東北大学 大学院 理学研究科・理学部|広報・アウトリーチ支援室

2021年8月 4日レポート

7月28日-29日 東北大学理学部オープンキャンパス2021 オンラインイベント「模擬講義」配信

東京都、沖縄県への「緊急事態宣言」の発令(延長含む)及び千葉、埼玉、神奈川、大阪の4府県への「まん延防止等重点措置」の期間延長並びに宮城県の「リバウンド防止徹底期間」の延長が発表され開催を予定しておりました「東北大学対面オープンキャンパス」は延期となりました。7月28日・29日はオンラインオープンキャンパスのイベントとして「模擬講義」を配信いたしました。本学部では、自然科学全般にわたる活発な教育研究活動が行われています。先生たちが普段行っている大学の講義や、研究の最前線などをわかりやすく解説しました。
当日の配信内容の詳細はこちらからご覧ください。



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2021年7月19日レポート

7月10日(土)仙台市天文台×東北大学大学院理学研究科 公開サイエンス講座2021 第1回 スペースゼミ~研究者と一緒に宇宙を調べよう!~

2017年7月1日に東北大学大学院理学研究科と仙台市天文台は連携協力協定を締結し、2021年度のコラボレーション企画として全2回の公開サイエンス講座を行います。
2021年度第1回目のイベントとして、7月10日(土)仙台市天文台にて、地球物理学専攻の学生が企画・運営をした「スペースゼミ~研究者と一緒に宇宙を調べよう!~」を開催しました。スペースゼミとは、普段疑問に思っている宇宙のことを研究者と一緒に考え、仙台市天文台で調べてまとめる講座です。班毎に研究者や大学院生、天文台スタッフなどが参加し、参加者の疑問を書籍や天文台展示コーナーなどで一緒に調べ、議論し、ワークシートにまとめました。
講座参加者は33名。たくさんのご来場有難うございました。


謝辞:
当日、講師として、吉田誠先生(JAXA角田宇宙センター)、田中雅臣先生(天文学専攻准教授)、松岡萌先生(JAXAはやぶさ2研究開発員、オンライン参加)に参加いただきました。また、戸梶歩さん(JAXA MMX広報)にはMMXの模型展示とお土産用ステッカーを、中村智樹先生(地学専攻教授)には隕石展示にて多大なるご協力いただきました。ありがとうございました。



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2021年7月14日レポート

3月27日 (土) ぶらりがく for ハイスクール をオンライン開催しました

 2021年3月27日(土)、ぶらりがく for ハイスクールのライブ配信を行いました。例年、8月に理学部キャンパス内で開催していましたが、今回は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から協議を重ね、3月にYouTubeからのオンライン形式で開催しました。
 今回は、物理学から中村哲教授による講義『粒子加速器を駆使する現在の「錬金術師たち」が探る極微の世界』、化学から美齊津文典教授による講義『目に見えない分子やクラスター粒子の形はどうすればわかる?』、地球物理学から三浦哲教授による講義『火山噴火の兆候を宇宙技術でとらえる』を行いました。参加者の皆さんには当日を迎えるまでに事前配信した予習講義動画をご覧いただくようにしまた。質疑応答ではチャット式の質問ツールを使い、積極的な質問が多く寄せられました。今回は160名を超える参加があり、盛況のうちに終了しました。


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次回のぶらりがく for ハイスクールは2022年3月26日(土)開催予定です。お楽しみに!

[リンク] ぶらりがくWebサイト

2021年3月 1日レポート

2月19日(金)理学・生命科学2研究科合同オンラインシンポジウム2021

2月19日(金)、理学・生命科学2研究科合同オンラインシンポジウム2021が開催されました。本年度は、新型コロナウイルスの感染状況等を踏まえ、初となるオンライン(Zoom)での開催となりました。

東北大学大学院 理学研究科では、教育研究活動の一環として、異分野間の交流を図るため、理学研究科が関係する3つの21世紀COEプログラムによる合同シンポジウムが2006年度に開催されました。この合同シンポジウムが非常に有意義であったことから、これを毎年継続すべきという機運が高まり、2007年度から新学術領域における学生・若手研究者の連携による学際的研究の創出・創生・創造・展開を目標に、東北大学大学院理学研究科の6つの専攻(数学専攻、物理学専攻、天文学専攻、地球物理学専攻、化学専攻、地学専攻)、2016年度からは生命科学研究科も加わった合同シンポジウムを開催してまいりました。この合同シンポジウムでは、大学院生が主体になり企画・運営を行い、教員がサポートしています。

