東北大学 大学院 理学研究科・理学部|広報・アウトリーチ支援室

2024年6月25日レポート

ぶらりがく 宇宙にあるのか「ハイパー原子核」を開催しました

6月23日(日)、ぶらりがく 宇宙にあるのか「ハイパー原子核」をオンラインにて開催しました。
今回は本研究科の物理学専攻 素粒子・核物理学講座 原子核物理グループ 田村裕和 教授に、陽子・中性子でできている原子核に第3の粒子「ハイペロン」を入れた新しいタイプの原子核「ハイパー核」、そしてその「ハイパー核」が壊れずに存在していると考えられている「中性子星」についてご講演いただきました。
講演後、参加者から次々と質問が寄せられ関心の高さがうかがわれました。29名の皆さまにご参加いただき深く感謝申し上げます。
今後も本研究科の最先端の研究を分かりやすく紹介する機会を設け、皆さまへの情報発信に努めて参ります。
次回は、8月11日に、高校生を対象とした「ぶらりがく for ハイスクール」を開催します。


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<関連リンク>
ぶらりがく
【青葉山の面々】物理学専攻 田村裕和 教授
物理学専攻 素粒子・核物理学講座 原子核物理グループ

2024年6月 4日レポート

6月2日(日)東北大学大学院理学研究科公開サイエンス講座 2024年度第1回 ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡と地上超大型望遠鏡で観る宇宙の始まり

最先端のサイエンスを分かりやすく紹介する東北大学大学院理学研究科の公開サイエンス講座。6月2日(日)東北大学片平さくらホールにて、国際研究会 Extremely Large Telescopes Science in Light of James Webb Space Telescope とのコラボレーション企画「ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡と地上超大型望遠鏡で観る宇宙の始まり」を開催し、本研究科からは、天文学専攻 秋山正幸教授、久保真理子助教が参加しました。
3名の講師による講演、パネルディスカッション、サイエンスカフェ、パネル展示など盛りだくさんの内容で、参加者の方々からは「⽇常から離れてしばらくの間、ロマン溢れるわくわくの時間とても良かったです。」「内容的に難しいところもありましたが、それを理解できるようにもっと勉強しようと思いました!本ではわからない部分もあって貴重な時間でした。」「3⼈の研究者の⽅が凄い映像とともに、最先端のお話や研究の様⼦をわかりやすくお話ししてくださって興味深く聞くことができました。最後のサイエンスカフェではさらに詳しく質問にも答えて下さり、本当に楽しかったです!」などの感想をいただきました。
当日はあいにくの空模様でしたが81名の方にご参加いただき、盛会のうちに終了することができました。ご参加いただきました皆さま、誠にありがとうございました。


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2024年5月27日レポート

東北大学理学部・理学研究科、生命科学研究科合同開催保護者交流会2024(対面開催)報告


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令和6年5月25日(土)、東北大学理学部・理学研究科、生命科学研究科保護者交流会2024(対面開催)を開催しました。「保護者交流会」は、保護者の皆さまとの交流・親睦を図ることを目的に、東北大学理学部・理学研究科、生命科学研究科、青葉理学振興会、東北大学理学萩友会の共催事業として開催しています。
保護者交流会は二部構成で行われ、第一部では、大講義室にて都築理学部長・理学研究科長、彦坂生命科学研究科長、須藤青葉理学振興会理事長による開会式を行いました。第二部では、数学、物理系、化学、地学、生物・生命の5グループに分かれて研究室を周るキャンパスツアー・懇談会を行いました。キャンパスツアー・懇談会では教員・学生がスタッフとして携わり、キャリアパスの紹介や普段見ることのできない研究室、研究についての説明、保護者の皆さまからのご質問にその場でお答えさせていただきました。
また、東北大学附属図書館北青葉山分館 3階イベントスペースにて開催中の「女子大学生誕生111年周年記念展示」にも多くの皆さまに足を運んでいただき、黒田チカ、丹下ウメ、牧田らくの足跡をご覧いただきました。

 

理学部・理学研究科、生命科学研究科の取り組み、最先端研究の紹介、また、保護者の皆さまとの交流と、大変貴重な時間となりました。
全体としては170名の方にご参加いただき、盛会のうちに終了することができました。ご参加いただきました皆さま、誠にありがとうございました。

 


プログラム

開会式 14:00-14:50
≪主催者挨拶≫
■ 理学部・理学研究科の紹介
  都築 暢夫 理学部長・理学研究科長
■ 生命科学研究科の紹介
  彦坂 幸毅 生命科学研究科長
■ 青葉理学振興会について
  須藤 彰三 青葉理学振興会理事長

