東北大学 大学院 理学研究科・理学部|広報・アウトリーチ支援室

2016年1月21日レポート

1月5日(火)〜6日(水)光・量子ビーム科学連携推進室 第5回ワークショップ「光・量子ビームを用いた地球惑星科学の新展開」

 2016年1月5日、6日、青葉サイエンスホールにて、「光・量子ビームを用いた地球惑星科学の新展開」と題し、東北大学 光・量子ビーム科学連携推進室 第5回ワークショップを開催しました。
 東北大学 光・量子ビーム科学連携推進室(Light/Quantum Beam Science Promotion Office, Tohoku University)は、光・量子ビームを用いた様々な研究の裾野を広げる連携を促進、支援するため、平成25年2月に東北大学研究推進本部が支援する部局・分野横断各種プロジェクト・推進委員会の一つとして設置されました。
 第5回ワークショップでは、研究対象に焦点を絞り、地球・惑星を対象とした研究における光・量子ビームの応用と、関連する分野、手法を用いた研究の現状について話題提供をしていただき、今後の新たな研究分野、研究手法、量子ビーム利用の研究展開の可能性について意見交換を行いました。

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2016年1月13日レポート

1月7日 一般雑誌会講演会 荻野博先生「理学部化学教室の系譜」

 1月7日(木)理学部大講義室にて、一般雑誌会講演会が開催されました。講師は、本学名誉教授の荻野博先生。理学部化学科のご出身で、1962年から東北大学助手、1968年から東北大学助教授、1983年から東北大学教授を歴任され、2001年に定年退官されるまで約40年にわたり化学教室でご活躍されました。ロタキサンやケイ素-金属錯体に関する研究など錯体化学、有機金属化学の研究の第一人者でいらっしゃり、ご定年後は放送大学で教育に大きく貢献されています。
 本講演会では「理学部化学教室の系譜」と題し、東北帝国大学だったころからの化学教室の歴史、日本化学会の歴史、東北大学理学部化学教室の基礎知識などをお話されました。荻野先生の在学時代のエピソードも盛り込まれ、会場内ではたびたび笑いが起こり、和やかで楽しい講演会となりました。

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講師の荻野博先生

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化学科の教授の先生方と名誉教授の先生方
2016年1月13日レポート

2015年度 もしも君が杜の都で天文学者になったら。。。

 今年で5年目を迎える、高校生向けのイベント「もしも君が杜の都で天文学者になったら。。。」を、12月20日(日)〜12月26日(土)に開催致しました。
 このイベント「もし天」は、東北大学天文学教室と仙台市天文台が共同で開催する、高校生向け天文学者職業体験実習です。全国から集った高校生達が、1週間合宿をし、高校生自らが研究テーマと研究計画を立案して天文台の望遠鏡で観測し、そのデータを解析して宇宙の謎の解明をするプログラムです。
 今年は、全国から12名の高校生が集まり、宇宙の謎に挑みました。高校生と(高校生の数よりも多い)TAらは、日を追う毎にチーム内が団結し強い絆が生まれて行くのを感じます。日夜の観測とデータ解析で睡眠不足で過酷な状況ではありましたが、得るものも大きかったはずです。
 最終日の12月26日(土)には、1週間かけて研究した成果をまとめ、一般市民の皆様に解りやすく伝える、研究成果発表会をせんだいメディアテーク7階スタジオシアターで行いました。

 発表は、次の通りです。

【宇宙論班】  チーム名「ダークマター(は)あるマゲドン
銀河および銀河団のスケールとダークマター量との関係を探る

【銀河班】   チーム名「スパイラル☆パラダイス
銀河の形態分類(ハッブル分類)とは異なる新しい銀河分類の探索

【恒星・星雲班】チーム名「SNS(star Nebula Searchers)
星雲の観測により、星の死から生を調べる


リンク
 今回集まった高校生の中には、下記の団体に所属している方々も参加しており、今回のもし天の様子をホームページ内で紹介して頂きました。
 *「科学者の卵養成講座」活動ブログ
 *「高校生・大学生による宇宙団体SPICA」報告ページ


12月20日(日)開校式

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合宿中(12月20〜25日)

