東北大学 大学院 理学研究科・理学部|広報・アウトリーチ支援室

2018年3月27日レポート

3月9日(金)生物学科 水野健作教授 最終講義

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3月9日(金)、生命科学研究科プロジェクト総合研究棟 講義室にて、生物学科 水野健作教授の最終講義「The long and winding road-ペプチドホルモンからシグナル伝達研究へ―」が行われました。水野先生は、細胞運動・形態形成、細胞増殖・分化、細胞がん化を制御するシグナル伝達機構の研究をされています。大阪大学理学部から宮崎、九州大学を経て1999年に東北大学に着任されました。会場は満席となりたくさんの方々が聴講され、水野先生のお人柄を表す会となりました。

水野健作先生よりメッセージをいただきました

1999年春に理学研究科生物学専攻に着任しました。着任の前日の3月31日に雪が降り、暖かい九州から来た私は、あまりの寒さに驚いたことを今でもよく覚えています。2001年に生命科学研究科が設立され、本務はそちらに移りましたが、その後も理学部生物学科の兼担として、合わせて19年間、青葉山の理学部生物棟において、研究と教育に打ち込むことができました。その間、理学研究科・理学部の皆様には大変お世話になりましたことを感謝いたします。
私は、以前にはペプチドホルモンとそのプロセシング酵素の精製と構造解析や、細胞増殖因子とその受容体の機能解析の研究を行っていましたが、1994年に偶然見出した新しいプロテインキナーゼ、LIMキナーゼの発見をきっかけとして、アクチン細胞骨格を制御するシグナル伝達機構を主な研究テーマとするようになりました。東北大学に赴任してからは、LIMキナーゼ-コフィリン経路を中心とした細胞骨格のシグナル伝達機構と、その細胞運動や細胞応答における機能の解析を進めてきました。さらに、最近では、細胞のメカノセンシング機構や一次繊毛の形成機構にも興味を持って研究を進めています。研究テーマの決定は研究者にとってもっとも重要なことの一つですが、私はこのようにいろいろなテーマで研究を進めてきました。最終講義の題目に挙げましたように、"The long and winding road"を、曲がり角ではテーマに迷いながらも、その時々では自分がもっとも興味をもったテーマ、そしてその領域の中ではもっとも重要で解決すべきテーマを選んで挑戦してきたつもりです。
青葉山での19年間、幸いにも、多くの熱心な学生や仲間に出会い、ともに研究に打ち込めたことを心から感謝しています。

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  生命科学研究科の大橋一正先生より
水野先生へのメッセージをいただきました  

私は、九州大学の大学院生時代より水野先生にご指導頂き、水野先生が九州大学から東北大学の教授として赴任された時に一緒に東北大学に参りました。合わせましてこれまで26年間ご指導頂きました。水野先生は、細胞応答における細胞内情報伝達の分子機構について研究されてきました。特に、動物細胞が様々な外環境の刺激を受け取り、細胞内のアクチン骨格を動的に変化させて応答する多様な仕組みについて多くの重要な発見をされました。そして、そのご研究は現在の繊毛の形成機構の研究につながり新たな発展を続けています。研究室は、水野先生のお人柄から多くの学生、ポスドクが集まり、自由な雰囲気で皆さんが生き生きとした活気のある部屋でした。水野先生は、学生の自由な発想を尊重し、先見の明をもってご指導されたことが多くの成果につながっていったと思います。私も、その中で自由に研究をさせて頂き独立することが出来ました。心より感謝申し上げます。これからは総長特命教授として研究の面白さを若い学生にご教示され、研究もさらに発展されることと思います。現在でも、研究だけでなくテニスに百名山の登頂制覇にと楽しく挑戦されている姿は、私の理想として目標とさせて頂きたいと思っております。これからも益々のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。

20180309_220.jpg 2006年の研究室の集合写真(中央広場にて。多くの学生、ポスドクが集まっていた頃の写真です。)前列中央 水野教授、前列左より2番目 大橋。