キャンパスツアー・懇談会 15:00-16:30
■ 数学グループ   (参加者:29名、引率教員・学生:5名)
■ 物理系グループ  (参加者:59名、引率教員・学生:14名)
■ 化学グループ   (参加者:38名、引率教員・学生:15名)
■ 地学グループ   (参加者:17名、引率教員・学生:4名)
■ 生物・生命グループ(参加者:27名、引率教員・学生:4名)

当日の主な見学施設:
数学資料室、数学棟講義室・院生室、数理科学記念館、極低温科学センター、合同C棟天体ドーム、大気海洋変動観測研究センター実験室、有機分析化学研究室、合成・構造有機研究室、生物化学研究室、量子化学研究室、巨大分子解析研究センター、自然史標本館、地学棟実験室、進化ゲノミクス、動物発生研究室 など

2024年4月23日レポート

東北大学大学院理学研究科 合同入試説明会2024が開催されました

4月20日(土)、東京駅直結サピアタワー(10階 東北大学東京オフィス、5階 503D)にて東北大学大学院理学研究科合同入試説明会を開催しました。

各専攻毎に理学研究科の概要紹介、専攻概要紹介、入試方法説明などを行いました。説明会後は質疑応答やグループトークなどが行われ、教員や学生に直接話を聞ける貴重な機会となったようです。

今年度は4年ぶりの対面開催となり参加者数は64名でした。たくさんのご参加ありがとうございました。


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2024年4月 8日レポート

令和6年度 新入生オリエンテーションを実施しました

4月5日(金)、6日(土)に青葉山北キャンパス理学部とメルキュール宮城蔵王リゾート&スパにて令和6年度理学部新入生オリエンテーションを実施しました。新入生、教員、協力学生、約380名が参加しました。

新入生オリエンテーションは、理学部カリキュラムやサークル活動など、大学生活を送るうえでのアドバイスを先輩からもらい、それを参考に充実した学生生活を送ってもらうことを目的としています。数学系(5日のみ)以外の物理系、化学系、地球科学系、生物系は1泊2日の日程で行いました。宿泊での開催は2019年以降5年ぶりです。
新入生の皆さんは、オリエンテーションをきっかけに交流の幅が広がったのではないでしょうか。これから充実したキャンパスライフを送ってください。

 

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2024年3月12日レポート

変動海洋エコシステム高等研究所(WPI-AIMEC)キックオフシンポジウム

2024年3月8日に世界トップレベル研究拠点(WPI)プログラム「変動海洋エコシステム高等研究所(WPI-AIMEC)」のキックオフシンポジウムが仙台国際ホテルで開催されました。WPI-AIMECは本研究科地球物理学専攻の須賀利雄教授が所長となっており、2023年10月に、海洋研究開発機構(JAMSTEC)との初の「アライアンス型の拠点」として同プログラムに採択されました。WPI-AIMECには須賀教授の他、理学研究科から4名の研究者が主任研究者・AIMEC研究者として参画しています。

キックオフシンポジウムは宇川PDのご挨拶に始まり、本学の大野総長、JAMSTECの大和理事長らが各機関からのコミットメントについてお話しされました。シンポジウムには現地参加・オンライン参加を合わせて約350名の参加者があり、その半数以上が研究機関以外からの参加者となっており、社会から広く興味を持たれていることがわかります。参加者の方々は、主任研究者らの研究紹介、パネルディスカッションに興味深く耳を傾けておられました。東北大学では2件目となるWPI拠点の研究活動に多くの期待が寄せられています。


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変動海洋エコシステム高等研究所(WPI-AIMEC)所長 須賀利雄教授

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会場の様子

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パネルディスカッション

2024年2月19日レポート

2月18日(日)仙台市天文台×東北大学大学院理学研究科 公開サイエンス講座2023年度 第3回 地球って本当に丸いんですかね〜 解けると1億円もらえる算数の問題

2017年7月1日に東北大学大学院理学研究科と仙台市天文台は連携協力協定を締結し、2023年度のコラボレーション企画として公開サイエンス講座を行います。
2023年度第3回目のイベントとして「地球って本当に丸いんですかね〜 解けると1億円もらえる算数の問題」を2月18日に仙台市天文台加藤・小坂ホールにて開催しました。講師は本研究科の本多 正平 教授(数学専攻)です。
「地球の形はどうなっているのか?」「新聞紙を折りたたんで行くとどの位の高さになるのか?」など、本多先生が投げかける質問に参加者が答える形で講義が進みます。膨大な「数」は遠い世界のことにように感じるけど、実は身近なところに色々と存在し、それらが計算で求められること、おおよその数の考え方などを体験いただきました。今回の対象は小学4-6年生ですが、講義には保護者の方にもご参加いただき、親子で楽しんでいただきました。
アンケートでは「身近な話題から、数学や科学に興味がわいてくるテーマでとても面白かったです。先生の話が上手で最後まで楽しく聞くことができました。とても良かったです。(小学生)」「こういったイベントは子どものみの参加が多く、終わってから子どもに感想や内容をきいても「?」なことが多かったのですが、親も一緒にお話を聞くことができると、その後家族での話題だったり、「じゃあ図書館や本屋に言って関係しそうな本を見てみよっか」ということもできるのでありがたいです。(保護者)」などの感想をいただきました。イベント参加者は小学生52名、その他保護者など58名。たくさんのご来場ありがとうございました。


