東北大学 大学院 理学研究科・理学部|広報・アウトリーチ支援室

2013年8月23日写真日記

『化学グランプリ』二次選考を東北大学で開催

8月23日(金)、一次選考を通過した77名の高校生が川内北キャンパスの学生実験棟に集結して、『化学グランプリ2013』の二次選考に挑戦しました。今回で15回目となる『化学グランプリ 二次選考』、初の東北開催です。

『化学グランプリ』は、全国の中高生に科学への興味・関心を喚起し、意欲・能力を高め、世界に通用する化学者を育成することを目的に、1999年より開催しています。

主催は「夢・化学―21」委員会と日本化学会。二次選考の今回は東北大学の理学研究科、工学研究科、高等教育推進センターも共催になっており、各部局の担当の先生が運営に加わっております。

明日は、サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター見学会と平間正博名誉教授の講演会の後、表彰式が行われる予定です。

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着ている白衣には化学グランプリのロゴマークが入っています。実技試験は知識だけではなく、応用力を問う試験になっているとのこと。3つの飲用水を水道水、ペットボトルのミネラルウォーター軟水、ペットボトルのミネラルウォーター硬水に分けてもらうという問題です。

2013年7月27日写真日記

二間瀬先生の写真だより-その3-

二間瀬敏史先生の写真だよりです。アムステルダム大学でセミナーを行ったそうです。二間瀬先生曰く「北大のように広々としていますが、風情がない」とのことです(身も蓋もない(;´∀`)・・・うわぁ・・・)。来週、日本に帰ってくるそうです。ちゃんと、大学のメールもチェックしているようで、熊が出没していることもご存じでした。
大学と街並みとチーズ屋さんの写真です。チーズのパッケージがおしゃれですね。


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2013年7月24日レポート

7月28日、上田実先生が『所さんの目がテン!』に登場します

6月27日(木)、理学研究科で日本テレビ系列「所さんの目がテン!」の収録がありました。内容が「『食虫植物』の科学」ということで、取材されていたのは、有機化学第一の上田実先生です。ハエトリグサの葉が閉じる仕組みを小学生にも分かるように説明しています。



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2013年7月22日写真日記

自然史標本館にフクイラプトルが仲間入り

7月22日(月)、自然史標本館にフクイラプトル全身骨格(レプリカ)新しくが展示されました。以前から展示されていたステゴサウルスは大型の草食恐竜ですが、肉食恐竜のラプトルは小型で、鋭い爪と牙、俊敏そうな長い脚を持っていて、骨なのに狡猾そうな顔をしています。


DSC_6750.JPG3つに分けて運搬されてきました。これは頭部と尾が無い胴体部分。

DSC_1486.JPG台座があるので、以外に大きい。

DSC_1508.JPG頭部をねじで留めます。

DSC_6768.JPG 左:フクイラプトル・キタダエニシンス(肉食恐竜としては日本で初めて全身骨格が復元されました。

DSC_1518.JPG 白亜紀前期 体長4.2m 福井県勝山市北谷
2013年7月 9日写真日記

「全国同時七夕講演会」についての記者会見を行いました。(2013年7月4日)

7月4日(木)、理学研究科合同A棟第3共通講義室(205号)において、「全国同時七夕講演会2013」についての記者会見を行いました。

 

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 [出席者]

  • 桜井 隆氏(日本天文学会会長、国立天文台)
  • 土佐 誠氏(仙台市天文台長、七夕講演会実行委員)
  • 山田 亨(東北大学大学院理学研究科、日本天文学会副会長、七夕講演会実行委員長)
  • 田中 幹人(東北大学大学院理学研究科、七夕講演会事務局)

配付資料(761MB) 

 

2013年7月 8日写真日記

二間瀬先生の写真だより-その2-

7月末までポツダムに滞在中の二間瀬敏史先生より写真が届きました。その間、ブレーメン、ボン、ヘルシンキに行くことになっているそうです。

今回はブレーメン編です☻

 