2018年3月26日レポート

3月9日(金)数学専攻 石田 正典 教授 最終講義

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 3月9日(金)、数理科学記念館(川井ホール)にて、数学専攻 石田 正典 教授の最終講義「わたしの仙台40年」が行われました。
 石田先生は、京都大学大学院理学研究科を修了後、東北大学数学教室で40年教員の道を歩んでこられました。代数幾何学をご専門とし、主にトーリック多様体と呼ばれる代数多様体を長きに渡り研究されました。
 当日は、石田先生が東北大に着任された当時の時代背景を振り返り、さまざまなエピソードが紹介されました。学内外の教職員、卒業生、学生など多くの方が出席し、熱心に聴講しました。「私のベスト論文」として1991年に発表された論文をご紹介される際には、穏やかな口調ながらも熱く語られている姿がとても印象的でした。
 石田先生、長い間本当にありがとうございました。

石田正典先生よりメッセージをいただきました  

 自分の論文で最も気にいっているのは高次元カスプ特異点の双対性を示す例の構成に錐の双対性を用いるものだったので、最終講義ではそれを紹介しました。双対性を図形で見てもらうために、私としては初めての試みですが、プロジェクター2台連動でやってみました。途中でパソコンの再起動が必要となりましたが大体うまくいったと思います。

 41年の長い東北大学勤務でしたが、思い出の一つとして、2009年に中国の復旦大学から4人の研究者を招き東北大学で研究集会を開き、翌2010年には招待を受けて上海の復旦大学での研究集会に出席しました。研究集会には復旦大学の若い研究者も多く参加して研究と交流を深めることができました。こちらでの接待はなかなかうまく行かなかったようにも思いますが、上海ではずいぶん歓待して頂きました。復旦大学には立派なホテルやレストランがあるのにも驚きました。ちょうど上海では万国博覧会が開かれていたので休みの日に行ったのですが、どこの展示館も大行列でほとんど見られず、高校のときに行った大阪の万博も同じだったと思い出し早々に退出しました。

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  数学専攻の尾形庄悦先生より
石田先生へのメッセージをいただきました  

 石田先生と初めてお会いしてから36 年にもなると思うと感慨深いです。
 石田正典先生は、京都大学の修士課程をご卒業後直ちに、助手として本学理学部数学科に着任なさいました。当時、数学教室は片平地区にあり、私は教養部生であったのでお会いしませんでした。数学教室の青葉山移転と同時に私も学部に進級しましたが、石田先生はドイツ留学中でまだ出会えていません。私が本学大学院に進学し、代数学講座の小田忠雄教授にご指導頂いた時には、石田先生は帰国されていたと記憶しています。石田先生は代数学講座の助手であったので、やっとお会いすることが出来ました。この頃、先生はご結婚され、私は同級生と共にご自宅に招いて頂きました。
 その後、石田先生は助教授に昇任され、私も助手に採用されました。私が助手になって直ぐの頃、石田先生は4年セミナーを担当され、私は義務では無いのに傍聴しました。先生のお人柄か、4年生達の雰囲気がとても良く、私は全回傍聴し、夏休みのセミナー合宿にも同行しました。
 また、小田先生は代数学セミナーを主宰されていて、石田先生に加えて、佐武一郎先生、堀田良之先生、難波誠先生、森田康夫先生も参加し時々講演され、また、他大学からも土橋宏康先生、足利正先生と本学の助手の方々も参加して、大盛況でした。講演後、石田先生と、同年代の土橋先生と足利先生、私たち助手が一緒に居酒屋で懇親会を持つことが常でした。石田先生は、お酒にはあまり強くなくて、この頃はビールをコップに1杯飲む程度でした。その後、ジョッキに1杯と梅酒1杯飲むぐらいに進歩(?)されました。お酒にはあまり強くなくとも、この様な懇親会はお嫌いではないようで、誘いを断られることはありませんでした。
 その後、私もドイツに留学し、帰国後すぐに本学教養部に移り、法人化にともない再び理学部に准教授として戻りました。この頃に、石田先生は代数幾何学セミナーを立ち上げて主宰し、代数セミナーより活発になりました。私と原伸生准教授(当時)で自由に学外の研究者を講演者に呼ぶことも、大学院生にも講演させることも、兄貴分として鷹揚に構えて認めてくれました。このセミナーでも懇親会は欠かせませんでした。石田先生も私も原さんもそれぞれ大学院生を指導するようになっても、各学期の終わりには、必ず合同の懇親会を持ちました。
 石田先生は、ご結婚後に奥様のお勧めに従って、自動車の運転免許をお取りになりました。週に何度か、奥様を助手席に乗せてご自身が運転して大学に出勤され、直後にその車を奥様が運転して帰られることがあります。休日にはドライブなどなさいますか?と伺うと、奥様が運転されてあまり遠く無いところに行く。また、通勤時のルートはいくつか試されましたか?と伺うと、いつも同じ道を辿って大学まで運転すると答えられました。
 今後は、ご自身でルートを選んでご自身で運転し、隣県ぐらいまでの距離のドライブを奥様と仲良く楽しむことを願っております。


