最先端のサイエンスを分かりやすく紹介する東北大学大学院理学研究科の公開サイエンス講座。6月2日(日)東北大学片平さくらホールにて、国際研究会 Extremely Large Telescopes Science in Light of James Webb Space Telescope とのコラボレーション企画「ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡と地上超大型望遠鏡で観る宇宙の始まり」を開催し、本研究科からは、天文学専攻 秋山正幸教授、久保真理子助教が参加しました。
3名の講師による講演、パネルディスカッション、サイエンスカフェ、パネル展示など盛りだくさんの内容で、参加者の方々からは「⽇常から離れてしばらくの間、ロマン溢れるわくわくの時間とても良かったです。」「内容的に難しいところもありましたが、それを理解できるようにもっと勉強しようと思いました!本ではわからない部分もあって貴重な時間でした。」「3⼈の研究者の⽅が凄い映像とともに、最先端のお話や研究の様⼦をわかりやすくお話ししてくださって興味深く聞くことができました。最後のサイエンスカフェではさらに詳しく質問にも答えて下さり、本当に楽しかったです!」などの感想をいただきました。
当日はあいにくの空模様でしたが81名の方にご参加いただき、盛会のうちに終了することができました。ご参加いただきました皆さま、誠にありがとうございました。
令和6年5月25日(土)、東北大学理学部・理学研究科、生命科学研究科保護者交流会2024(対面開催)を開催しました。「保護者交流会」は、保護者の皆さまとの交流・親睦を図ることを目的に、東北大学理学部・理学研究科、生命科学研究科、青葉理学振興会、東北大学理学萩友会の共催事業として開催しています。
保護者交流会は二部構成で行われ、第一部では、大講義室にて都築理学部長・理学研究科長、彦坂生命科学研究科長、須藤青葉理学振興会理事長による開会式を行いました。第二部では、数学、物理系、化学、地学、生物・生命の5グループに分かれて研究室を周るキャンパスツアー・懇談会を行いました。キャンパスツアー・懇談会では教員・学生がスタッフとして携わり、キャリアパスの紹介や普段見ることのできない研究室、研究についての説明、保護者の皆さまからのご質問にその場でお答えさせていただきました。
また、東北大学附属図書館北青葉山分館 3階イベントスペースにて開催中の「女子大学生誕生111年周年記念展示」にも多くの皆さまに足を運んでいただき、黒田チカ、丹下ウメ、牧田らくの足跡をご覧いただきました。
理学部・理学研究科、生命科学研究科の取り組み、最先端研究の紹介、また、保護者の皆さまとの交流と、大変貴重な時間となりました。
全体としては170名の方にご参加いただき、盛会のうちに終了することができました。ご参加いただきました皆さま、誠にありがとうございました。
プログラム
開会式 14:00-14:50
≪主催者挨拶≫
■ 理学部・理学研究科の紹介
都築 暢夫 理学部長・理学研究科長
■ 生命科学研究科の紹介
彦坂 幸毅 生命科学研究科長
■ 青葉理学振興会について
須藤 彰三 青葉理学振興会理事長
キャンパスツアー・懇談会 15:00-16:30
■ 数学グループ (参加者:29名、引率教員・学生:5名)
■ 物理系グループ (参加者:59名、引率教員・学生:14名)
■ 化学グループ (参加者:38名、引率教員・学生:15名)
■ 地学グループ (参加者:17名、引率教員・学生:4名)
■ 生物・生命グループ(参加者:27名、引率教員・学生:4名)
当日の主な見学施設:
数学資料室、数学棟講義室・院生室、数理科学記念館、極低温科学センター、合同C棟天体ドーム、大気海洋変動観測研究センター実験室、有機分析化学研究室、合成・構造有機研究室、生物化学研究室、量子化学研究室、巨大分子解析研究センター、自然史標本館、地学棟実験室、進化ゲノミクス、動物発生研究室 など
4月20日(土)、東京駅直結サピアタワー(10階 東北大学東京オフィス、5階 503D)にて東北大学大学院理学研究科合同入試説明会を開催しました。
各専攻毎に理学研究科の概要紹介、専攻概要紹介、入試方法説明などを行いました。説明会後は質疑応答やグループトークなどが行われ、教員や学生に直接話を聞ける貴重な機会となったようです。