DSC00654.JPGブレーメン市庁舎の前にある『ブレーメンの音楽隊』の像

 

DSC00692.JPGネコの看板がカワイイ

2013年6月12日レポート

地球物理学専攻 植木貞人准教授 最終講義

 3月22日(金)、理学部大講義室にて地球物理学専攻 植木貞人准教授の最終講義「火山観測を振り返って」が行われました。
 植木先生は山形県のご出身で、昭和49年、東北大学大学院地球物理学専攻博士課程在籍中に理学部青葉山地震観測所(当時)の助手に着任され、それ以来38年の長きに渡り東北大学の研究と教育に携わってこられました。
 最終講義では、国内火山観測草創期の歴史からはじまり、東北大学の火山観測の歴史、植木先生が研究された伊東沖海底噴火の観測や岩手山など東北地方の火山観測についてご講義くださいました。

植木先生よりメッセージをいただきました
  ー最終講義に関するメッセージー  

 最終講義は東北大学の火山観測の歴史を振り返るものにしました。講義の準備で遅ればせながら中村左衛門太郎先生や加藤愛雄先生の研究業績を勉強し、先進的で優れた研究が行われたことを知り、大変驚かされました。講義では、時代背景を含めて研究成果を紹介し、歴史的意義についてもお話ししました。
 現在では、短期的に効率よく成果を上げることが求められ、観測は敬遠されがちです。先人の優れた業績に触れることで、火山観測の意義を認識するきっかけとなれば幸いです。

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▲最終講義にて:植木先生

  地球物理学専攻の西村太志先生より
植木先生へのメッセージをいただきました  

 植木先生との接点は、アフリカにあるコンゴ民主共和国ニイラゴンゴ火山のことについて教えていただいたことが最初になります。先生は、1977年の山頂溶岩湖の消失とゴマ市への溶岩流出という大噴火発生の直前に溶岩湖の調査をされ、また、噴火直後にも現地調査をされておりました。その後、博士課程院生として地震・噴火予知研究観測センターに配属されたときに、同じ部屋で勉強・研究させて頂きました。しかし、はじめの頃はほとんど話をした覚えがありません。寡黙で厳しい先生だったのですが、当時の私の先輩によれば、"植木先生は一緒に観測に行っていない学生とは話をしないのである"、ということでした。確かに、1988-1989年十勝岳噴火の観測のあとからは、火山現象や観測のことを優しく解説してもらえました。ただ、これは随分昔の話のことのようです。最近は、厳しい先生というイメージはなく、研究室配属の院生や講義担当された学部生にもその優しいお人柄がつたわっているようです。
DSC_8620.JPG  さて、先生は、地震や地盤変動、重力観測データの解析にもとづく火山噴火予知に関する基礎研究を進めてこられました。また、長年、火山噴火予知連絡会の委員として、日本の火山防災の分野でも活躍されてきました。先生のご研究の中では、1989年伊東沖海底噴火の観測研究が特に有名です。伊東市周辺で臨時地震観測を実施し、ダイクが地下深部から上昇し噴火に至るまでの、火山性地震の上下方向の移動を世界ではじめてとらえました。また、1998年の岩手山の火山活動では、火山性地震や火山性圧力源の時空間分布に基づき、静穏期の長い火山で起きるマグマ上昇を、はじまりから終息まで捕らえることに成功されました。刻一刻と変化する火山活動にともなう詳細なマグマ移動を最高の精度で明らかにできたのは、先生が精力的に整備された岩手山周辺の火山観測点のデータがあったからこそであり、多くの学生やスタッフが研究成果を出すことができました。
 これらの火山のほかにも、先生は、岩手山、秋田駒ヶ岳、秋田焼山、鳥海山、蔵王山、吾妻山、安達太良山、磐梯山などの東北地方の主要な活火山で、観測点場所の選定や計測機器の設置を中心になって進められてきました。ただ、これらの観測点は、なかなか見つけることができません。林道から藪や沢に入った奥の方にあり、先生が少しでも雑音の少ない良いデータを取るために努力されていたことがわかりました。ただ、問題は、林道からの入り口や藪の中の経路がわかりにくく、先生がいないこれから、観測点にたどり着けるかということです。
 先生は、今後もしばらく噴火予知連絡会メンバーとして火山防災に携わられると伺っております。2011年東北地方太平洋沖地震の発生により、東北地方の火山の今後の活動は気になるところであります。長年、観測や研究でお忙しかったのでご退職を機に少しゆっくりされてはと思ってはおりますが、引き続き、先生のご経験をもとに、後進にご助言とご指導をお願いいたします。