2018年3月22日レポート

青葉山みどり保育園見学会が開催されました。

東北大学学内保育園「青葉山みどり保育園」の見学会が開催されました。青葉山みどり保育園は、地下鉄青葉山駅からすぐの福利厚生施設の中に設置され、生後2か月から小学校就学の始期に達するまでの東北大学教職員及び学生のお子さんが利用可能な保育園です。常時保育はもちろん一時保育も可能となっています。詳細は青葉山みどり保育園ホームページよりご確認下さい。
※現在(2018年3月22日)、全年齢とも定員に空きがあるとのことですので、ご希望の方は総務企画部総務課(hoiku[at]grp.tohoku.ac.jp *[at]を@に置き換えてください。)までお問い合わせ下さい。

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2018年3月19日レポート

3月5日(月) ニュートリノ科学研究センター 白井淳平教授 最終講義

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3月5日(月)、理学研究科合同A棟2階第1共通講義室にて、ニュートリノ科学研究センター 白井淳平教授の最終講義「この40年を振り返って」が行われました。白井先生は、旧カミオカンデ検出器の解体に始まりカムランド検出器の建設と実験を経て現在はカムランド禅実験に携われております。筑波のKEKで過ごされた時のお話や、その後、東北大学に異動されてからの21年の研究内容の推移など、幅広くお話をしてくださいました。当時の写真も紹介いただき、終止温かい雰囲気の中、講演は進められました。

白井淳平先生よりメッセージをいただきました

最終講義、いよいよこの日を迎えたのだと感慨深い思いです。KEKから東北大に移動してはや21年、カムランド/カムランド禅実験の建設から始まりずいぶん楽しませてもらった感があります。特に2002年、カムランド実験が始まってまもなく、世界初の原子炉ニュートリノ振動の発見の現場に当事者として居合わせることになろうとは夢にも思いませんでした。また世界初の地球反ニュートリノが検出され、地球科学者の長年の夢が現実となりニュートリノ地球科学が創始される画期的な成果があがったことにも大変驚きました。東北大学に来る前の大勢の研究者がそろうKEKでの活動も楽しかったですが、東北大学では研究や教育を通じて多くの優秀な学生と触れ合うことができ、また多くの優れた研究者と会う機会にも恵まれ、いつも新鮮な刺激を受けることができました。大変ありがたく思っています。また仙台の地は住みやすく歴史を感じる趣のある街であり、新鮮な食材に美味しいお酒が楽しめるのもとても気に入っています。
退官後は、幸いにも進行中のカムランド/カムランド禅実験に参画できることになりました。ニュートリノ研究は今後も大きな進展が期待される分野ですが、ニュートリノと関連する分野は宇宙や天体、地球まで含め、大変重要で魅力的な課題に満ちており、全く新たな視野が開かれる可能性もあると思います。そのようなチャンスをつかみ取るべく今後も努力していきたいと思っています。これまで研究を支えて下さった多くの方々に心より感謝いたします。ありがとうございました。

