを分かち合うことができるようになります。コロナ禍の中では、YouTube配信やウェブ開催で行いつつも、講師と参加者とのコミュニケーションを大切にし、イベント開催を継続しています。このイベントを通じ、より多くの方々と科学の感動を共有し、未来の科学者・研究者の育成を行います。
本事業にご支援していただいた方は、本研究科広報・アウトリーチ支援室ホームページ等へご芳名を掲示いたします(ご希望でない方のご芳名は掲示いたしません)。
「ぶらりがく」の様子(左)と「ぶらりがく for ハイスクール」の様子(右)
ぶらりがくホームページ
プロモーションビデオ制作事業では、理学部・理学研究科の教育・研究・キャンパス・施設を積極的に紹介し、中高生をはじめとした一般の方々を惹きつける多くの映像コンテンツを発信しています。
2018年4月には、科学者・研究者を志す中高生向けに、本研究科のエキサイティングな研究現場を知ってもらうことを目的に、自然に潜む様々な謎の解明に「挑戦する」8名の世界的研究者を、これまでの大学紹介映像にはない斬新な切り口で紹介しました。このプロモーションビデオは、公開直後から大きな反響を呼び、大学紹介映像としては異例となる公開1週間で10万回を超える再生回数を記録しました(2022年現在で約20万回再生)。加えて、テレビニュース、新聞、雑誌といった各種メディアにもこれまでにはないプロモーションビデオとして、多数取り上げられました。
プロモーションビデオ「SCIENCE CHALLENGERS」
2018年12月には、本研究科がある青葉山北キャンパス、電子光理学研究センターがある三神峯キャンパスをドローンで空撮した映像を公開しました。青葉山北キャンパスは、青葉山の豊かな緑に囲まれた落ち着いた教育・研究環境にあります。この様子を、ドローンを用いて空撮し、普段見ることができない鳥瞰的な視点でキャンパスを紹介しました。東北大学を志望する方々にとっては、キャンパスの施設の様子を知ることができ、OB・OGの方々にとってはかつての学び舎に懐かしさを感じていただくとともに、現在までに発展してきたキャンパスの様子を楽しんでいただけるコンテンツとなっています。
プロモーションビデオ「ドローンで見る東北大学理学部・大学院理学研究科」
2019年5月には、理学部・理学研究科での学びとそこでの学生の成長を映像化したプロモーションビデオを制作しました。授業風景・ゼミ風景、キャンパスを紹介するに留まらず、OB・OGからのメッセージとともに、学部・修士課程・博士課程で直面する学生にとっての課題や困難も表現し、それを乗り越えて成長していく学生の姿を映像化しました。中高生に対し、東北大学は自身の成長の場として、十分に期待できる環境であることを伝えました。
プロモーションビデオ「若きサイエンスチャレンジャーへ」
新型コロナウイルス感染症は、学内の教育・研究活動だけでなく、オープンキャンパス、中高生の学校訪問、科学イベントの開催といった大学と社会の繋がりに対しても大きな影響を与えており、対面でのイベント開催が強く制限されています。特に、オープンキャンパスへの参加制限は本学に興味のある高校生にとっては、情報を得る貴重な機会の損失となっています。このような逆風の中でも、進学志望者に対し多くの情報を提供するため、2020年度のオープンキャンパスでは、理学部・理学研究科から100を超える映像コンテンツ(学科紹介・模擬講義・バーチャルツアー)を発信するとともにウェブオープンキャンパスを実施しました。特に、実際にキャンパスに居るようにキャンパスを探訪できるバーチャルツアーは、大きな注目を集め、テレビニュースにも報道されました。2021年度のオープンキャンパスにおいては、これらの映像コンテンツをさらに充実させました。
この事業を通じ、多くの方に理学部・理学研究科をこれまで以上に身近に感じていただき、特に中高生にとっては将来の志望校にしていただけるよう情報発信をしていきます。
本事業にご支援していただいた方は、本研究科で制作するプロモーションビデオエンドロールにご芳名を放映させていただきます(ご希望でない方のご芳名は掲示いたしません)。
オープンキャンパスバーチャルツアー(2021年版)
オープンキャンパスバーチャルツアーホームページ
オープンキャンパスホームページ(2021年版)
理学部の教育研究支援棟は、築後50年を経過しており、躯体の劣化および設備面の老朽化が著しく、給水管内の錆による赤水の発生、空調効率の悪化が生じています。また現在、教育研究の支援機能が幾つかの建物に分散しており、効率的な支援体制が確保できていません。環境制御棟では、経年による設備面の陳腐化と施設の狭隘化の解消が急務であり、企業等との共同研究スペースを確保するなど産業界との共創を図る整備が必要な状況です。