聴講者は優秀な口頭発表、及びポスター発表に投票し、その結果「優秀口頭発表賞4名」「優秀ポスター賞11名」が授賞されました。また副賞として青葉理学振興会より図書カードが送られました。


*リンク:理学・生命科学2研究科合同オンラインシンポジウム2021 優秀口頭発表賞、優秀ポスター賞

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  学生企画委員長 高橋菜緒子(地学専攻 博士後期課程2年)  

理学・生命科学2研究科合同オンラインシンポジウム2021におきまして、学生企画委員長を務めました高橋菜緒子です。今年度で第14回を迎える合同シンポジウムは新型コロナウイルス感染拡大の影響により、初のオンライン形式での開催となりました。Zoomセッションの同時参加者は最大時で100名を超え、一部ポスターセッションでトラブルがあったものの、全体としてはスケジュール通りに終了することができました。ご協力いただいた発表者ならびに参加者の皆様には心より感謝を申し上げます。

本シンポジウムでは、口頭発表、ポスター発表、ポスター発表者による1分間ショートプレゼンテーション、学生優秀発表賞の投票を全てオンラインに切り替え、昨年から規模を縮小することなく実施しました。ポスターの視覚的な一覧性を確保するためにポスター集を作成し、さらに発表者各々の事前作成ショートプレゼンテーション動画を当日ホストから配信しました。今回、参加者はパソコンの画面で素晴らしい資料を隅々までじっくり見ることができ、オンライン形式の強みを感じました。オンラインでのコミュニケーションに関しては課題が残る結果となりましたが、Zoomのブレイクアウトルームやリアクション機能、チャットを用いながら参加者、発表者、運営委員全員が「新たな試み」に挑んでいました。そのような不慣れな環境の中でも、多くの発表で研究の意義や専門用語、難しい理論の説明に工夫がなされ、他分野から質問が出るなど垣根を超えた交流が行われていました。

多くの参加者の方が、コロナ禍で研究活動に制限が生じる困難な状況でも、同じ大学で研究に励む学生の姿に刺激を受けたことと思います。私はこのシンポジウムを通して、研究対象とする現象は異なっていても、その真理をつきとめたいという純粋なサイエンスに対する思いが他分野の学生と根底で通じ合っているように感じ、とても嬉しく思いました。開催後には、拝聴した他専攻のポスター発表者から追加の説明が書かれたメールが届き、このシンポジウムが学生同士の繋がりを作るきっかけとなっていることに改めて気付きました。多くの方に本シンポジウムを通して得た知識や考え方、またそこで生まれた繋がりを今後の自身の研究活動に活かしていただけることを期待しております。

最後に、本シンポジウムを学生が主体となって企画し開催するにあたり、常に学生の意見を尊重しつつサポートをしてくださった実行委員長の松澤先生を始め、実行委員の教員の皆様、大学院教務の皆様、広報・アウトリーチ支援室の皆様、情報基盤室の皆様に、深く感謝いたします。本当にありがとうございました。

2020年12月17日レポート

11月18日 変動地球共生学卓越大学院プログラム「国際シンポジウム・TU×SDGsフォーラム」を開催しました

変動地球共生学卓越大学院プログラムでは、2020年11月18日(水)、「国際シンポジウム・TU×SDGsフォーラム」をオンサイト(ウェスティンホテル仙台)とオンラインを併用したハイブリット形式で開催しました。

第一部の国際シンポジウムでは、大野英男総長・文部科学省高等教育局大学振興課大学改革推進室・髙橋浩太朗室長補佐、山口昌弘副学長(大学院改革担当)による開会挨拶に引き続き、連携企業・機関・国外大学を含む学内外の講師陣から、防災・減災に対する取り組みや持続可能な社会の構築に貢献する先端研究についての講演がありました。その中で、プログラムコーディネーターの中村美千彦教授(地学専攻)からは、本卓越大学院プログラムの紹介があり、また、日野亮太教授(地球物理学専攻)からは、「観測と予測」というタイトルの講演がありました。