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  ニュートリノ科学研究センターの清水格先生より
白井先生へのメッセージをいただきました  

白井先生には2000年に研究室配属されて以来、長い間お世話になりました。当時は原子炉ニュートリノ振動発見を目指し、研究グループが一丸となって実験準備を進めていました。白井先生は液体シンチレータ純化の研究をリードしておられ、その間に素粒子実験に必要な基礎知識、応用実験に向けた装置開発の手法、さらには研究者としての心構えなど、非常に多くのことを学ばせていただきました。研究者になってからも変わらず熱心なご指導をいただいたこと、大変感謝しております。これからも引き続き共同研究の中でご指導をいただければと願っております。益々のご発展とご活躍をお祈りいたします。


2018年3月19日レポート

3月6日(火)生物学科 山元 大輔 教授 最終講義

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 3月6日(火)、生命科学プロジェクト総合研究棟(片平キャンパス)講義室にて、生物学科 山元 大輔 教授の最終講義「"自分流・行動遺伝学"のこれまでとこれから」が行われました。
 山元先生は、平成17年に東北大学大学院生命科学研究科教授として着任され、キイロショウジョウバエを用いて、行動を組み立てる遺伝子や行動を生み出す脳の仕組みを研究してこられました。
 本講義では、現在の研究を始めたきっかけやこれまでの研究成果、今後の目標についてユーモアを交えながら熱く語ってくださいました。講義終了後には、山元先生の長年にわたる研究・教育に対するご尽力とご功績に感謝と敬意を込めて、聴衆から惜しみない拍手が送られました。

山元大輔先生よりメッセージをいただきました  

 この度は、最終講義の機会を与えていただき、ありがとうございました。
 私自身が最初に研究室を持ったのは(株)三菱化成生命科学研究所(東京町田)に於いてであり、その後、早稲田大学人間科学部(埼玉所沢)、早稲田大学理工学部(東京新宿)を経て、本学生命科学研究科に着任した。本学では当初、青葉山の理学部合同棟にラボを構えたが、震災の前年に新たにできた片平の生命科学総合研究棟に移転した。そして今回、定年を1年後にひかえてフライング退職し、神戸にある未来ICT研究所に異動することとなった。ラボとしては5回目の引っ越しが目前である。最終講義では、四十余年にわたる研究を振り返るとともに、今後の新たな展開を見据えて、いわば所信表明の意味をも込めて自分独自の道を模索することにした。皆さんに楽しんでいただけたならこの上ない喜びである。


  生物学科の小金澤雅之先生より
山元先生へのメッセージをいただきました  

 山元先生はハエの求愛行動研究のトップランナーで、特に有名なのはオス同士が求愛してしまう突然変異体satoriの発見です。論文や書籍等では良く存じ上げていましたが、まさか私がその研究に関わる事になろうとは思っていませんでした。satori変異は、転写因子をコードするfruitlessと呼ばれる遺伝子の機能異常によるもので、山元先生はfruitless遺伝子の分子細胞生物学的機能の解明に取り組んできました。2005年には雄特異的なFruitlessタンパク質発現が、ニューロンの数や形を変えて、いわば「オスの脳」を作り出している事を明らかとし、Nature誌の表紙を飾っています。私はちょうどその頃から山元先生との共同研究を始め、fruitless発現神経回路の機能解析を行ってきました。最先端の技術を用いた研究に携われたことは、研究者としてとても幸せな事でした。
 山元先生の研究成果は多数の学術論文として触れることができますが、研究室メンバーのみが知る特筆すべきことは、どんなに忙しい時でも自身で実験をされていたことでしょう。研究・教育に忙殺されながらも、自らショウジョウバエの交配をしアイデアの確認を行う姿は驚異的でもありました。
 satori変異体の発見は今から20年以上前にさかのぼりますが、その頃から山元先生は「行動の進化」という難問にアタックしてきました。ゲノム編集技術が開発され、中枢ニューロンの活動記録も可能となった現在は、かつては攻略不能にも思えたこの難問の解明に肉薄できるまたとない時なのだと思います。山元先生は4月より神戸の未来ICT研究所に活躍の場を移しますが、この期を逃さず自らの手で驚くような研究成果を上げていくはずです。何時までもお元気で、これからもますますのご活躍をお祈りしております。


