東北大学 大学院 理学研究科・理学部|広報・アウトリーチ支援室

2015年6月 1日レポート

物理学専攻 大学院入試説明会(仙台会場)が行われました

05.jpg
学内外からたくさんの学生が参加

 5月16日(土)、物理学専攻の大学院入試説明会(仙台会場)が行われました。
 まずはじめに、物理学専攻の概要やカリキュラム、修了後の就職・進学状況、入学試験日程などの全体説明、そして、自己推薦入試説明が行われました。
 その後の研究室見学では、青葉山キャンパスにある研究室だけではなく、片平キャンパス(金属材料研究所、多元物質科学研究所、原子分子材料科学高等研究機構)、三神峯にある電子光理学研究センターへの見学も含めた9コース(37研究室)の見学が行われました。
 多くの研究室で見学会が行われたため、限られた時間の中でどの研究室を見学するか悩んでいた参加者もいましたが、東北大学の物理学専攻や研究内容について深く理解する良い機会になったのではないでしょうか?

↑ 写真をクリックするとスライドショーになります


【参考リンク】
東北大学大学院理学研究科物理学専攻 http://www.phys.tohoku.ac.jp/index.html
東北大学金属材料研究所 http://www.imr.tohoku.ac.jp/
東北大学多元物質科学研究所 http://www.tagen.tohoku.ac.jp/
東北大学原子分子材料科学高等研究機構(AIMR)
http://www.wpi-aimr.tohoku.ac.jp/jp/index.html
2015年5月11日レポート

東北大学大学院理学研究科 合同入試説明会2015が開催されました

 5月10日(土)、東北大学東京分室(サピアタワー10階)にて東北大学大学院理学研究科合同入試説明会が開催されました。 2009年から6回目を迎えた今年度の合同入試説明会は、参加者数は過去最多の92名となりました。
 実行委員長の中村美千彦先生による全体のスケジュール説明、教務委員長の日笠健一先生による理学研究科の紹介の後、各専攻にわかれて入試、各研究室の紹介となります。最後に学生によるフリートークは、キャンパスライフの紹介や分野別に個別相談でき合同入試説明会の特徴になっています。
参加者92名
【内訳】 数学 13名(前年度22名), 物理学 46名(前年度33名), 天文学 12名(前年度4名), 地球物理学 9名(前年度5名), 化学 6名(前年度8名), 地学 6名(前年度3名)

↑ 写真をクリックするとスライドショーになります

2015年4月28日レポート

「春の学校:Particles, Strings and Quantum Information」が開催されました。

 4月20日(月)〜24日(金)、東北大学片平キャンパス知の館(TOKYO ELECTRON House of Creativity)にて春の学校:Particles, Strings and Quantum Informationが開催されました。
 理学研究科からは、綿村哲先生、堀田昌寛先生、高橋史宜先生による講義が行われました。
 また、オランダ・ユトレヒト大学のGerard 't Hooft先生による特別講演及び一般講演、質疑応答形式のディスカッションが行われ、活発な質疑応答が交わされました。

 この春の学校は東北大学知のフォーラムの一環として行われました。
   TFC Program 2015:
   Fundamental Problems in Quantum Physics: Strings,
   Black Holes and Quantum Information






↑ 写真をクリックするとスライドショーになります

2015年4月13日レポート

平成27年度 新入生オリエンテーション

 入学式直後の4月6日(日)〜7日(月)、岩手山青少年交流の家にて平成27年度理学部新入生オリエンテーションが実施され、新入生、教員、学生など約400名が参加しました。
 このオリエンテーションは、カリキュラムの履修方法やサークル活動など、大学におけるあらゆる活動のアドバイスなどが行われ、新入生にそれを参考にして充実した学生生活を送ってもらうことを目的としています。
 全ての学科が一同に集まることはオリエンテーション以外はあまりありません。始めは皆さん緊張した面持ちでしたが、時間が過ぎるにつれ打ち解け、次第に笑顔も出てきました。懇談会では終了時間まで話が尽きない様子でした。充実した二日間を過ごせたようです。











↑ 写真をクリックするとスライドショーになります

2015年4月 9日レポート

物理学専攻 倉本義夫教授 最終講義

↑ 写真をクリックするとスライドショーになります

 2月20日(金)、理学研究科合同C棟の青葉サイエンスホールにて、物理学専攻 倉本義夫教授の最終講義「物性物理学とは何だろうか」が行われました。
 工学部に在籍されていた時の青春・修行時代のお話や、その後、理学部に異動されてからの物性理論研究室の運営についてなど、幅広くお話をしてくださいました。教え子の中には、現在、東北大学の同僚として一緒に研究している方もいらっしゃるそうです。
 最終講義には、在学生や教職員の他、卒業した学生や他大学に異動された先生方も来てくださり、会場は満員御礼、立ち見の方もたくさんいらっしゃいました。