今年度は4年ぶりの対面開催となり参加者数は64名でした。たくさんのご参加ありがとうございました。
4月5日(金)、6日(土)に青葉山北キャンパス理学部とメルキュール宮城蔵王リゾート&スパにて令和6年度理学部新入生オリエンテーションを実施しました。新入生、教員、協力学生、約380名が参加しました。
新入生オリエンテーションは、理学部カリキュラムやサークル活動など、大学生活を送るうえでのアドバイスを先輩からもらい、それを参考に充実した学生生活を送ってもらうことを目的としています。数学系(5日のみ)以外の物理系、化学系、地球科学系、生物系は1泊2日の日程で行いました。宿泊での開催は2019年以降5年ぶりです。
新入生の皆さんは、オリエンテーションをきっかけに交流の幅が広がったのではないでしょうか。これから充実したキャンパスライフを送ってください。
2024年3月8日に世界トップレベル研究拠点(WPI)プログラム「変動海洋エコシステム高等研究所(WPI-AIMEC)」のキックオフシンポジウムが仙台国際ホテルで開催されました。WPI-AIMECは本研究科地球物理学専攻の須賀利雄教授が所長となっており、2023年10月に、海洋研究開発機構(JAMSTEC)との初の「アライアンス型の拠点」として同プログラムに採択されました。WPI-AIMECには須賀教授の他、理学研究科から4名の研究者が主任研究者・AIMEC研究者として参画しています。
キックオフシンポジウムは宇川PDのご挨拶に始まり、本学の大野総長、JAMSTECの大和理事長らが各機関からのコミットメントについてお話しされました。シンポジウムには現地参加・オンライン参加を合わせて約350名の参加者があり、その半数以上が研究機関以外からの参加者となっており、社会から広く興味を持たれていることがわかります。参加者の方々は、主任研究者らの研究紹介、パネルディスカッションに興味深く耳を傾けておられました。東北大学では2件目となるWPI拠点の研究活動に多くの期待が寄せられています。
2017年7月1日に東北大学大学院理学研究科と仙台市天文台は連携協力協定を締結し、2023年度のコラボレーション企画として公開サイエンス講座を行います。
2023年度第3回目のイベントとして「地球って本当に丸いんですかね〜 解けると1億円もらえる算数の問題」を2月18日に仙台市天文台加藤・小坂ホールにて開催しました。講師は本研究科の本多 正平 教授(数学専攻)です。
「地球の形はどうなっているのか?」「新聞紙を折りたたんで行くとどの位の高さになるのか?」など、本多先生が投げかける質問に参加者が答える形で講義が進みます。膨大な「数」は遠い世界のことにように感じるけど、実は身近なところに色々と存在し、それらが計算で求められること、おおよその数の考え方などを体験いただきました。今回の対象は小学4-6年生ですが、講義には保護者の方にもご参加いただき、親子で楽しんでいただきました。
アンケートでは「身近な話題から、数学や科学に興味がわいてくるテーマでとても面白かったです。先生の話が上手で最後まで楽しく聞くことができました。とても良かったです。(小学生)」「こういったイベントは子どものみの参加が多く、終わってから子どもに感想や内容をきいても「?」なことが多かったのですが、親も一緒にお話を聞くことができると、その後家族での話題だったり、「じゃあ図書館や本屋に言って関係しそうな本を見てみよっか」ということもできるのでありがたいです。(保護者)」などの感想をいただきました。イベント参加者は小学生52名、その他保護者など58名。たくさんのご来場ありがとうございました。
2024年2月13日(火)、新博士修士 講演会・専攻賞授賞式を執り行いました。
まずはじめに、新博士の2名による講演会、その後、新博士・新修士への物理学専攻賞授賞式が行われました。物理学専攻賞は、博士論文、修士論文が特に優秀だった学生を表彰するために設立された賞で、受賞者には、肥山詠美子 物理学専攻長より賞状と記念のオリジナルメダル(博士の受賞者はゴールド、修士の受賞者はシルバー)が授与されました。今年度は、博士3名、修士4名が選ばれました。受賞者のみなさん、おめでとうございます!