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2013年5月30日お知らせ

二間瀬先生の写真だより

ドイツに出張中の二間瀬敏史先生より写真が届きました。
アインシュタイン研究所(正式名称はマックス・プランク重力物理学研究所、通称アルバート・アインシュタイン研究所)とここの図書室にあるアインシュタイン人形です。
「連日、雨や曇天でどこにもいっていません。」とのこと。
-----確かに空が暗いですね。それにしても、あのアインシュタイン人形の髪はスゴイことになってますがいいんでしょうか?


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2013年5月30日レポート

地球物理学専攻 藤本博己教授 最終講義

 3月22日(金)、理学部大講義室にて地球物理学専攻 藤本博己教授の最終講義「海洋測地観測の勧め」が行われました。
 藤本先生は、カムランドやスーパーカミオカンデが設置されている岐阜県神岡町のご出身で、平成12年に東北大学に教授として着任されました。また、最後の1年は新しく設置されました東北大学災害科学国際研究所の教授としても研究活動されました。最終講義では、東北大学ではあまりお話する機会がなかったという船上重力計の開発や測定について、後半では海底地殻変動観測の重要性についてご講義くださいました。

藤本先生よりメッセージをいただきました
  ー退職に当たってのメッセージー  

 2013年の東北地方太平洋沖地震は、その初期の段階は、予想していた宮城県沖地震のうち大きなタイプの地震であった。破壊が連動しM9の規模になることを推定できなかったことは防災上問題であるが、地震の予測において時間と場所は当たっていた。そのおかげで海底地殻変動観測を継続し、地震時の大きな海底変位を検出し、宮城県沖の海溝近くで数10m以上のすべりがあったことなど、M9地震の実体を初めてとらえるという重要な成果を得た。

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▲最終講義での藤本先生

  災害科学国際研究所の木戸元之先生より
藤本先生へのメッセージをいただきました  

 藤本教授は一貫して海洋での調査観測に尽力されてきました。地球内部を探るための海上での重力測定における機器開発に始まり、特に東北大学に移られた頃からは、日本における巨大地震の発生要因を探るための海底での測地観測の立ち上げに奔走されました。それがようやく軌道に乗りかけた時に、あの東北地方太平洋沖地震が発生しました。このとき得られたデータは、これまでの常識では考えられなかった地震の実像を明らかにするとともに、今後の観測基盤の充実により、地震発生そのものの予測に役立てることの重要性を示しました。このような大きな実績を残される一方、普段の藤本教授は気さくな人柄で、観測に於いては現場主義を通され、退職するまで後進を育てながら多くの時間を船上で過ごされました。私も、これまでのほとんどの調査航海でご一緒させていただきました。写真はその中の一つ、JAMSTECの「しんかい6500」の潜水調査航海のものです。

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▲2008年「しんかい6500」研究室の仲間と
(前列:左から2番目が藤本先生、右端が木戸先生 *写真提供/木戸先生)