2018年3月19日レポート

3月6日(火)生物学科 中静 透 教授 最終講義

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 3月6日(火)、生命科学プロジェクト総合研究棟(片平キャンパス)講義室にて、生物学科 中静 透 教授の最終講義「樹木と動物との相互作用による森林生態系の変化」が行われました。
 中静先生は、平成18年に東北大学大学院生命科学研究科教授として着任され、森林生態系における生物多様性維持機構熱帯林や温帯林において、生物多様性が維持されるしくみや気候変動が生態系に与える影響、適応策など、幅広く研究を進めてこられました。
 当日は、中静先生が "日本の森林で気になっていること" を様々な実例を交えてお話されました。講義室には学生や教職員など多くの方が聴講に訪れ、講義終了後には、中静先生の長年にわたる研究・教育に対するご尽力とご功績に感謝と敬意を込めて、惜しみない拍手が送られました。
 中静先生の今後のご健勝とますますのご活躍をお祈りいたします。

中静透先生よりメッセージをいただきました  

 最終講義を多くの方に聞いていただき、ありがとうございました。思い出話はしたくなかったので、最近考えている日本の森の問題点と私の研究のかかわりについて話させていただきました。今後も研究者としてこの問題にはかかわってゆきたいと思っています。
 東北大学での12年間は、GCOEや学術資源研究公開センター、植物園の仕事など、手を抜けない仕事も多かったですし、東日本大震災などをきっかけに始めた活動もあり、あっというまに過ぎてしまった感があります。それでも、すこしは東北の自然を生かした研究ができたかと思っていますし、その自然のすばらしさは堪能しました。これからは京都の総合地球環境学研究所でプログラムディレクターをしますが、大学共同利用研究機関法人人間文化研究機構の傘下にある研究所ですので、地球環境問題に関心のある方は研究提案をすることができます。ぜひ東北大学からも研究の提案をしていただきたいと思っています。
 東北大学で一緒に研究をやっていただいた教員、学生のみなさま、事務・技術でサポートしていただいた方々、たいへんありがとうございました。楽しく実り多い時間を過ごすことができました。

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▲八甲田山で毎年行っていた森林調査のときに。

  生物学科の饗庭正寛先生より
中静先生へのメッセージをいただきました  

 中静先生は、私にとっては博士課程での指導教員でもあり、京都大学時代から17年以上のお付き合いになります。初めて研究室訪問にうかがった際に温かく迎えて頂いたことを昨日のように思い出します。
 先生から教わったことを数え上げればきりがありませんが、フィールド系の研究者としては、世界各地の森林にご一緒して、森の見方を教えて頂いたことが、やはり何よりの思い出です。今では私自身が学生を指導する立場となりましたが、先生から教わったことを私なりのやり方で次の世代にも継承していけたら、と願っております。
 学外の仕事でご不在の事が多かったにもかかわらず、学生とのコミュニケーションをとても大切にされており、研究室には常に和気藹々とした雰囲気が満ちていました。時には、研究に対する自主性の不足を厳しく指摘され戸惑う学生もいましたが、卒業後、遊びに来た彼らが「働くようになり、先生が仰っていたことがようやくわかった」と述懐している姿もしばしば目にします。
 最後になりましたが、これからも一緒にフィールドで研究できることを楽しみにしております。お体に気をつけて、ますますのご活躍をお祈りしております。