第二部のTU×SDGsフォーラムでは、水鳥真美氏(国連事務総長特別代表(防災担当) 兼 国連防災機関ヘッド)、Jo Scheuer氏(国連開発計画マリ代表)、近藤哲生氏(国連開発計画駐日代表)、竹谷公男氏(国際協力機構防災特別顧問・災害科学国際研究所特任教授)にご講演いただき、リスクにプロアクティブに対応するための学術・教育の役割についてパネルディスカッションを行いました。学生からの質問も活発にあり、博士課程学生のキャリアパスや国際機関で働くために身に着けておくべき能力などについて講演者の経験を踏まえながらお答えいただきました。

合計で約250人(オンサイト約70人、オンライン約180人)の参加者があり、本プログラムから参加した学生からは、「普段は絶対に話すことができない国連機関のトップの方に直接質問ができてとても貴重な機会だった」、「発展途上国における様々な問題に最前線で取り組んでいる人の言葉の重みやその熱量を痛感した」といった声が聞かれました。


20201114_10.jpg プログラムコーディネーター:中村美千彦教授(地学専攻)


20201114_20.jpg 日野亮太教授(地球物理学専攻)


20201114_30.jpg TU×SDGsフォーラム


*写真提供:SyDE事務局



2020年12月17日レポート

International Symposium and TU x SDGs Forum held by the WISE Program of Sustainability in the Dynamic Earth

Doctoral Program for World-leading Innovative & Smart Education (WISE Program) of Sustainability in the Dynamic Earth held the "International Symposium TU x SDGs Forum" on Wednesday, November 18, 2020, in a hybrid format combining on-site (Westin Sendai) and online.

Following opening remarks by President Hideo Ohno, Assistant Director Kotaro Takahashi of the Office for the Promotion of University Reforms, University Promotion Division, Higher Education Bureau, Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology, and Vice President Masahiro Yamaguchi (in charge of graduate school reform), the first part of the international symposium featured presentations by various speakers from inside and outside the university, including partner companies, institutions, and foreign universities, on their efforts to prevent and mitigate disasters and on advanced research that contributes to building a sustainable society. Among them, coordinator of the graduate school program, Professor Michihiko Nakamura (Department of Earth Sciences), introduced the WISE Program, and Professor Ryota Hino (Department of Geophysics) gave a lecture titled "Observation and Prediction".

In the second part of the TU x SDGs Forum, Ms Mami Mizutori (Special Representative of the UN Secretary-General for Disaster Management and Head of the UN Disaster Management Organization), Mr. Jo Scheuer (Representative of the UN Development Program in Mali), Mr. Tetsuo Kondo (Representative of the UN Development Programme in Japan), and Prof. Kimio Takeya (Special Advisor on Disaster Management to the Japan International Cooperation Agency and Specially Appointed Professor at the International Research Institute of Disaster Science) gave lectures. A panel discussion was held on the role of academia and education in proactively responding to risks. There were many questions from the students, and the panelists answered questions about career paths for doctoral students and skills that should be acquired to work in international organizations, based on their experiences.

A total of about 250 people (about 70 onsite and 180 online) participated in the seminar, and students who participated in this program said, "It was a very valuable opportunity to ask questions directly to the top executives of UN organizations, who I would never normally be able to talk to," and "I was keenly aware of the weight and passion of the words of people who are working on the front lines of various issues in developing countries".