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2013年5月29日レポート

地学専攻 塚本勝男教授 最終講義

 3月1日(金)、理学部大講義室にて地学専攻 塚本勝男教授の最終講義「一枚の写真」が行われました。
 塚本先生は、海外でも精力的に研究や教育を行っており、楽しそうにオランダや韓国での思い出話をされる様子が印象的でした。学生、教職員、そして卒業生が大勢参加し、塚本先生の最後の講義に聞き入っていました。
 
 
塚本先生よりメッセージをいただきました

 その昔、ヨーロッパのある哲学者が先生と弟子との関係を次のように述べている。弟子が持ってきた研究成果に対して、先生が非常によくできた研究だねと褒めたなら、それは普通の結果である。その先生が話を聞いた途端カンカンになって怒り出したとするならば、その研究は一流の仕事である。本気になって怒りたいものである。

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▲最終講義を行う塚本先生

  地学専攻の木村勇気先生よりメッセージをいただきました  

 塚本先生は、その独特のキャラクターから、皆さん初めての出会いをよく覚えてられるようです。私が初めて塚本先生のことを認識したのは、10年ちょっと前の惑星科学会です。発表者に対して塚本先生が思いもかけない質問をされたのに感銘を受けたのを覚えています。その後の結晶成長討論会では、透過電子顕微鏡写真を綺麗だと褒めて頂いたのを記憶しています。その際には普通に会話をしていましたので、知り合ったのはもっと前だったかもしれません。いずれにしろ、この頃から塚本先生とは一度いっしょに仕事をしてみたいと思っていました。この思いは、助教として研究室の一員となることで叶い、塚本先生の魅力の秘密まで身をもって知ることができました。その魅力は決して言葉だけでは言い表せません。ぜひ一度塚本先生と仕事をしてみて下さい。その魅力に取りつかれ、離れられなくなるでしょう。
 2009年1月から4年にわたって仕事をさせて頂き、塚本先生の人並み外れたバイタリティと独特の思考から、研究の進め方、研究室運営の仕方などを背中で教えて頂きました。その結果、最近では塚本先生に似てきたと言われるまでになってしまいました。しかし、これには反論があります。私は元々塚本先生に似ていたと確信しています!そのために魅力を感じ、一緒に研究をしたいと思ってしまったのです。周りには、三浦助教や学生達、企業や他大学など同じように塚本先生に魅力を感じて集まってきた方々が、国内外問わずたくさんいて、いつも賑やかに最先端の科学を作り出す気概にあふれた研究室でした。これからは、今まで以上に好きなことに没頭でき、ますます生き生きと研究されるのではないかと思います。これまでお疲れ様でした。そして、今後ますますのご活躍を信じています。

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▲塚本先生(左)と木村先生

  研究室の村山健太さんに塚本先生との思い出についてお伺いしました  

・塚本先生の印象について 「初対面での印象は爽やかで夢とロマンにあふれた素敵な話をしてくれるキラキラしたおじさまでした。塚本先生の印象をどなたに訊いてもきっと同じような言葉が帰ってくるでしょう。今でもそのキラキラした魅力を失わないで輝くエネルギーを保ち続けているのは驚異的です。そのエネルギーは一体どこから来ているのでしょうか。ひょっとして僕らから吸収しているのでは...」
・印象に残っている出来事について 「僕が学部2年生の時に塚本先生の指導のもと無重力実験を行う機会があったんですが、その時に次から次へといろんな取材が舞い込んできたこと。ニュースで取り上げられたり、映像が科学番組に使われたり。塚本先生の人脈の広さとPR、アピール能力の凄さを思い知りました。科学に興味のない人までも引きこむあの魔力はすごいと思います。」
・最後に塚本先生へのメッセージをどうぞ 「この度はおめでとうございます。学部1年生の頃からお世話になった先生がいなくなるのは大変寂しいです。先生はきっとどこに行かれても楽しく活動されていくことと思われますので我々も負けずに頑張りたいと思います。これからもよろしくおねがいします。」

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▲祝賀会で塚本先生(左)にプレゼントを贈る村山くん
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