倉本義夫先生よりメッセージをいただきました

 私は東北大学に39年(工学部16年,理学部23年)勤務し,それぞれの時代の学生諸君を定点観測してきました。大学院に入った初々しい学生が,修士さらには博士の学位を得て,頼もしい研究者・社会人に育つのを見守るという仕事はすばらしいものでした。この間に,若い人の教育が自分自身の教育にもなっていることを身をもって感じました。東北大生の優れた資質として,粘り強さを私は第一に挙げたいと思います。これは出身地と関係なく体得するもので,私自身も在職中に学んだと自覚しております。

IMG_7854_2.JPG
▲最終講義にて

  物理学専攻の大槻純也先生より
倉本先生へのメッセージをいただきました  

 倉本先生は研究・教育においてご活躍されたのはもちろんですが、実に多趣味で、物理以外の知識も豊富です。その一例を思い出話と合わせてご紹介します。

 毎年春になると、新入生歓迎イベントとして、研究室のメンバーで山へハイキングに行くのが恒例でした。山中では倉本先生のご指導の下、手分けして山菜を採取しました。それを研究室に持ち帰って調理して食べるまでが一連の流れです。野に生えているものを採って食べるというのは、コンクリートで育った私には実に新鮮で、また同時に山菜のおいしさを始めて知りました。倉本先生はなんとも怪しげなキノコも採っていましたが、そちらは「上級者向き」ということで、私はじっと遠くで見守っていました。

 研究・教育方面における倉本先生のさらなるご活躍に期待します。

SANY0883.JPG
▲2004年5月 太白山にて(後列左から4人目が倉本先生、5人目が大槻先生)


  物性理論研究室の宮澤 渓さんに倉本先生との思い出についてお伺いしました  

・倉本先生の印象について
「倉本先生への最初の印象は『厳格』でした。セミナーでは疑問点や曖昧な点などを厳しく鋭く質問、指摘されるので、私などは何度もどぎまぎした覚えがあります。一方で普段の会話の時などには、とても柔和な笑顔をもって話されるので、私もつられて笑ってしまうという事がしばしばありました。今では厳格さだけでない、この『柔らかさ』、『笑顔』というのも倉本先生の印象になっています。」
・印象に残っている出来事について
「私が研究室に加わった際に、歓迎会として山登りに連れていっていただいた事がありました。まず、歓迎会として山登りに行くという事にも少し驚きましたが、山道をすいすいと事もなげに登っていかれる、倉本先生のその健脚ぶりは印象深いものでした。道中で倉本先生の色々なお話を聞くこともでき、この山登りは思い出に残っています。」
・最後に倉本先生へのメッセージをお願いします
「ご退職おめでとうございます。先生にご指導いただいた事、とても感謝しています。先生は今後も研究に従事されるとの事で、ますますのご活躍をされると思いますが、お体には十分お気をつけ下さい。」
CIMG1082.JPG
▲倉本先生(右から2人目)と宮澤さん(写真中央)
2015年3月24日レポート

物理学専攻「新博士講演会・祝賀会」が開催されました

 2月23日(月)、理学研究科合同B棟にて物理学専攻「新博士講演会・祝賀会」が開催されました。
 まずはじめに、新博士を代表して松下ステファン悠さん、庄司裕太郎さんによる新博士講演会が開かれました。この会では、発表者は異なった分野の研究者にも解りやすく発表しなければならず、そのため、論文審査の時と違った資料を作成し発表していました。発表後の質疑応答にも、慌てること無く的確に対応する姿がとても印象的でした。

04.jpg
松下ステファン悠さん

07.JPG
庄司裕太郎さん

 その後、博士・修士修了生への各賞授賞式が行われました。物理学専攻賞は、博士論文、修士論文が特に優秀だった学生を表彰するために設立された賞で、受賞者には、平山祥郎物理学専攻長より賞状と記念のオリジナルメダル(博士の受賞者はゴールド、修士の受賞者はシルバー)が授与されました。また、1名が総長候補者として推薦されました。

↑ 写真をクリックするとスライドショーになります

 夜には、エントランスホールで祝賀会が開催されました。軽食を楽しみながら新博士の方からの挨拶、友達同士や研究室仲間と記念写真を撮ったりしているうちにあっという間にお開きの時間。今回、学生・院生の参加費が無料となったこともあり例年より多くの学生が参加、終始にぎやかな雰囲気の祝賀会となりました。