そこで、理学部教育研究支援棟の一部である環境制御棟の機能を化学棟・生物学棟に移転・再構築し、現在、分散しているキャンパスライフ・キャリア支援、国際交流推進、広報・アウトリーチ支援等の各機能を教育研究支援棟に集約し、「理学コネクテッド共創拠点(仮称)」として整備します。これにより、学生のキャンパスライフを支える「北青葉山センタースクエア」(厚生会館・図書館)と教育研究支援機能をフラットな動線で繋ぐ一体化を実現します。
教育研究支援の機能を同じ建物に集約することで、学生、教員、企業関係者等の相互の交流が活性化され、共創が生み出されます。また北青葉山センタースクエアとフラットに結ばれることで多様な支援を効率的に行うことが可能になります。
本事業にご支援していただいた方は、記念プレートへご芳名を掲示いたします(個人でのご寄附:5万円以上、企業・団体でのご寄附10万円以上。ご希望でない方のご芳名は掲示いたしません)。
概要図
イメージ図
「理学教育研究支援基金」は東北大学基金の特定基金として創設されました。
本基金に関するご寄付の手続きは東北大学基金事務局にてお受けします。
申込フォーム内の寄附の目的欄から、
理学教育研究支援基金(特定基金)
をご選択ください。
東北大学基金ウェブサイト右上にある【寄附をする】ボタンよりお申込みください。申込フォームが開きますので、寄附の種類・金額(1,000円以上)・領収書発行のための住所、氏名等の必要事項をご入力の上、お申込みください。決済方法はクレジットカード・銀行振込・コンビニ決済・郵便振替からお選びいただけます。
指定の金融機関の預金口座(本人名義)より、お申込みいただきました金額を振替いたします。東北大学基金ウェブサイトより東北大学基金申込書(預金口座振替依頼書)をダウンロードいただき、必要事項をご記入のうえ、郵送にて東北大学基金事務局までお送りください。
〈税制上の優遇措置〉 税務署に確定申告をしていただくことにより、税制上の優遇措置を受けることができます。詳細はこちらをご覧ください。
東北大学基金ウェブサイト右上にある【寄附をする】ボタンよりお申込みください。申込フォームが開きますので、「申込者区分」の「法人・団体」にチェック、「寄附の目的」をリストから選択、「寄附の金額」をご入力のうえ、お申し込みください。決済方法はクレジッカード・銀行振込・コンビニ決済・郵便振替からお選びいただけます。
東北大学基金ウェブサイトより寄附予定書(Word、PDF)をダウンロードいただき、必要事項をご記入のうえ、FAX または郵送、メールにて東北大学基金事務局までお送りください。
東北大学基金ウェブサイトおよび東北大学基金芳名帳にお名前を掲載いたします。ただし、「お名前の公表を希望しない」旨のご連絡をいただいた方については掲載いたしません。
1,000 円以上のご寄附を頂いた個人の方全員を対象に、「選べる返礼品」をご用意しております。ご寄附のお申込みの際に、お好きな返礼品をお選びいただけます。
個人:10 万円以上、法人:100 万円以上のご寄附(累計)をいただいた寄附者さまに以下の特典を用意しています。
種 別 | 個 人 | 法 人 |
栄誉功労賞 | 3,000万円以上 | 1億円以上 |
特別功労賞 | 1,000万円以上 | 5,000万円以上 |
功労賞 | 100万円以上 | 1,000万円以上 |
特別功績賞 | 50万円以上 | 500万円以上 |
功績賞 | 10万円以上 | 100万円以上 |
5万円以上 : ご芳名の掲載
1万円以上 : 「図書館利用証」作成支援
支援者全員 : ノベルティグッズ2点・科学イベントの優先招待権の贈呈
10万円以上 : 法人・団体名の掲載
支援全団体 : ノベルティグッズ2点の贈呈
各事業の特典をご希望の方は、寄付申し込みフォーム「通信欄」に「ご支援いただける事業名」をご記載ください。
ご支援をいただいた方全員・全団体に、本研究科で制作したノベルティグッズを2点贈呈いたします。どういったグッズになるかは届いてからのお楽しみとなります。また、ノベルティグッズの送付に合わせ、本研究科主催の科学イベントへの優先招待権を贈呈いたします(※優先招待権の贈呈は、個人での寄附者様に限らせていただきます)。
個人で5万円以上をご支援いただいた寄附者様は「理学教育研究支援基金寄附者顕彰銘板」にご芳名を掲示いたします。ただし、「お名前の公表を希望しない」旨のご連絡をいただいた方については、掲示いたしません。(※法人・団体でのご支援の場合、10万円以上から法人・団体名を掲示いたします。)
2024年10月9日、顕彰銘板が完成し、合同C棟に設置しました(右:都築 暢夫 研究科長 左:寺田 眞浩 前研究科長)
モノトーンの銘板にネームプレートをモザイク状に配置するデザインです。全体的に品のある落ち着いた色合いとなっています。自由で多様な教育研究を支援するという本基金の理念をデザインでも表現しました
芳名プレート例:サイズ(W180×H35mm) 素材:ステンレス、アクリル(ホワイト・グレー・ブラック)