[関連記事]2023年度物理学専攻賞、総長賞候補者が決定
1月11日(木)、理学研究科合同C棟青葉サイエンスホールにて、一般雑誌会講演会を開催しました。講師は、本学名誉教授の福村裕史先生です。2015年度まで化学専攻有機物理化学研究室を主宰され、また、2011年度から2014年度には理学研究科長・理学部長を務められました。
本講演会では「振り返ってみる『光化学』の旅」と題し、17世紀の単式顕微鏡の発明から21世紀のノーベル化学賞に至るまで、国内外における光化学研究が歩んできた道程をご紹介いただきました。東北帝国大学理科大学創立時の教授を務められた片山正夫先生や同じ理論化学研究室の小泉正夫先生のご功績、そしてご自身の最新の研究成果も交えて、分かり易く解説してくださいました。ご講演の最後は若い世代へのアドバイスで締めくくられ、シニアから学生まで貴重なお話をうかがうことができました。
2017年7月1日に東北大学大学院理学研究科と仙台市天文台は連携協力協定を締結し、2023年度のコラボレーション企画として全3回の公開サイエンス講座を行います。
2023年度第2回目のイベントとして「探査機はやぶさ2が持ち帰った小惑星サンプル: 見えてきた小惑星内部の龍宮城の世界」を、12月10日に仙台市天文台加藤・小坂ホールにて開催し、34名の方々にご来場いただきました。講師は本研究科の中村 智樹 教授(地学専攻)です。
中村先生は「はやぶさ2初期分析チーム」の【石の物質分析チーム】のチームリーダーを担当されています。世界各国の科学者150名が最先端の手法でサンプルを解析した結果、小惑星リュウグウの中はかつて多くの水が存在しており、地球の海に近い条件だったことをわかりやすく解説いただきました。
アンケートでは「目からうろこ!です。生命の起源に迫りうる内容に感激しました。」「TVだと情報量が限られ、本だと専門的すぎ、今までなんで調査して、どういう風に調査結果をつなげて宇宙の成り立ちを理解するのか、わかってわくわくしました。」などの感想をいただきました。たくさんのご来場、ありがとうございました。
中村 智樹 教授(地学専攻)
会場の様子
[参考:これまでのはやぶさ2プレスリリース]
・「はやぶさ2」初期分析チーム 2021年6月より試料の分析開始
・リュウグウはイヴナ型炭素質隕石でできている
・炭素質小惑星リュウグウの形成と進化:リターンサンプルから得た証拠
・小惑星リュウグウ試料の希ガスおよび窒素同位体組成―リュウグウ揮発性物質の起源と表層物質進化―
・「はやぶさ2」ミッションによる世界初の小惑星からのガスサンプル:リュウグウからのたまて箱
・日焼けで隠された水に富む小惑星リュウグウの素顔
・小惑星リュウグウの石から太陽系最初期にできた可能性のある物質を発見 ─原始太陽系星雲内側で形成し、太陽から遠いリュウグウ母天体まで運ばれたか─
・小惑星リュウグウ試料中の黒い固体有機物
・炭素質小惑星(162173)リュウグウの試料中の可溶性有機分子
・小惑星リュウグウでみつかった窒化した鉄の鉱物―太陽系の遠方から辿り着いた窒素に富む塵―
令和5年11月11日(土)に東北大学理学萩友会同窓会イベント「コネクト・リガク ~これからの時代を見据えた新しい校友のかたち~」(第3回)を開催しました。
「コネクト・リガク」は、コロナ禍の2021年に学内外の皆さまとの絆をいっそう大事にしたいとの思いのもとでスタートした理学萩友会の同窓会イベントです。 理学部・理学研究科で学んだ全ての卒業生、現役の学生、教職員、名誉教授等、理学部・理学研究科にゆかりのある方であれば、どなたでも自由にご参加いただける新時代の同窓会として、第3回となる今回も、オンライン形式にて開催しました。
第1部は令和5年度文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞した物理学専攻金田文寛 教授、天文学専攻富田賢吾 准教授、ニュートリノ科学研究センター渡辺寛子 助教による「文部科学大臣表彰受賞記念講演会」、第2部はオンライン同窓会「交流の場」が開催されました。
「文部科学大臣表彰受賞記念講演会」では、分野外の方にもわかりやすいように受賞した最新の研究についてご講演いただきました。第2部のオンライン同窓会「交流の場」では28件の交流の場が設けられ、当時の思い出話や参加者の近況報告、卒業生と在校生の交流、現在の大学や研究室の様子の紹介などさまざまな話題で盛り上がっていました。
おかげさまで、本年度のイベントは387名の方にご参加いただき、盛会のうちに終了することができました。
ご参加いただきました皆さま、誠にありがとうございました。
(参考)理学萩友会イベントページ:https://www.sci.tohoku.ac.jp/rigaku-alumni/event.html
プログラム
・第1部 開幕イベント 記念講演会 10:00~11:30
■ 主催者あいさつ
都築 暢夫 理学部長・理学研究科長
■ 文部科学大臣表彰受賞記念講演会 ※動画を11月30日(木)まで限定公開中限定公開!
「量子技術実現へ向けた光子の発生と測定の研究」金田文寛 教授(物理学専攻)
「計算機の中に星を作る・観測する」富田賢吾 准教授(天文学専攻)
「地球ニュートリノ観測による内部熱生成量解明の研究」渡辺寛子 助教(ニュートリノ科学研究センター)
・第2部 オンライン同窓会「交流の場」 11:45~17:00
研究室、有志、その他の団体単位で自由に集まることのできる「交流の場」開設の申し込みを受け付け、28 件の「交流の場」が開設。
【イベントページへの掲載】
■ 参加者からのメッセージ
東北大学理学萩友会メッセージポストとして、参加者の皆さまから寄せられたご意見、メッセージ等を掲載。
〒980-8578
仙台市青葉区荒巻字青葉6-3
理学研究科物理系研究棟 725号室
月曜日~金曜日 AM9:00~PM15:30
TEL:022-795-6708
mail:sci-koho[at]mail.sci.tohoku.ac.jp
※[at]を@に置き換えてください