↑ 写真をクリックするとスライドショーになります

 
\博士号取得&専攻賞受賞&ご卒業おめでとうございます!/
2015年1月20日レポート

ミュージアムユニバース2014に「みちのく博物楽団」が参加しました

 地学専攻の学生有志が中心となって活動するミュージアム支援団体「みちのく博物楽団」が、12月19日(金)20日(土)の2日間、せんだいメディアテークにて開催された「ミュージアムユニバース2014」に参加しました。昨年に続いて2回目の登場です。
 このイベントでは、仙台市や宮城県のミュージアム12館がそれぞれの特色を活かした専門家によるトーク・イベントやものづくり、遊びを通して体験することが出来ます。みちのく博物楽団は、参加12館のひとつである東北大学総合学術博物館(理学部自然史標本館)の代表として出展しました。

IMG_6754.JPG
みちのく博物楽団のブース

IMG_6779.JPG
会場には大正15年発行の「地番入仙台市全図 復刻版」が展示されていました。
この頃だと理学部は片平キャンパスにあったんですね。

  •   「フィールド顕微鏡で見る小さな世界」  
     原っぱなどで何かを見つけたけど、小さすぎてよく分からない...そんな時は手乗りサイズの顕微鏡を使って観察してみましょう。途中、観察用の小さな生き物が行方不明(?)になってしまいましたが、スタッフがダッシュで広瀬川へ、そこでヒラタカゲロウを見つけてきてくれました!よかったですね。

    IMG_6774_2.JPG
    ▲手作りのフィールド顕微鏡。
    ポケットにも入るサイズなので持ち運びにとっても便利です。


    hiratakagero.jpg
    ▲広瀬川(大橋付近)からやってきたヒラタカゲロウ。


    IMG_6770.JPG
    ▲じっくり観察してみましょう。


  •   「ミュージアムっておもしろい〜大学生の活動紹介〜」  

     ミュージアムを拠点に活動している大学生たちの活動を紹介するトークイベントに、みちのく博物楽団の藤岡大さんが登場しました。みちのく博物楽団は、東北大学総合学術博物館(理学部自然史標本館)の活動支援を目的に誕生しました。館内のガイドやオリジナルグッズの作成、田んぼのいきものの観察会、南三陸で化石調査など、その活動は多岐にわたります。藤岡さんは地学を学ぶ大学生で、昔から博物館が好きで学芸員の仕事にも興味があったため、みちのく博物楽団に参加したそうです。

    IMG_6790.JPG
    ▲みちのく博物楽団の藤岡大さん


*参考リンク
SMMA「見験楽学」 / 東北大学総合学術博物館 /みちのく博物楽団
2014年12月19日レポート

第5回 気象サイエンスカフェ東北「気象衛星ひまわり」が開催されました


↑写真をクリックするとスライドショーになります


   11月16日(日)、エル・ソーラ仙台にて第5回 気象サイエンスカフェ東北「気象衛星ひまわり」が開催されました。"気象サイエンスカフェ"は、日本気象学会と日本気象予報士会が共催するイベントで、「気象の専門家や有識者」と「その話を聞いたり話してみたい方」との科学コミュニケーションの場です。2006年春に東京でスタートし、気象学会・予報士会の各支部を中心に全国各地で開催されています。

 今回のテーマは「気象衛星ひまわり」です。まずはじめに、大気放射学や気候変動、雲とエアロゾルを研究されている理学研究科・理学部長の早坂忠裕教授が「気象衛星ひまわりー地球を見る、空を見る、天気を見る:人工衛星から見えてくるものはー」と題した講演を行い、気象衛星「ひまわり」の解説をしてくださいました。
 静止気象衛星「ひまわり」の歴史は1号(1977年打ち上げ)から始まりました。そして、今年10月、新しいひまわり8号の打ち上げに成功しました。全球を1時間に1回、赤道より北を30分に1回観測だった7号に比べて観測機能が大きく向上した8号は、全球を10分ごとに、日本付近を2.5分ごとに、またチャンネル数も増加したためカラー画像での観測が可能になりました。その他、雲だけではなく水蒸気や黄砂、海面水温、風向き風速など多様な情報を得ることが出来ます。
 司会の鈴木智恵さん(気象予報士)からの「研究のどんなところが面白いですか?」という質問に、早坂先生は「衛星を使って地球を観測する、それは社会に貢献するという点では気象予報などがありますが、地球を惑星の中のひとつとして捉え衛星で観測する、そういう観点でみた時、地球は非常に複雑でサイエンスとしても面白い、それが魅力でしょうか?」とお話くださいました。