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12月26日(土)研究発表会

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2015年12月 9日レポート

12月5日 市民講座「ノーベル賞物理がわかる ーニュートリノのはなしー」

 12月5日(土)メディアテークにて市民講座「ノーベル賞物理がわかる ーニュートリノのはなしー」が開催されました。この講座は、2015年のノーベル物理学賞が「ニュートリノ振動の発見によりニュートリノに質量があることを示した」業績により、東京大学梶田隆章教授(スーパーカミオカンデ実験)とクイーンズ大学アーサー・マクドナルド名誉教授(SNO実験)に贈られたことを記念して、一般の方に「ニュートリノとは何か?」「ニュートリノに関してどんな研究が行われているのか?」についてわかりやすく紹介するべく企画されました。
 会場のスタジオシアター前には、ニュートリノ科学研究センターのみなさんが用意したパネルや装置などが展示され、来場者へ研究内容について説明を行っていました。講演では、井上邦雄先生がニュートリノの基礎知識やニュートリノに関するノーベル賞の歴史、東北大学の研究について専門知識を持たない人でも理解しやすいように楽しくお話されていました。来場者は100名を超え、積極的な質疑応答もあり、盛況のうちに終了しました。
 今月25日には、理学部キャンパスツアーでニュートリノ科学研究センターを見学します。参加ご希望の方は理学部ホームページからお申込みください。
 ⇒【イベント】12月25日(金)理学部キャンパスツアー「ニュートリノ科学研究センター見学」

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2015年12月 8日レポート

12月6日(日)サイエンスカフェ・mini「ねぇ君、不思議だと思いませんか?~最新科学へつながる自然の不思議を大学生と語ろう~」

 12月6日(日)、片平キャンパス北門会館 2階 エスパスにて「サイエンスカフェ・mini「ねぇ君、不思議だと思いませんか?~最新科学へつながる自然の不思議を大学生と語ろう~」」が開催されました。この「サイエンスカフェ・mini」は、東北大学の社会貢献の一環として仙台市内の街中を会場に市民参加型のサイエンス・コミュニケーションの場を演出する東北大学サイエンスカフェの企画をサポートする学生ボランティア「S-Café Sugars」が主催、企画するイベントです。
 今回は中学生と高校生を対象とし、世界で初めて人工雪の作製に成功した中谷宇吉郎の研究をヒントに雪づくりの実験やディスカッションを実施致しました。理学部の学生もプレゼンや進行などスタッフとして参加しています。来場者とスタッフ、共に作り上げるイベントに活発な意見が交わされました。

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  理学部生物学科 3年 小山有夢さん  
 科学に興味のある中高生と交流ができる良い機会でした。
 大学生が気がつかないようなことに気がつく子もいて、こちらも勉強になりました。
(不思議)が研究の出発点であることを感じてもらえたかと思います。
 東北大学への入学が決まっている高校生の参加者もいたので、来年度は一緒にこのような活動ができると嬉しいです。
2015年12月 8日レポート

数物セミナーが開催されました

 11月29日(日)、川内キャンパスにて「数物セミナー 冬の大談話会2015 in 東北」が開催されました。数物セミナーとは、数学・物理に興味のある大学学部生を対象として、大学・学年・分野などの垣根を越えた交流を目指した「全国規模の」セミナーです。数物セミナーでは、各大学の教室などを借りて不定期に談話会を行っており、学生による講義やポスターセッションや雑談などを行う交流の時間が用意されています。
 今回は理学部・理学研究科から4名の学生さんが発表を行いました。数学・物理だけでなく、天文学コースの学生さんも発表していましたよ!

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 この談話会は、主に春と冬に開催され院生・社会人の方でも聴講できます。また、数物セミナーでは学部生を対象に3泊4日の合同合宿も行っています。(次回は岡山で開催。現在参加者募集中です。)
20160314-17.jpg 数物セミナーに興味のある方、ぜひホームページを覗いてみてくださいね!
【数物セミナーホームページ】http://physmathseminar.web.fc2.com/index.html