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▲秋保で行われた研究室のお花見にて。

2018年3月19日レポート

物理学専攻 2017年度新博士講演会・祝賀会が開催されました

 3月5日(月)、理学研究科青葉サイエンスホールにて物理学専攻 新博士講演会及び物理学専攻賞授賞式が開催されました。
 まずはじめに、新博士を代表して髙浦大雅さん、廣部大地さんによる新博士講演会が開かれました。異なる分野の聴講者にも解りやすく発表され、その後の質疑応答では、聴講者から活発な質問が相次ぎました。

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▲髙浦大雅さん「摂動論を超える予言へ向けた計算手法の開発とQCD結合定数の決定」

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▲廣部大地さん「拡張Luttinger液体中のスピン流: スピノン・スピン流」

 その後、博士・修士修了生への各賞授賞式が行われました。物理学専攻賞は、博士論文、修士論文が特に優秀だった学生を表彰するために設立された賞で、受賞者には、山元均物理学専攻長より賞状と記念のオリジナルメダル(博士の受賞者はゴールド、修士の受賞者はシルバー)が授与されます。今年度は、博士2名、修士4名が選ばれました。また、1名が総長賞候補者として推薦されました。
[関連記事]2017年度物理学専攻賞、総長賞候補者が決定(理学研究科HP)

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▲受賞者のみなさん。おめでとうございます!

 授賞式終了後は、合同C棟多目的室にて祝賀会が開かれました。祝宴では、それぞれ仲間達、先生方と思い出や今後について語り合い、食事をしながら歓談しました。

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▲田村先生の音頭で乾杯するみなさん
2018年3月13日レポート

3月12日(月)、University College London - Tohoku Organic Chemistry Symposium

 3月12日(月)、理学研究科合同C棟2階青葉サイエンスホールにて、University College London - Tohoku Organic Chemistry Symposiumが行われました。このシンポジウムは、University College LondonからProf. Helen Hailes、Prof. Jim Anderson、そしてUniversity of LincolnからProf. Martin Lear(元:東北大学准教授)をお迎えし開催されたものです。

Program
Chairperson: Prof. Yujiro Hayashi (Tohoku University) , Prof. Takeaki Iwamoto
● Green chemistry: enzymatic and chemoenzymatic strategies in synthesis
 Prof. Helen Hailes (University College London)
● Recent progress on catalytic skeletal rearrangement reactions
 Prof. Itaru Nakamura (Tohoku University)
● Atypical Oxidations of Atypical Substrates to Typically-Activated Esters
 Prof. Martin Lear (University of Lincoln)
● -Extended thienoacenes for organic semiconductors: synthetic chemical approaches
 Prof. Kazuo Takimiya (Tohoku University)
● Target Synthesis: 1,2-diamines and infraluciferins
● Introduction of University College London
 Prof. Jim Anderson (University College London)

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2018年3月 6日レポート

2月25日(日)サイエンスリンク in 仙台

 2018年2月25日(日)、片平キャンパスさくらホールにて「サイエンスリンク in 仙台」が開催されました。今回は7団体が参加し、2団体によるサイエンスショーも行われました。東北大学からは、理学部天文学教室「アンドロメダファイトカードゲーム」、理学研究科・理学部広報サポーター「モアモアしおりを作ろう」、みちのく博物楽団「地球史の長さを感じてみよう!」の3団体が参加しました。たくさんのご来場者があり、どのブースも盛況でした。子どもたちや地域のみなさんに科学のおもしろさをお伝えできたと思います。

【理学部天文学教室「アンドロメダファイトカードゲーム」】
 東北大学天文学専攻の学生を中心とした、天文学に興味関心のある様々な学科の学生が集まって活動している団体です。子供達が宇宙や天文学に興味を持ち、それが学びにつながることを狙いとしたオリジナルカードゲーム「アンドロメダファイトカードゲーム」。小学校低学年以上を対象としていて1対1で対戦しながら遊びます。My spaceにカードを揃えて銀河を召喚!合言葉は『アンドロメダファイト!』

【理学研究科・理学部広報サポーター「モアモアしおりを作ろう」】
 東北大学理学部・理学研究科の面白いことを日々、発信するお手伝いをしている「広報サポーター」です。今回は、モアレ現象を利用したしおりづくりをしました。簡単な点や線を印刷した透明シートを重ねると、あらふしぎ、きれいなもようが生まれます。光の干渉によって生まれる「モアレ」を使って、動く「しおり」を作りました。