 講演後、テーブルごとに分かれてディスカッションを行い、それぞれのグループのファシリテーターが話し合った内容をまとめて発表しました。その中の質問と回答をいくつかご紹介します。
 回答:早坂先生と仙台管区気象台の高瀬邦夫台長(*1977年3月理学部地球物理学科卒業)

Q. ひまわり8号はいろんな波長を使って観測をするそうですが、波長によって水蒸気がみえたり二酸化酸素がみえたり、この波長ならどういう物質が見えるというのが決まっているのが不思議です。

A. たとえば水の化学式はH20ですが、水の分子は振動したり回転したりしています。そこに、ある決まった波長の光がきたときだけ吸収して振動や回転の状態が変わります。分子の構造によって決まった波長の電磁波だけを吸収するので、物質によって見える波長が違うのです。

Q. 衛星は休憩しないんでしょうか? 衛星に搭載されているカメラが撮影する動画をみせていただきましたが、カメラがずっと撮影をつづけて動いています。休憩する時間はあるのでしょうか?

A. 休憩しなくてもけっこうタフなんです。今まで具合が悪くなったひまわりは2号だけだと思います。太陽電池で発電しているので、太陽の裏側に入ったときは休みます。むしろ休んだ後、再開する時のほうが怖いというのが衛星関係ではよくある話です。

Q. 地球の裏側は観えないんですか?

A. 静止気象衛星はいつも同じところ(日本側)を観測するように、地球の自転と一緒にまわっていますので裏は観えません。アメリカやヨーロッパ、インド、中国などいくつかの衛星で地球全体はカバーしています。その他にも、南極北極を縦にまわる高度が低い極軌道衛星とか、いろんな軌道の衛星で地球を観測しています。

 2015年夏頃に、現在のひまわり7号から8号へ運用が移行される予定になっています。新しい気象衛星ひまわり8号から送られてくるデータで地球のどんなことが解るようになるのか、運用開始が待ち遠しいですね。

*参考リンク*
気象サイエンスカフェ http://meteocafe.blogspot.jp/
2014年11月28日写真日記

平成26年度東北大学理研究科火災訓練を実施しました

10月1日(水)、東北大学理研究科火災訓練を実施しました。毎年、化学専攻では火災訓練を行っていますが、理学研究科としての火災訓練は初めての実施となります。
震災時に発生した火災を踏まえ 、「防火扉が適切に使用できるかの確認、防火扉を閉鎖した状態での避難方法検証を行う。専攻等が混在する建物増加している現状から、 同じ建物の他研究室の火災リスクを確認する。各人においては、火災時の避難方法確認、初期消火の方法や消火器についての確認、119番通報の方法を検証する。」という目的で行いました。
今年度は化学系研究棟と化学系学生実験室が火災の想定場所ということで化学を中心に行いました。来年度は理学研究科合同C棟での訓練を実施する予定です。
いつどこで火災が起きても自分が対応できるように、消火器の使い方、119番への通報方法などきちんと知っておきたいですね。


↑写真をクリックするとスライドショーになります

2014年11月26日写真日記

第8回ガラス工作技術シンポジウムが開催されました

10月16日(木)、17日(金)、第8回ガラス工作技術シンポジウムが開催されました。「ガラス工作技術シンポジウム」は、益々高度になる研究の要求に応えるべく、技術者の知識の伝承及び研究者への技術支援体制を向上させることを目的として、全国国公立機関ガラス技術者の会(CONNECT)が主催しています。日頃のガラス工作業務の成果はもとより、日常業務から生まれた創意工夫、失敗の解決方法、他の製作方法などをお互いに報告し合い、知識の共有を図っています。
今回のシンポジウムは、東北大学理学研究科の硝子技術者である扇 充さん、澤田修太さん、佐藤由佳さんを中心に東北大学の硝子技術者が実行委員となって、理学研究科の技術職員の方々の協力を得て開催されました。



↑写真をクリックするとスライドショーになります

前の10件 27  28  29  30  31  32  33  34  35  36  37

カテゴリー

広報・アウトリーチ支援室

〒980-8578
仙台市青葉区荒巻字青葉6-3
理学研究科物理系研究棟 725号室
月曜日~金曜日 AM9:00~PM15:30
TEL:022-795-6708
mail:sci-koho[at]mail.sci.tohoku.ac.jp
※[at]を@に置き換えてください

今までの広報室ページ

広報日記


最新の記事

アーカイヴ

ページの先頭へ