20201114_10.jpg Professor Michihiko Nakamura (Department of Earth Sciences)


20201114_20.jpg Professor Ryota Hino (Department of Geophysics)


20201114_30.jpg TU x SDGs Forum


*Photographed by syde-office



2020年12月15日レポート

12月5日(土)第7回 数学の魅力2020

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12月5日(土)青葉サイエンスホールにて、学部生向けの講演会「数学の魅力」が開催されました。このイベントは学部生が最先端の数学の一端に触れ、また大学院進学などについて考える参考となることを目的に毎年実施されているもので、専攻の教員3名がご自身の研究分野とも関連する導入的話題について45分程度の講演を行います。また3つの講演の後には座談会の時間を設け、参加者からの質問に講演者が答えます。

今年度は新型コロナの影響もあり、人数を制限しての会場参加とZoomによるオンライン参加を並行したハイブリッド型の開催となり、参加者は49名(会場参加19名、オンライン登録者30名)でした。会場だけでなくオンライン参加者からの質問もあがるなど、一体感のある開催になりました。

今年度は、猪奥 倫左 准教授、寺嶋 郁二 教授、竹内 潔 教授に「数学の魅力」について語っていただきました。いずれの先生方もとても情熱的に数学の魅力について語られ、夢の感じられる講演に参加者が引き込まれていくのがよく分かりました。座談会では会場参加者やZoom参加者からの質問(学生時代は何を考えていたか?なぜ数学者になったか?など)に先生方がご自身の経験を話され、普段は聞けないような先生方のエピソードやアドバイスに非常に盛り上がりました。



2020年11月19日レポート

11月2日(月)防災訓練を実施しました。

11月2日(月)、令和2年度東北大学理学研究科防災訓練を実施しました。例年は、東日本大震災の経験を踏まえて緊急地震速報システムの周知や、東北大学安否確認システムを利用した安否確認、トランシーバーを使用した安否確認方法、非常食配布体系の検証を行うことを目的としています。
今年度の防災訓練は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、参加者を学生に限定して、避難訓練を実施しました。参加者は各専攻から選出された53名と例年よりぐっと小規模で行われたため、参加者の中には親しい友人が近くにいないという不安があったように見受けられました。しかし、災害は時を選んでやってくるわけではありません。
災害から自身と大切な人を守るために、防災訓練は大変重要です。「非常時」を自発的に意識するのは難しいものです。訓練に積極的に参加し、もしものときに備えましょう。みなさん、お疲れさまでした。

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▲防災訓練開始のアナウンス後、速やかに避難し、各専攻の代表者は人数報告を行います。


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▲備蓄品配布の様子。
2020年3月23日レポート

2月12日(水)物理学専攻 山本均教授 最終講義

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2月12日(水)、合同A棟203号室にて、物理学専攻 山本均教授の最終講義「電子陽電子衝突器とCP対称性の破れ」が行われました。本講義では、山本先生は「四方山話です。」と仰いながら、これまでの研究成果など、様々なエピソードが紹介されました。アメリカで長い期間研究されていた山本先生より「今後は国際化が不可欠で、カリキュラムはもちろん、教員と学生の『契約関係』が良い研究成果を生み出す。」とのメッセージが送られました。



山本均先生よりメッセージをいただきました

実は、これからも物理の活動は続けていくつもりなので「最終講義」はなかろうと、勘弁していただく予定だったのですが、年末の教授懇談会で物理学専攻長を含む数名に取り囲まれて強く迫られ、いやいやながら「最終講義」をすることになりました。しかしいざそのために昔の資料を掘り起こしていると色々な過去の記憶が蘇ってきて、当時のことを懐かしく思い出すきっかけとなり、今ではやってよかったと思っています。
大学院から渡米し、23年間アメリカで研究教育活動をしてから、19年前に東北大学に戻ってきたのですが、驚いたことがいくつかありました。一つには東北大学の学生がおとなしいということで、大学院の講義でも講義中に質問をする学生がほとんどいない。それまで自分が良い講義をしているかどうかの基準として、「ちょっと話の論理を端折ってしまったかなと思った時に、そこ分かりません、と学生が質問すれば講義はうまく行っている」というものがありました。要するに、論理をとばしても質問が出ないようなら、学生たちはついてきていない、ということです。東北大では「そこ分かりません」という講義中の質問はほぼ全くなく、その基準は使いものになりませんでした。あまりに反応がないので一度「みなさん、僕の言ってることはね、間違っているんですよ」といったら、学生たちが「この先生何言ってるんだろう」とポケッとこちらを見ていたことを思い出します。教科書に書いてあることでも疑って欲しかったんですね。
また驚いたのは研究のための時間に食い込む雑用の多さです。特に入学試験関連の、作題、採点、施行にために必要な時間と労力は入学試験の種類の多さもあって大変なものです。間違いでもあれば全国ニュースになりますから手を抜くことはできない。その負荷は若手の教員にも容赦なく降りかかります。日本の大学における研究の成果レベルが低下していると言われますが、雑用の多さがその一因であることは間違いありません。物理学専攻長を務めた時には、少しでも教員の負担を減らそうと、大学院の外国人特別選考委員会と自己推薦入試委員会をまとめましたが、焼け石に水だったようです。一方で国大協は「いろんなタイプの人間を獲得するために入試の種類を増やすべし」と答申を出しています。正気の沙汰とは思えません。
「最終講義」とはあまり関係のない話になってしまいましたが、「最終講義」で伝えたかったことは、物理とそのための道具作りを楽しみ、とことん突き詰めればさらに楽しくなり、もっとエネルギーを注ぎ込むことができる、ということでした。東北大学がそのような活動を育む場所としてこれまでにまして大きく羽ばたくことを念じてやみません。