【みちのく博物楽団「地球史の長さを感じてみよう!」】
 東北大学総合学術博物館(理学部自然史標本館)を拠点に活動している団体です。ミュージアムの魅力を発信することをテーマに、ワークショップやオリジナルグッズの制作・販売、博物館でのガイドなどを行っています。ぼくたちの住むこの地球はいつからあるの?どんな生き物がいたの?そんな地球についてのギモンにこたえるワークショップを開催しました。自分だけの「地球史巻き物」をつくって考えます。

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2018年2月20日レポート

2月16日(金)理学・生命科学研究科 合同シンポジウム2018〜新学術領域における学生・若手研究者の連携〜

 2月16日(金)、理学研究科合同C棟2階にて、東北大学大学院理学研究科・生命科学研究科 理学・生命科学研究科 合同シンポジウム2018〜新学術領域における学生・若手研究者の連携〜が開催されました。
 東北大学大学院 理学研究科では、新学術領域における学生・若手研究者の連携による学際的研究の創出・創生・創造・展開を目標に、教育研究活動の一環として、異分野間の交流を図るため、2007年度から東北大学大学院理学研究科の6つの専攻(数学専攻、物理学専攻、天文学専攻、地球物理学専攻、化学専攻、地学専攻)、2016年度には新たに生命科学研究科を加え合同シンポジウムを開催してまいりました。この合同シンポジウムでは、大学院生が主体になり企画・運営を行い、教員がサポートしています。
 昨年度からの新しい取り組みとして、ポスター発表者の方々全員に一分間のショートプレゼンテーションをしていただきました。聴講者は優秀なショートプレゼンテーションに投票し、その結果、今年度は5名の方々に「優秀ポスター賞」が授賞されました。

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  学生企画委員長 藤田 真奈美(物理学専攻 博士課程後期2年)  
 この度、理学・生命科学2研究科合同シンポジウム2018の学生企画委員長を拝命しました藤田真奈美です。2008年から始まりました本シンポジウムですが、理学研究科の数学、物理、天文、地球物理、化学、地学の6つの専攻に生命科学研究科を加えた7分野合同シンポジウムとしては2度目の開催となりました。
 我々の研究対象である理学は元々ひとつの樹であったのが、研究が進むにつれ枝分かれ・細分化を重ねて今日に至ります。各ブランチの最先端には我々若手研究者が葉として身をおきます。理学の樹は非常に大きく、根底を同じく有していたとしてもたった数ブランチ先の葉の顔が分からないというのが現状ではないでしょうか。本シンポジウムはブランチを異とする我々に他の葉と議論を交わす非常に貴重な機会を与えてくれました。
 口頭発表では17名の発表があり、何れの発表でも分野外の聴衆へ向けて導入に重きを置き丁寧に説明されていました。それでも予想外の質問や指摘にはっとなる場面もあり、発表者・聴衆双方が新鮮な発見をできたと思います。
 また、ポスターセッションでは42編の発表がありました。各人が1分間でポスターの紹介を行うショートプレゼンテーションに引き続き、青葉サイエンスホールにて行われたポスター発表では昼食の提供もあり大盛況でした。特に興味を引いた研究に関して、研究者自身とより深く議論を交わすことができました。
 本シンポジウムに参加された多くの人が新たな知に出会い、また想像以上だと実感したことでしょう。あなたの"常識"は通じないのです、たった数ブランチ先だとしても!
 これだけ貴重な知の機会を逃すほど愚かしいことはないと思います。来年度も皆様の積極的なご参加お待ちしております。
 最後になりますが、本シンポジウムが無事に開催できたのは、実行委員長の磯田先生をはじめ、教員委員の皆様、大学院教務の皆様、学生企画委員の皆様のご尽力あってのことです。本当にありがとうございました。
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