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講師 本多正平先生

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会場の様子

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多くの質疑応答がありました。

2024年2月14日レポート

【物理学専攻】新博士修士 講演会・専攻賞授賞式を執り行いました

2024年2月13日(火)、新博士修士 講演会・専攻賞授賞式を執り行いました。
まずはじめに、新博士の2名による講演会、その後、新博士・新修士への物理学専攻賞授賞式が行われました。物理学専攻賞は、博士論文、修士論文が特に優秀だった学生を表彰するために設立された賞で、受賞者には、肥山詠美子 物理学専攻長より賞状と記念のオリジナルメダル(博士の受賞者はゴールド、修士の受賞者はシルバー)が授与されました。今年度は、博士3名、修士4名が選ばれました。受賞者のみなさん、おめでとうございます!


[関連記事]2023年度物理学専攻賞、総長賞候補者が決定


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2024年1月12日レポート

1月11日(木)一般雑誌会講演会 「振り返ってみる『光化学』の旅」を開催しました

1月11日(木)、理学研究科合同C棟青葉サイエンスホールにて、一般雑誌会講演会を開催しました。講師は、本学名誉教授の福村裕史先生です。2015年度まで化学専攻有機物理化学研究室を主宰され、また、2011年度から2014年度には理学研究科長・理学部長を務められました。
本講演会では「振り返ってみる『光化学』の旅」と題し、17世紀の単式顕微鏡の発明から21世紀のノーベル化学賞に至るまで、国内外における光化学研究が歩んできた道程をご紹介いただきました。東北帝国大学理科大学創立時の教授を務められた片山正夫先生や同じ理論化学研究室の小泉正夫先生のご功績、そしてご自身の最新の研究成果も交えて、分かり易く解説してくださいました。ご講演の最後は若い世代へのアドバイスで締めくくられ、シニアから学生まで貴重なお話をうかがうことができました。


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2023年12月25日レポート

仙台市天文台×東北大学大学院理学研究科 公開サイエンス講座2023 第2回 探査機はやぶさ2が持ち帰った小惑星サンプル: 見えてきた小惑星内部の龍宮城の世界

2017年7月1日に東北大学大学院理学研究科と仙台市天文台は連携協力協定を締結し、2023年度のコラボレーション企画として全3回の公開サイエンス講座を行います。
2023年度第2回目のイベントとして「探査機はやぶさ2が持ち帰った小惑星サンプル: 見えてきた小惑星内部の龍宮城の世界」を、12月10日に仙台市天文台加藤・小坂ホールにて開催し、34名の方々にご来場いただきました。講師は本研究科の中村 智樹 教授(地学専攻)です。
中村先生は「はやぶさ2初期分析チーム」の【石の物質分析チーム】のチームリーダーを担当されています。世界各国の科学者150名が最先端の手法でサンプルを解析した結果、小惑星リュウグウの中はかつて多くの水が存在しており、地球の海に近い条件だったことをわかりやすく解説いただきました。
アンケートでは「目からうろこ!です。生命の起源に迫りうる内容に感激しました。」「TVだと情報量が限られ、本だと専門的すぎ、今までなんで調査して、どういう風に調査結果をつなげて宇宙の成り立ちを理解するのか、わかってわくわくしました。」などの感想をいただきました。たくさんのご来場、ありがとうございました。


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中村 智樹 教授(地学専攻)



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会場の様子



[参考:これまでのはやぶさ2プレスリリース]
「はやぶさ2」初期分析チーム 2021年6月より試料の分析開始
リュウグウはイヴナ型炭素質隕石でできている
炭素質小惑星リュウグウの形成と進化:リターンサンプルから得た証拠
小惑星リュウグウ試料の希ガスおよび窒素同位体組成―リュウグウ揮発性物質の起源と表層物質進化―
「はやぶさ2」ミッションによる世界初の小惑星からのガスサンプル:リュウグウからのたまて箱
日焼けで隠された水に富む小惑星リュウグウの素顔
小惑星リュウグウの石から太陽系最初期にできた可能性のある物質を発見 ─原始太陽系星雲内側で形成し、太陽から遠いリュウグウ母天体まで運ばれたか─
小惑星リュウグウ試料中の黒い固体有機物
炭素質小惑星(162173)リュウグウの試料中の可溶性有機分子
小惑星リュウグウでみつかった窒化した鉄の鉱物―太陽系の遠方から辿り着いた窒素に富む塵―



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