  運営委員 青木さくらさんのコメント  
 私は1年生の冬ごろから、数物セミナーに参加するようになりました。数物セミナーでは大学・学年・分野がバラバラの学生が自由に交流するので、それまでよりいろいろな分野に興味を持って勉強するようになったり、分からないことを他の学生と議論したりするようになりました。
 数物セミナーの主な活動は合宿と談話会です。合宿では、全国のいろいろな大学の学部生とセミナーをしたり交流したりすることができます。自分と同じ分野に興味のあるひとと議論して盛り上がったり、逆に普段は全く触れないような分野の話が聞けたり等、とても刺激的な時間を過ごすことができると思います。私は、合宿でできたいろいろな大学の友達と、いまも毎週オンラインでゼミをしています。
 談話会ではいくつかの講演が行われ、参加者は講演を聞いて質問したり、参加者同士で交流したりします。他大学の学生が発表したり、発表を聞きに来たりもします。東北大でも去年の春、今年の春・冬に開催しました。談話会の発表者・参加者は学部生に限らないので、いろいろな方の参加をお待ちしております。
2015年12月 7日レポート

12月3日 市民公開講座「新しい東北を拓く放射光計画」

 12月3日(木)AER(アエル)TKPガーデンシティ ホールDにて、東北大学主催の市民公開講座「新しい東北を拓く放射光計画」が開催されました。「放射光」とは、太陽の 10 億倍を超える明るさをもつ人類が創り出した光のことで、東北7大学を中心とした東北の産学官では、この放射光を利用して、世界でも最先端の性能を誇る中型高輝度放射光施設を東北地方に設置することを目的とした東北放射光計画SLiT-Jを進めています。公開講座では、電子光理学研究センターの濱広幸教授が『東北放射光計画 SLiT-J とはなにか?』と題し、放射光や放射光施設について一般市民にもわかりやすい講演をされました。会場は満席で椅子を追加するほどの盛況でした。

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2015年11月17日レポート

11月14日(土)一般相対性理論誕生100年記念市民講座−仙台開催−

 2015年11月25日、重力の法則と時空の構造を記述するアインシュタインの一般相対性理論は誕生100年を迎えます。それを記念して、一般相対性理論が持つ意味と関連する研究の最先端にふれて頂く市民講演会「一般相対性理論誕生100年記念市民講座」が片平キャンパス知の館において開催されました。
 早稲田大学理工学部 前田 恵一 教授が「一般相対性理論と宇宙論」、理学研究科からは天文学専攻の二間瀬 敏史 教授が「一般相対性理論と天文学」と題し、一般相対性理論と関連する最先端の研究について平易な言葉で講演が行われました。
 あいにくの空模様のでしたが会場はほぼ満席。講演後のブレイクタイムではたくさんの質問が飛び交い一般相対性理論への関心の高さが見られました。

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2015年11月17日レポート

防災訓練を実施しました

 11月11日(水)、平成27年度東北大学理学研究科防災訓練を実施しました。この訓練は、東日本大震災の経験を踏まえて緊急地震速報システムの周知や、東北大学安否確認システムを利用した安否確認、トランシーバーを使用した安否確認方法、非常食配布体系の検証を行うことを目的としています。
 第一部の「避難訓練」は原則全員参加です。11時55分、震度6の強い揺れを想定した緊急地震警報発生のアナウンスから始まりました。各自周囲の状況を確認しながら、近くの安全な場所へ移動。その後、災害対策本部からの指示に従い、指定の緊急時集合場所へ移動します。集合場所へ着いたら、研究室ごとに安否確認を行います。学部生は記名による安否確認となります。安否確認担当者は災害対策本部へ報告します。全ての学科・専攻の安否が確認された後、避難訓練は終了、最後に各自備蓄品の飲料水と乾パンを受け取り解散となりました。
 第二部の「各種体験」では、初期消火、搬送、発電、マンホールトイレ設置の各体験を行いました。私は発電体験をしてみましたが、エンジンをかけるのに苦労しました...
地震から自分の身や大切な人を守るために、防災訓練は大変重要です。積極的に参加し、もしものときに備えましょう。
今回の参加者は、1,265名でした。みなさん、お疲れさまでした。

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2015年11月17日レポート

KamLANDに行ってきました

 2015年ノーベル物理学賞は、「ニュートリノが質量を持つことを示したニュートリノ振動の発見」によって東京大学の梶田教授が受賞されましたが、東北大学のニュートリノ科学研究センターも2004年までこの実験に参加していました。ニュートリノの観測装置「カムランド」。今回そのカムランドを取材すべく、10月22日岐阜県飛騨市神岡町まで行ってきました!

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