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  物理学専攻の佐貫智行先生より
山本先生へのメッセージをいただきました  

山本先生の最終講義が、2月12日にありました。最終講義では、山本先生の研究歴の中にある興味深いトピックについて、その背景を含めたお話ししてくださりました。海外での研究や教育の豊富なご経験をお持ちですので、なかなか経験できないようなお話ばかりで、聴講していた学生にとってもスタッフにとっても興味深い内容だったことと思います。最終講義の中では、大変なことが多かったとお話しになっていたILC計画の実現へ向け、山本先生の意志を継いで私どもも精一杯頑張りたいと思います。
山本先生は学生の指導にも非常に熱心で、これからも本学の学生のためにインターネット経由でセミナーをされるとのことです。春からはスペインに本拠地を移されるとのことですが、距離は離れてもこれまでとあまり変わらないものと想像しています。これまでよりは自由な時間が増えて、より一層研究に集中されることと思います。益々のご健康とご活躍をお祈りいたします。



2020年3月16日レポート

2月21日(金)物理学専攻 谷垣 勝己 教授(AIMR) 最終講義

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2月21日(金)、青葉サイエンスホールにて、谷垣勝己教授の最終講義「All for one, one for all」が行われました。当日は晴天に恵まれ、学生をはじめ、大学関係者、卒業生等多くの方々が聴講に訪れました。
本講義では、生い立ちや学生時代のエピソード、ご家族や海外での思い出などたくさんの写真とともにお話されました。谷垣先生は、子どもの頃から運動が大好きで、卓球や陸上、野球など様々な種目をご経験されたそうです。会場は終始和やかな雰囲気で、あっという間の90分でした。講義後には花束贈呈が行われ、谷垣先生の長年にわたる研究・教育に対する敬意と感謝の思いを込めて、聴衆から惜しみない拍手が送られました。


  谷垣研究室の下谷秀和先生より
谷垣先生へのメッセージをいただきました  

谷垣先生は2003年に東北大学で研究室を構えてからフラーレン化合物、クラスレート化合物、鉄系超伝導体、トポロジカル絶縁体等の電子物性・フォノン物性からグラフェン素子や有機半導体素子まで幅広い分野で精力的に研究を行ってこられました。私は2011年に准教授として先生の研究室に合流しました。学生時代にフラーレンの研究を行っていたこともあり、先生のことはフラーレン化合物の超伝導研究の第一人者として存じていましたが、実際にご一緒させていただくと多方面において同様にご活躍されていたと知り、驚いたのを覚えています。身近で見させていただいたところ、これは様々な分野への好奇心もさることながら、研究室の誰よりも朝早くから夜遅くまで仕事をされ、国内外を問わず学会を飛び回っての情報交換をするバイタリティーによって支えられているように思われます。なかなか同じようにはできませんが、私も少しでも近づけるように頑張らなければと思わされます。先生は今後、日中を股にかけて研究活動を継続されるとのことですので、これまで以上にエネルギッシュに活躍されるのではないかと楽しみにしています。最後になりましたが、先生のご健勝とますますのご活躍をお祈り申し上げます。

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▲2018年2月の研究室旅行にて。


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